ネット選挙運動解禁、参院選から…民主方針

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100103-00000979-yom-pol

ネット利用は、選挙中のHP更新だけでなく、電子メール使用も可能にする全面的な解禁とする方針だ。ただ、〈1〉投票日のHP更新は認めない〈2〉メールの送信対象は登録者に限定する〈3〉改ざんの恐れがあるため、選挙公報はネットに掲載しない――などの制限を加える案が出ている。
自民党は、他人が候補者の名前をかたる「なりすまし」が容易なメールの解禁には否定的だ。民主党もなりすましや中傷の対策などをさらに検討する考えだ。

メールは、オプトアウトでも良いのではないかと思いますね。記事にあるようなオプトインでは、選挙運動の自由に対する制約が強すぎるような気がします。ただ、選挙絡みの迷惑メールが激増する恐れがあるので、送信元のメールアドレスを届出制にする程度の規制はやむをえないかもしれません。
それ以外の「ネット選挙」に関する制約は、よほどの弊害がない限り、すべきではなく、上記の記事にあるような、サイトの更新を認めない時期を作るとか選挙公報は掲載しない、といった規制には疑問を感じます。
遅すぎたようには思いますが、早急に公選法改正を行うべきでしょう。

山口組直系組長、神戸に次々拠点 「参勤交代」で監視?

http://www.asahi.com/national/update/0104/OSK201001030107.html
http://www.asahi.com/national/update/0104/OSK201001030107_01.html

確認された拠点が最も多い神戸市北区は、7カ所がマンション、2カ所が戸建てで、いずれも閑静な住宅街にある。戸建ての一つには監視カメラが備え付けてあったが、暴力団の関連施設であることをうかがわせる代紋や組員らしき人物の出入りはない。
中央区や灘区でも、金属製の門や高さ約2メートルの塀で囲まれた戸建てが複数あったが、周辺住民が暴力団の関連施設と認識している物件はほとんどなかった。ある組長と同じマンションに住む捜査関係者は「住民は組長がいることを知らないと思う。組長側もトラブルを起こさぬよう気を付けているようだ」と話す。

事務所としてではなく、神戸で生活するための拠点として設置されているようで、それだけに、目立たないようにはしているのではないかと推測されますが、山口組の、それも「直参」と呼ばれるような直系組長は、かつて、宅見組の組長が、白昼、神戸のホテルのロビーで射殺されたように、いつ、どこで襲われたり、それに対し、中野組の組長が襲撃された際のように、ボディーガードが逆襲して襲ってきた相手を射殺するようなことが起きるかわからず、近くに住んでいたりすると、巻き添えの危険(宅見組長射殺事件の際にも近くにいた一般人が巻き添えで犠牲になっています)というものが常にあることになるでしょう。住民としては安閑としていられない事態ではないかと思います。
昔、あるところで、検察庁以外の場所へ出向いて、山口組の直系組長を取り調べたことがありますが、その後、別の事件で組長の警護役を取り調べた際、その警護役が、あの時、目立たないようにしながらずっと検事さんの様子を見ていたんですよ、と言われたことがありました。彼らはそういった緊張感の中で生きていて、危険というものが、いつ、顕在化するかわからないものです。
山口組本部の近くに、1棟、組や警察による警備もしやすい建物を用意し、そこを直系組長の寮のようにして使用する、という方法も、迷惑を最小限度に押さえる方法としてはあるかもしれません。