かなり愛しの「ぴったんこさん」

もういい年なのに、力の抜き方がわからなくなってテンパるので、時々「ほぼにち」を読んで、団塊世代にひょろっと憑依してもらうと、いいみたい?

団塊といえば、ヴェネチアロケから、参っている彼女に。ぴったんこさんは凄い、泉ピン子という人の女優さんとしての仕事は、なんか、怖いばかりなんだけど、コメディエンヌとしての抜け方は当代一。ほんと、キャラの確立という意味では、ミッキーマウスと双璧だと思う。キャラクターグッズあったら、欲しいもん。携帯の呼び出し音声とか

「あんた電話よあんた、ほれ早くでろ!」とかさ。

限られたエッセンシャルにおばさんな領域だけでしか生きられない生物みたい。まるで隅々まで「遊び」のないおばさんぶりが素晴らしい。凝縮して凝縮して、オーク樽で三千年くらい醸造したくらいの濃厚な、ビンから容易に出てこやしないくらいの。

わずかに団塊厭世観が〜あのラメラメド派手メイクでこその哀愁が・・・。

きれいな顔して黙っていればいいのに、実は凄いお喋りで、中身はおばさんだよな、ときれいな若い女性が言われている。世の中では、おしゃべりっておばさんなの?私はすごいおしゃべりなのだが、年齢的にもおばさんなのでしょうがないけど、よくしゃべるってだけで、人間的に問題だみたいな、あきれ方をされると悲しい。

そういえば、いつも黙って冷笑を浮かべている人は、妙にもてたりする。神秘的とか上品とか言われて。でもね、いくら喋り倒しても、人間の不思議は同じ。人一人、喋ろうが黙っていようが、ナゾはナゾ。本当のことを言っているとは限らないしね。そういう意味では、黙って微笑むなんていうのは、燃費がいいってことに過ぎない。と思うんだけど、イメージだからなあ・・・ぴったんこさんって神秘的よ。

さんざんサービスと思って明るく喋った後で、空しくなるもんだし。あ〜あまた私バカだと思われたってさ。そこに寂しい背中があるのだ。

世の中の高低差に敏感。犬がモノクロームの世界に住んでいるなら、腰痛持ちは「痛・無痛」の世界に住んでいる。あの椅子はOK、でもあれはふかふかだからNGとかさ、あんな段差があるなら、今後あのパン屋へはいかれないかなとかさ。道具に凝っているマニアな整体の先生が、毎日4種類も違う電流を腰から足に流してくれるんだけど、よくなっているのか?ビミョウすぎる。でも通うよ、痛いから。

明日4時間も座って取材できるのか?途中で立ってもどうぞ気を悪くしないでください・・・みたいなことは大丈夫だろうか?そんな未曾有の心配を抱えているんだわ。

さらに子どもの腹痛が心配。お腹の風邪が大流行しているんだって、保育園。なんか嫌なかんじなので、先手を打ちまくり。万が一嘔吐とかして、保育園から「子ども撤収命令」が出たら、誰が彼女を引き取りにいくのか?セフティ・ネットを2重にして待機ってかんじ。はあ、もうやんなっちゃうねえ。