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弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2010-04-11

yjochi2010-04-11

[]司法修習生給与制廃止でバトル 弁護士会は反対、国「財政難」 10:27 司法修習生給与制廃止でバトル 弁護士会は反対、国「財政難」を含むブックマーク 司法修習生給与制廃止でバトル 弁護士会は反対、国「財政難」のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100409-00000027-kyt-l26

従来の給与制では、修習生は1年の修習期間に300万円近くの給与を受け取った。生活を保障することで、副業を禁じ、修習に専念することを課してきた。

貸与制は月額23万円が基本で、1年間に約280万円を受け取る。無利息で、修了5年後から10年間が返還期限だ。

各弁護士会は、経済的に法曹への道をあきらめる人が出て、裕福な人だけになる▽弁護士になっても借金返済を優先してお金にならない公益的活動を敬遠する−などの懸念があると主張している。

給与廃止の背景には司法制度改革がある。国は司法試験合格者を2010年度までに3千人に増やすことを計画していた上、裁判員裁判や被疑者国選制度の拡充で司法への費用が多額に上る。国の検討会では「給与制の維持は国民の理解が得られない」とする意見が多数を占めた。

私の場合、修習期間は2年で、その間、国家公務員1種試験合格者の初任給をやや上回る程度(と当時は説明を受けていました)の給与をもらっていて、ボーナスも出ていましたから、恵まれた修習生活を送ったと今でも感じています。

その後、検事に任官して11年5か月働き、弁護士に転じた後も当番弁護士など公益性のある仕事はしているので、もらった給与無駄になっていることはないと思ってはいますが、国民感情としては、上記の記事にある検討会の多数意見にあるように、特に弁護士になる人にまで給与を支払うのはいかがなものかとされるのは理解できるものがあります。

私自身の考えとしては、司法修習生には給与を出し、心おきなくしっかり勉強してもらいたいと思いつつも、給与制を維持するのであれば納税している国民に理解が得られるような根拠をしっかりと示す必要があります。裁判官、検察官に任官しても、若手の時には恵まれないにしても、30年以上勤め上げれば年収が2000万円程度に達する人も少なからず出てくる現状で(何年やってもそれだけの所得を稼ぎ出せない弁護士は多いでしょう)、弁護士希望者には給与を出さないが裁判官、検察官任官者には給与を出す、といったことも、説得力があるとは思いにくいものがあります。

余談ですが、裁判官の場合、高位高官になっても自分で記録を読み判決等を書く、ということでかなりの労力を費やさざるを得ないものですが、検察官の場合、高位高官になると行政官としての悪い面が露骨に出てきて、記録は読まない、書面は書かない、すべてをヒラ検事にやらせて自分はつべこべ文句を言ってハンコを押しているだけという、とても法律家とは言えない状態に堕して行き、これで年収2000万円程度の人がゴロゴロといるわけですから、司法修習生の給与制が廃止されることと比べると、世の中というものは不条理、不公平なものだという気がします。

当面、給与は出さない以上、修習している時間以外の副業は、修習に支障がない範囲内で認め、貸与金についても、僻地で一定期間弁護士活動を行ったりすれば全額または一部の返済を免除する、といったことも併せて実施すべきではないかと思います。

[]無給の「ノキ弁」も…弁護士は増えすぎた? 日弁連新会長誕生で議論再燃 09:53 無給の「ノキ弁」も…弁護士は増えすぎた? 日弁連新会長誕生で議論再燃を含むブックマーク 無給の「ノキ弁」も…弁護士は増えすぎた? 日弁連新会長誕生で議論再燃のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100411-00000524-san-soci

そもそもいまの法曹人口拡大策は、日弁連も合意したうえで閣議決定されたことだった。経済の国際化や社会問題の複雑化などで法的トラブルの増加が予想されることなどを理由に、司法制度改革の一環として決められたことで、基礎となる議論を行った政府の「司法制度改革審議会」には、法学者や裁判官、検察官だけではなく、弁護士の代表も加えられていた。

「今ごろになって、『弁護士が多すぎる』なんて言い始めるのはおかしい」。ある法務省関係者は、こう眉(まゆ)をひそめる。

刑事事件という側面で見ると、裁判所や検察庁は、弁護士が増えれば、国選事件を担当する弁護士も増える上、うるさく、厳しく取り組む弁護士が担当する割合が低くなり、さっさと片付いて終結できるので増員は歓迎、というのが本音でしょうね。上記の記事にある「眉をひそめる」法務省関係者には、そういった思惑もあるということは言えるように思います。

