ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-19

[]徳川おてんば姫 徳川おてんば姫  - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 徳川おてんば姫  - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

徳川おてんば姫 ([テキスト])

徳川おてんば姫 ([テキスト])

著者は、最後将軍である徳川慶喜の孫、高松宮喜久子妃殿下の妹に当たる人ですが、戦前、戦中の華族としての暮らし戦後の一転した庶民としての暮らしについて、具体的に語っていて、特に戦前の、今では考えられないような華族暮らしぶりには興味深いものがありました。戦後の日本が民主化され、人々の生活に、終戦までにあったような大きな格差が亡くなったことが実感されました。

著者は、本書が出てすぐに亡くなったとのことですが、オーラヒストリーとして、生前もっと早くに、さらに詳細に聞き取りを行っていれば良かったのではないかと、そこは少し残念な気がしました。

著者のご冥福をお祈りしつつ読み終えました。

2018-08-18

[]日航機123便墜落 最後証言 (平凡社新書) 日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書) - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書) - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

たまたまネット上で目にして、買って読んでみました。あまり期待はしていなかったのですが、予想以上に中身があり、読めて良かったと思いました。

日航機墜落事故に関する本は、私も複数読んでいるのですが、本書では、アメリカ在住のボーイング関係者や当時の司法省関係者にも丹念に取材した結果が反映されていて、そういったところは、従来、あまりまとまっては取り上げられていなかったように思います。事故発生当時やその後の、アメリカ側の関係者の動きや考え方が垣間見えて、興味深いものがありました。

私自身、捜査が大詰めを迎えていた平成元年当時、東京地検で一緒に働いていた先輩検事が前橋地検へ応援派遣されて捜査に従事していて、断片的ではありましたが、その人から捜査について話を聞くこともありました。航空機事故について、刑事責任を追及しようとする日本側と、故意、悪意や重過失がない限り原因究明を優先し刑事責任追及は適当ではないと考えるアメリカ側の、考え方の隔たりが本書でも紹介されていて、難航していた当時の捜査のことが思い出されました。

事故後、既に33年が経過し、当時の関係者でも、証言できる人は徐々に減っていています。題名通り、生の証言を載せた本としては、最後のほうに位置することになりそうな気がしました。

事故で亡くなった方々のご冥福をお祈りしつつ、読み終えました。

2018-08-12

[]自民党―「一強」の実像 (中公新書) 自民党―「一強」の実像 (中公新書) - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 自民党―「一強」の実像 (中公新書) - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

昨春、出た本ですが、きっちり読めていなかったので、改めてきっちりと通しで読んでみました。

自民党が、野党転落や政権復帰を繰り返す中、公明党と相互に補完しながら、友好諸団体を糾合しつつ、また、現行の選挙制度特に衆議院の小選挙区制度にうまく乗りつつ、現在の「一強」状態を現出している状況を、様々なデータを示しながら実証的に紹介していて、参考になりました。

ただ、自民党の伝統的な強さを支えてきた諸条件(絶対的支持率や友好諸団体組織率など)は明らかに低下しており、上がらない投票率や野党の低調さに支えられての一強でもあることが指摘されていて、今後の流れ次第では、今の状況が一気に変わる可能性もあるということも言えるでしょう。

今後も手元に置いておき、折に触れ読み返すことになるだろう1冊となりました。

2018-08-11

[]世界史を動かした脳の病気 偉人たちの脳神経内科 (幻冬舎新書) 世界史を動かした脳の病気 偉人たちの脳神経内科 (幻冬舎新書) - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 世界史を動かした脳の病気 偉人たちの脳神経内科 (幻冬舎新書) - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

題名通り、世界史上の著名人について、その健康状態を医師である著者が分析して、行動、判断の背景を推定するという内容で、同種の本はそれなりにありますが、分析内容に合理性が感じられ、かつ、説明も平明で、おもしろく読み終えることができました。

実は健康状態に、脳の状態に問題を抱えているという人が政治家、指導者になって重要な判断を下すことは、誤った判断により多くの人々を不幸な方向へと導くことになります。そういう危険性を感じさせるとともに、そうなってしまった場合に(なりかけた場合を含め)どうすべきかということを、日頃から真剣に考えておかなければならないということも痛感しました。

それは、身近な人がそうなった場合にどうするかという問題にも通じるものでしょう。いろいろと考えさせられる1冊でした。

2018-08-06

[]概説サイバー犯罪―法令解説と捜査・公判の実際 概説サイバー犯罪―法令解説と捜査・公判の実際 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 概説サイバー犯罪―法令解説と捜査・公判の実際 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

霞が関の弁護士会の書店へ行ったところ、これがあって買いました。

「サイバー犯罪」という括りで解説している実務書は、ありそうでないもので、執筆者を見ると検察庁関係者で占められており、検察実務という観点での説明が読めるので、参考になりそうに思いました。ざっとパラパラ読んでみましたが、割と細かく解説されており、実体法関係だけでなく、捜査・公判実務や手続(令状含む)も取り扱われていて、現状のサイバー犯罪への実務対応を知る上で、何かと役立ちそうです。