ミクシィとサイバーエージェント>「モバイル版コンテンツ向けAdSens

from CnetJapan



ミクシィサイバーエージェント、グーグルのモバイル向けAdSenseを導入

http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20362411,00.htm



ミクシィサイバーエージェントは12月4日、グーグルと提携し、同社が提供する「モバイル版コンテンツ向けAdSense」を導入したことを発表した。



 モバイル版コンテンツ向けAdSenseは、モバイル向けサイトにコンテンツマッチ広告を配信するプログラムだ。PC版のAdSenceと同様のコンテンツターゲット技術を用いて、ページ内のコンテンツに合わせた広告を自動的に配信するもので、日本では10月10日から提供されている。



 今回モバイル版コンテンツ向けAdSenseを導入するのは、ミクシィが運営するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」のモバイル向けサービスである「mixiモバイル」(http://m.mixi.jp/)と、サイバーエージェントが運営するブログメディア「Ameba」のモバイル向けサービス「Amebaモバイル」(http://m.ameba.jp/)となっている。


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もってる?

これを個人でつくって運営しているって、凄いです>村尾卓也さん

当面事業化のつもりはない、とのことですが、
十分成立するかと思います。

今後とも活用させていただきます。

■もってる?

http://mtru.net/

Venture Now:村尾卓也氏、本やCDのバーコード読み取り管理する携帯アプリ「もってる?」
http://www.venturenow.jp/news/2007/11/19/1715_004757.html

→でも、Venture Nowはどうやってこのネタ仕入れたんだろう
個人でプレスリリースを配信した訳ではないでしょうし・・・
日頃から、村尾氏と近い関係にあるのかしらん?


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スクリーンショット方法いろいろ

【サービス系|スクリーンショット
スクリーンショット.jp

マルチブラウザ対応

会員になればPDFでの出力も可


thumbalizr.com

URLを入力して様々なサイズのスクリーンショット

さらにAPIスクリーンショットの利用も可


【サムネイル系|スクリーンショット

SimpleAPI

ウェブサイトサムネイル作成API β版


Thumbnail API

サイズ指定が多様


MozShot

ドロップシャドウを加えたスクリーンショットが可


はてなスクリーンショット

はてな内のサービスで使用可能。


livedoorスクリーンショット
livedoor内のサービスで使用可能。


■IgWebCap

縦横自由にサイズ選択の他、背景色等の設定も可


フリーソフト系|スクリーンショット

■キャプチャーイット!
ツールバーに追加

Pro版(有料)と無料版あり(無料版でも十分使える)

キャプチャする範囲の選択等も可

(Pro版は出力形式の選択も可)
IEFirefoxで使用可能


■KIOKU

任意のキーを設定可


■Winshot

保存・印刷等の機能充実


【アドオン系|スクリーンショット

Save As Image

Firefoxのアドオン

ページ丸ごとのスクリーンショット。ファイル形式も選択可。
スクリーンショットの開始位置も選択可。

Page Saver
ワンクリックでスクリーンショット

Screengrab!
色々なサイズに加工可


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オープンソースのプロジェクト管理ツール

 ■Trac Project.

http://trac.edgewall.org/
バグ管理をユーザインターフェースとしてソフトウェア開発プロジェクトを支援するオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアの代表格


SourceForge.net
http://sourceforge.net/
2007年7月時点で540以上のオープンソースプロジェクトプロジェクトが登録


スタンドアロン型のプロジェクト管理ソフト】
GanttProject
http://ganttproject.biz/
スタンドアロン型のプロジェクト管理ソフトウェアの代表
Java言語で記述されていて、Windowsアプリケーションのような軽快な操作性を実現

dotproject.net
http://sourceforge.net/projects/dotproject/
dotproject.jp(日本語版)
http://wiki.dotproject.jp/
PHP言語で書かれたプロジェクト管理ソフトウェア

エンタープライズ型のプロジェクト管理ソフト】
プロジェクト管理者、あるいはプロジェクトルームのスタッフ向けにダッシュボード機能を用意し、
個々のプロジェクトの進捗や予実の状況が一目で把握できるように工夫されているのが特徴。

■ProjectKeeper(現在はβ版が公開)。
http://www.sios.com/product/ProjectKeeper/index.html
企業向けの機能を搭載し、汎用的なエンタープライズ型のプロジェクト管理ソフトとして
サイオステクノロジーから2007年7月に無償でリリース。
プロジェクトの工程管理とあわせて予算の管理も行え、
より実務に近い機能とユーザインターフェースを実現。
ユーザインターフェースがすべて日本語なのも安心。

