NHKの高視聴率に危機感 民放がドキュメンタリー重視

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081013-00000001-jct-soci

この状況に危機感を抱いているとみられるのが、民放各局だ。若者のテレビ離れでゴールデンタイムでさえ視聴率低迷が続いており、NHK団塊世代の新しい顧客をかなり奪われた形になっているからだ。

私の場合、平日は、午後9時までに帰宅すればNHKのニュース9から、午後10時までに帰宅すればニュースステーションテレビ朝日)から、午後11時までに帰宅すればニュース23(TBS)から見はじめて、滝川クリステルでしめる、というパターンですね。要するに、ニュース番組を梯子して見ているわけです。見ていると言っても、じっと見続けているわけではなく、ネットを見たりブログを書いたり新聞や本を読みながら見ている感じです。
ドラマで見ているのは、NHKの「篤姫」だけで、バラエティーは全然見ないし、見る気もしません。最近での例外は、NHK「サラリーマンNEO」でしたが、あれはバラエティーに入るのでしょうか。バラエティー番組を見る暇があったら、たまりにたまった本が読みたいですね。
ドラマ等のフィクションにはフィクションのおもしろさがありますが、最近はどうも安易、安直に流れている面があるようで、ノンフィクション重視へと揺れ戻しが来ているという印象を受けます。

「新聞、これからも必要」が90%…読売世論調査

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081012-OYT1T00549.htm

読売新聞社が15〜21日の第61回新聞週間を前に行った全国世論調査(面接方式)によると、情報や知識を得るために、新聞はこれからも必要だと思う人は90%に上った。
新聞の報道を信頼できるという人も85%に達し、国民の多くが新聞を重視していることがわかった。

今までの「慣れ」ということもあると思いますが、今後、しばらくの間は、新聞が不要になる、なくなる、ということはなく、一定の地位は占め続けるでしょうね。最近、読んでいる野口教授の

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

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でも指摘されていますが、紙情報には紙情報の良さ、メリットがあり、すべてをデジタル化するのは無理で、紙とデジタルの棲み分け、使い分けということが、今後ますます求められると思います。ということは、新聞が「紙」として孤立しているべきでもなく、ネット情報とうまくかみ合うことで、紙情報の良さ、メリットということを最大限発揮するようにすべきでしょう。
例えば、事実関係について、紙面では全体像、ポイントを伝え、詳細については「続きはネットで」ということにしておいて、その事件、事故の背景とか今後の展開などについてじっくり読ませるような記事作り、ということも、今後は必要かもしれません。そうなると、現在の夕刊というものも、一部で既に動きが出ているように、思い切って廃止し、朝刊に各種リソースを集中して、より充実したものにする、ということも真剣に検討すべきかもしれません。
国民の多くが、まだ新聞を有用と考えている間に、そういった信頼をうまくつなぎとめることができる手を打つべき、と思うのは、おそらく私だけではないでしょう。