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弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2006-05-18

[]男児の遺体みつかる、行方不明の小1男児か 秋田・藤里 18:50 男児の遺体みつかる、行方不明の小1男児か 秋田・藤里を含むブックマーク 男児の遺体みつかる、行方不明の小1男児か 秋田・藤里のブックマークコメント

http://www.asahi.com/national/update/0518/TKY200605180303.html

同町では4月9日米山さんと同じ団地内で一軒おいた隣に住む、同小4年の女児(9)が行方不明となり、翌日、自宅から約10キロ離れた川で水死体で見つかった。現場の状況などから、県警は事故死としていた。

ともに事故ではなく、何者かによる連続児童殺人事件の可能性が高いでしょう。

秋田県警は、東北管区内の他県の応援を求めてでも、捜査員を一気に大量投入し、犯人検挙に全力を挙げるとともに、再発防止のため、徹底したパトロール等を行うべきだと思います。

[]Winny通信の遮断は「通信の秘密」を侵害−−総務省判断をぷららが受け入れ 12:04 Winny通信の遮断は「通信の秘密」を侵害−−総務省判断をぷららが受け入れ を含むブックマーク Winny通信の遮断は「通信の秘密」を侵害−−総務省判断をぷららが受け入れ のブックマークコメント

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060518/238305/

総務省は「ぷららの措置は、電気通信事業法で定めた通信の秘密を侵すと考えられる」(総合通信基盤局消費者行政課)と判断した。通信の秘密を侵すとしても、通信や郵便事業などの「正当な業務」とみなされれば違法性はなくなる。しかし、総務省はこの点についても、「正当な業務として認められない」(同)と判断した。

京都地検や京都府警であれば、双手をあげて賛成してくれたかもしれませんが、ファイル共有の場合、スパムメールとは異なり、通信の遮断について、異論がある人も少なくないと思われますから、一律な措置を「正当業務行為」とは、直ちに言いにくいでしょう。

ぷららの本社が京都にあれば、電気通信事業法違反として、刑事で立件、起訴されることはない、と思いますけどね?>京都地検、京都府警

[]9人目の自殺者出した検察の捜査 10:59 9人目の自殺者出した検察の捜査 を含むブックマーク 9人目の自殺者出した検察の捜査 のブックマークコメント

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/17/20060517000005.html

韓国での出来事ですが、

検察の捜査を一度でも受けたことのある人なら、朴前局長らの話が「ある程度は真実だろう」との感触を受けるはずだ。彼らが、ずっと後になってからもその経験について首を振りながら語るのには二つの共通する理由がある。

一つは、検察は当初嫌疑をかけていた事案についての捜査に行き詰まると、それとは全く関係のない事柄にまで捜査を拡大するというものだ。例えば、贈収賄で調査されていたのに脱税を追及して被疑者を降参させようとする。もう一つは、私生活をほじくり返して恥をかかせると脅かしたり、嫌疑とは関係のない親戚にまで捜査を広げ、被疑者精神的に追いつめるというものだ。引退した後に検察の捜査を受けた元検察幹部が「検察の人権じゅうりん(蹂躙)」を訴えた例まである。どれをとっても、捜査機関の頂点にある検察が取るべき手段とは言えない。

とあるのは、日本の検察関係者としても、胸に手を当てて考えてみるべき点でしょう。

昔、ある人から、「苛察」ということを戒められたことがありますが、持てる権力をもてあそんだり、濫用する、といったことがないように自重自戒すべきは、どこの国の検察かを問わないと言えると思います。

[]送信ドメイン認証による迷惑メールの排除、法的に認められるのか 10:50 送信ドメイン認証による迷惑メールの排除、法的に認められるのかを含むブックマーク 送信ドメイン認証による迷惑メールの排除、法的に認められるのかのブックマークコメント

http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/05/17/antispam1/

木村氏は、「送信ドメイン認証は論理的に誤判定の問題は生じない」「一部の問題が生じるケースは、後別に対応可能」「送信ドメイン認証を導入しても、正当なメールの送受信には支障がない」「送信ドメインを詐称したメールを、受信者が受信したいケースは、通常あり得ない」といった特徴があるとし、このことを踏まえると、送信ドメイン認証による詐称メールの破棄を全利用者(受信者)に対して適用してもいいのではないか、と主張している。