かつての小泉改革も、その後、見直されていて、一旦決めたことは未来永劫変えるべきではない、という議論は正当性を持ち得ない一方、弁護士が増えすぎたという話も、どこまで実証的に論じられているのか、増えた弁護士をもっと活用するとか仕事を増やすということはできないのか、といったことも検討しないと、単なる弁護士業界の後ろ向きなエゴになりかねないでしょう。司法制度改革の様々な流れの中には法科大学院制度もあり、司法試験合格者数を大きく絞り込んだ場合、現行の法科大学院制度をどうするか、ということも避けて通れない問題になります。

妙案はなかなか出てこないものの、ここまで議論が噴出し錯綜している以上、国会で特別委員会でも作って徹底的に議論するという程度のことはやらないと、方向性も解決方法も見えてこないのではないかと思います。

[]ポーランド大統領事故死 「追悼70年の旅」悲劇 選挙繰り上げ実施 08:54 ポーランド大統領事故死 「追悼70年の旅」悲劇 選挙繰り上げ実施を含むブックマーク ポーランド大統領事故死 「追悼70年の旅」悲劇 選挙繰り上げ実施のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100411-00000040-san-soci

カチンスキ大統領(60)夫妻のほか、中銀総裁や軍参謀総長、外務次官など、国の政官界を担う約90人が死亡した。これほど多数の1国の指導層の生命を奪った航空機事故は過去に例がないとみられる。ポーランドの歴史に新たな苦難の1ページが刻まれ、国民は大きな悲しみに包まれた。

カチンの森事件70周年追悼の一行でしたが、信じがたい悲劇的な事故となってしまいました。私は、「呪い」というものは信じませんし、呪われるのであれば、ポーランドの大統領一行ではなく、ロシアのプーチン首相とかが呪われなければおかしいと思うのですが、

呪われている?「カチンの森」わずか20km

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100411-00000127-yom-int

によると、

ちょうど70年前、2万2000人のポーランド軍将校らが命を落とした「カチンの森」からわずか20キロ・メートル。

とのことで、因縁めいたものは感じてしまいます。

ポーランドは、ロシアとドイツの狭間にあり、記事にもあるように、苦難の歴史を歩み、その中で、将校や知識層が大量に殺害されるカチンの森事件も起き、しかも、戦後長く、ソ連の影響下で、事件はナチスによるものという嘘のプロパガンダに踊らされてきました。

司馬遼太郎の「坂の上の雲」の中で、日露開戦を知った海軍の将校が、ロシアに支配された亡国のポーランドで、ロシア人がポーランド人を追い使っているのを見たことが思い出され、日本もロシアに負けあのような状態になるのではないかと思い涙が流れて仕方がなかったと述懐する場面がありますが、ポーランドの悲劇ということを、改めて強く感じるものがありました。

ツポレフというオンボロな飛行機に、政府要人が大挙して乗っていたという点も、危機管理の観点からかなり問題があると言えるでしょう。

はるはる 2010/04/12 14:24  はじめて、コメントさせていただきます。報道が信頼に足るのであれば、墜落したポーランド機は、ツボレフ154Mであり、154シリーズの中では、騒音基準改良等をおこなっており、以前の154に比べれば、オンボロではないと思いますが・・・。ちなみに、偶に、基準の厳しい成田空港にも来てますし、西側の航空会社でも、数は少ないですが、導入されています。
ボーイング737が初期型と最新型が別物なのと同様、ロシア製としては、まともな機体です。
 ロシア=ボロは、偏見です。航空・宇宙の世界では、ロシアも捨てた者では、ありません。完全な設計ミスと、失敗した運用で2機を失ったスペースシャトルより、ロシアの現様ソユーズが遥かに安全(一応、30年間事故をおこしていないし、少なくともペレストロイカ以降は、確実に事故は起こしていない)なのと同様、枯れた技術は意外と安全なものです。
 今回の事故は、パイロットに対するプレッシャー(定時に、決まった空港に着陸しなければならない)が最大の原因だと思います。
 ちなみに、154Mは、流石にコンピューターシステムは、ぼろいです(改良型もあるようですが、詳細は不明)。が、自動システムは必ずしも安全ではないので、微妙ですが・・・(エアバスの事故例がいい見本)。

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