ミラマーレ・オペラ

ミラマーレ・オペラ 2010年度公演
<共催:横浜みなとみらいホール
<品川区民芸術祭2010協賛事業>

G.B.ペルゴレージ作曲『奥様女中』(日本語訳詞上演)
G.プッチーニ作曲『ジャンニ・スキッキ』(字幕付き原語上演)

指揮:樋本英一 演出:今井伸昭

【日時】
2010年10月9日(土)

【会場】
六行会(りっこうかい)ホール 


【出演】
奥様女中
セルピーナ  神田さやか
ウベルト   吉川賢太郎
ヴェスポーネ 松山いくお

<ジャンニ・スキッキ>
ジャンニ・スキッキ 小林大祐
ラウレッタ  渡辺文子
リヌッチョ  高畠伸吾
ツィータ   井上美和
ゲラルド   江口浩平
ネッラ    江口二美
ベット    佐原壮也
シモーネ   片山将司
マルコ    前田進一郎
チェスカ   森裕美子
スピネロッチョ・アマンティオ 鶴川勝也
ピネッリーノ 内田雅人
グッチョ   松山いくお
ゲラルディーノ 皆川卓志

久しぶりのオペラに出掛けてきた。
ミラマーレ・オペラは2006年に立ち上げられたオペラ団体で、「オペラをより身近なものに」というコンセプトで活動を行っているとのこと。そのコンセプトに従い、会場は非常にこじんまりとしていて、オケももちろんフル編成ではなく、弦または管楽器の不足するパートをピアノで補うような形でアレンジしなおしたような形での対応。しかし小さな会場で聴く出演者たちの生声の迫力は、新国立劇場やMetオペラなどで得られる興奮とはまた違った趣を与えてくれるものだった。なんとなく、ヨーロッパの田舎の昔からある小さな劇場でのオペラを観る感覚に近いのではないだろうか。肝心の歌い手のレベルは非常に高く、面白い組み合わせのプログラムも含め、とても満足のいく公演だった。良いコンセプトの集団だと思うし、ぜひ今後も頑張っていただきたいと思った。また別の公演があれば足を運んでみたい。