私も同意見ですね。スパムメール無差別に受け取りたい、という人は、絶対に存在しない、とまでは言えませんが、皆無と言っても過言ではなく、また、上記のような措置を講じることにより、受け取りたくない大多数(ほとんぞ全員と言ってもよいでしょう)の受ける利益には多大なものがあり、スパムであることが確実である以上、個別の同意なく一律に制限しても、正に「正当業務行為」という評価を受けてしかるべきだと思います。

[]「読み聞かせ」に細かい注文 著作権めぐり作家10:05 「読み聞かせ」に細かい注文 著作権めぐり作家らを含むブックマーク 「読み聞かせ」に細かい注文 著作権めぐり作家らのブックマークコメント

http://www.asahi.com/edu/news/TKY200605120398.html

これですね。

http://www.jbpa.or.jp/ohanasikai-tebiki.htm

作成の過程で日本図書館協会は「分かりづらい内容で、読み聞かせは法的に問題というイメージが広がり、規制につながりかねない」と申し入れたが、大筋は変わらなかった。作成に加わった読み聞かせ団体の親子読書地域文庫全国連絡会は一定の評価をした上で「あれもダメ、これもダメと煩雑さから現場が萎縮するのは心配だ」と話す。

日本の著作権法上、フェアユースに関する包括的な規定がありませんが、個々の規定の解釈上も、また、場合によっては権利者の権利行使を「濫用」として制限する概念としても、フェアユースという考え方は取り入れて行く必要があるのではないか、と、上記のような関係者の懸念を見て、改めて感じました。

読み聞かせは法的に問題」というイメージが広がれば、関係者が萎縮し、絵本等も売れなくなり、あるのは権利だけ、ということになりかねない、という認識も必要でしょう。

[]東北サファリパーク社長ら逮捕 動物園秘宝館」にわいせつ写真 09:42 東北サファリパーク社長ら逮捕 動物園「秘宝館」にわいせつ写真を含むブックマーク 東北サファリパーク社長ら逮捕 動物園「秘宝館」にわいせつ写真のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000019-san-soci

東北サファリパークのホームページによると、園内ではホワイトライオンキリンなどの動物放し飼いにしており、その中を自分の車で散策する。「男女の館 秘宝館」は「十八歳未満の方はご遠慮ください。詳しい内容は実際入館してお楽しみください」とされており、入場料とは別に千円で入館できる。

http://www.tohoku-safaripark.co.jp/

一瞬、「野生の王国」をキャッチフレーズにしているサファリパークらしく、自然のままに生きる、というテーマが暴走したものか、と思いましたが、単なる客寄せの金儲けだったようですね。

[]裁判員制度:裁判員体験の模擬裁判、判決まとまらぬ一幕も−−地裁見学会 /群馬 09:12 裁判員制度:裁判員体験の模擬裁判、判決まとまらぬ一幕も−−地裁見学会 /群馬を含むブックマーク 裁判員制度:裁判員体験の模擬裁判、判決まとまらぬ一幕も−−地裁見学会 /群馬のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060517-00000099-mailo-l10

ボツネタ経由。そこのコメント欄でも指摘されていましたが、

裁判は参加者を替えて3回行われたが、2回は意見がまとまらず、判決が出ずに時間切れ。3回目は「ゲームソフトを盗む気持ちも分からないではない」などとして、同罪の法定刑(懲役6年〜無期懲役)以下の懲役4年の実刑判決が言い渡された。

というのが、従来の裁判所にはない「革新性」を感じます。ゲームソフトを盗む気持ちをわかってくれる裁判所、というのは、職業裁判官のみにより構成されていた裁判所ではありえなかった、と言っても過言ではないでしょう。

