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弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2004-11-30

弁護士倫理上、問題がある弁護活動(刑事) 23:39 弁護士倫理上、問題がある弁護活動(刑事)を含むブックマーク 弁護士倫理上、問題がある弁護活動(刑事)のブックマークコメント

別に、誰が、という話ではなくて、あくまで一般論ですが、過去に問題になった事例を見ていると、相当、悪質な事案、というが少なくないです。

問題がある刑事弁護活動に関する検察庁内部の研究は、結構進んでいて、数年前だったと思いますが、法務総合研究所が、部内向けに(「法務研究」といったテーマ)、「刑事弁護活動に関する諸問題」といった本を出したので、購入して一通り読んだことがありますが、ひどい事例が沢山紹介されていました。購入した本なので、まだ持っていますが、「取扱注意」と書いてあり、取扱いに注意しないと検察庁に怒られるので、今度、どこか人のいないところへ持って行って、取扱いに注意しながら、こっそり読み直してみようと思っています。

刑事弁護は、いろいろな利害が錯綜して、いろいろなことが起きるので、弁護人としても、後に指弾を受けないよう、常に慎重に行動する必要があるのは事実です。

映画公開の店員に有罪 ウィニー事件で京都地裁 15:57 映画公開の店員に有罪 ウィニー事件で京都地裁を含むブックマーク 映画公開の店員に有罪 ウィニー事件で京都地裁のブックマークコメント

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004113000046&genre=D1&area=K10

ウィニーによる著作権法違反事件の判決公判で、楢崎康英裁判長は井上義博被告の弁護人の弁護活動を批判し「強く自戒を求める」と異例の意見を述べた。

 楢崎裁判長は▽ウィニー開発者金子被告ら第三者に捜査報告書や起訴状の写しを送ったのは捜査の秘密保持などの点から不適切▽金子被告と連絡を取っていたのに裁判所にうそを言って供述調書を証拠請求したことは、弁護士倫理の観点から許されない−とした。

 弁護人は「書面を送った相手は事件の第三者ではない。裁判所に対して金子被告と連絡が取れないとも言っていない」と話している。

これが、奥村弁護士のブログの

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20041130#p1

につながっているんでしょうか。

事実関係がわからないので、コメントは差し控えておきます。

あなたのBlogは誰のもの 15:49 あなたのBlogは誰のものを含むブックマーク あなたのBlogは誰のもののブックマークコメント

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0411/29/news023.html

著作者人格権について、多くの人が不安に思っていることが、わかりやすくまとめられています。

逃げる検事、逃げない判事 10:59 逃げる検事、逃げない判事を含むブックマーク 逃げる検事、逃げない判事のブックマークコメント

「逃げ回る検事」の件は、昨日、勾留請求却下になり、準抗告もなく、在宅捜査ということになって、一つの山を越えた感じである。

昨日、裁判所へ行ったりする中で、勾留請求却下が6件ほど出る、という話を聞いた。実際に6件出たかどうかは知らないが、「今日は却下が多かった」という話も聞いたので、1件とか2件ではなかったようである。

検察庁が、最近、身柄事件についてどういう方針で臨んでいるか、熟知する立場にないが、安易に勾留請求しすぎているのではないか?と素朴に疑問を感じた。

検察官は、刑事訴訟法の解釈適用に精通している(中には精通していない人もいるが、精通しているべきである)し、捜査を主宰する立場にあるのであるから、勾留請求するかどうかを判断するに当たっては、勾留の要件や、勾留の捜査上における総合的な必要性等を迅速、的確に判断するべきである。私のような、10年余りで検事をやめてしまった「ドロップアウト検事」でも、そういったことはやっていたのであるから、東京地検に勤務しているような優秀な検察官が、それができないはずがなかろう。今回の「逃げ回る検事」の対応を含め、大いに反省を求めたいところである。

確かに、休日の日直検事は、私も何度も経験があるが、実際に捜査を担当するのは別の人で、日直検事は身柄の取扱いを決めるだけであるし、多数の事件について処理するという事情もあるので、できる検討に限界があるのは事実である。しかし、記録を見れば容易にわかる事情を踏まえれば、身柄拘束の必要性が認められない、という事件もあり、そういった事件の被疑者は、早期に釈放しても、支障は生じないであろう。身柄を握って放さない、という、駄々っ子のような姿勢は良くないと思うし、不要な勾留請求をすることにより、裁判所、弁護人だけでなく、検察庁に対しても、担当裁判官から問い合わせがあったり、却下に対し準抗告を検討したり、といった余計な手間暇がかかってしまうのであるから、自分で自分の首を締めないためにも、的確な判断が求められると思う。

「逃げ回る検事」に対し、今回の裁判所(東京地方裁判所刑事第14部、「令状専門部」)の対応は、決して却下してくれたからというわけではなく(たとえ勾留決定が出ていたとしても)、良好なものであった。担当裁判官は、忙しい中、都合をつけ、面会に応じてくれたし(5分程度であったが弁護人としては先に書面を出しておりそれで十分であった)、担当裁判官や書記官から、こちらからの問い合わせに対して誠意のある返答が得られ、手際が良かった。「逃げる検事、逃げない判事」を痛感した。

こういった対応の差は、裁判所が、司法改革の中で、国民に信頼される裁判所を目指しているのに対し、検察庁が、旧態依然とした「おかみ」意識に支配され、国民の不信感に無頓着であることの現れなのではないか、と気になったことを記し、この話題を取り上げるのは終えることとする。

