2012-02-03
■ いまどきのユーザー企業が求める SIer の姿
1月は業務開発に携わる技術者にとって考えさせられるニュースが流れました。
「富士通が説くSIにおける人材革新のツボ」
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1201/23/news020.html
この解説として、次のコンテンツが参考になります。
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20120122/1327208557
同じ業界にいる身として、このような記事には敏感になりますが... 先日開催されたシステムイニシアティブ研究会の例会では、"まだまだ SIer は変われる、やることはある" という力強いメッセージが発せられ、気持ちを前向きに切り替えることができました。
「変化する時代、問われる企業IT化のあり方 クラウド時代に求められる主体性と事業と一体化したIT企画の進め方」
http://system-initiative.com/wp/?p=988
講演者の桑原氏は日経コンピュータやIT Leaders をはじめ多数の記事執筆をこなされている方です。講演内容の詳細は、後日 SlideShare で公開されるということですので割愛しますが、ユーザーが主体的にシステム開発に取り組むというのはすでに大きなトレンドになってきており、これをデザインする力が求められているという主旨でした。
さて、私自身は Wagby という製品を通して SIer やユーザー企業と関わっていますので、両方の視点(言い分)を知る立場にあります。ユーザー企業が自分たちのシステムを内製するということが大きな流れになっていることは疑いようがありません。しかしユーザー企業がすぐに SIer と決別するかというと、そんなことはないと思います。システム開発費が青天井で、何十億という予算を使えていた時代は終わりつつあるのでしょう。しかしシステム開発という需要そのものがなくなることはありません。今のユーザー企業は "もっとはやく、もっと柔軟に、もっと安く" できる方法がないか、を求めています。そのような時代に対応できる SIer の姿を描き、変化することによって「新しい SIer」として飛躍することができれば、ピンチはチャンス!ということになります。
桑原氏の話を伺いながら、私流の「ユーザー企業が求める SIer 像」のアイデアを文章化してみました。
ユーザー企業が求める SIer 像(私見)
- 最新技術を使って、これまでにない業務フローや(ユーザー企業にとっての)顧客との接点を提案できる。
- ユーザー企業による内製化を支援する。コミュニケーションを活性化したり、イベントを企画したり、アイデアを提供するといった黒子役、アドバイザとしての役割を含む。
- ユーザー企業の IT 部門による事業貢献、戦略立案を支援することで、IT 部門を経営に近づけていく。
- いよいよ開発を請け負うとなったときは、すぐつくり、すぐつくりなおすことができる。
これは "上流工程ができる SE を抱える" こととは、異なります。
ユーザー企業による内製化でもっとも難儀なのが、企業内の縦割り文化の壁です。IT は縦割りを横に串刺しするものですが、そこには多くの関係者と話し合うというプロセスが必要です。そこを支援することができる、というのは、その業務に精通した SE がいる、ということと必ずしも同義ではありません。ユーザー企業が欲しているのは縦割りを一緒に乗り越えていける SE 集団ではないか。そこに "外部の力を借りたい" というニーズがあるのではないか。
まとめると人間同士のコンセンサスをとる能力、新しい切り口を交えた提案能力、そして超高速開発というスキルといったものに支えられた SIer です。そしてビジネスの原点は「ユーザー企業が主役で、SIer はそれを支える」になります。これは丸投げ文化の対極に位置します。
ところで最新技術を積極的に提案するということは、失敗する可能性も含まれます。失敗とは動かないということではなく、その技術がメインストリームになりきれずに姿を消すということです。それでも最終的な採用判断はユーザー企業であり、SIer とは "間違っていてもいいから、これは面白そうだという提案をしてほしい" というような関係性を構築できればと思います。丸投げではないとは、そういうことも含みます。
ちなみにクラウドを担ぐのが SIer のメインビジネスになるかというと、そう単純でもないだろうと思っています。いまのクラウドはアプリケーションの開発・実行基盤です。そこは劇的に変化している最中ですが、本当に重要なのはその上のアプリケーションの作り方です。インフラがクラウド化されてもアプリケーション開発部分が従来どおりというのは、ユーザー企業にとっては "まだ、物足りない" 状態です。そこに踏み込んでいけるかどうかが、SIer の覚悟の領域です。
開発の仕事がなくなるわけではありませんが、その作り方は今と同じではない。では、どう変わっていくのか。そこが誰しも考えるポイントになります。
宣伝:SIer へのヒントを提供する「MIJS システム開発活用事例セミナー」
当社もメンバーとして参加している「MIJS」は、日本でプロダクトを開発している有力企業が連なっている団体です。多くの SIer が MIJS ブランドの製品を販売していることから、IT 業界に新しいヒントを提供している母体の一つと言ってもいいでしょう。
その MIJS が 2 月 10 日に開催する事例セミナーは「顧客をつかむ、クラウド時代の創造的システム開発を一挙紹介」という名の下に、実際の採用事例をとおして、先進的なユーザー企業が何をどうしているのか、知ることができる絶好の機会です。
http://www.mijs.jp/section/event/20120210/
ここで紹介される各社製品は「SIer のビジネスをよりよい方向に変える」「エンドユーザーに喜んでいただけるビジネスを提案する」ものばかりです。参加する皆様にとって、必ず有益なヒントを持ち帰っていただけるものと期待できるセミナーですので、是非ともご来場ください。私も Wagby の最新事例をご紹介します!