裁判員制度の開始が、ますます楽しみ(?)になってきました。

[]「保険目的で死なせた」男性中毒死、民事で認定 09:03 「保険金目的で死なせた」男性中毒死、民事で認定を含むブックマーク 「保険金目的で死なせた」男性中毒死、民事で認定のブックマークコメント

http://www.asahi.com/national/update/0518/TKY200605170415.html

竹内裁判官は判決で、フィリピン人女性と元スナック経営者愛人関係にあったとしたうえで、(1)女性側は自分が妊娠した子が建材会社員の子であると誤信させ、会社員が生命保険契約を結ぶよう働きかけた(2)元スナック経営者が建材会社員に胎児認知をさせ、保険の受取人になる不自然さをなくした(3)検出されたサリチル酸の濃度は死因になりうるもので、フィリピン人女性及び元スナック経営者が投与可能だった――と認定した。

その上で竹内裁判官は「(女性側が建材会社員を)急性サリチル酸中毒に罹患させて死亡させたと推認できる。被保険者の死亡が、死亡保険金受取人の故意で生じた時に該当し、(保険会社は)死亡保険金支払い義務を免責される」と断じた。

状況証拠としては、かなり「怪しい」と言えると思いますが、刑事事件としては、上記の「検出されたサリチル酸の濃度は死因になりうるもので、フィリピン人女性及び元スナック経営者が投与可能だった」から、「急性サリチル酸中毒に罹患させて死亡させたと推認できる。」への「推認」のハードルが、民事よりかなり高くなるでしょう。

警察が内偵しているようですが、現在に至るまで立件できていないのは、その点に関する証拠が刑事的には十分ではなく、慎重に見ているからではないかと思います。千葉地検にも内々に事件相談に行っている可能性もあるでしょう。

しかし、この民事判決を契機に、捜査機関が決断を迫られ、刑事でも事態が大きく動く可能性もあると思います。

[]千葉地裁所長が官舎で病死 心筋梗塞の疑い 00:31 千葉地裁所長が官舎で病死 心筋梗塞の疑いを含むブックマーク 千葉地裁所長が官舎で病死 心筋梗塞の疑いのブックマークコメント

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006051701006598

単身赴任中に、官舎で亡くなったとのことで、お気の毒と言うしかありません。

刑事訴訟法では、

第229条

1 変死者又は変死の疑のある死体があるときは、その所在地を管轄する地方検察庁又は区検察庁の検察官は、検視をしなければならない。

検察官は、検察事務官又は司法警察員に前項の処分をさせることができる。

とされていて、この記事にあるような死体発見状況であれば、少なくとも「変死の疑のある死体」と言えるでしょう。警察官が代行検視(上記の2項)をしたようですが、地裁所長の変死体ですから、事態の重大性から、検察官が自ら行ってもよかったかもしれません。検視の結果、病死であることが明らか、ということになったようですが、死因が明確でなく他殺の疑いもある、ということであれば、鑑定処分許可状をとり、いわゆる司法解剖を行う、ということになった可能性もあります。

この年代の法曹で、単身赴任中に赴任先で具合が悪くなったり亡くなる、という例は時々あります。注意しきれるものでもないとは思いますが、そういうリスクがある、ということは認識しておくにこしたことはないでしょう。

冥福をお祈りします。

h 2006/05/18 13:48 あれやこれやと注文をつけた上で「本好きのこどもを育てるためにこれまで通り、盛んに活動されることを願います。」なんて言われてもねぇ...。

mmmm 2006/05/18 16:37 絵本が売れない、という時代的背景もあるのでしょう。生活できないから。子ども向けの絵本に、「みんな、取れるものからは取りましょう」とい書かれる日も、早晩くるでしょうね。

千葉地裁所長千葉地裁所長 2006/05/19 00:39 単身赴任中の官舎で孤独死……。ご家族のお気持ちを察すると言葉もありません。裁判官が家庭を犠牲にして単身赴任してまで職務に精励された結果がこれでは、ご本人の無念さを考えると……ただ、ただ、ご冥福をお祈りします。

naotoknaotok 2006/05/23 00:23 ぷららに対する総務省の判断は常識的で妥当だと思います。
送信ドメイン認証に関しては「プロトコル」と法制度が入り混じっており、議論が混乱しているように見えます。
そもそもメールヘッダなどのRFCなどでプロトコルとしてインターネットワイドに決められ、仕様が更新されていく部分に対して、どこまで法律が関与していくべきか疑問です。
どの問題もISPが付加価値サービスとして提供し競争していけばよい問題に思えます。