大和但馬屋日記

はてなダイアリーからの移行中

2005-03-19

yms-zun2005-03-19

[][][]2005年第2戦マレーシアGPフリー走行三回目

ぎゃあ。

琢磨に代ってデビッドソンが出走してますよ。佐藤琢磨は熱病に罹ってしまい、今大会は欠場となる模様。うーん、ついてない。つか、お大事に。アンソニーは張り切ってんじゃないかな。少々複雑な気持ちではあるけれど、まあ、頑張れ。

マイケルがずっと上位を独占していたと思ったら、セッション終盤になってアロンソがポンとトップに来た。フィジケラも三十四秒台を出して、初日おとなしかったルノーだけどいよいよ本領発揮ですか。

トヨタも順位的には悪くないけど、三十五秒台後半以降は僅差でひしめいてるんで何とも。上位四台とそれ以降の差が‥‥次のセッションではもっと色分けがはっきりしそうな予感。

結果

[][][]2005年第2戦マレーシアGPフリー走行四回目

いきなりライコネンアロンソがポンポーンと三十四秒台にきましたよ(今宮氏風)。

おや、タイミングモニタが一瞬おかしくなってアロンソが二人出現した。キャプったれ。

うわ、マイケルが1'34.102ときたか。予選一回目で三十三秒台は余裕かしらん。とか書いてたら皆さんドカドカドカっと三十三秒台とか三十二秒台に入れてきましたよ。ナニ寝言ほざいてんでしょうね私。クルサードですら(失礼)三十三秒を切らんかなという勢いだ。あれか、セッションの最後になって予選一回目向けのセッティングを詰めにきたってことか。なるほどなあ。おっと、クリエンが三十二秒台で二番手。レッドブルはマジで速いのか。トップがトゥルーリというのも凄いなあ。

フィジケラがスピンアウトしてセッションは赤旗中断。グラベルに出たということなんで、深刻なクラッシュではなさそう。

再開後、ラルフも三十二秒台に突入。トヨタはすっかりフリー番長ですな。願わくば決勝の結果に結びつかんことを。今年はBARはその役すら果たせそうにないけど‥‥ってか、バトンがコースに出てもいないじゃん! 何やってんの!

結果

[][][]2005年第2戦マレーシアGP公式予選一回目

バトンはフリー三回目の終りにエンジントラブルに見舞われたとのこと。幸いエンジン交換には至らなかった模様。気温摂氏三十六度、路面温度は五十度。暑いな。タイヤには相当キツいはず。

  • デビッドソン:デビュー戦のために 前戦を走っていないから、最初の出走となる。1'34.866。
  • アルバース:1'40.432。何も言うまい。
  • ハイドフェルド:1'33.464。いいラップだった。
  • マイケル:1'34.072。固いタイヤとのことだが、一発のラップタイムは出ないな。
  • フリーサッハー:1'39.268。アルバースに一秒以上の差をつけた。
  • モンテイロ:1'37.856。
  • カーティケヤン:1'37.806、モンテイロに勝った。
  • ヴィルヌーヴ:1'34.887。デビッドソンに負けたか。総合順位は厳しかろう。
  • ラルフ:1'33.106。一コーナーでアンダーステアと無線交信があったが、充分なタイムだ。
  • バトン:1'33.616。バトンをもってしてもマシンをスムーズに動かせてない気がする。
  • マッサ:1'34.151。もうどっちがエースか、言うまでもないな。
  • トゥルーリ:1'32.672。すすすすすっげ一。
  • ライコネン:1'32.839。これもいいラップだった。
  • クリエン:1'33.724。午前中ほどではないが、それでもマイケルの上。
  • モントヤ:1'33.333。3だらけ。二セクで少しはみだした。
  • ウェバー:1'33.204。こんなもんか。
  • クルサード:1'33.809。クリエンに負けた。
  • アロンソ:1'32.582。一セクが異常に速かった。その貯金でトップに躍り出る。
  • バリチェッロ:1'34.162。マイケルより柔いタイヤでこの体たらく。えー。「F2005は04Mより一秒速い」らしいけど、一秒速くたって負けてんじゃん。タイヤかなあ。
  • フィジケラ:1'32.765。流石の速さだが、トゥルーリには及ばず。

いやー驚いた。フェラーリが晴れで十二番手と十四番手ですよ。トヨタが二番手ですよ。こりゃ第二予選が楽しみだわ。なるほど、こういうコンディションなら面白い予選システムと言ってもいいかもね。

