ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-09-10

[]2ちゃん情報流出 「匿名暴言」が突きつけた闇 22:46 2ちゃん情報流出 「匿名の暴言」が突きつけた闇 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 2ちゃん情報流出 「匿名の暴言」が突きつけた闇 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/09/news038.html

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/09/news038_2.html

流出被害者が善後策を話し合う掲示板では「性癖個人情報とともに流出した…どうしよう」「社会的に失うものはそれなりにあるよ。この年までいろいろ努力して築いてきたものが。それを自分の不注意と悪意のある人間によってダメにした」「今更後悔してもしきれない、もう二度とネットに変なことは書かない」といった、後悔と怨嗟(えんさ)の声に満ちている。

今回の流出が突きつけたのは、ネット上に完全な匿名存在しないという事実の確認はもちろん、人間匿名を許された場合にどう振る舞うか、それが露見した場合にどんな社会的制裁が降りかかるかという、あまり愉快でない現実だった。

匿名で言える表現、というものもあるので、私は、以前から匿名から即いけない、とは考えていないのですが、匿名悪用されやすく、匿名長所を生かしつついかにして悪用排除するかは、悩ましく到達点のない課題です。

匿名、といっても、では完全な匿名性はあるかというと、民事、刑事、特に刑事手続で法令に基づく強制力も利用されることでかなり解明、特定されることはよくあります。そして、従来はほとんど指摘、意識されてきませんでしたが、今回の2ちゃんねるの件のような、事故、ハッキングによる匿名性の崩壊、ということも、現実にあるのだ、ということが明らかになったということでしょう。考えてみると、情報管理はどこかで人が介在しているわけですから、こうしたことも、可能性は高くはないとはいえ、あり得ることで、あり得るというだけでなく実際に起きているわけですから、今後も起きる可能性は十分あるでしょう。

人間性、信頼、評価というものは、一度、失墜してしまうと、なかなか取り戻せないもので、匿名の陰に隠れて人格を疑わせるような書き込みを繰り返していた、それが露見した場合ダメージには極めて深刻なものがあると思います。使い方を誤ることで、社会的にも致命的なダメージを被りかねない、そういうインターネットの恐ろしさを、この事件は教訓として残したと言えるかもしれません。

2010-06-29

[]7月1日からネットカフェで本人確認始まる、東京都の新条例施行 09:58 7月1日からネットカフェで本人確認始まる、東京都の新条例施行 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 7月1日からネットカフェで本人確認始まる、東京都の新条例施行 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100628_377357.html

本人確認にあたって利用者は、運転免許証パスポートなど、氏名、住所、生年月日の記載のある書類の提示が求められる。同条例の義務に違反した業者には公安委員会が必要な指示を行い、指示に従わない場合には営業停止命令を出すことも可能。罰則も設け、営業停止命令に違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/in_cafe/image/in_cafe_gaiyo.pdf

を見ると、店舗ログの保存までは義務づけず、本人確認と確認記録の保存(3年間)、利用者の使用機器との紐付けを義務づけて、捜査の際に利用者が特定できるようにしようとしていることがわかります

この調子では、無線LAN使用の際にはセキュリティをかけ漏れ電波悪用されないように義務づける、といった条例もできそうですね。

ネットカフェで窮屈な思いをするのは善良な人ばかりで、悪用しようとする者はちゃっかり別の手段、方法へと逃げて行く、ということになるでしょう。

2010-04-21

yjochi2010-04-21

[]ブログ利用「実名・勤務先明記」を奨励 日本IBM 10:58 ブログ利用「実名・勤務先明記」を奨励 日本IBM - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク ブログ利用「実名・勤務先明記」を奨励 日本IBM - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

http://www.j-cast.com/kaisha/2010/04/20064843.html

日本IBMは2010年4月13日、「ソーシャル・コンピューティング・ガイドライン」をウェブサイトで公開した。米IBMが2008年に制定したガイドラインの日本語訳である。この中にはブログの運営について、

「IBMでの業務に関連してブログ活動をする際には、実名を使い、身元を明らかにし、あなたがIBMに勤務していることを明示するように奨励します

「一人称で語りましょう。自分自身の意見で、その個性を前面に打ち出し、思っていることを語りましょう」

と書かれている。ツイッターやSNSの利用も、これに準じて適用されるのだろう。ただし、「このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、必ずしもIBMの立場、戦略、意見を代表するものではありません」という免責文を入れることが条件となる。

身元を明らかにしない限りは利用を黙認する、多くの日本企業のスタンスとは逆である。なお、就業時間中にツイッターやブログの更新をする社員もいるようだが、ガイドラインは、

「日々の仕事を忘れないでください。オンラインでの作業があなたの仕事やお客様へのコミットメントを妨害することのないよう、注意してください」

という一文で締めくくられており、仕事に支障のない限り容認されると解釈してよさそうだ。

実名や勤務先を明記して情報発信すれば、うかつなことは書けなくなり勤務先として好都合という判断が働いているのではないかと推測されますね。その代わり、勤務時間中の、業務に支障のない更新、書き込みは敢えて禁止せず、一種の「アメとムチ」で、緩やかなコントロールを及ぼして行こうという意図がうかがえるような気がします

ただ、匿名からこそ自分は書きたい、書く意味があり書けることがあると考えている人も少なくないはずなので、こういったガイドラインの実効性については、やはり疑問と言わざるを得ないでしょう。

