大和但馬屋日記

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雀の御宿

昨晩、齒を磨いてゐて風呂場から何やら氣配がすると思つたら雀が入り込んでゐた。明りを消し忘れてゐたところにあまりの寒さで逃込んで來たらしい。言葉を交せられれば引留めもしたものを、さうもいかずに飛んで逃げてしまつて気の毒なことをした。その後も明りは灯したままにしておいたが、一度人の姿を見た以上戻つて來る程愚かでもなからう。