結果

角を丸めず頭を丸めよ

DACさんの日記から、話題になつてゐる記事*1/*2/*3を読んで唖然。思ひ付きは構はない、確かにさういふやり方もあるだらう。しかしこれを「使へる」と判断するといふのは、何なのだらう。「画像を一切使はない」こと自体に何か価値があるのか。使へばいいぢやないか画像。
文書構造に関係のないtable要素やdiv要素を使つたレイアウトと、発想は全く同じ。結局HTMLに依存してゐるから、例へばはてなダイアリーのテーマとして採用されることもあり得ない。つまり、汎用性がなく全然使へない。「使へる」とはどこからきた判断なのか。適切に画像を使つてゐる方がよほど汎用性が高いではないか。文書が、記述が、そして自分自身が、それぞれ何を目的としてゐるかを見失つてゐるといふこと。
あんまり呆れたのでネガティブ評価に一丁噛みしますよ。
そのうち、「画像データを一切使はずに1600×1200ピクセル1677万色の写真を載せる方法」とかやりだしかねんな。つか、それは一度くらゐは見てみたい気がするが、レンダリングできるUAがあるかどうか。
‥‥と書いてみて思つたけど、例へばコメント欄でれらしうさんに教へて頂いたやうな「テーブルを使つて絵を描いた」なんてネタは「おお、よくやつたねすごーい」と思ふことはできる。あとは絵の出来不出来の問題として、要するにネタそのものが作品として成立し得る。
それに比べてこの「CSSによる画像を使はない角丸め」がどうも感心できないのは、ネタ的に実はそれほど大したことでない、つまり作品評価のレベルの話ではなく単なる小手先の(しかも誤つた)テクニックにすぎないわりに、「使へる」「重宝しさう*4」といふ声ばかりが集まつてゐて、実際のところは上述の理由で使へるものでもなんでもないところにあるのだと思つた。
CSSの知識があるが故に「使へる」と思つた人は、なぜさう思つたのか、本当にさうなのか一度自問自答してみた方がよいと思ふ。ただ目新しいだけで評価しすぎるのはよくないよ、とこれは自分自身にも言ひ聞かせておかう。

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なんとかシャフト

げぜるまいん
‥‥吊つてきます。

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こんなネタにコメントボタン付けたら如何にもツッコミ待ちみたいで格好悪いですネ。
といふか、ゲゼルシャフトにしてもゲマインシャフトにしても、結局のところ譬へ話の類例でしかない訣ですよ、ものすごく乱暴な言ひ方をすれば。社会学用語は皆さうで、だから社会学的な言説とは「譬へ話がどれだけ上手いか」を競つてるやうなもの*1だと、私はさういう風に見てしまつてゐる。ダイアリー初期にあつた「はてなダイアリーは一刻館か」みたいな話と何も変らない。
だからといつて社会学社会学用語も否定はしないし使ひ方によつてはもちろん有用かもしれないけど、私はそれを主軸に据ゑた議論には加はれないし、さういふ議論をしてゐる人にはなるたけ注意深くあつてほしいと願ふものでありますよ、といふ話を昨日の夜中に書かうと思つてそのままにしてゐたら焚書官さんが推し進めて言うと - 焚書官の日常で同じ事を先にもつと的確に書いてしまはれたのでもう書かなくてもいいやと思つたけどやはり書いてしまはう。
とりあへずダイアリーのコミュニティがゲゼルシャフトゲマインシャフトか、人力検索はどうかといふ評価は評価としてあるだらうけど、どちらか一方(に限らず何らかの社会形態)の実現を目的化してしまふといふのはどうなんだらう。システムをどうにかすることで意図的に社会の方向性が決定できるならとつくに世の中は理想社会で溢れ返つてる気がする。だから、ぶつちやけていふと、そんなことは無理。無理を通して曲りなりにも実現された「理想社会」は曲りなりに曲つてゐるに決まつてゐて、それは歴史が証明してゐる。
はてな(の近藤さん)がゆかっちさんの「ゲマインシャフト」といふ言葉に飛びついてこれこれかういふことをしたいとコメントをし、そこからゆかっちさんがさらに考察を深めた(id:yukatti:20050317#hatenacommunity3参照)のは決してさういふこと(方向性を決めるやうなこと)がしたい訣ぢやないのだと思ふ、ただの直感だけど。運営者たるはてなが意図的な方向付けを狙つてゐるのなら、それがどちらの方向であるにせよもつと小狡くやつてゐるでせう。
それを、「近藤さんははてなゲマインシャフトorゲゼルシャフト的な意味でより良い社会にしたがつてゐる」といつた具合に理解し*2、そこに自分が普段からはてなに対して感じてゐる問題点を重ね合せて論じてしまふと、「え? いつの間にそんな話になつてんの?」と思ふ人は思ふんぢやないかな、といふのがここんとこのげぜるまいんを巡る話なのでせうか。
全くまとめにも何にもなつてないし。しかもダラダラ書いてるうちに大元のこのエントリを書く動機となつた話が終つてる*3し。やはり吊つてきます。

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えーと、「りぜるまいん」は観たことも読んだこともありませんよ。

*1:これも譬へ話であることに注意しとけよオレ

*2:勿論これはゆかっちさんのことではない

*3:これもゆかっちさんのことではない