■Project.net
http://project.net/
元々は有償のソフトウェアパッケージ
予算管理やパートナー企業連携、ワークフローなどの企業向けの機能が満載

【アプリケーション統合型のプロジェクト管理ソフト】
■eGroupWare
http://www.egroupware.org/
グループウェアにプロジェクト管理機能が組み込まれたもの
プロジェクトとスケジューラや情報記録機能と連動

■SugarCRM
http://www.sugarforum.jp/
オープンソースCRMソフトウェアだが、基本的なプロジェクト管理機能を搭載
進捗管理の他、CRMと連動している特徴を活かして
プロジェクトと取引先や商談との関連、スケジュールや実績記録との連動など、
顧客との様々なやり取りを一元管理が可能。
受託ビジネスを推進する企業に向き


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Web2.0(笑)の広告学「超鼻セレブ」と「不都合な真実」に学ぶ

2007年2月20日 須田 伸
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070216/119263/

 今年は世界的な暖冬で、稼働できないスキー場があったり、一方でビールが売れたりと、各所にさまざまな影響を引き起こしていますが、花粉症の私としては、スギ花粉の飛散開始が例年よりも早いということが非常に気になっています。

 そんな中、インターネットで3000セット限定発売されたネピアの高級ティッシュペーパー「超鼻セレブ」が、2箱セット3000円という価格ながら即日完売したというニュースを大勢のブロガーが話題にしており、この値付けがクチコミ戦略だったのかどうかは不明ですが、そのバイラル効果にすっかり感心してしまいました。

鼻をかむことがイベントになる商品

 冬の終わりから春に飛散するスギ花粉が引き起こすアレルギー反応、いわゆる花粉症に悩む人にとって、鼻のかみすぎで鼻が真っ赤になるというのは、なんとも辛いことであり、屈辱的ですらあります。

 普段はティッシュペーパーの選択に際して紙質よりも価格の安さを優先する人でも、スギ花粉の飛散するこの時期だけは、多少高くとも鼻にやさしいティッシュにしたいという気持ちになろうというものです。

 とはいえ1箱あたり1500円というのは、ビックリの値段です。渋谷の会社近くのドラッグストアで売っていても、ちょっと手が出ないだろうと思います。

 しかし、ずっとこの価格のティッシュを買い続けるのは現実的ではないとしても、スギ花粉という辛いシーズンを少しでも楽しく、ポジティブに迎えるための「キックオフイベント」として、この超鼻セレブをとらえてみると、必ずしも高くはないかもしれません。

 また超鼻セレブの価格設定がもう少し低くて常識の範囲内であったなら、逆に即日完売することも、これほどまでに話題になることもなかったように思います。

 フツーでは非日常イベントにならないし、ニュースにもならないからです。

 常識を超えた驚きがあるからこそ、イベントであり、ニュース価値があるのです。

買わなくてもネタにできる強さ

 しかもブログやSNSなどで情報発信力を持った消費者がこうしたイベントやニュースに触れると、今度は自らが中継メディアとしてその情報をさらに広げていきます。

 自分のブログに書く、SNSの日記に書く、メッセンジャーやメールで花粉症の友だちに教える、などさまざま々な手段で拡散させていきます。

 また実際に超鼻セレブをブログで話題にしている人を見ると「買いました! 商品到着が楽しみです」という記事はあまり見あたらず、私も含めて実際には買えなかった人や完売後に他の人のブログやニュースを見て知った人が「すごいですねぇ。1回鼻をかんだら10円になるそうですよ」といった記事を書いているのがほとんどです。

 ブログで話題の超鼻セレブは売り切れで買えなかったけれど、通常品の鼻セレブを試しに1つ買ってみるか、そんな人もきっといるでしょう。各社から出ている高級ティッシュを買い揃えて、「高級ティッシュ使用実感テスト」を実施してブログにあげる人が出てきても不思議ではありません。職場や学校で鼻を赤くしている人をみたら「駅前でタダで配ってるティッシュじゃなくて、鼻セレブ使いなよ」とアドバイスしたり、プレゼントする人も出てくるかもしれません。

「鼻をかむ」という行為の身体性とライブイベント

 最近よく感じるのが、インターネットでたいていの情報が手に入る時代だからこそ、「実体がある」「リアルである」「ライブ感がある」といった要素が重要になってきているということです。

