”母が 寂しくないように・・・”

こんばんは!



長い事 ”桜めぐりツアー”にお付き合い下さり ありがとうございました!
やっと 3日間の旅報告を 終えることが出来ました。


これは 3日間だけど もし カナダ留学の19日間だったら
どうしましょう?果たして あちらで ブログ更新って出来る?


出来れば 貴重な体験を 記録したい気持ちはありますが 出来るのでしょうか?
これは 調べてみないとわからないのですが 帰ってきてから まとめる
と言うのは ちょっと 厳しいですよね。日々の出来事が忘れてしまいそう
です。できれば その日のうちに 書き留めておきたい気がしますが 
どうでしょうね〜?




さて お久しぶり〜のランちゃんです。
これは 5月7日のランちゃんです。


やっと 咲き始めた 桜の花びら あまりの可愛さに 写真を撮りました。



ランちゃんは?
ここです!






ほら ランちゃん 見える?
可愛いチューリップ・・・ラベンダーもあるね。



あ〜 あれは 食べられないからね〜
先に言っておくね〜見るだけだよ〜




お〜!
ランちゃん かっこいい〜〜〜!
よく似合うわ



ランちゃんの機嫌も取ったし(笑)今度は お土産を持って
母の所へ行ってきました。
時間がなくて 作ることが出来なかったので この日は スーパーで
お寿司を買って 持って行き 一緒に食べることにしました。


「母さん お寿司 食べる?」
「あら〜 みんなも一緒に食べるんでしょ?」
「みんなって? 誰もいないよ 私一人だよ」
「え?あんた 一人で来たの?」
「バスに乗って 一人出来たよ〜」
母の中では 私は まだ 子どもなのでしょうか?
全然 大人扱いされていない気がします。



「あら 美味しそう? 食べてもいい?」
本当に食べたかったのでしょう・・・3個ほど 一気に食べました。
好きなものを食べている時って 幸せそうです。



私は・・・母に パジャマを買ってきたのですが ズボンの裾が長すぎて
穿きづらいため 丈を直そうと思い ハサミと針と糸持参です。
その昔 母が私の洋服を直してくれたように 今日は 私が母のサイズに
合わせて 直します。


最近 針・・・使ってないなぁ〜
さぁ 出来た!
手縫いだから 目が大きかったり 曲がったりしているけど まぁ
こんなもので 我慢してちょう!



こうして 話していると 普通に見えますが ずいぶん 耳が遠くなりました。

聞き間違いが多く つい 大きな声で 話してしまいます。
そして この動画を撮っていて とても ショックでした。
決して 良くなることはないのに・・・こういう場面を見ていなかったせいか
忘れていました。そうです。家にいる時も こういう事は 多々あったのです。


帰ろうとした時 ふと 「あ、爪・・・」
ずいぶん 切ってない事を思い出し(家では 思い出すので バッグに
爪切りを入れてあります)「母さん 爪は?」
「大丈夫だよ〜」
見ると 大丈夫では ありません。右手 左手・・・
「足は?靴下 脱いで」
ちょっと 伸びていたので 切りました。
そして この動画へと 続くのです。



(みかんが一つ・・・なっていた?・・・話は良くわかりませんでした)


直接目にすることが 最近なかったため 改めて 衝撃を受けました。
そうです。家でも 毎日 靴下を2枚履いていました。
洋服も何枚も重ねてきていたし アルバムの写真をみんな剥がして
しまって バラバラにしてしまったり・・・
夜中に起きてきて ご飯を炊こうとしたり ガス栓を閉めたレンジに
マッチで 火を点けようとしたり・・・結構大変でした。


「さびしいから 泊まっていって・・・」と言われた時・・・
本当に辛かったです。
連れて帰りたいと思っても このアルツハイマー認知症の病気は
とても 一人では 抱えきれないのが現状です。
でも・・・寂しい・・・って言われたら・・・そりゃあ 心痛みますよ〜
帰りたいんでしょうねぇ でも 母が帰りたい家は 私の家ではなく
おそらく 生まれ育った岩手県でしょうし・・・むずかしい問題です。


「また 来るからね〜」としか言えない私です。
この「寂しさ」は おそらく どこにいても 感じる寂しさだと思うのです。
いろんな事を忘れていく寂しさと その不安 家族から離れている 寂しさ 
施設にたくさん人がいるにも 関わらず 一人を感じる寂しさ・・・
それはきっと 自分が人間としての 色んな尊厳が失われていく事の 
やりきれなさ せつなさ 不安が 「寂しい」と言う言葉で 表現されて
いるのではないかと 推測してしまいます。



あまり 不平とか不満とかを 口に出す母ではありませんでした。
昔の人ですから 苦労もハンパではなかったと思います。
いつも 周りに気を遣い 我慢強い母でした。
そんな母が 病気になって 失われていく記憶 多くを忘れていく自分の
感情が 「寂しい」と言う言葉なのだと思わずにいられません。


一緒に暮らせれば いいのかもしれないけど これだけ 病気が進めば
やはり 私一人の力では どうにもできません。
こうして 母が好きなものを作って 一緒に食べる事しかできません。
娘として申し訳ないと思います。本当に 母さん ごめんね・・・・







今日はお天気も良くて 洗濯機を2回 回しました。
ベランダの溝も 掃除しました。
桜の咲き具合を見ながら ランちゃんの散歩もしました。
ゆったりとした休日でした。


さて この次の休みには また 母を訪ねようと思います。
泊まってはいけないけど 義姉の車で 梅の花でも見に行きましょうか
火曜日 お天気になるといいなぁ〜


神様・・・母が 寂しくないように 見守って下さい・・・



また 明日 会いに来てね〜!


お帰りに ポチッとおひとつ いかがでしょうか!(笑)


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