映画公開の店員に有罪判決 ウィニー事件で京都地裁 10:07 映画公開の店員に有罪判決 ウィニー事件で京都地裁 を含むブックマーク 映画公開の店員に有罪判決 ウィニー事件で京都地裁 のブックマークコメント

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2004113001000375

ひっそりと有罪になった感じです。

高校教師が生徒にわいせつメール担当は「倫理社会」 10:05 高校教師が生徒にわいせつメール、担当は「倫理社会」を含むブックマーク 高校教師が生徒にわいせつメール、担当は「倫理社会」のブックマークコメント

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041130ic01.htm

こういう教師が教えている「倫理」は、どんな倫理だったのか、非常に興味があります。

オウム松本被告に面会の子供「お父さんは人形みたいだ」 10:02 オウム松本被告に面会の子供「お父さんは人形みたいだ」 を含むブックマーク オウム松本被告に面会の子供「お父さんは人形みたいだ」 のブックマークコメント

http://www.asahi.com/national/update/1129/025.html

弁護人の要請で接見した精神科医は「正常でない様子を演じている可能性はあるが、脳に何らかの疾患があることも考えられる」との所見を示した。親族の前でも同じ状態で、子供は「お父さんは人形みたいだ」と印象を漏らしたという。

 弁護人は、被告が公判を続けられるかを見極める資料にするため、鑑定を請求したという。

どうなっているんでしょう?

秋篠宮さま39歳、皇太子さまに異例の苦言 10:00 秋篠宮さま39歳、皇太子さまに異例の苦言を含むブックマーク 秋篠宮さま39歳、皇太子さまに異例の苦言のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041130-00000502-yom-soci

これに先立ち紀子さま(38)と記者会見し、皇太子さまが5月の会見で「雅子キャリアや人格を否定する動きがあった」などと発言されたことについて、「発言前に、せめて(天皇陛下と内容について話をし、その上での話であるべきではないかと思っております。私としては残念に思います」と異例の苦言を呈された。

なかなか厳しく言われていますが、一つの正論ではあるでしょう。皇室内でも、よく話し合って良い方向へ進めていただきたいものです。

an accusedan accused 2004/11/30 17:35 「逃げる検事、逃げない判事」に対して
初めまして。いつも興味深く拝読しております。
 実は私、大規模地裁管内で被疑者・被告人となった経験があります。あくまで私の経験に限定されますが、検察官よりもむしろ裁判官の側に「まず勾留ありき」というスタンスが見受けられるように思っておりました。
 本日の記事を拝見するに、落合先生ご担当のケースも含めいくつかの事件でで勾留請求が却下された由、裁判所がきちんと事件・被疑者と向き合っておられるのだなと改めて感じた次第です。
 もちろん、勾留請求をやみくもに辛くすればよい、と申しているわけではありません(私の勾留に異論があったわけでもありません)。しかし、あえて勾留の請求権者を法曹たる検察官に定め、さらに裁判所の公正な判断にゆだねている現行制度の趣旨を踏まえ、嫌疑の有無だけでなく勾留の必要性をさらに踏み込んで議論してほしいと思っております。
 膨大な事件量(私も拍車をかけた一人ですが)を抱えながらも真摯に事件処理に取り組んでおられている司法関係者の皆さまに対しては本当に尊敬しております。今後もお体にお気をつけて、ご活躍をお祈りいたしております。

ななしさんななしさん 2004/11/30 18:04 15:57の、ny正犯に関する傍論についてです。
傍聴していたところ、一部報道のような指摘があり、その後各社の記者が弁護人を取り囲んで色々なことを訪ねていたようです。が、かなり長時間の問答があったにもかかわらず、記事にはあまり反映されていないようです。以上、断片的な情報ではありますが。

通りすがり通りすがり 2004/11/30 23:24 普通のマスコミは、裏付けを得てから記事にするという教育を受けているからでしょう。「疑い」や「疑惑」で売文する必要もないし。京都新聞は、事前の取材を重ねていたので記事にしたみたいです。地元の利でしょうね。

謎の現職謎の現職 2004/11/30 23:57  熱心に弁護し過ぎて勇み足というのは、積極的な向こう傷ですから、判っている人には理解されると思います。
 それよりも、ロクに記録を読まないでムチャクチャな主張をして(書記官すら何が言いたか判らず頚をヒネって捻挫するくらい)、期日を重ねて引き伸ばし、被告人や依頼者の不利(被害者や遺族がカンカンに怒る主張で示談決裂)になるかわりに、日当はガッポリ稼ぐという私選弁護人の方がよっぽど問題弁護士でしょう。

yjochiyjochi 2004/12/01 00:02 弁護人があまりにも不熱心で、被告人質問で被告人に有利な情状を何ら聞かないので、見るに見かねて、検察官の私がある程度聞いてあげた、ということも過去にはありました。能力がない人ほど、お金をもらうのが得意なのが不思議です。

名も無き名も無き 2004/12/01 01:17 名も無き庶民が求めているのは次の記事の最後の2行です。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20041128ig90.htm

小倉小倉 2004/12/01 01:35 私は、刑事訴訟法を改正して、身柄関係は、弁護士からなる「パートタイム裁判官」が担当すべきだと思っているのですが。

yjochiyjochi 2004/12/01 01:38 パート検事もいいかもしれないですね。土日の日直検事は、私にも任せてもらえれば、しっかり担当します。

thinthin 2004/12/01 07:52 倫理なんて・・・授業時数削減前の私でも、地理歴史公民分野は添え物以下でしたねえ。社会科学系に進学するのでなければ、入試科目にもならないお荷物科目(下手すると社会科学系でも課されないことも・・・)なんですから。まして就職組は・・・・・・

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