 ネット上で流通する情報の膨大化を見ていると、今後はあらゆる情報がデジタル化されてデータベースに格納されるかに思えますが、実際にはそうならないと思います。

 例えば、触感であり、匂いであり、空気感であり、同時体験性などは、データーベース化が難しい「情報」です。人間が肉体によって感じる情報、とりわけ非言語的な体験は、デジタル化されにくい。

 「鼻をかむ」という身体行為が持つ情報を、言語化することや、データベース化することは簡単ではないでしょう。

 さらに超鼻セレブの特徴である「3枚重ねにした柔らかさ」「保湿成分を配合したうるおい感」「アロマオイルを染み込ませたぜいたくな香り」などは、実際に手にとって鼻をかんでみないと分からない、というのが正直なところではないでしょうか。

 そんなリアルな体験をしないことにはなかなか実感できないことと、2箱セット3000円という価格の非日常性が掛け算になり、非日常イベントとしてニュースになったと思うのです。

 バーチャルにさまざまなことが体験できるからこそ、リアルな体験が重要になっているというのはビジネスにおいても同様です。たとえば、インターネットやテレビ電話会議によって減った出張もあると思うのですが、その一方で、「直接会う」「手を伸ばせば触れることができる同じ空間に同じ時間に存在する」「いっしょにお茶を飲む」といったことの重要性が高まっているのもまた事実ではないでしょうか。

 インターネットとテレビ電話会議で出張がゼロになるとは思えません。

 インターネットで、距離を超えて、時間を超えて、パソコンからケータイから、さまざまな情報にアクセスできるようになったからこそ、「ライブイベント」や「現場」「同時体験」の価値が上がっているのではないでしょうか。

アル・ゴアアメリカ副大統領の講演を映画にした「不都合な真実

 現在連日の満員で公開劇場が拡大している映画が「不都合な真実」です。この映画は、アル・ゴアアメリカ副大統領が、世界中で1000回を超える回数実施している地球温暖化に関する講演を映画化したものです。

 ドキュメンタリー映画とも言えるのですが、通常のドキュメンタリー映画と違うのは、講演の模様を撮影して映像化しているので、映画を見ているというよりも、アル・ゴア氏の講演会場にいるような気分に近いということです。

 この映画には不思議な「ライブ感」があります。

 おそらくゴア氏の講演会場に行けばさらに濃密な「ライブ体験」が得られるわけですが、実際に1回あたりの集客人数とゴア氏の講演スケジュールから考えれば、効率的とは言えません。

 そこで映画化することで、より多くの人にリーチするようにしたということです。

 地球環境の問題は、21世紀を生きる我々にとって避けることのできない課題であり、ライフスタイルの変更も含めて、より多くの人が態度や行動を変えなければならない。

 商業広告とは違うかもしれませんが、メッセージを伝えて、アクションを誘引して、さらに周囲に広げていくという「広告的発想」が必要とされています。

 そんな環境問題において、ゴア氏がとったライブイベントという手法と、それを映画にして上映するというアイデアは注目すべきです。

 ゴア氏はクリントン政権時に、情報スーパーハイウェイ計画を打ち出した人物であり、現在はアップルの取締役会のメンバーであり、グーグルの上級顧問を務めるほど、情報ネットワークやインターネットに精通した政治家でありながら、地道な講演という手法を温暖化問題に関しては採っているのです。

 映画「不都合な真実」は、アメリカ国内において当初77館という小規模の公開からスタートしたものの、その後600館にまで拡大し、ドキュメンタリー映画として記録的なヒット作品になり、今年のアカデミー賞2部門にノミネートされています。