2012-01-05
■ 2012年巻頭のブログ:現代における「人間の仕事」とは何か
新年明けましておめでとうございます。今年最初のブログは、IT 化によって変わりつつある "人間の仕事" について私の考え方を述べることから始めます。皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。
背景:政治レベルで解決できない雇用問題
私は創業以来、"自動化" をキーワードにしたビジネスを行っています。ところで自動化の範囲を広げることで、人間の仕事が失われるのではないかという質問を頂くことがあります。しかし自動化できる仕事とは機械が代替可能であることから、そもそも人間がやるべき領域ではないし、また何もかも自動化できるわけではありません。そのようなことから、私は常々、現代とくに先進国における人間の仕事とは何か、を思索してきました。
もう一つの視点は、私が住んでいる沖縄県の雇用問題です。出生率が高く、外部からの流入も多い沖縄県の人口は140万人を超えました。しかし若年者(15〜29歳)の完全失業率は11.3%と全国の倍近くあり(平成22年11月時点)、仕事を生み出すための企業誘致が重要な政策課題となっています。
沖縄県が1998年にマルチメディアアイランド構想を立ち上げ、IT関連企業の誘致を強化したところから、コールセンターを中心とした雇用は着実に増加しました。2002年時点で、2万人を超える雇用を支えています。
しかし、この政策による限界も指摘されています。誘致企業に対する満足度調査では常に "人件費の安さ" が評価されています。アジア諸国全体で市場が統合されていくという時代の中、いずれの国も IT 産業に力を入れており、沖縄の人件費優位性は相対的に低下し続けています。これに対抗するため県内の給与水準を上げることもままなりません。つまり大量雇用を生み出す IT 産業は、給料が上がらない(どころか、最終的にはアジア全体の給与体系に落ち着く)という構造になっています。IT 産業以外でもこのような動きは顕著であり、これは先進国においてモノやサービスの価格が安くなるというメリットと、"労働力"に対する給与が下がるというデメリットの両面をもたらしています。昨年は多くの先進国で、若者の失業対策がクローズアップされました。しかしこれは各国政府による制度の変更で解決できる問題を超えた、大きな流れになっています。この点については「Chikirinの日記 - 「先進国生まれ」という既得権益を守るためのデモ」の指摘が秀逸です。
コンピュータの登場による "自動化"と、平和の配当ともいえるグローバル経済によってもたらされる "給与の平準化"。先進国に生きる私たちは、この二つの流れを意識しながら "人間がやるべき、人間にしかできない仕事" を認識することが求められています。
先進国が担うべき仕事とは何か
ところで "作業" からの解放は、本来、喜ぶべきことでもあります。それによって生み出された "時間" を、本来やるべきところに費やすことができるからです。よって必要な議論は「作業を人間の手に戻そう」ではなく、「人間が本来やるべきこととは何かを考えよう」です。(自動化できること、あるいは、より人件費の安い国で代替できることを補助金や税制を使って先進国で行うという発想は流れにさからうことなので、ここでは議論しません。思考を先に進めます。)
私は、人間の仕事とは "創造" であると考えます。今までにないものを造り出すことです。これは必ずしも芸術分野に限定した領域ではありません。ビジネス世界における創造とは、すでに知られた技術・アイデアを組み合わせ、そこに独自の視点・解釈を加えることです。インターネットはこの可能性と実現スピードを大きく広げました。今や全業種、全分野において、創造性こそが差別化戦略の根本であり、これを追い求める活動が人間の仕事になっています。例えばアップル社は、製品の企画や設計、マーケティングに注力し、製造および販売は外注しています。彼らのビジネスの強みは創造性を生み出す基盤にあります。
しかし創造性というと、多くの人は「私にはそんな能力がない」と躊躇してしまいがちです。そこで、もう少し噛み砕いていきましょう。創造性の原点は "表現力" にあると考えています。表現の手段には絵や音、言葉や図といったものがありますが、これらは "どう表現するか" という能力です。その前に、"自分は何を表現したいのか" ということ、つまり(現時点における)自分の意見を持つ、ということが必要です。これは多くの知識を土台にしながら、自分の考えをまとめることであり、ここが出発点になります。
振り返ってみると、"学力" とは、"自分の意見をまとめあげる力" のことと言い換えることができます。受験時代はパズル問題を解いたり、地名や年号を暗記することが求められていました。これは学力の一部ですが、何のために学んだのでしょう。その能力を使って、社会が解決すべき諸問題を理解し、これに対する解決策を生み出すためです。つまり "意見" には、"問題を理解し、解決策を提示するまで" が含まれています。権威や制度に盲従したり、感情で判断することではありません。
この力は、先進国に生きる市民がもつべき基礎的学力といえます。多くの意見を集約し、そこから社会のコンセンサスを得るための仕組みがソーシャルネットワークの姿であり、今まさに、その形ができつつあります。インターネットからソーシャルネットワークへの進化は、先進国の社会構造を変える原動力となっており、その流れは歓迎できるものです。
