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FOSSとかGeoとかのプログラマの日記

2016-12-03

OSGeo.JP ハンズオン参加証の使い道

ここ数年は、ここのブログの更新は年に1回の模様です(汗;

今年も8月から11月末までイベント連続シーズンをなんとかこなしました。

イベント連続の最後にG空間エキスポでのG空間情報センターの公開というやつがあったので結構きつかったです。

イベントたくさんでると参加証とかCPDポイントの認定証とかをもらいます。OSGeo.JPのハンズオンセッションでも最近は参加証を希望者に配っています。

f:id:yoichi_46:20161202021934p:image:left ハンズオンのWEBページを見てみると「※本ハンズオンはGIS教育認定(GISCA)の対象講座となります。」とか書いてあって、それの対象講座を受講した証明として参加証を発行しているわけです。じゃ、「それって何の役にたつの?」ということがあるわけで、そのあたりをちょいと解説してみます。

GISCAって何?

まずは「GISCA」って何ということですが、地理情報システム学会GIS資格認定協会(GIS資格認定協会ホームページ:トップページ)という組織のことのようです。

f:id:yoichi_46:20161202023159p:image:right

「専門技術者認定」とか「GIS教育認定」とかメニューにありますが、OSGeo.JPのハンズオンは、ここの教育認定をうけたプログラムだということのようです。

じゃ「GIS教育認定」って何かっていうと GIS資格認定協会ホームページ:GIS教育認定によると

1.GIS教育認定とは

 GISCAは大学の学部レベル以上で、教育内容が地理空間情報分野の知識体系の範囲に入っている教育を行っていることを認定します。

それに伴い、GIS上級技術者申請段階で、認定教育については、無条件で履修ポイントを認めます。それ以外のものについては、審査段階で評価することになります。

ということらしいです。

GIS資格認定協会ホームページ:リンク集に教育認定をうけているプログラムの一覧があります。


3.GIS教育認定のメリット

 GIS教育認定をうけることにより,受講者に対して,提供する教育プログラムGIS分野における様々な活動の技術水準を満たすことをアピールできます。また,認定を受けた教育プログラムを受講することにより,GIS専門技術者認定申請するためのポイントが獲得できることから,受講者に対するモチベーション向上にも寄与します。

説明されています。教育認定をうけた講座を受講すると「GIS専門技術者認定」のためのポイントになるようです。

ここで「GIS専門技術者認定」という単語が出現しました。これはなんでしょう?

GIS資格認定協会ホームページ:GIS専門技術者認定こちらに解説がありますね。

1.専門技術者認定とは

 GIS(Geographic Information Science:地理情報科学)分野における様々な活動の技術水準を保証するための認定制度です。この認定制度は学術的な活動のみならず,実務的な活動に重きを置いています。認定を受けることにより,GISについての専 門的な能力をもつことを対外的に証明することができます。

この制度により認定を受けた技術者には,GIS上級技術者の資格が授与されます。

英語で表記する場合は

GIS Expert (certified by GISA)

となります。

つまり OSGeo.JPのハンズオンを受講すると「GIS上級技術者」という資格を取得するためのポイントになるようです。資格を取得するとプロフィールに「GIS Expert (certified by GISA)」とか書いていいようです。

この資格をとるには

審査は,認定規定に従い,学歴や講習会の受講等を含む「教育達成度」,実務経験に基づく「経験達成度」及び学会への参加等専門分野に対する「貢献達成度」の3つのカテゴリの合計ポイントに基づき行われます。申請者は申請書式に従い,自身が保有するポイントを申請することで資格を取得することができます。

とあります。

また

 取得した資格は,5年ごとに更新を行う必要があります。

とあります。

http://www.gisa-japan.org/gisca/download/gisc_spc_120731.pdf:"GIS 上級技術者認定規程"]によると

