紫陽花

枯れない花がある。
「咲いて、散る」という花の常識が、ここでは通用しない。
それはアジサイの花。我が家の小さな庭に咲くアジサイ
5月のころから咲きっぱなしなのだ。
うちのアジサイだけじゃない。よそのアジサイも、ほとんど同じ。
これはいったいどういうことなのか。
世界陸上。女子400メートルの準決勝3組。
美しいアスリートたちの、美しい走りっぷり。
リチャードの勝ち。決勝進出。
もうすぐ男子100メートルの決勝だ。
朝まで見てしまうのか。まずいぞ。
きょう、咲きっぱなしのアジサイの花を、仔細に点検してみた。
花びらの部分が、まるで葉っぱのように、枝とつながっている。
つまり、咲き終わって「散る」という感じがない。
花が、花としてずうっと生きている。
アジサイの花は、そういう特別な花なのか?
昔は、咲いた後しばらくして枯れていたように思う。
散りはしなかったが、枯れていた。
ここ何年か、枯れなくなったのだ。それは、「異変」ということなのか。
もともと実をつけるような花ではなかった。
メシベやオシベの存在も、アジサイの花に限っては、よくわからない。
男子400メートルハードルの準決勝が始まった。
1組はクレメントが1着。
散らない・枯れないアジサイの花は、なにか象徴的だ。
生きたドライフラワー
放っておくと来年はどうなるのか。新しい花が咲きづらいのではないか?
いつまでたっても引退しない世代の象徴、か。
みずから散ろうとしない花は、ハサミで切ってやるしかないのか。
でも、ぎりぎりまで、咲かせておこうか。
たいしてきれいではないが、不思議な存在感はあるのだ。
日本人選手、なかなか決勝に進めない。
きょうの女子バレーボール、ドイツとの闘いで、
日本チームがものすごいラリーを制したのを見た。
ああいうプレーを見てしまうと、新聞で結果だけを知るより、
やはりスポーツはライブで見なきゃと思う。
男子100メートル、ボルトは世界新記録で勝つのか。
女子砲丸投げもおもしろくて、ああもう4時に近い。(しょっち)