駅のトイレでリフレッシュ

保育所の運動会に行ってきました。
ニタローも、ちっこいのに立派にかけっこしてましたし、イチヒメも鉄棒バッチリ決まってました。



案の定、よこみちの描いた旗は浮いてましたけどね。



新しいデジカメも大活躍。
ガンガン撮りまくってました。



ただ、肝心の走ってる写真は、これがなかなか難しい。
スタート直後にシャッターを切っちゃうと、ちょうど正面の時はまだ処理中で、ゴール直前の後ろ姿がかろうじてもう一枚。
何か、臨場感が足んない。



連写で撮れば良かったか、と思ってももう遅い。
もうちょっと使い慣れないとね。



さて、そんな写真の才能ももう一歩なよこみちの、これまたもう一歩な文才で描きだす富士回顧録(終わりぎわにしてようやくタイトル確定か?)、今しばらくのお付き合いを。






寝過ごすこともなく、無事に三島駅に到着したよこみちとmark-na。



まずいったん改札の外に出て、コインロッカーに預けた着替えを回収しないと。



確か北口だったよね。



昨日ここで出口を間違えたのも、もう遠い昔のことみたい。



あった、ここだここだ。



コインロッカーから、着替えの入ったキャリーバッグを出す。
ザックにくくりつけていた登山靴をキャリーに入れて。
キャリーに入れていた歯ブラシを見て、無性に歯を磨きたくなったよこみち。



あー、歯ぁ磨いていい?



「おお、磨こう」



トイレの洗面台で歯を磨く三十路男子2名。



何か、駅のトイレで歯を磨くって、ヤだな。



まぁ、背に腹はかえらんない。



手早く磨き終えるふたり。



「これで、サッと体拭いとこうか」



mark-naが、ボディペーパーをよこみちに突き出す。



おぉ、これで多少は汗臭さが抑えられる。…かな?



顔はさっき洗ったので、首と腕を拭き、さらにTシャツの中にも手を突っ込んでお腹と背中、脇もごしごしと拭いていく。



ふぅう、さっぱりした。



さて。
メシでも食おうか。



でもここの駅前、何もなかったよね。



「いや、どっかお店入って食べるほど時間ないな」



え?
じゃあ…。



「お弁当かなんか買って、新幹線で食べよう」



…ですよね(涙)



悲しみにくれるよこみちの携帯に、れがからの返信が届いた。



『ゴメン。
明日仕事やから、あんまり遅いのは…』



なんですと!



れがが、遅いからヤダ、って。



「んー、ちょっと待って。
何時って言うてたっけ?」



んー、と。
11時過ぎに新大阪着。



「えーとね、ちょっと待ってな。
…違うのに乗ったら10時50分に着くわ」



お。じゃあ、それでもっかい言ってみよう。



携帯の電池は、もう残り少ない。
交渉が終わるまで持つかな?



あ、お土産買ってない。



「キオスクで、弁当と一緒に買おう」



そうやね。
富士山行ってきました! みたいなんあれば良いけど。



「そらあるやろー」



改札を通り、売店へと向かうよこみちとmark-na。



果たして、売店に富士山っぽいお土産はあるのか?
そして、れがは銭湯に行くと言うのだろうか?
そしてさらに、携帯の電池は最後まで持つのか?



なんともどうでも良いアオリ文句で、ぐだぐだと続いた富士回顧録は遂にグランドフィナーレへと向かうのであった。



続く!