映画公開に待った 人気マンガ「クロマティ高校」 クロマティさん「名前使うな」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050629-00000034-san-soci

ウェブ上で、「学校紹介」が出ていました。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/h_matsu/kuro.pdf

真面目な話として、氏名権、パブリシティ権という観点から、非常に興味深い事例であると思います。
クロマティ」という名前が、元野球選手のクロマティ氏に、他者に対する氏名無断使用禁止権(人格権の一種として)、パブリシティ権まで発生するほど一身専属性があるか、が争点になるのではないかと思います。
クロマティ高校」というネーミングの経緯(作者の意図を含め)も問題になるでしょう。
今後が注目されます。

新会社法、29日成立 有限会社を廃止、買収防衛策強化

http://www.asahi.com/business/update/0628/118.html

私が商法を最も熱心に勉強していたのは、司法試験受験直前の昭和60年から61年にかけてですが、隔世の感がありますね。
大学3年生、4年生時に、商法ゼミに入って、わけもわからないまま、一生懸命議論していたことが懐かしく思い出されました。

ドラマ「曲がり角の彼女」(最終回)

主人公(稲森いずみが演じる)が、ライバルのホテルへ転職する、という結末でした。稲森いずみが勤務先のホテル(ラディソン都ホテルが使われていました)を後にするシーンを見ていて、約5年前に、自分が検察庁を後にしたときのことが思い出されました。平検事の、年度途中の突然の退職で、見送る人も誰一人おらず、両手に私物が入った重い紙袋を持って、ひっそりと検察庁を後にした私でした(涙・・・、というのは嘘です)。 
ボーナスをもらって転職するという人が増える時期のようですが、転職には思い切りの良さが必要であると同時に、慎重さも不可欠なので、情報を収集し、いろいろな人の話もよく聞いて、悔いのない転職をしていただきたいものだと思います。迷った時には、とりあえず動かないという決断も必要でしょう。

<新潟官製談合>競売入札妨害罪の市職員らに罰金刑

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050629-00000047-mai-soci

論告求刑公判では、市調査委員長の藤巻元雄弁護士が弁護側証人として出廷。下水道建設課など発注課の価格漏えいより、契約課が入札参加業者名を業者側に漏らしたこと、市長や市議らが建設業界の集票力を期待して入札改革に消極的だったことが談合を促したと指摘。「(市職員の)4人だけが処罰されることには違和感がある」と証言し、処罰の公平性に異議を申し立てた。

この被告人らが、まだ現職かどうかはよくわかりませんが、もし公務員の地位を保っていれば、罰金刑になったことで、失職は免れたことになります(禁錮以上の刑に処せられれば、執行猶予が付いても、当然失職となります)。
上記のような証言が考慮されて、体刑ではなく罰金刑になったものと推測されますが、この種の事件における処罰の在り方として、痛みを伴うような高額の罰金刑を科して、刑罰の感銘力を発揮させるというのも、一つの方法かもしれないな、と思いました。ただ、そのために、本件のような200万円とか300万円程度の金額で良いかどうかは、議論があるところでしょう。
今後の同種・類似事案の量刑を考える上で、参考になるケースと言えると思います。

追記

コメント欄でのご指摘を踏まえて、地方公務員法を確認したところ、

(欠格条項)
第16条 次の各号の一に該当する者は、条例て定める場合を除くほか、職員となり、又は競争試験若しくは選考を受けることができない。
(略)
2.禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者
(略)

となっており、条例による別段の定めができるので、多くの場合は上記の条項の適用があると思われますが、特に条例で別段の定めがあって、それによる、という場合もあり得るでしょう。
ご指摘ありがとうございます。

マンション業界の風雲児 覚醒剤所持で逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050629-00000021-san-soci

いつも思うのですが、「兜町の風雲児」とか、「何とかの風雲児」と呼ばれた人は、なぜか悲しい方向へ人生が暗転して行くような気がします。
上り詰めたらあとは落ちて行くだけ、慢心すれば必ずどこかでつまずいて転ぶもの、ということなのかもしれません。