タイプするサル

2011-10-11

[]後藤新平 日本の羅針盤となった男

後藤新平 日本の羅針盤となった男

後藤新平 日本の羅針盤となった男

もし、それが実行されていたら、おそらく東京の戦災は非常に軽かったんじゃないかと思って、今さら後藤新平のあの時(関東大震災)の計画が実行されないことを非常に残念に思います。


関東大震災の際に幻となった帝都復興計画を立案したという話に興味を持ち、読んでみました。

復興案の骨子は、

より多く、より速く、より効率的に人やモノ、資本、情報を流通させるとともに「燃えない都市」を建設する。

広い幅の道路

災害時の避難場所としての公園の確保

そのための焦土全部買い上げ(地上げ対策)と区画整理実施。

買い上げ予算41億円。(国家予算の三倍以上)長期公債を充当。

そのた復興予算に20億円+15億円。

他閣僚の不理解の中、帝都復興院に著者が「人間道楽」と評する人材確保。

復興院に招聘されて「私はどんなことをやるのでしょうか」と新平に聞くと、「そんなことはおれに尋ねてもわかるものか。そっちで考えろ」と返答される。

帝都復興院の邁進と反対派による政局が不審死、テロ(虎ノ門事件)に及び、震災内閣は4ヶ月で総辞職。


最初の引用は関東大震災から60年後に昭和天皇がされた発言とのことです。震災後の復興と戦災の規模がリンクしているところに国家元首のすごさを感じました。

2011-05-28

[]おれは直角

最新のニュースを眺めると、よく「おれは直角」を思い出します。

人は人をダメにもよくにもできるもんです。

人からダメだし食らったからといって、どうということはありませんが、人をダメにしておいて、人のせいにしてはいけません。自分で決断しましょう。

f:id:yich:20110605083740j:image:w360

2010-07-25

[]非線形科学

非線形科学 (集英社新書 408G)

非線形科学 (集英社新書 408G)

学生時代に隣の研究室が蔵本研究室で、懐かしく思い、手に取りました。

ある種の疑問が少し溶けました。あの頃、回りの研究者を見て、これは科学なのか?論文という名のメディアを使った数式散文という世界の文壇なのではないかという気持ちがありました。

実際それは間違ってはいなくて、(当時の私はそれを否定的な目でみていたのですが)蔵本先生は自然現象を出発点とする思想展開の渦中でご活躍されたということを本を通して感じました。

自由度、力学ともに複雑な現象から、シンプルな方程式と解をマクロに抽出し物事の本質とする。非線形科学は今、物質科学の歴史での「レンズ」を手に入れたところですね。新しいモノの見方ができるようになった。凡人がその体系を理解できるようになるには、まだまだ大勢の天才が必要そうです。