2008-05-29
詳細記事の方が酷いってのは救いが無いな。
「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論 − @IT
「IT技術者はやりがいがある仕事か」---学生とIT産業のトップが公開対談 - ニュース:ITpro
年に一回、就活期の学生にIT業界の酷さをお披露目する行事になってて呆れる。
@ITよりITproの方が煽り成分が少なくて真面目な記事、みたいなコメントがあったけど、その分ITproの方が絶望的な記述がちらほら。
司会の田口氏は聴衆に向かって「会場に来ておられる方々はIT産業で働いている先輩方だと思うが,やりがいがある,と感じている方は手を挙げてほしい」と呼びかけた。500人程度と思われる聴衆のうち,手を挙げたのは半数程度だった。
学生からしたら絶望の光景を見せ付けられた気分じゃねーのかこれ。
「やりがいがあるから給料いらねーだろ*1」と言われてるIT業界の現場で働いてる人で、実際にやりがい実感してる人が半分程度しか居ないんじゃ、「IT業界は何も得られない」を証明してるようなもんだ。
西垣氏は「数として欲しいのは,金融システムなど企業の大型システムに従事する人間。こういった領域では,個人の能力よりは業務ノウハウが重要。プログラマとして優秀であっても,業務を理解しないと,よいシステムができない。技術だけを評価して処遇することは企業としては難しい」と答えた。「天才プログラマのように技術を極めるのであればそれを生かす道に行くべきであって,企業に入って大型システムを開発するのはもったいないか向いてない」(西垣氏)。
これは本当に「えぇ!?」と思った。優秀な技術者は要らないと明言しちゃってんだもの。
有賀氏は「実力がついてきて,自分が外に高く売れると思ったら売ればよい。うちの社員には一生この会社にいなくてもいいと言っている」と語った。
これも同様。
10年安月給で使い潰したら出て行ってくれということですね、わかります。
一方、@ITにあった記述で酷いのはココ。
「仕事をするときには時間軸を考えてほしい。プログラマからエンジニア、プロジェクトマネージャになっていく中で、仕事というのは少しずつ見えてくるものだ」
キャリアパスがこれしかありませんと明言したらダメでしょうに。
プログラマとエンジニアを別にする意味が解らんし、プログラマとプロマネは全く違う業種だし。
・・・いつも思うんだけれど、プログラマのキャリアパスの先にプロマネを置くのは、FFで例えたら
「戦士からナイトを経て最終的には黒魔導師を目指してください」
と言ってるようなもんだと思うんだけどな。最終的に力が不要になる職目指すなら最初から知性とMPの上がる職やらせろよ。
*1:抜粋。「ものづくりは実に面白い。その面白いことを毎日できるわけだから、技術者の給料は安くてもいいのです。それで十分幸せなんですから」
