大和但馬屋日記

この日記について

2005年07月11日月曜日

水辺

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散歩中に。川のこちら側の方が絵になる光景が多い、かも。台東区側は街なんだよな。

てんてんてんてんてんてん

といふか、「納得できる理由がないと従えない」と言う人は、では中黒の何に納得してゐるといふのか。そしてその人は自分の使ふ言葉を全て納得づくで使つてゐるとでもいふのか。

とはいへ、実際のところこれは中黒の連続で「・・・」と書くと変な頭の人*1に絡まれたり論争になつたりするだの、そのままでナントカ大賞とかに応募すると下読みの段階で篩落とされたりするかもしれないだのといつた損得レベルでのデメリットの方が大きいので使はない方が得策だといふ程度の話だらう。元来正確さが求められる表記でも何でもなく、随つて本気の論争に値するほどのネタではないとオレは思ふ。勿論、だからこそ中黒なんかに拘るべき理由など全くないとも言へる。

そもそも「『……』は三点リーダを二つ重ねたものでなければならない」といふのは新聞社だか出版界だか印刷業界だかが自主的に定めた慣習にすぎなくて、彼らにのみ日本語の有り様を決める権利がある訣でもない。漫画の吹出しの中の台詞に「。(句点)」を付けるかどうかの基準が小学館とそれ以外では異なるやうに、その業界とか会社ごとのルールがあつて、それに従ふべき状況下にあるなら従ふしかない、といふだけのことだ。ある業界の慣例が日本語全体に敷衍できる話なのかどうかは一度疑つてみてもよい。特に他人に指摘する前には。

オレはPC上での閲覧を前提とした文書中では三点リーダを使はず、見た目のバランスが取れた二点リーダ(‥‥)を使ふ。二点だらうが三点だらうがどちらでもいいはずだし、必要上三点リーダが求められる場合には後からまとめて置換すればそれで済む。二点でなければならないといふ拘りも特にない。

つか、「‥‥」なるものが日本語の文章に紛れ込んだのはいつからなのだらう。そもそも使ひ方、読まれ方*2すら正しく継承されてない気もするぞ。つか正しい使ひ方や読まれ方があるのか。

続き

話の展開のさせ方の問題で何もかもめつた斬りした様になつてしまひましたが、れらしうさんの主張には私も基本的に賛成なのです。

でも似たような見た目の物を似ているから同じに扱ってもいいじゃない、という発想はアスキアートと同じようなものであること、そしてアスキーアートはアートなので基本的に文章とは別、ということは主張し続けていきたいと思います。

2005-07-11

特にこれはその通りだと思ひます(といふか、そのベクトルの行き着く先がつまりは正字正かなであるわけですし)。

問題は、文章中に「・・・」だの「……」だのと書くときにこれがどの様な意味を表すか、中黒「・」はどうなのかといふことを、こと手書きの作文の段階できちんと教育されてゐるかどうかにあるのかもしれません。

三点リーダが中黒を連続させたものなのか、それとは全く別の記号なのか。もちろんJISの定義では別の記号なのでせうが、JISが定めたのは元々活字の字形についてだから、それは例へば「トン」「ドル」を機種依存文字のアレで書くのと同じで、技術的には別の文字だけれど人の目には同じ意味として読まれてゐるだけなのかもしれない。「……」といふ表記が「・」の六つ連続したものでないといふ認識が広く共有されてゐないのが現実なのであり、また私にも実際のところどうなのか分りません。

「三」は「一」が三つ集まつて出来た文字でせうが、「三」といふ独立した文字であることに疑ひを持つ人はあまり居ないと思ひます。一方で、ローマ数字「I」「II」「III」等は似た形のアルファベットの集合で表記することが望ましいとされてゐるわけで、それは何故かと考へるとASCIIコードにローマ数字を入れる余地がなかつたから似た文字で代用せざるを得なかつたといふ昔の技術的な都合でしかないでせう。もちろん今なら文字参照でローマ数字を扱へますが、では従来「I(アルファベットのアイ)」を三つ並べて書いた「III」をユニコードを用ゐて「Ⅲ」一文字で書くのと、同じくユニコードでⅠを三つ並べて「ⅠⅠⅠ」と書くのではどれが正しいんだといふことにもなりかねない。ローマ数字の仕組を考へると、私見ではⅠ(ローマ数字の一)を三つ並べるべきなのではないかと思へますが、実際はどうなのか。見映えは良くない(フォントに因る?)し。

「…」が独立した記号であるといふ認識が得られるのはいつなのか、私はどうだつたかと考へると今ひとつ判然としません。本を沢山読めば自然に分るといふものでもないですし、といふか未だに私の一部分はそれを疑つてゐる。疑つてはゐますが、現実に「・・・」と「…」は別の記号だと考へるのが妥当だと判断できますから、勿論私は「……」(でなく「‥‥」ですが)を使ひます。

ローマ数字の件について調べてみたら、ローマ数字の逆襲といふ記事がありました。想像した通りなかなかややこしい問題の様です。これは恐らく、モヒカン的にも確定的な答へは出せないでせう。この問題と三点リーダの問題が似てゐるのか全然違ふのかは分りませんが、さういふことを踏まへた上で「自分はこの立場を取る」と判断することが重要なのではないかな、と思ひますし、当然れらしうさんの立場は尊重します。「納得できる理由がないと云々」といふ人の場合、それが感情的な反撥にすぎないと見倣されれば、怖い人たちが狩りにやつてくるのでせう。桑原桑原。

*1:頭の変な人、ではないのだらうが

*2:音読するといふ意味の「読み方」ではない

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