日本語あれこれ(左党:さとう、ひだりとう)

お酒の好きな人のことを「左利き」または「左党」と言います。これには諸説あります。
その1:江戸時代の武士はお酒を飲むときの所作として、いつでも刀を抜けるよう右手はフリーにしておき(刀をさすのは左腰)、左手で杯を持っていたからで特に居酒屋で独酌をする場合の用心のためという説。
その2:昔、大工さんや鉱山などで働いていた人たちの間で用いられた言葉で、仕事をする時には右手には金槌を左手には鑿(のみ)持つことから、「のみ」→「飲み」→「飲み手」=左手からという説
その3:お酒が好きな人は「ひとり酒」を好み、大体は手酌になるため、右利きが多いとされる日本では大方、徳利を右手に、お猪口(ちょこ)は左手に持つと言うことになります。こういった所作から、お酒を飲むとき左手を用いる人のことを指してという説。
などがあるようです。(他にあるかも?)
「酒は百薬の長」なる言葉がありますが、度を越さず「ほどほどに」です。
IT坊主のひとりごと「IT坊主の無駄方便」集より