丸劇3連発。

さあはりきって個人錬に行くぞ、今日は久しぶりに3時間いくぞ、と思ってスタジオに電話すると、なんと臨時休業。どんだけタイミング悪いねん。
仕方が無いので丸劇を3回分続けて見る。「オタク入門」「共謀罪」「東シナ海ガス田開発」。どれも面白かったけど、東シナ海の話が一番面白かった。
日本が主張するラインよりも中国側の場所で中国がガス田を開発していることに対して文句を言うのは明らかに正統性が欠けていて、しかも互いが主張するラインの間にそれほど莫大なガス田なり油田なりが無い限り地形的な条件から考えて日本にとっては仮にそれを全部手に入れたとしてもそれほどうまみが無い。これらを踏まえると、ガス田がほとんどないというようなリスクを分散させる意味でも共同開発をするのが明らかに合理的な方法のようだ。にもかかわらず日本がわざわざイチャモンつけて問題をややこしくしていることの背景について2つばかりの可能性が挙げられていた。
一つは小泉的手腕としておなじみの、ナショナリスティックな感情を煽るためだというもの。これは短期的には効果があっても、将来的には、押し通せば国益損失、譲れば国内世論沸騰という「進むも引くも地獄」になるのは明らか。靖国問題と全く同じ。
もう一つ、中国側としてはノドから手が出るほど欲しいこの辺の資源の共同開発ついてじらすだけじらすことによって外交のカードとするというもの。これだと極めて戦略的な行動だと言える。ただし、やりすぎれば国際的な信頼を損なう。
これはちょっとしばらく注視して見極めてみたいところ。