日本代表の新監督になるのが濃厚なイビチャ・オシム氏が、Jリーグの日程について、欧州と合わせて秋開幕の方がいいと提案したようで。
それは反対させてもらうな。可能なら別に秋開幕とかにしてもいいと思うのだけど、雪の積もる地域が困る。具体的には、コンサドーレ札幌、モンテディオ山形、アルビレックス新潟の3つ。発足すれば青森、秋田、岩手、長野、岐阜、富山、石川も困りそう。
何が困るって、雪が積もる。雪が積もれば試合も練習もできたものじゃない。
選手は天然芝の上でプレーする。天然芝は日差しがなければいけないし、雪が積もれば芝生は枯れる。温暖なところでキャンプをするか、室内の体育館などで、堅い床の上で練習するしかなくなる。
試合を行うにしても、氷点下を下回る気温で吹雪いていたら試合観戦どころではなくなる。
1999年の天皇杯では、猛吹雪の室蘭で試合をやったことがあったが、あんなの飛び跳ねて応援する以外の客はどうしようもなかったんじゃないのか。
また、雪が積もれば試合の質も下がる。いつぞやのトヨタカップや高校サッカー選手権でも、国立競技場に積もった雪のために通常のボールコントロールができていなかった記憶がある。
コンサドーレ札幌の場合は札幌ドームがあるから大丈夫だろうと思われそうだが、真冬はオープンアリーナの天然芝の上に雪が積もって育成が難しい。積雪して使える練習場はなく、現に今年3月はすでに開幕しているのに九州でキャンプを張って、ホームゲームの時はアウェイの如く札幌へ前日入りする始末だった。
ただ、ロシアだとか北欧とかはどうしてるのかな。ドイツだって冬は積雪していた気がする。
実際に積雪している北欧はどうなのか、そこ次第かな。ヨーロッパだって限られた資金でやっているクラブは少なくないから、積雪を乗り切るいい手段でもあるのなら知りたいところ。
あと、ヨーロッパが春開幕にするという可能性をどこかで聴いたような気がしたが…。それはさすがにないのかな。
★きょうの歩数…10724歩