そして人間が本来やるべき仕事とは、これらの課題を "解決" する方向に力を注ぐこと、です。課題の解決は簡単ではなく、そこには創造的な発想力が求められることでしょう。その解決の手段として自動化や、安価な労働力を組み合わせることで経済的合理性を得るのが、先進国が目指すビジネスモデルです。その視点に立ったとき、仕事とは必ずしも組織への就職を意味しないことも見えてきます。
会社員が社会の大半を占めるという時代の終わり
戦前は軍隊が雇用の場でした。戦後は大量生産・大量消費を支える企業連合(大企業と下請け企業)が雇用の場でした。そしてこれまでは個人の表現力が求められる機会は限られていました。いずれもトップの号令に忠実な現場という図式です。
しかし今後は一人一人が表現者であり、個人のつながりによるネットワークが社会を形成していくようになります。そこでは組織に入ることが必ずしも社会人としての生き方ではなく、さまざまな表現活動を通して社会とつながっていくというスタイルが認知されていくでしょう。社員という枠組みを超えた企業との付き合い方があり、それを許容する社会へと変容することが先進国で求められていると私自身は考えています。
従来の雇用問題は正社員になることを重視していました。しかし会社に所属しなければならないという考え方を前提としなければ、雇用問題そのものがなくなります。代わって、自分が何かと関わって生きるという生き方を支援する枠組みをつくることになるでしょう。本質的には、そうあるべきと思います。究極的には一人一人が社長であり、何かの目的(課題解決)のために集まって仕事ができるようになる社会に成長の可能性を感じます。
スキルを磨くよりも、自分の意見をまとめてみよう
就職活動を有利に進めるために資格をたくさん持つという発想はわかりやすいのですが、私なら数多の資格を持つ人よりも、一つの問題に対して自分の意見を言える人、さらにいえば反対意見を持つ人を説得できるだけの材料を持ってプレゼンテーションできる人に人材的な価値を感じます。
例えば原発問題、TPP 問題、年金問題、消費税問題、沖縄の基地問題。いずれであっても自分はこう考えるという意見をまとめてみるのは良い練習です。最初はそこまで大きなテーマでなくても、自分の所属する、または興味ある業界に限定してもよいでしょう。将来のことを鑑みて、我が社は、この業界は、日本は、世界はこうした方がいいという "意見" をまとめること。企業にとって、そういう判断を的確に行え、課題を解決できる視野をもっている人材が宝です。そして多くの宝をもった国が、最終的には地球全体のリーダーシップをとることにつながります。国力とは人口や経済力、軍事力ではなく、問題解決能力のある人材を数多く輩出する力、になります。
まとめ:雇用問題は単独で切り離すテーマではなく、国(県)の成長戦略の中で語る方がいい
長くなりましたが現時点での私の意見をまとめます。一時的な雇用の場の確保は短期的政策であると割り切り、目前の数字の変動に一喜一憂すべきではないし、それを政治家の選挙の道具に使うことも自粛した方が良いと思います。そのために過去、どれほどの無駄な投資(選挙対策)がなされたか。一時のばらまきによって瞬間的に失業率が改善しても、持続性はありません。そのばらまき財源を、すべて子供達が支払うことにしたという無節操さも含めて、見直す時期です。
雇用問題の本質的な解決は、先進国に生きる人間がやるべき仕事を捉え直し、その課題解決の能力をもった人材を育成することです。むしろ今まで以上に単純労働を減らし、余った人材をこれまで手をつけることができなかった諸問題の解決に投資するという政策が有効だと思います。一時的には産業構造の転換による混乱があるでしょうが、ここから必ず新しい成長企業が誕生します。
まとめます。雇用問題の解決には、一時的な雇用の改善ではなく、やるべきことを示してそこにお金を投資することです。そこに新たな成長の場をつくり、人を育てます。その経験・ノウハウを外部に展開することで、持続的成長につなげていきます。誰もやっていないときに、誰も手をつけなかった問題に正面から当たるとき、人間のもつ創造的な能力が最大限に発揮されます。時間はかかるでしょうが、大切なことなので「急がば、回れ」の精神で臨むことを期待しています。
2011-12-31
■ 2011年を漢字一文字で表現すると「受」
今年最後のブログは振り返りです。この一年を漢字一文字で表現しようと考えた時、最初に浮かんだ字が「受」でした。
経営の良し悪しを不況や震災といった外部環境のせいにするのは経営者として能が無い、というのが持論です。そういう環境でも、何かできることはあるはず。そう信じて活動してきましたが、しかけた方策が簡単にあたるほど甘くはありませんでした。自分の熱意と、環境とのズレに悩みつつも、最終的にはそれを受け入れて前に進むしかないという経営判断を積み重ねてきた一年でした。
しかし現実を受け入れることと、夢を諦めることは違います。思っていたペースでは進めなかった年ではありましたが、それでも営業活動の集大成ともいえる「Wagbyユーザー会」を設立し、お客様とのつながりを強化するなど、大きな成果がありました。
今年も当社を支えていただいたお客様、販売代理店の皆様、株主の皆様、従業員の皆様、その他多くの皆様に、改めて心より謝意を申し上げます。また、その恩に報いるべく、来年は当社技術の集大成となる Wagby R7 の出荷を通して、より一層、皆様のお役に立てるようがんばってまいる所存です。
