LAST EXILE(ラストエグザイル) 銀翼のファム #13「Bad move」


アデス連邦の侵略の手はついにグラキエスにまで及ぼうとしていた。
それも対ヴァンシップ用に新兵器を携えて・・・。
その事実をいち早く察したファムらは、出逢ったばかりの友の助けとなるべく戦場となった空を翔けた。
だが、彼女らのはたらきも空しく翼の巫女たちは連邦軍によって壊滅的な痛手を被ってしまうのであった。
───ああ・・・空が、大地が焼かれてゆく・・・、という第13話。


以下、雑感。

属州艦隊が犠牲に・・・。前回の時点で既に半ば捨て駒のような起用なのだろうな、と想像がつく描写や展開となっていたけれど、本当に跡形もなく全滅してしまうなんて・・・。しかもそれがルスキニアの思惑通りというのが胸くそ悪い。復讐心に捉われた下衆め・・・。

先の読める展開ながらもやはり艦隊の絡んだ大規模な戦闘は見ごたえがある。それに先が読めると言ってもグラキエスの最終兵器がまさか文字通り物理的な壁だとは思わなかったわけで、そうやってきちんと押さえるところは押さえた見せ場作りがなされているから面白いなぁ。

カイヴァーンさん、「やったか」はフラグですよ。このフラグだけは古来よりどんな変則的・例外的な作品でも揺らぐことのない鉄板。

ついにエグザイルvsエグザイルというハチャメチャで未知数な戦争が始まる!?そしてリリアーナはなぜ心のブレーキを解除してしまった?そこまでしてルスキニアに協力するのはどうしてなのか、何がしたいのか。あと、彼女は最終的に死亡するフラグが立ちすぎな気がしてならない。

次回はグラキエス、というかディアンもさることながらまずはカルタッファルの危機をどうにかしないと!と、逸る気持ちで空を駆る三人娘が果たして間に合うのか否か。てゆーか先日オーランにやられる描写のあった空族の拠点がカルタッファルかとすら思っていただけに、そうじゃなかっただけでも既に一安心なんだけどね。