弁護士の不祥事

判決文偽造の疑い、東京弁護士会所属の弁護士逮捕
http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200611100213.html

身代わり「犯人」に証言させる 容疑の弁護士逮捕
http://www.asahi.com/national/update/1110/SEB200611100015.html

「判決文」のほうは、以前、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060307#1141690469

でコメントした件のその後と思われます。2人とも東京弁護士会所属、ということで、東京弁護士会所属の私としても悲しいです。
司法試験合格者が大幅に増え、底辺が広がれば、問題のある弁護士も増え不祥事も増えることは確実でしょう。他人事として言うのであれば、「そのような弁護士は淘汰されればよい」で済みますが、弁護士会としては、他人事ではなく、淘汰される前にいかにして不祥事を防止するか、ということを今後とも真剣に検討する必要があると思います。ただ、名案はなかなか浮かびません。

追記:

元弁護士逮捕:遺産相続金の一部3千万円着服 千葉・松戸
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061111k0000e040065000c.html

この弁護士も、元東京弁護士会所属で、既に除名処分になったということです。

漫画家はらたいら氏が死去、クイズ番組でも活躍

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061110AT1G1002K10112006.html

やはり「クイズダービー」の印象が強烈ですね。正解率が非常に高く、何て物知りな人なんだろう、と、中学生、高校生のころ、思っていた記憶があります。土曜日の夜、家族と一緒にクイズダービーを観ていたころのことが併せて思い出され、あの物知りで元気だったはらたいらさんが亡くなるとは、と、寂しい気持ちになりました。ご冥福をお祈りします。

はらたいらさんが肝不全で死去、「クイズダービー」の名解答者
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200611/gt2006111100.html

無線LANの通信速度10倍に、総務省07年5月から

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061111AT3S1001310112006.html

現在、私が使用しているPCはソニーのバイオですが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050327#1111852705

来年3月で使用して2年になり、来年早々にはウインドウズ・ビスタも発売ということで、そろそろ新しいPCを購入したくなってきているところです。
上記のニュースで取り上げられている話題についても、今後、注目したいと思っています。

取り調べの可視化 必要性を訴え  京都弁護士会がシンポ

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006111100123&genre=C4&area=K1C

指宿教授のブログ経由。そこでも指摘されていますが、「取り調べの在り方について考える参加者たち(京都市中京区・京都弁護士会館)」という説明がついた写真なのに、プラスチックの容器の中の水に何かを浮かべて遊んでいる子供達の写真がアップされていて、ちょっと不気味です(単なる間違いであることはわかりますが)。
記事の中で、「脅しや利益誘導ではなく、自白を引き出す技術を鍛えるべき」という、シンポの中での意見が紹介されていますが、これは私も同感ですね。取り調べで問題を起こす人間は、問題を起こすパターンが決まっている場合が多いような印象があります。適正、妥当に自白を引き出す技術に乏しく、ワンパターンの脅し、威迫、利益誘導等に依存することで、繰り返し、似たような問題を起こす「リピーター」と化している場合が多いのかもしれません。東京のような大都会では無理ですが、中小都市では、そういった「問題人物」(警察官、検察官)が裁判所にもわかっていて、「また、あの人物か」という目で見られる場合もあるようです。

前知事ら13日に起訴=収賄罪で、「加重」など見送り−福島汚職で東京地検

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061111-00000086-jij-soci

法定刑のより重い受託収賄罪や加重収賄罪の適用は見送る。 

「兄」「弟」の間の、概括的な共謀関係が、かろうじて認定できるだけで、請託、不正行為や、便宜供与といったものが明確に認定できていないのかもしれません。
公判が紛糾しそうな予感がします。昔は、「特捜の捜査に誤りはない」と言われたようですが、最近は、そう言う人もいなくなったようです(言ったら笑われそうです)。