よいお年をお迎え下さい。
2011-12-19
■ SIer が、SNS・ゲーム開発から学ぶことがある
日本のソーシャルゲームが儲かっている本当の理由は、納得できる意見でした。これに触発されて、私もかねて感じていたことをまとめてみます。
数年前から、SIer(独立系の受託開発会社および、親会社から独立した情報システム開発を担う子会社を含む)の第一線で活躍されていた技術者が SNS・ゲーム開発系へ移籍する傾向が続いています。今では若手プログラマーは最初から SIer への就職を検討していない人もいます。また IT ベンチャー系も業務アプリケーションではなくSNS・ゲームで名を馳せるのがブームになっています。
この原因について、いろいろ語られています。私が見聞した意見はおおむね次のようなものです。
- SIer は古い技術で面白みがない。手続きも面倒。
- 業務アプリケーションで主流の Java(.NET も?)は、最先端の技術者には敬遠されてしまう。
- デスマーチや 3K など、受託開発分野に悪いイメージがついてしまった。
- 多重下請け構造やオフショアなどの台頭で、お客様と直接、接する機会がない現場ではモチベーションが上がらない。
いずれも妥当な理由と思いますが、しかし本質ではないと考えています。新しい技術に常に取り組んでいる SIer もありますし、Java 自体もまだまだ進化の途上にあります。デスマや多重下請けの問題は見落とせませんが、これはSNS・ゲーム業界に限らず、多かれ少なかれ存在する課題です。
最大の違いはビジネスがスケールするかどうか
では私が本質的な違いと考えているものは何か。それはずばり、給与待遇です。SNS・ゲーム開発分野では "当たれば" という前提があるものの、若くして高い給与を受け取れる可能性があります。ゴールドラッシュの雰囲気が今のSNS・ゲーム開発業界にはあります。それが実現できたのは、冒頭のブログ記事にあった「課金」の仕組みに支えられていることは言うまでもありません。さらに深堀りすれば、一つのソフトウェアがスケールする可能性があるということです。
残念ながら SIer にはそのような可能性が見当たりません。SIer はお客様のシステムの受託開発を行うため、いただけるお金は「人月単価 x 工数」で決まります。スケール性は工数の部分が担いますが、さまざまな理由でそうなっていません。
- 一括請負契約:お客様が最初に予算を組み、この金額の範囲ですべてやってほしいという "丸投げ" の構図。ほとんどの場合、契約後に仕様が膨らみ、プロジェクトが赤字になることが多い。
- 保守で稼ぐ:大手 SIer は一時期、数億円規模の案件を "1円" で受注し、二次開発以降の保守でビジネスを行った。このモデルは長期間に渡る安定収益に貢献するようにみえるが、スケールしないという問題がある。
これは日本における B2B では "最初は損をしてでも、長期間のお付き合いを重視する" という思想が土台にあることも影響している可能性があります。受託開発はスケールしにくいのです。それでも開発案件が山のようにあった10年以上前は、人月単価を上げることで何とか解消していました。これがオフショア開発時代になって、給与アップが事実上不可能な消耗戦に突入しています。これが現場の不満につながっていることは言うまでもありません。
スケールする受託開発を提案できるかどうかがポイントになる
「IT 業界の魅力を高めよう」という運動もあちこちで展開されていますが(沖縄でもやっており、私もその片棒を担いでいます)、SNS・ゲーム業界も IT 業界の一部であり、そこはしっかりと人が集まっています。慌てているのは B2B を主体とする SIer ですが、スケールしない以上、魅力ある人材が入りたいと思うことは難しいという状況は続くと思います。
「パッケージ開発」で成功することがスケール性を高める方法と知られていますが、実際には取り組むところは多くありません。リスクが高い(売れなければ開発コストを回収できない)ためです。よってどの会社でも手がけられるテーマではありません。
それでも SIer は真剣に「スケールする受託開発の仕組み」を考えないといけません。それは従来のビジネスモデルと根本的に変わるものになるでしょう。一つのヒントは Amazon 社の AWS にみられる従量制の課金モデルです。圧倒的な低コストで開発し、かつ従量制の枠組みをつくれるかどうか。どの会社も模索中のところですが、ここが勝負所になるでしょう。
2011-12-01
■ 学生への講義「経営組織論と情報メディアと創造性(共通)2011年版」事前質問への回答
今年も本講義に登壇させていただくことになりました。ありがとうございます。明日、よろしくお願いします。
学生からいただく事前の質問は毎年、鋭い切り込みで、自分を見つめ直すよい機会です。(なお、過去のブログに書いたことも含めた類似の質問はスキップ、または、まとめて回答していますので、ご容赦ください。)
沖縄の経済が自立するためにIT企業ができること、または可能性を聞かせて下さい。
一つは世界を相手に自社製品・ソリューションを提供する企業が登場すること。もう一つは県内企業の IT 化を支援して、沖縄の産業界全体の競争力強化に貢献すること。いずれも大切です。
去年の琉球大学での講演からジャスミンソフトが変わったところを教えてください。
今年最大の嬉しいニュースは、「Wagbyユーザー会」が発足したことです!
