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FOSSとかGeoとかのプログラマの日記

2015-12-06

Civic techと FOSS4G

ここのブログは本当にAdvent Calendar専用になってしまいました。

今年のイベントというとFOSS4G HOKKAIDOへの初参加がありましたhttp://www7151uf.sakura.ne.jp/presen/2015/FOSS4GHokkaido2015_sapporo.pdf:

キーノートスピーチとかいいますが、まあグダグダ話になっていましました。

ここでいいたかったのは、昔はコンピュータハードウェアソフトウェアはとても高価だったから一部の人しか使えなかった。

だけどハードの激安化(ムーアの法則?)とネット+オープンソースの普及でコンピュータ利用の障壁がものすごく下がったこと。昔は大きな組織でしかできなかったIT技術利活用が小さなスタートアップ企業や個人でもいろいろできる時代になってきていること。

そしてシビックテックがそれの応用分野として格好の場所で、FOSS4Gの使い道がたくさんあるよというようなことを言いたかったようです。

FOSS4GとOSGeoもこういった名前で登場してから約10年たちました。

日本の地理空間情報の利用分野で10年前にFOSS4Gを利用するということはほとんど前例がなく,利用のための理解をとりつけることがとても大変なことでした。

しかし現在のQGIS普及状況をみると、QGISを使わないという選択は空間情報を利活用しなきゃいけない場合とても損な状況です。

その昔はハードもソフトもとても高価だったからIT技術は一部の人しか自由にあつかうことができなかったわけです。20年前、10年前と比べてもハードとソフト、そしてネットワークインフラを利用するコストは劇的に低下しています。RaspberyPIが安いといってこの1年間ライトニングトークでとりあげていましたno title。だいたい本体が5000円ぐらいで入手できるのです。これを設定してネットにつなげばLinuxマシンとして利用できプログラムの実行や開発、IT技術の勉強をする環境を作ることができます。これでも従前よりはIT利用のためのコストはめちゃくちゃ下がっているわけですが最近はRaspberry Pi ZERO というわずか5$のコンピュータまで登場してきています。Raspberry Pi Zero: the $5 computer - Raspberry Pi

またインターネット上に公開、共有されているデータや知識は莫大な量になり個人や小さな組織がITを使ってできることが格段に高度になってきています。逆に大きな組織でのネットワーク利用はセキュリティを高めるために制約がどんどんきつくなってきています。セキュリティを設定することは重用です。ただ利用できないサイトや機能がどんどん増えていくような環境でしかインターネットを利用できないとしたら、技術や知見の広がりに影響がでることもあるでしょう。

Civic Techという地域の課題解決のために市民のテクノロジーを利用しようという動きは、そのようなITテクノロジーをめぐる環境の変化によって可能になってきたものだと思います。

行政が利用するITシステムの大多数は企業によって構築されています。そういうものを構築するテクノロジーは従来は資金力がある企業が多くを持っていたわけです。そういうところでベンダーロックインされるとそのシステムが提供するソリューションが費用にみあったものであるかあやしくなってくることが多々あるわけです。

また地域の課題といった場合、課題なり状況を地理的可視化することが大変必要とされてきています。データを地理的インデックス可視化するための様々な作業はFOSS4Gの得意とするところです。多分シビックテックの分野でFOSS4Gが活用されるといいような場面がとてもたくさんあると思います。現状でFOSS4Gの側でかならずしも使い方が分かりやすい状態ではありません。そういうわけでいろんな課題がどんどんでてきます。かつてよりFOSS4GやOSGeoでやるべきことは増えています。来年もえらく忙しいのでしょうか。皆様よろしくお願いいたします。