大和但馬屋日記

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終るものたち

初音ミク -Project DIVA-」などを開發したディンゴが倒産、といふニュースがネットを驅け巡つた。「DIVA」でディンゴが關はつたのはPSP版の二作のみなのではあるが、ディンゴが無ければ「DIVA」も「mirai」も今ある形で觸れられてゐた事にはならなかつた筈なので殘念だ。
「DIVA」二作は仕事としても少し手傳ひさせてもらつた。PSPの制約の中で工夫してステージを作るのは樂しかった。どうやつたらミラーボールがキラキラして見えるか、とかね。
二話切りした後ネットの盛上りに半信半疑で追付いたら面白くてごめんなさいした「けものフレンズ」。第十一話で不穏な終り方をして迎へた最終話、ヒトのフレンズであるかばんちやんがセルリアンによって元のけもの=ヒトに戻るまでは普通に豫想した後、自分はそこでかばんちやんがヒトの原形としてのみらいさんになつて、かつてジャパリパークを作つた人類の代表として色々種明し的なことを語り出したりしたら嫌だなあなどと勝手に思つてゐたのだけど、流石にそんな詰らない話を書く人たちではなかつた。かなり本氣で「冬の宮殿で今明かされる黒歴史月光蝶である」といふ展開を危惧したのだが杞憂で良かった。「けものフレンズ」は「ターンA」以後の物語だ。さらば二十世紀。