おととい、遂にコスモバルクがGI馬になりましたが、ここまでコスモバルクは22戦8勝の成績を挙げ、うち地方では5戦して3勝している。
では、敗れた2戦の勝ち馬は誰か?また、コスモバルクを破ったその馬は今、どうしているのか、調べてみました。
まずはデビュー戦となった2003年8月26日のフレッシュチャレンジ競走でコスモバルクに対して4馬身差の圧勝を飾ったのは松本隆宏厩舎に所属していたサンダーテーオーでした。
彼はその後、9月16日に行われたウィナーズチャレンジ競走も勝ち、将来が有望視されたが、残念ながらこの2戦のみで引退。
地方競馬の登録からは去年の4月1日付で抹消されている。
ちなみに後者のレースで4着に入ったのは後に金沢に移籍し、重賞で好走し、中央にもしばしば遠征したアラシノセイシュン(こちらも現在は抹消されている)。5着に入ったのが翌年の浦和の桜花賞を制したカネマサヴィーナスだった。
コスモバルクカネマサヴィーナスを倒しているだけに無事であればかなり大成していたのではないかと思います。
続いて3戦目の2歳A−1戦でコスモバルクの2着に入り、続くアグネスタキオン賞でコスモバルクに1馬身の差をつけて勝ったのはモエレシーリングだった。
モエレシーリング南関東競馬ファンなら知っている人も多いと思いますが、現在モエレシーリング南関東でC1クラスに在籍している。
その後、モエレシーリングは2歳オープン特別を圧勝し、大井に転入し、コスモバルク日本ダービーに出た翌日に大井で再デビューを果たし、後続に2馬身半差広げ快勝するも、その後は長期休養に入り、復帰できたのは翌年の年末。
1年6ヶ月ぶりのレースも勝つと、その後丸の内特別、両国特別と人気に応えるも、ここ2戦は2着・4着と敗れている。
現在5歳。サラブレッドとしてはまもなくピークを過ぎる時に差し掛かってきている。果たしてモエレシーリングはどこまで2歳時に見せた素質を南関東で発揮する事が出来るのだろうか。A1クラスに上がる日は来るのだろうか。


コスモバルクを破ったものの、その後は脚部不安などがあって、未完のまま引退に追い込まれたり、下級クラスで走っている2頭の現状、またコスモバルクが出走した日本ダービーの出走馬のその後を見ると、いかにコスモバルク無事是名馬である事が分かります。