「山本モナにみる悪女論」−打算のない「好色一代女」

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080807/tnr0808072306005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080807/tnr0808072306005-n2.htm

山本モナさんに、そのような打算はあるまい。彼女は要するに「平成版好色一代女」なのだ。
天真爛漫(らんまん)で恐いもの知らずの美女、しかも親しみやすい雰囲気があるので、当然、男性にモテるだろう。また彼女は1人にのめり込むタイプではないから、遊び相手が複数いても不思議ではないと思う。

やや持ち上げ過ぎ、という気もしますが、「好色一代女」という見方はおもしろいですね。打算がないのは結構ですが、前後の見境がない、というのもどうかな、という印象を受けます。スキャンダルにまみれても不死鳥のようによみがえってくる、という点でも、特異な存在ということは言えるでしょう。
ブログもあって、書くことに抵抗はない人のようですから、これまでの半生やさまざまな男性遍歴などを赤裸々に書いて出版すると、爆発的に売れるかもしれません。

夏風邪

今週初めから、風邪をひいてしまい体調が次第に悪化していましたが、限界に達し、明後日までの予定をすべて取り消して、体調回復に専念することにしました。関係者の方々には、この場を借りてお詫び申し上げます。
暑いので、部屋の、車の冷房をガンガン入れてきましたが、どうも、それも良くなかったようで、身体の気温に対する適応能力がかなり落ちている気がします。冷房の効いたところから暑いところへ出て、また冷房の効いたところへ戻ってくる、ということの繰り返しのような状態にもなっているので、身体がおかしくなっているようにも思います。
今日の午前中、東京拘置所へ行ったところ、どこかの女性記者が、被疑者の体調はどうですか、と言うので、その前に自分の体調が最悪だ、と言いましたが、徐々に回復に向かうよう、少し静養します。

追記:

温かいお見舞いの言葉を各方面からいただきまして、ありがとうございます。冷却シートを額に張り付けて、ネットを見ています。

佐藤前福島県知事に有罪判決 収賄、一部を認定

http://www.asahi.com/national/update/0808/TKY200808080074.html

ただ判決は、02年8月の土地売買で得た約7千万円のみをわいろと認定。同年9月の追加分1億円については、「縫製会社の資金不足を補いきれなかったために前社長が申し出たことによるもの。1億円は土地の売買代金に含まれると認定することはできない」と述べ、わいろとは認めなかった。

公務員に、非公務員が「身分なき共犯」として加担する形態の贈収賄事件は、私自身も、以前、事件として担当したことがありますが、特に共謀の認定が難しいものです。非公務員に現金等が供与されるにあたり、それが共謀に基づかなければ賄賂ではなくなるという構造で、それだけに難しい事件になりがちです。
上記の記事にある事件でも、賄賂と認定されたのは一部(検察官主張金額の半分に満たない)ということですが、改めて、この種の事件の難しさということを感じます。
被告人、弁護人による控訴だけでなく、検察官控訴も十分あり得るでしょう。