 そして日本を含む世界中の一般の人々が、ブログやSNSで映画「不都合な真実」について書いて、広めていっているのです。

ネットで伝えられないものと、ネットによる増幅の関係

 インターネットはクリックひとつで、世界中の情報に自宅から一歩も外に出ずにアクセスできる便利なツールです。

 また情報にアクセスするだけでなく、情報発信も同様に簡単にできます。

 だからこそ、「実感」や「リアルさ」に欠けてしまうこともしばしばあります。

 そんなネットが得意としない部分は、実はネットと結びつくことで掛け算になって広がっていきます。

 「超鼻セレブ」や「不都合な真実」のクチコミ伝播力は、そのことを物語っています。

 遠い将来において、インターネットを通じて、さまざまな五感を伝えることができるようになるかもしれません。

 しかし人間の知覚の多くは、言語化されない非言語情報であり感覚です。
 ですから今後も、リアルな接触という体験の価値はむしろ上がっていくと思います。

 ネットだけでは不可能なリアルな体験をした人が、もしくは体験しそこなった人たちが、その情報をネットを使って広めてくれるのです。

 その増幅関係は、今後の「広告」のキーワードの1つになるような気がします。

Web2.0(笑)の広告学「私をスーパーボウルに連れてって」〜ちゃっかりマーケティングの鉄則

2007年2月5日 須田 伸

 ニュースで話題になっていることを広告プロモーションにうまく取り込んで生かすというのは、企画会議などで「今朝のテレビでやってたあの話に乗れないか」といったように、よくアイデアとして出る手法です。

 しかし、実際に広告プロモーションに仕立て上げるのには時間がかかる。なので「プロモーションする頃にはニュースとしての賞味期限が切れてるんじゃないか」と、見送りになることが一般的です。

 世の中で既に話題になっていることに乗るのに必要なスピードと、広告を制作するスピードには、大きなギャップが存在するのです。

 たとえば通常のテレビCMの制作だと、企画を作って、クライアントにプレゼンテーションして、演出プランを作って、またプレゼンテーションして、撮影して、編集して、音楽とナレーションをつけて、完成した作品をテレビ局に届ける、という一連の作業が発生します。

 この一連の作業をきちんとやっている間に「一番旬なニュース」は、いつのまにか「あ、そんな出来事もあったね」になってしまう。パーティがお開きになった後で、全身ギラギラに着飾ってやってきた「カン違い野郎」として笑われてしまうのが関の山じゃないの、ということで見送られてきたわけです。

 ところが、インターネットが一般化した今日、うまくいけば、あっという間に企画を実行してしまうことも可能になってきており、「ホットニュースが冷めないうちに」プロモーションに取り込む事例も出始めています。

 さて、日本時間で本日(2月5日)の午前に、マイアミで米国最大のスポーツイベント、「スーパーボウル」が開催されます。

「デートしてあげるから、スーパーボウルに連れてって」

 ここで登場するのが、カリフォルニア州ブレントウッド在住の女性、サラ・スペインさん。イリノイ州シカゴの郊外レイクフォレストの出身で、今年のスーパーボウル出場チームであるシカゴ・ベアーズの大ファンです。

 彼女は、多くの同年代のアメリカ人がそうしているように、全米最大のSNSソーシャル・ネットワーキング・サービス)「MySpace」に登録していて、彼女のMySpace上のページでは、自分が若くて魅力的で大のベアーズファンであることを数多くの写真とコメントでアピールしています。

 プレーオフでベアーズが、ニューオリンズ・セインツを破ってマイアミで開催されるスーパーボウルへの出場を決めた直後に、サラさんはインターネットでホテルと飛行機を予約して、試合を見に行くと決意しました。しかし肝心の入場チケットはありません。

 そこでネットを使った大胆な手に打って出ました。

 アメリカ最大のオークションサイトeBayで「スーパーボウルのチケットを2枚持っている人が、マイアミの試合会場で私とデートできる権利」をオークションにかけたのです。

 彼女の「出品」はたちまちネット上で話題になり、入札額がどんどん高騰していきました。しかし、その金額が9億9900万ドル(約1200億円)といった馬鹿げた額になったところで、eBayによって「自分自身をオークションするような行為は認めていない」という理由で出品自体が削除されてしまったのです。

 熱狂的ベアーズファン女性の野望もここまでか、と思われたわけですが、このニュースに目をつけたのが、ユニリーバの男性用ボディスプレー「Axe」です。

 「これは使える」と判断した同社は、すぐさま連番4枚のスーパーボウルのチケット(しかもエンドゾーン近くの良席)をオンラインブローカーから購入したのです。

 そして、サラとサラの女友達2人の3人を招待するとオファーしました。

 ちょっとしたことですが、こうしたAxeからサラへの素早いコンタクトも、MySpaceのようなサービスがなければ、手続きに時間がかかって難しかったのではないかと思います。

 これで4枚のチケットの中の3枚は使い道が決まりました。

 Axeは、サラの了解のもと、最後の1枚のチケットを使って、「自分こそがサラとデートするにふさわしいシカゴベアーズファン」というアピールメールを、フリーメールのhotmailのアドレス「hotsuperbowldate@hotmail.com」に送った男性の中から、サラに選ばれた人に授与されるという企画に仕立て上げたのです。

