大和但馬屋日記

この日記について

2008年07月01日火曜日

yms-zun2008-07-01

いつもの撮影地点からそれほど離れてないところで、なにやら騒がしかつた。見れば信号機のコンクリート柱が二メートル半程の高い所でポッキリ折れて倒れてゐて、その後始末をしてゐた。地上に落ちた信号機は存外に大きく、これが頭上に落ちてきたら絶対に助からないなと思つた。それにしても何がどうなつてあんなことに。

昨日の続きで取留めもなく考へる

んー、フリクションホイールのモーメントが発生するトルクをどこまで評価したものか。

ウィリーつてのはまさしく、重心から離れた位置で発生するモーメントの反作用で車体が持上がる現象な訣だ。他にも、モトクロスでは空中でアクセルを煽つてピッチングの姿勢を調整すると聞く。四輪のラリーでもジャンピングスポットで同じ様にアクセルを煽つて着地姿勢を作るなどといふ話もあるが、本当かどうかは知らない。いづれもエンジンの発生する動力を元にタイヤを回転させることで発生するトルクだから、減衰する一方のフリクションホイールでかういふことは起らないと思ふが。

それはそれとして、では保存した運動エネルギーはどの程度再利用可能なのだらう。

ブレーキペダルを踏むことで運動エネルギー回収システム(KERS)が作動する。電気式なら発電機が、慣性保存式ならフリクションホイールが回り始める。電気式ならそのまま運動エネルギーがゼロになるまで、つまり停止するまでブレーキとして使へる筈。この時、運動エネルギーの大半を電気に変換して蓄へることができる。では、フリクションホイール式はどうか。

止つたフリクションホイール(弾み車)を回転させる時の負荷が自動車を減速させる力となる。しかし、そのまま完全に自動車の運動エネルギーを弾み車に移行することはできない。弾み車の回転エネルギーと自動車の運動エネルギーとが均衡した時点で、両者の間にエネルギーの遣り取りは生れなくなる。あとは摩擦損失や空気抵抗による減速を伴ひつつも自動車は惰行を続けることになる。つまり、フリクションホイール方式の運動エネルギーの保存効率は、電気式に劣ることになる。また、これは完全にブレーキ代りとして使へる訣でもないことも意味する。

では、保存したエネルギーを再利用する方はどうか。電気式なら駆動用のモーターを回してエンジンによる加速の補助とする。よくあるハイブリッド自動車と同じだ。フリクションホイール方式の場合は、弾み車の持つ回転力を駆動輪に戻してエンジンの補助とすることになる。なんだか大して使へなささうな気がするが、それでも二速から立上がる低速コーナーを四速でクリアする様なことが可能になる可能性はある。ああ、さうか、方式はどうあれギアの使ひ方が全然変つてくるのだな。

もう一つ疑問。電気式は、工夫次第で運動エネルギーを幾らでも蓄積できてしまふ。弾み車は、すでに蓄へたよりも低いエネルギーを入力することはできない。たぶん電気式の方はバッテリー容量に制限を加へるとか、一度溜めたエネルギーを解放しないまま追加入力してはならない等のルールの縛りが設けられるのだらう。

等々、碌に調べもしないであれこれ妄想してる時が一番楽しい罠。そのうち詳しい技術解説を目にすることもあるだらう。

‥‥いや待て、よく考へたら弾み車の質量を十分に大きくするなどして、回転エネルギーと均衡する前に運動エネルギーを完全に吸収することは可能なのか。それがどのような大きさ重さでマシンに搭載されるのか、うまい妥協点をウィリアムズは見つけたのだらうか。弾み車を軽く作るには大きな直径が必要だし、小さく作るには重くしなくてはならない訣で。

ああさうか、そこで「秒十万回転」な訣ですよ。エンジンの最大回転数の五倍以上もの回転速度に変換する機構を編み出したところがポイントか。質量や大きさでなく、十分な速度に変換する仕組を考へたと。なるほどなー。

だいぶ腑に落ちてきた。

意外な落し穴

キャリアの続き。ニュル用AクラスのZを作る過程で出来たBクラスのZで出られるレースを、と思つてライバル車種対決のスーパーチューナーチャレンジに参戦。しかし鈴鹿西コースを走つてみると様子がをかしい。全然走り易くないのだ。エンジンパワーで勝つのは簡単だが、気に喰はん。

またテストドライブに引籠つて鈴鹿用にチューンし直す。パーツ構成はそのままに、スポーツタイヤでForzaエアロは禁止。ニュルは何だかんだ言つて三速以上の高速コーナーしかないので、S字の様なアクセルコントロールやスプーンの様な緻密なライン合せは殆ど必要ない。ニュル用セットはその辺がてんで駄目なのだつた。とはいへ基礎は悪くない筈なので、バランスを崩さない範囲でセッティングを見直した。ニュルほど起伏による縦Gは厳しくないので車高は落して、その範囲内でバネは柔かく。タイヤへの熱の入り方もコースによつて違ふのは不思議。

フルコースを走つて2'13.500。まだ130Rで踏めないのでもう少し煮詰めたい。キャリアを進めるには十分なセットだが別方向のスイッチが入つてしまつた。こんな調子だからいつまでもキャリア制覇ができないのだが、淡々とキャリアを進めるよりよつぽど楽しいからいいのだ。

今日の歌姫楽園的なもの

D

an3Pの歌姫楽園mysong(sm3512535)に感動して、うちの亜美真美に本気で歌姫楽園でハモってもらいました。

とかち姉妹が歌姫楽園に出てジェノサイドくらったmysong - ニコニコ動画

とある通り、id:yms-zun:20080602#mysongで紹介した例のアレへのオマージュ作品。

亜美真美の歌声はゲーム上では同一であり、また会話シーンにおいても制作側の指示により二人は一切演じ分けられてゐない。そこを敢へて真美の声らしく*1変調をかけ、かつピッチシフトによりハーモニーを生んでゐる。

所々、声の伸びるところでビーンと呻りが発生するのは高周波成分の多い声を重ねたことに因る共振だらう。耳障りではあるが、鏡音リン・レンの声だと思へば納得できてしまふ*2

かくもまあ、ムービーひとつにも何重ものメタ構造を把握する必要があつて大変だ。この作品の場合でいふと、アイマス本編設定/L4UDLC/アイマスレディオ/各種関連ドラマ/ボーカロイド/声優/ニコマス(とかちといふ呼称)等々のレイヤーが複雑に重なつたところに成立してゐる訣で。かうして並べてみると凄いな。

といふか、いつの間にかその一部分でも把握できてしまつてゐる自分に愕然とした。

*1:らしく、といふのは真美の方が亜美よりやや思考が大人びてゐるといふ半公認の解釈に拠る

*2:言ふまでもなく中の人が同じ

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