ソーシャル・ネットワークを観たよ
僕が働いている業界ではかなりホットな映画だったんですが、観に行こうと思いつつ結局観に行かなかったので、DVD発売と当時にTSUTAYAでレンタルして観ました。
(王様のブランチで紹介されていて、観たい熱が一気に高まったのも理由ですが。)
忘れてはいけないのは、この映画はザッカーバーグ本人はインタビューに応じておらず、共同創業者のエドゥアルド・サベリン視点で描かれている作品であるということ。
あくまでフィクションってことですな。
要点をまとめてみる
・スピード感もあり、音楽も素晴らしかったので、観ていてとても気持ちがよい
→コードをガリガリ書いているところとか特に。
・2つの大きな訴訟問題が進行しながら、the Facebook がローンチされた頃の回想シーンを途中に入れる。 というわかりにくい構成なのだけど、だからこそリアル感があって面白かった
・ザッカーバーグの変態さ具合が素晴らしい(いい意味で)
→変人なようにみえて、とても素直な青年。facebookのことだけを常に考え続けられる唯一の人
・facebookが成長しながら、共同創業者、ウィンクルヴォス兄弟、ショーン・パーカーとの人間関係が徐々に変化していて面白い
権利を主張して、何十億円ものお金を手にすることへの違和感
facebookのアイディアを先に思いついていたが、ザッカーバーグに出し抜かれた兄弟が、後に莫大な訴訟金を手にすることに非常に違和感。
(兄弟のアイディアは、SNSのアイディアではなく、ハーバード内での閉鎖的なSNSというサービスだけど。)
彼ら兄弟はただアイディアを思いついただけで、何もサービスを作ってないし、努力もしていないのになんでだろう?と思った。
ザッカーバーグは、アイディアをパクったように描かれてはいるが、(事実はわからないけどね)狂気じみた感覚でずっとfacebookのことだけ考え、ひたすら日々のサービスレベルをあげることに努力し、ユーザーの期待に答えていく。という、言葉で表すのは簡単だが、実行するのは非常に難しい行為をずっと続けてた。たからこその、今のfacebook。
なのに、アイディアだけ持ってた人が権利だけ主張して、金だけ取っていくというところになんか違和感を感じました。向こうののお国柄もあるのかもしれませぬが、、、
しかし、
プールに入るときと、寝ている時以外は、ずっとfacebookのことを考えている
という名言をどっかで聞いたことがあるんですが、ザッカーバーグの人とは違った狂気じみた個性あってのサービスなんだということが、映画で匠に表現されてました。
ソーシャル・ネットワークを観た、ザッカーバーグ本人のインタビュー動画
「彼女にふられた」、「女性にモテたい」がきっかけでfacebookが生まれた。
という映画の根本部分を否定していたり、
ウィンクルヴォス兄弟のことについて触れていたりなど、非常に興味深いですね。
ソーシャル・ネットワークについて語ってる面白かったブログ
・で、結局Facebook映画『ソーシャル・ネットワーク』は観るべきなの?
ザッカーバーグ自身が己の作品としてのFacebookに抱く、異常なまでの「執着心」だった。寝るときと庭のプールに飛び込むとき以外はFacebookのことを考え、プログラムを書き、現場での時間を決して削らない。ショーンは彼のその執着心が故に、ザッカーバーグを「見込みのあるやつ」と見抜く。
彼は、別に天才ではなく普通の人間だ。
ぼくもそんな印象を受けました。最年少の億万長者だから、天才だって言われてるけど、異常なまでの執念が、彼を彼たらしめているのですな。
・「フェイスブック」の芽を俺自身いくつもツブシてきた!なぜ日本で「ツイッター」は生まれなかったのか
→会社の取締役の方が朝会でおっしゃっていた日経ビジネスの記事です↑
ここにも、特別すごい技術ではなく、彼が、「度を越してやった」ことについて触れています。