大和但馬屋日記

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yms-zun2008-03-25

文字のスムージングと文系理系はそもそも関係ないだらう。16ビット時代以前からのキャラクタベースのスクリーンを経験して、その頃の作法が身に染み付いてゐる人(あるいはそれ以後に同様の作法の薫陶を受けた人)ほどスムージングに違和感を覚えるのではないか、といふことだと思ふ。それは理屈でどうかうなるものではなくて、箸を使はず手掴みで飯を喰ふことをよしとするかどうかレベルの文化的な話。で、16ビット時代からMacを必要とする人も居た。それは明らかに異文化であつた。

「勝負に参加しなかつた俺が勝ち組」といふのはみつともない。ワシも時々さういふことを言つてしまふ。

イタ車の走らせ方

Forza2」地域別イタ車Sクラス。何にしようかと思案してフェラーリF50を選択。簡単にセッティングしていざ参戦。流石のV12、甲高く素晴しいサウンドを奏でてくれる。しかし、今ひとつ気持良く走れない。
「スロットルのレスポンスが悪い」「シフトロスが大きい」「加速が鈍い」。操縦性は抜群なので良いとして、エンジン回りが納得行かん。所詮音だけの超高級デートカーか。
いやまて。パワーの出方をよく感じてみれば、低回転域が全く使へないことが分る。七千回転から下は無いも同然だ。レッドゾーンが八千五百からといふことは、常にその辺でブン回してないと速く走れないといふことだ。
それでは、とコーナーでギアを一つ余計に落してみる。なるほど立上りの加速はよくなつた。しかし逆にすぐ回転が頭打ちになるし、シフトロスの大きさが深刻になる。
となると、ギアを維持しつつ回転が落込まない様アクセルを煽るしかないのだな。セナ足を試したがとても安定しないので、ラインを緩やかに取つてアクセルをなるべく開けられる様にしつつ、必要に応じて左足ブレーキを積極的に使はなくてはならない。ピッタリ決まると気持良く走れる。
さうして改めて考へると、一見スロットルのレスポンスが悪いと感じたのは高回転域での微妙なコントロールを可能にするための必然的なチューニングだつたのだらう。やつぱり速いわフェラーリ
低回転からモリモリ加速するバイパーばかり乗つてゐると、走り方までそれに染まつてしまふものだな。