 この原稿を書いている時点では、何人が応募して、誰が選ばれたのか、明らかになっていませんが、アメリカのあちこちのニュースサイトやブログで話題になっています。

 Axeはうまくこの騒動に乗っかって、その「やんちゃな商品ブランド」をあらためて広めることに成功したと言えるでしょう。

 なにしろAxeは日本では発売されていませんが、アメリカでは「これをスプレーすれば、たちまち女性にモテモテ」という実に単純明快なブランドパーソナリティで知られた商品だからです。

 この一連のサラの行動も含めて、この騒動に乗っかろうというAxeの戦略に対し眉をひそめる人は、これを読んでいただいている読者の皆様の中にも、そしてアメリカにも、決して少なくないはずです。

 しかしAxeは、そもそも同様の非難を、これまでも常にうけるようなプロモーションをしてきたわけで、痛くも痒くもないのです。

 ここに今回のAxeの「ちゃっかりマーケティング」から学ぶべき教訓があります。

3つの鉄則

 「Axeはうまくやったなぁ。ウチも機会があれば是非、やってみたい」そんなふうに思った方もいるかもしれませんが、「ちゃっかりマーケティング」の成功には条件がいくつかあります。

ちゃっかりマーケティング成功鉄則その1:スピーディかつタイムリーに行動できること

 ベアーズのスーパーボウル出場を決めた瞬間にマイアミへの航空券とホテルを予約したサラさん。そして、彼女のeBayでの「出品」が削除されたことを知ってすぐに、ブローカーから4枚の連番チケットを入手したAxe。さらにMySpaceに「Superbowldate」というアカウントを作成してすぐさま告知したこと。

 スピードが遅かったら成立しない手法です。

 「実行する」と決めたら、とにかく俊敏にフットワークよく動くこと。
 それが第1の鉄則です。

ちゃっかりマーケティング成功鉄則その2:悪ノリにふさわしい商品であること

 話題になっても、それが商品や企業にとっての「プラス」にならなければ意味がありません。世の中の話題に乗っかる行為は「売名行為」として非難されることも覚悟しなければなりません(実際にそれが目的なわけですから)。まず、自社の商品が「悪ノリ」にふさわしいプロダクトであることを確認すべきです。

 今回は「まぁ、Axeならいかにもやりそうなことだなぁ」と思ってもらえるブランドイメージがあったからこそ、うまくいったのだと思います。

 優等生がいきなり錯乱してしまったかに受け取られたのでは大きなマイナスです。
 自分を鏡に映して「オフザケ」が似合うかどうか判断すること。
 それが第2の鉄則です。

ちゃっかりマーケティング成功鉄則その3:ニュースの「軽さ」を正しくジャッジすること

 あなたの商品がオフザケに合ったイメージを持っていて、ちゃっかり乗るのに必要なスピードを会社が兼ね備えていても、3つめの条件、「乗っていいニュースかそうでないか」の判断は一番重要です。

 たとえAxeのようなブランドであっても、環境問題、人種問題、貧困問題といった「ヘビーなニュース」に乗ろうとしては、押しつぶされるのがオチです。

 スーパーボウルという1年に1度の「お祭り」にまつわる騒動だから、「踊る阿呆に見る阿呆」ということで、多少の羽目はずしも許されるだろう、というバランス感覚にもとづく判断をAxeの今回のプロモーションの責任者はしたと想像します。

 そのブランドが「抱えられるニュース」か「抱えられないニュース」か、を見極める目を持つ。
 これが第3の鉄則です。

いつでも乗れる準備をしておく

 今回紹介したような「プロモーションとして乗っかるのに向いたニュース」は、なかなか存在せず、常に入荷待ちなのが、現実です。

 しかし、そんなニュースが入荷したら、すぐに手をあげて実行できるフットワークを鍛えておく。

 「ちゃっかりマーケティング」を実施するには必要な準備です。
 もちろん、運も必要ですが、運が向いたときに行動できるかどうかは準備次第です。

 具体的には、「すぐさま決裁可能な一定金額の予算」であり「シンプルな意思決定のプロセス」であり「最後まで責任もって実行する担当者の存在」などでしょう。

 「ちゃっかりマーケティング」に向いている商品やサービスをお持ちの方は、用意しておかれてはいかがでしょう。

 くれぐれもご利用は計画的に。