http://wagby.com/users/index.html
設立から11年かかりましたが、ようやくこのような会を企画できるようになりました。
昨年の事前質問の回答の中で「社長として苦労していることは何ですか?」の問いに対し、「人徳を高めることです。」と回答をなさっていますが、人徳を高めるためには何が大切で何をすべきだと考えていらっしゃいますか?また、ご自身で人徳を高めるために実際に何かやっていることがございましたら教えていただけると幸いです。
毎日、手抜きせずに生きようと心がけています。簡単ではないと痛感しています。
OISTについて質問です。短絡的に考えてみたとき、OISTには世界中から優秀な学生・教員が集まり研究などを行いますが、外部からきた人間を受け入れたがらない節のある県民にOISTは浸透できるのか疑問に思います。また、OISTについて学生(中高大)により興味を持って貰うにはどのような働きかけが必要だと思いますか?それをきっかけに沖縄の学力も上がれば良いなと私は思っているのですが。
私は OIST に期待しています。こちらのブログに書きました。
http://d.hatena.ne.jp/ynie/20111124/1322136398
"外部から人間を受け入れたがらない県民性" は、一部ではないでしょうか。それはどこの県、国、民族にもいます。しかし歴史的にみれば、沖縄は外部とのパワーバランスをよくみて、うまい舵取りをしながら生き残ってきた賢い小国だと思っています。
HPの「ご挨拶」に、プログラムの完全な自動化ではなく、一部の作業をサポートすることによって顧客のプロジェクト成功に役立ちたいとありました。他の場面で「人の創造する力」を尊重していることは、具体的にどんなことがありますか?
他社と差別化できる、その組織独自の業務ノウハウをプログラミングするような部分などです。他社でもやっていることは汎用化されます。広く浸透する代わりに価格は安くなります。そこは勝負どころではありません。
起業するまでに、どのような過程を踏んで今の会社に創ることができたのでしょうか?特に、どうやって人を巻き込んでいったのか、どうのようにして共感を得て、事業を達成していったのかが知りたいです。
コツのようなものはないと思います。ひたすら自分の考えを発信することです。そのうち、同じような考えをもった人が集まります。
沖縄の学生と本土の学生は比べて、有利での何で、不利での何です。
有利というか、私が評価しているのは素直なところ、ごまかさないところ。不利というか、足りないなと思っているのは現状よりもっと上を目指そうという向上心のようなものです。
今は10年前より沖縄の平均収入が更に低くなりました、卒業後、どこで就業するのはもっと良いです。沖縄の現状について何の感想がありますが。
全国、もっというと先進国はみな、同じ状況です。若者の就職率が悪化しています。回答にはなっていないと思いますが、世界中の先進国が同じように苦しんでいるのは何故か、は一つのヒントになります。講義の中でお伝えしたいと思います。
今後の沖縄において、IT業界がどのように発展していくのか、またどのように発展させていきたいのかお聞かせ下さい。なかなか観光以外の主要な産業が沖縄には確立されていないと感じていますが、IT業界の方たちはどのように沖縄を見ていますか?
これは各社の社長それぞれで異なる意見を持っていらっしゃいます。沖縄県としての統一見解としては、これまでの県の政策をみれば方向性がわかります。基本的には "技術力を高め、人件費を安くすることで競争力がつく。これで本土から仕事を受注しよう。" です。しかしその政策には一長一短があります。個人的には限界にきており、次のブレークスルーが求められていると感じています。
私は贄さんと同じで、沖縄が大好きな地元っこです。社会人の諸先輩方に、「一度は沖縄を出て仕事してみたほうがいいよ」とよく言われます。全国相手の仕事をされている贄さんはどう思いますか?