とは言え、なかなかおもしろい試みではあると思います

2010-03-07

yjochi2010-03-07

[]ネットで医師暴走、医療被害者暴言・中傷 10:50 ネットで医師暴走、医療被害者に暴言・中傷 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク ネットで医師暴走、医療被害者に暴言・中傷 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100306-00000532-yom-soci

日医の懇談会は「高度情報化社会における生命倫理」の報告書で、ネット上の言動について「特に医療被害者、家族、医療機関の内部告発者、政策に携わる公務員、報道記者などへの個人攻撃は、医師の社会的信頼を損なう」と強調した。

匿名掲示板でも、違法性があれば投稿者の情報は開示され、刑事・民事の責任を問われる、と安易な書き込みに注意を喚起。「専門職である医師は実名での情報発信が望ましい」とし、医師専用の掲示板は原則実名の運営に改めるべきだとした。ウィキペディアの記事の一方的書き換えも「荒らし」の一種だと断じ、公人でない個人の記事を作るのも慎むべきだとした。

この問題には、医師の倫理ということと、一般的な匿名性の問題の、両方が含まれているのではないかと思われ、それだけに、処方箋が出しにくい、難しい問題という気がします

医師が、実名では言いにくい、しかし、誹謗・中傷やプライバシー侵害ではない、社会にとって有益な情報匿名で発信したいと思うことはるでしょう。それを禁止する必要があるかと言えば、あるとは思えません。しかし、匿名性は、無責任な誹謗中傷等に発展する危険性を常に持つものであり、その対策は必要ですが、その歯止めを倫理だけに求めるのは無理でしょう。とは言え、現行の法制度で倫理以外の歯止めがどこまであるかというと、かなりお寒い状況であるのも事実です。

急激に到来したインターネット社会の負の側面、ということだけで片付けられない問題ですが、そういう側面があるのは間違いないでしょう。

Med_LawMed_Law 2010/03/07 11:50 >ネットで医師暴走、医療被害者に暴言・中傷

確かにいけてません。

さて問題は、一面だけの当事者の取り上げ方で問題が把握できるかということです

当事者として、メディア、医師、患者、一般市民が居るとして、それぞれが暴走していないかどうかも検証しなくては、社会の公正を保てないし、医療制度の維持も難しいと思います

弁護士という職業では、クライアントの利益を最大限にすることが望まれることでしょうが、それによって受ける対立利益者の損害について無頓着で良いのでしょうか?

>政策に携わる●、●などへの個人攻撃は、●の社会的信頼を損なう

の●に、順に公務員、医師、メディア(新聞記者)としても完全に当て嵌まることを、読売新聞は考えているのだろうか?

偽装障害者団体の郵便法違反の事件で、冤罪の恐れが高いと思われる村木氏の証人として出てきた石井代議士の言葉を引用しておきます

*****************************
石井さんは、公判後の記者会見でも「あなたたちマスコミは、私を犯人扱いしてこられた。村木厚子さんも、大変つらい思いをしておられる。事実に基づかない報道を続けてこられた皆さんは、いったいこの責任をどうとるのか。情報の集め方にも問題があるのではないか」と、問題提起を投げかけて、大阪地裁を後にしました。
******************************

もともと、新聞というメディアの負の側面は、伝える側の隠蔽によって伝わってきませんでしたが、ネットによって欺瞞性が明らかになってきています
求めているのはメディアの言論基盤のrobustnessであって、こんな低レベル報道している読売の記事内容の信用性を心配してしまいます

FRFR 2010/03/07 20:58 実名登録制を採用する韓国でもネットバッシングで芸能人が自殺に追い込まれていますし、実名ブロガー弁護士が依頼者をネットで侮辱して懲戒処分を受けたりしています。ゆえに実名制は誹謗中傷罵倒の抑止効がかなり低いかほとんどないと思います。侮辱や名誉毀損スレスレの嫌味皮肉当て擦り罵倒を得意とする特異な方もいますし。

謎現(旧「謎の現職」)謎現(旧「謎の現職」) 2010/03/08 02:35 >FRさん
 お久しぶりです。m(._.*)mペコッ
 確かに,韓国では実名登録制(住民登録証ID登録)をとっても,祭りとなれば4ケタのオリジナルIPアドレスでバッシングが普通となります。日本では4ケタなんて滅多にありませんから,人口比(韓国4800万人強vs日本1億3000万人弱)でみたら,韓国ネチズンは脅威です。
 国民性や文化の違いを取捨しても,例外的な個人攻撃が得意な教授や弁護士を除き,日本のネチズンは実はおとなしい方なのかも知れません。

2007-11-27

[][]匿名化ツール『Tor』:重要情報を公開した研究者に、当局の家宅捜査 09:52 匿名化ツール『Tor』:重要情報を公開した研究者に、当局の家宅捜査 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 を含むブックマーク 匿名化ツール『Tor』:重要情報を公開した研究者に、当局の家宅捜査 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 日々是好日 のブックマークコメント

http://wiredvision.jp/news/200711/2007112622.html

以前、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070914#1189725321

とコメントした件の続報ですが、

11月14日に話を聞いた際にEgerstad氏が語ったところでは、8月に同氏が公開した2件の電子メールアカウントは、同氏が傍受する以前に身元不明の侵入者によってハッキングされていたことがその後確認されたという。

だがEgerstad氏は、それがどのアカウントだったのか、アカウントがどの国のものだったのかについては口を閉ざした。

といった点に、当局の関心が寄せられているような気がします。あくまで単なる推測ですが。

匿名のつもり」が、真の匿名になっていない、ということは、どこでも起き得るものだ、ということでもあるでしょう。