卒業旅行に行かないイマドキの大学生

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140614-00010002-biz_dime-nb&ref=clipRank

卒業旅行は、学割効く最後の年、そして長期休暇が取れる最後の年と言われ、大手旅行代理店の中には卒業旅行のパッケージツアーを用意しているところもあるが、そのチャンスを活かせずに後悔する人が多くいることが浮き彫りとなった。

私が大学を卒業したのは昭和62年(1987年)ですが、私自身は卒業旅行に行かなかったものの、周囲で、学年末試験が終わった後の卒業式前まで(2月から3月)にかけて、主に海外へ卒業旅行に行っている人は多かったですね。私が行かなかったのは、特に何か理由があったわけではなく、苦しい司法試験の受験が終わって程なくて現実対応能力がかなり低下していたせいだったような気がします。今思うと、時間に余裕がありお金をかけずに済むような海外旅行へ、卒業旅行で行っておいたほうが良かった思うのですが。
ただ、当時と比べて今は、インターネットで検索しながら航空券やホテル予約などが簡単にできて、当時と比べて、旅行というものが、費用面も含めて、著しく容易に実現できるようになった、ということを感じます。昔のように、就職したら時間もなくなかなか海外旅行には行けない、といったことはなくて、あまり性急に卒業旅行へ行かなくても良いと、のんびり構えている人も少なくないのかもしれません。
ただ、学生の時のみずみずしい感受性で見たり聞いたりしたことは、その後の人生で役立つものもあるように思われますから、無理に行くこともないですが、卒業旅行や学生時代の旅行は、行ければ行ってみると良いのでは、と、この50歳になったおじさんは、多少の後悔の念も持ちつつ思います。ただ、行くときは安全面、健康面にくれぐれも注意して下さい。

性的少数者配慮が課題に 対応や商機、手探りの企業

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140615-00000061-san-bus_all

海外では同性婚が合法化され「性的な多様性」に配慮する動きも広がる。ただ、子供が遊ぶことを前提としたゲームで、どこまでLGBTに対応するかは、対象となる地域や文化を踏まえた慎重な判断が欠かせない。
日本の伝統的家族観に照らせば、法律婚によって築かれる家族が尊重、保護されるべき社会の最小単位であることに変わりはない。ビジネスがグローバル化するなかで試行錯誤する企業には、より真摯(しんし)な対応が求められる。

伝統的な家族制度が十分尊重される一方で、この記事にあるような様々な家族の在り方も、「個人の尊厳」として、日本国憲法下においても最大限保障される必要がある、というのが必然的な帰結でしょう。「多様性」をきちんと認められる社会に、今後の日本は進むことになるはずですし、それを疎外するようでは、国民の中で不満が高まるだけでなく、ますます国際的にも孤立しかねません。今は日本で法制度として認められていない同性婚なども、今後は正面から法制度として認めてほしいという動きが大きくなってくるはずで、ただ、そういった動きに対しては保守層からの反対、反発も出てくるはずですから、難しい問題になるでしょう。そこは、今のアメリカでの動きを見ることで、まったく同じにはならないしても、ある程度、今後の日本での動きも予想することができます。
政治の世界でも、軍事面、外交面だけでなく、こうした、国民の生活に密着した新たな論点に、きちんと取り組むことが期待されますし、そういう取り組みができる政治家が増えないと、物事が迷走、混乱するだけに終わりかねません。

「プレゼンの天才」ジョブズ氏も嫌ったスライド頼み

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO72470990Z00C14A6X12000/

ひるがえって日本では、ちょっとした企画の説明にも、まずは大量な紙の手元資料が配られ、スライドプレゼンテーションが始まることが多い。大抵のスライドには、やや長文の詳細説明が書かれており、説明者はそれを読み上げ、聞く人々は手元の資料に目を落として、目による対話はない。こんなやりとりなら、台本をメールにして送ってくれた方が手っ取り早い。
スライドプレゼンテーションには、わかりにくい概念をよりわかりやすく見せたり、効果的な演出で強い印象を残したりすることはできるかもしれない。しかし、頑張ってスライドを作り込み過ぎてしまうと、台本にひっぱられてしまう。せっかく同じ場を共有している聞き手の反応を無駄にし、可もなく不可もない形式的な情報伝達にしてしまうおそれがある。

こういった日本におけるプレゼン用のスライドを使った講演では、確かに、情報量が多すぎて、結局、ポイントは何なのかわかりにくいものが多いという印象がありますね。細々とした話はどこかで資料をアップロードしておいて、むしろ、講演では、何がポイントかを、簡潔な短いスライドを見せつつ、端的に語ったほうが(スティーブ・ジョブズのプレゼンが正にそれでしたが)、聴き手の印象には残りやすく理解も受けやすいと思います。しかし、なかなかそれができない(私も含めて、ですが)のは、自分にそこまでの自信が持てないからなのかもしれません。
時々、テレビ等でコメントを求められる機会があり、録画インタビューの際には、「10秒でまとめてください」などと言われて、かなり苦労したこともあるのですが(それでも何とか10秒でまとめましたが)、簡潔、端的でわかりやすく、というのは、言うのは簡単でも実際にやるのは難しいもので、私も、今後とも精進あるのみです。