沖縄が大好きなことと、沖縄にずっと住み続けるのは、必ずしも同じではありません。ですので私は沖縄を出て、さまざまな経験をする、ということに賛成します。
私はパソコンに苦手意識があります。インターネットやoffice等の基本的な操作はできますが、IT技術などの知識は全くありません。贄さんの会社では、入社後に技術を身に着ける人も多くいらっしゃるのでしょうか?
当社では毎日、新しい技術の習得に余念がありません。この技術を学べば10年やっていける... というほど、ITの世界は安定していません。もしIT業界にいらっしゃるなら、現役時代は毎日、新技術の勉強をしていくという気持ちをもってください。
良則さんの具体的なお仕事はなんですか。
会社の進むべきビジョンを示し、リーダーシップを発揮することです。
何歳で退職しますか。
まだ、考えたことがありません。まわりがおべんちゃらを使う人ばかりになったら引退すべき、と聞いたことがあります。
今後の将来の目標、夢はなんですか。
Wagby という自社製品を世界中で使ってもらうことです。
最近の沖縄県の就職率はとても低いといわれています。この現状の中で、大学生のうちにやっておいた方がいいことが何かあれば教えてください。また、おススメの本が何冊かあれば教えてください。
「これをやっておけば就職できる」というものが、私自身もわかっていません。ただ厳しい状況の中で、逆に皆さんは当時の私たちよりも遥かに高い意識で社会と関わろうとしていると感じており、就職活動という経験そのものが(結果的にどこに就職するかというよりも)皆さんの力を高めているのは間違いありません。
最近、お薦めの本は「ちきりん」さんです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4781605176
http://www.amazon.co.jp/dp/4478017034
この二冊は大きなヒントになるのではないかな、と思います。
贄社長さんのお返事の中で、「13歳の時、IT 企業業界は、素晴らしい世界だと圧倒され、憧れました。」と お答していらっしゃるのを読ませて頂きました。すばらしい!すごい!と思います。(私は、13歳の時、「クラブ活動」や「遊び」や「時々学校の勉強」の毎日でした。)贄社長さんご自身を奮い立たせてきた「座右の銘」が、おありでしたら、是非教えて下さい。できれば、ご説明も頂きたいです。
見方を変えれば、単純な性格なんです。いろいろなものに感動し、憧れます。たまたまパソコンが自分にとって強烈だったのです。座右の銘といっていいのかわかりませんが「継続は、力なり」は真実だと思っています。(諦めがわるい性格です。)
去年、おそらく情報メディアと創造性の講義で一度お話をお伺いしたと思います。その時に大学向けのソフト開発を行うというお話を伺いました。出席をとったり成績管理のできるそのソフトは今、大学等でどれくらい使われていますか?
よく覚えていますね、ありがとう!今年、全国の学校に営業活動を行いました。あいにくと現時点での本採用は少ないのですが、製品のコンセプトには賛同してもらうことが多く、この分野は継続して対応していこうとしています。
沖縄でのIT企業立ち上げで、苦労したことや大変だったことは何ですか?
沖縄で立ち上げたのはスタッフに恵まれたという意味で良かったと思っています。一方で、当社の場合は最初から全国展開を視野に入れていたので、東京を中心とする営業活動の比重が増えています。私自身の生活は今や東京中心です。
また、IT事業が沖縄県では積極的に誘致されていますが、その際の競争や、優位性を出すための差別化などはどのように行っていますか?
基本はどこも同じで「高い技術力」と「安い賃金」が競争力の源泉です。しかし、さらに上を目指そうと思ったら、これだけでは十分ではありません。ここで知恵を絞ったところだけが生き残ります。受け身のままではいけません。
前回の質問の回答から、悔いのない学生生活を過ごされたそうですが、どんなことをされたのかと贄さんが求める人材や働きたいと思う人について詳しく伺いたいです。
サークル活動で部長をやっており、リーダーシップを経験したことがよかったです。なぜリーダーシップが求められているのか、面白い考察がこのブログにあります。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110927
燃え尽きないことが大事だとおっしゃっていましたが、贄さんのモチベーションの維持の方法などがあればお伺いしたいです。
回答になるのかどうかわかりませんが、だめだと思ったら正直に言って、助けてもらっています。どれだけ助けられていることか...
