<教員採用汚職>県教委に苦情殺到 19日から試験も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080712-00000062-mai-soci

「こんなのは氷山の一角」「子どもがかわいそうだ」などの意見もあり、1時間に及ぶものもあるという。

このままでは、大分で公教育を受けた、ということが、金で教職を買った教師達から教育を受けた、ということになって、生涯、拭いがたい汚点としてついてまわる、ということにもなりかねないでしょう。
まるで、アフリカにある「失敗国家」のように、腐敗が腐敗を呼び、堕落に堕落を重ねていますが、このままでは、大分の邪悪な教育者達によって教育された人々が、邪悪なものをたっぷりと仕込まれた状態で日本全国へと散らばって、ウイルスのように日本をむしばみ「失敗国家」化へと導いて行く、というおそろしいことにもなりかねません。
不正に合格した教師連中を、早期に特定し、まずは自発的な辞職を促し、従わなければ、法的措置によりその職から放逐する、ということを、まず行うべきでしょう。
その結果、相当数の欠員が生じるはずですが、厳正かつ公平な試験を実施することにより、真に優秀な人材を登用することでカバーするしかないと思います。

金剛山射殺、北朝鮮「韓国が謝罪を」 調査も拒否

http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY200807120230.html

北朝鮮側は現代峨山に対し、軍事警戒区域に入った女性に警告射撃を一度したが約1キロ逃げたため発砲した、などと説明している。だが韓国メディアは、説明通りなら、女性がホテルを出て銃撃されるまで約30分間に警戒区域までの距離などを含め約4.8キロも移動した計算になる点など、多くの疑問点を指摘する。

事件としての規模は異なりますが、1983年(昭和58年)に発生した、大韓航空機撃墜事件との類似性を感じますね。あの事件も、原因は不明ですが(計器への入力ミスによる航路逸脱など、複数の可能性が指摘されていました)、サハリン上空に侵入してしまった大韓航空機を、ソ連軍機が追尾し、撃墜して、多数の死者を出すという大惨事になってしまいました。相手が民間機、民間人であることが明瞭であっても、「侵入」といった判断に至ると、有無を言わさず発砲、撃墜を行うという、この種の国家体制における非人間性、非人道性といったことを強く感じさせるものがあります。

覚せい剤:海上回収失敗は密輸予備罪 最高裁判決

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080305#1204673813

でコメントしましたが、判例時報2003号159ページ以下に掲載されていました。
上記のエントリーでもコメントしたように、実行の着手をどこで認定するかは、刑事責任に大きく影響するだけに重要な問題になりやすい面がありますが、具体的な状況の下で認定するしかなく、本件でも、事実関係を詳細に述べ、「以上の事実関係に照らせば、本件においては、」とした上で、

回収担当者が覚せい剤をその実力的支配内に置いていないばかりか、その可能性も乏しく、覚せい剤が陸揚げされる客観的な危険性が発生したとはいえないから、

として、実行の着手が否定されています。判例時報のコメントにあるように、似たような事例であっても、上記のような点が肯定されるような事実関係にあれば、実行の着手が認定される余地はあり、「この種の事案では実行の着手は認定されない」と即断するのは危険でしょう。
実行の着手とは何か、ということを考える上でも、参考になる事例という印象を受けます。