小沢氏、任意聴取に応じる方向 地検と日程調整へ

http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY201001180493.html

特捜部は、4億円の原資や複雑な資金操作の解明には小沢氏本人の事情聴取が不可欠とみている。今月5日に小沢氏側に聴取を要請した際、小沢氏側は「必要性がない」として拒否。12日の記者会見では、「個別のことについて申し上げることは差し控えたい」などと、土地取引問題に関する具体的な言及を避けた。その後も多忙などを理由に拒否を続ける中、特捜部は13日に陸山会などを捜索し、15日には同会の事務担当者だった衆院議員・石川知裕容疑者(36)らを政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。

小沢氏としては、事情聴取に応じることで、資産、政治資金形成過程について情報を与えてしまい、「敵に塩を送る」ような状態になることを警戒している可能性が高いでしょう。その一方で、事情聴取に応じ端的に説明することで、あらぬ疑いが晴れ既に逮捕、勾留されている関係者の負担が軽減されるという可能性もあり、メリット、デメリットの双方を見ながら検討しているものと思われます。
あくまで印象ですが、特捜部と小沢氏側のコミュニケーションがうまく取れておらず、余計にぎくしゃくしているような面もあるようで、そういった面が、今後、特捜部、小沢氏のどちらに吉と出、凶と出るかということも注目されるような気がしています。

ミッキー安川さんが肺炎で死去

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000029-oric-ent

ミッキーさんは1933年2月10日生まれ、横浜市出身。米国クレイトン大学名誉博士。東部テネシー大学米国名誉顧問。18歳で単身渡米後、西部・南部の学校を転々としながら4年間学ぶ。帰国後、貿易商社勤務を経て日劇ミュージックホールでコメディアンとしてデビューして以来、ジャズ歌手、作家、ルポライター、映画俳優、司会、ドキュメント制作など、幅広い分野で活躍。

明るく、歯に衣着せぬ直言が印象的な人でしたが、改めて経歴を見ると多彩で、惜しい人をなくしたなということを感じます。
この時期になると、高齢者が肺炎でなくなることが多くなりますが、高齢で体力が落ちているということを自覚して、ちょっとした風邪だからなどと見くびらずに十分な注意が必要でしょう。
かつての活躍振りを思い起こしつつ、ご冥福をお祈りしたいと思います。

鳩山首相、指揮権発動を否定=小沢氏団体事件で−衆院代表質問

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000084-jij-pol

鳩山由紀夫首相は19日午後の衆院本会議での代表質問で、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、「指揮権発動は考えていない」と述べ、法相による検事総長への指揮権発動を否定した。

検察庁法上の検事総長に対する「指揮権」は、法務大臣に対して与えられているものであり、首相がその権限を考えているとか考えていないということを論じるのは、自分の権限ではないことを論じていることになるでしょうね。
また、指揮権というものは、「何を」指揮するかということを抜きには考えられず、抽象的に考えているとかいないとか言うことも意味はないでしょう。
法務大臣の指揮権は、検察権というものを民主的にコントロールするため法に定められた重要な権限であり、そういった重要な権限を、抽象的かつ軽々に「発動は考えていない。」などと発言すること自体、不見識なことではないかと思います。