一 別に定める方法で計算する教育ポイントが 30 ポイント以上

二 別に定める方法で計算する経験ポイントが 60 ポイント以上

三 別に定める方法で計算する貢献達成度ポイントが 8 ポイント以上

第一号から前号のポイントの総数が 150 ポイント以上

というのが資格取得のためのポイントのようです。

また http://www.gisa-japan.org/gisca/download/2manual_R20140722.pdf:"GIS 上級技術者 更新申請 マニュアル 2014/07/22"]によると5年ごとの更新に以下のポイントが必要のようです。

教育達成度ポイント(科目履修及び会議出席) 10 ポイント

専門分野への貢献達成度ポイント 10 ポイント

追加ポイント  教育、貢献の組み合わせ。  20 ポイント

合計                    40  ポイント

じゃあOSGeoのハンズオンに参加した場合はどういうポイントになるかというと

• 教育ポイントは学会大会等の出席、GIS 関連の展示会等のイベントに出席した場合の貢献ポイントからの振り替え、GISCA による教育認定プログラムへの受講及び高等教育機関学部レベル以上の教育への受講、のいずれかに該当する場合に与えられる。

学会大会等の出席に要した 6 時間につき 1 ポイントが与えられる。例えば、8時間の学会に出席した場合 8÷6 = 1.33 ポイントとなる。

GIS 関連の展示会等のイベントに出席した場合は貢献ポイントになるが、教育という側面もあるので、貢献ではなく学会大会等への参加とみなしてカウントすることもできる。ポイント数は、学会大会等への出席と同様、出席時間 6時間につき 1 ポイントである。ポイント数の計算にあたっては、表 4 貢献達成度ポイント一覧表の X-2 を参照し、学修時間比率は掛けず、出席時間÷6 時間で求める。

• GISCA による教育認定プログラムへの受講及び、高等教育機関学部レベル以上の教育への受講については、授業履修時間×2÷6 ポイントを与える。ここで×2 は学修時間比率といい、実際に受講した時間に加えて、予習と復習に要する時間を考慮した比率である。

とあります。通常の学会等への参加は6時間で1ポイントです。ということは10ポイント獲得するためには60時間の学会参加が必要です。これは結構な時間数です。教育認定プログラムの場合は「授業履修時間×2÷6 ポイント」とありますから時間あたりの獲得ポイントは学会参加等の2倍になります。

教育ポイントは新規取得時は30ポイント、更新時には10ポイント必要となります。学会参加6時間で1ポイントですからポイントためるには結構大変です。

そういう意味ではOSGeoのハンズオンセッションはポイント稼ぎのためにはお得なセッションです。

また、この資格取得のための基本的な要件として

申請者は以下の3点を達成すること。

1. GIS 学会、関連学協会等(地理学会人文地理学会リモートセンシング学会、地図学会、GITA-Japan)の会員、又はそれらの賛助団体の構成員のいずれかであること。なお、認定された有資格者は上記の条件を満たし続けなければいけない。

2. 以下の 3 分類での取得ポイントが最低基準ポイント以上であること。

• 教育達成度 : 30

• 経験達成度 : 60

• 専門分野への貢献達成度 : 8

3. 合計ポイントが 150 ポイント以上となること。

とあります。GIS学会とかの会員じゃないといけないかというと、確かOSGeo.JPとOSMFJも関連学協会になったと記憶しておりますので、それらの会員であれば申請資格があるんではないかと思います(後で確認しときます )*1

ハンズオンとかカンファレンスへの参加やOSGeoやOSMの活動は貢献ポイントとしてカウントできるものもたくさんあります(活動参加のエビデンスが必要ですね)。

貢献ポイントについて書くとまた長くなるので別の機会に。

ということで資格の取得や更新にいろいろ使えますので、そのあたりに関心のある方はイベント参加の時にエビデンスの確保に注意してみるといいですよ。

*1:12/2にGISCAの幹事の方にうかがったところOSGeo.JPの会員であれば関連学協会の会員であるのでポイントがあればこの資格の取得申請ができるそうです