ITとはやはり理系のひとが有利ですか。ITについて深く知識がない人でも興味があれば就職しても構わないですか。
理系にこだわらず、興味があることが大切なのでもちろんOKです。ただ、必死で勉強するという気持ちを忘れずに。やればやるほど面白いと気付いた人には最高の職種です。
贄社長のブログでプログラミングを独学で勉強したとあり、それを読んで私は努力をして諦めなければ夢やビジョンは達成していくのだと思いました。次回の講義楽しみにしています。
はい、学校の勉強よりも楽しかったです。
私はIT化が進むことで人件費削減も進むと思います。企業には良いことなのかもしれませんが、失業者が必ず出ると思います。ジャスミンソフト社の会社案内を見て、人件費削減のためのサービスを提供するとあったので、どう思われているのか気になります。
削減される仕事とは、主にルーチンワークのことです。人間の本来するべき仕事は、創造性を発揮する類いのものです。文章を書く、デザインする、何かを組み合わせる、... まだまだ、私たちにはやるべきことがたくさんありますので、ルーチンワークはとっとと自動化して、はやくそういう分野に人類の能力を集中させていきましょう。
沖縄県におけるIT産業の課題についてあげていましたが、沖縄の特性を活かした解決策のうち、どれか1つに最も力を入れるとしたら何に力を入れたいですか?また、なぜそれに最も力を入れたいのか、具体的な考えと理由を教えてください。
以前は、スーパープログラマーを輩出することが大切と考えていました。しかし現在は少し変わっており、起業家を増やすのが先ではないかと思っています。よい起業家のまわりに、よいプログラマーも集まるという仮説です。
琉球大学のOBということが分かりました。同じ大学の先輩として、聞きたいのですが、私は3年生です。今からでも遅くないことで、大学生が今のうちにやっておいたほうがいいことは何だと思いますか。
社会の問題に対して自分の意見をまとめ、なぜ、そう考えるに至ったかを人に説明できるようにするという活動は自分を鍛えてくれます。沖縄の基地問題、年金、TPP、消費税、どれをとっても人によって意見が別れます。いろいろな人の意見を聞いて自分の考えをまとめるという訓練は、就職活動にも大いに役立つと思います。
ブログに“人脈は企業が喉から手が出るほど欲しい”と書かれていましたが、贄さんは人脈を広げるためにどのような行動をしていますか?また、どのようなことを意識して初対面の人などに接するようにしていますか?
今はネットの時代なので、この人は面白い、この人の考え方に共鳴する、と感じることが増えました。もし講演会などがあったときは積極的に参加して、話をするようにしています。
これから社会に出ていく大学生に求められる能力はなんだと思いますか?
難しいです。時代によって求められる能力が変わるというのが納得できずにいます。いつの時代でも基本は同じではないかと。それは「現実を直視して、自分なりにどう生き抜くかを考える力」とでもいいましょうか。抽象的でごめんなさい。
個人的にITにはあまり関心がなく専門的な質問は考えきれないのですが、FacebookやgoogleドキュメントなどのSNS,cloudの上手い使い方などありましたら教えてください。
難しいです。私もまだまだ達人ではないので...。以前どこかで「Facebook を楽しんでいる人はリア充」という意見を聞いたことがあって、なるほどと思いました。ツールの使い方だけではない、ということですね。
昨年の講義での質問に対して全て回答されておりすばらしいと思いました。その中で、気になる回答への質問です。『実をいうと県外の大学に行きたかったのですが、経済的事情で、かないませんでした。しかし結果的には琉球大学で最高の学生生活を過ごすことができました。』この中の、最高の学生生活とは具体的にどんなことですか?
サークル活動で仲間と出会ったことです。今でもそのつながりに支えられています。妻とも出会いましたし、当社にはそのときの私の後輩が3名もいます。
システムのことは、あまり知らないが自分のイメージシステムによる効率化は日本的感性、細かなサービスで差別化して中国とか巨大市場に売り込んでいけば、潜在的なニーズはあると思うので成長産業だと思います。
素晴らしい意見です。日本的感性のニーズはとても高いと思います。クオリティの高いアニメやゲームなどは、まさに典型。他の業種でもすべて、この感性が求められています。
起業資金で沖縄振興開発金融公庫に出資したもらったとありますが、沖縄振興開発金融公庫はどんなベンチャー企業にでも、出資してくれるものなのでしょうか。やはりIT系だと出資してもらいやすい、などの方向はありますか。
いえ、可能性があるところには出資されていらっしゃいます。是非ともアタックを!
思いしろそうというのが素直な意見です。また、ジャスミンという名前の由来が、さんぴん茶からというのも、素敵です。人生にとって自分の信念はなんですか?プライベートと仕事をしているときの自分はどう違いますか?教えてほしいです。お会いできるのを楽しみにしています。
信念は "人生の達人" になることです。この言葉は学生のころ、マスターキートンという漫画で始めて知りました。成功、失敗ではなく、達人です。
ちなみにプライベートと仕事の自分の違いはとても曖昧です。デート中でも10分だけ仕事モードに切り替えるなど、普通です。そしてインターネットの時代、どこでも仕事できるようになりました。ありがたい。
前回の質疑応答等を読んで感じたのですが、贄さんは非常に沖縄を推していらっしゃると感じました。それは沖縄県民としては幸せなことではありますが、「沖縄に良い人材がたくさんいる」などの沖縄のメリットだけでなく、沖縄だからこそのデメリットなどお考えでしたらお聞きしたいです。全てのものにはメリットとデメリットがあると考えているもので…。
沖縄のデメリットの一つは、外に出ない、または理由もなく外を怖がる閉鎖的な人も少なくないということです。すべては人です。県民のレベルが上がることが、沖縄の自立、発展には欠かせません。誰かが沖縄を良くしてくれる... と受け身であれば、いつまでたっても変わりません。
下手に技術があるよりも、技術は知らなくていいからコミュニケーション力の高い学生の方が企業では使いやすい、という話を聞いたことがあるのですが、ITに関してはどうなのでしょうか?
その企業のビジネスモデルによります。各企業での面接時に教えていただけると思います。しかし個人的には「技術は知らなくていい」IT 企業が存在するというのは不思議です。
沖縄のIT企業の問題点の話になると、「受託開発」や「下請け」といった言葉をよく聞くのですが、受託開発や下請けの場合は具体的にどのような流れで開発を行うのでしょうか? また、どの部分に問題があるのでしょうか?
お客様の顔が見えるのであれば、受注形態に関わらずやりがいがあります。もちろん問題もたくさんあるのですが、IT 業界に限らず、すべての業界で何らかの問題は抱えています。そしてビジネスチャンスは、問題解決にあります。
私は将来起業する予定があるのですが、ITとはあまり関係のない食品の会社をつくろうと思っています。このような分野でもこれからはITと関わる必要があると考えていますか。また、起業する際にもっとも大切なものは何ですか。
どのような業種・業態であっても IT の活用は必要不可欠です。IT を "使う" という視点で積極的に関わってください。起業するのでしたら、何がなんでもやりとげるという気持ちと、儲かれば何をやってもいいという誘惑に勝つ心を持ってください。是非、いっしょに成功しましょう。
活動の中で、苦労したことや、これから起業しようとしている学生に注意しておきたいことなどを、実体験を交えた内容で教えてほしいです。
起業したときは32歳でしたが、東京ではどんどんIT企業が上場するのを見て、すごいと思う反面、本当か?という気持ちもありました。あとでわかったことですが、結構無理していたところもありました。そして当社はといえば、なかなか波に乗ることができず、ひたすら地道な開発と、一件ずつお客様を開拓するという下積みを続けています。自分たちの提案する世界が革新的であるほどに、時間がかかるのだと納得するようにしています。皆さんには、短期的成功ではなく、社会に貢献するという長期的視点で仕事を捉えてほしいと思います。
ホームページ上でWagbyという製品が開発され、実際に沖縄工業専門学校で導入されているという風に書いてありましたが、その他の学校からも実際に依頼などは来ていますか。また、こういった製品はとても競争がすごいというイメージを持っているのですが、製品の類似品なんかが出回ることとかはないんですか?
依頼はありますが、思ったほど多くはないというのが実感です。知っていただくための営業活動がまだまだかかります。一方、競合は必ず存在します。それは市場があるということなので、むしろ望ましいことです。
県経済は3Kに依存していて、県内で今注力を注いでいる分野が観光産業です。現在様々な施策を県全体で取り組んでいます。観光産業を他産業を巻き込みながら一体になっていくことが重要だと思います。IT業界で活躍されている贄さんにとって、観光産業でのITの位置づけはどのようなものと捉えていらっしゃるのでしょうか。
観光産業はカジノをはじめ、大きなハードを求めているように見えますが、いますぐできる目線からの取り組みで、IT を活かせる分野は大いに残っていると感じています。もっと一緒になって仕掛けることができれば...と思います。
学生自体を沖縄の琉球大学で過ごしたそうですが、沖縄で過ごした事でITベンチャー企業を興す時に役に立った事や沖縄で育まれた独特の価値観などは何かありますか。今自分達は沖縄にいるのですが、いまやっていた方がいいものはありますか。
"地方から中央をみる" という視点が常に自分の中心にあります。地方と中央のどちらにもメリット、デメリットがありますが、単に羨むのではなく、交流を通していくことがいいですね。
あとこれは私の反省なのですが、せっかく沖縄で育ったにも関わらず、地元文化の芸が何もできません。三線でも空手でも、ネタとしてもっておけばよかったかな、と思います。もちろん今から学んでも遅くないと思いますが、まだ時間の余裕が...(言い訳)
私はプログラミングに興味はありますが、どこに興味があるのかが分からないでいます。贄さんはどうしてプログラミングが好きなのでしょうか。
目の前のコンピュータが自分の思った通りに動いた、という小さな成功体験を積み重ねていってください。テキストを読むとか試験対策をするとかではなく、実際に動かしてみることがお薦めです。動いたプログラムを少しずつ修正し、ここを変えたらどうなるんだろうと実験を繰り返すと理解が早まって好きになっていきます。いまだとロボットを動かすなどもいいかなと思います。
