子どもの心

 昨日、4歳のノンと散歩していたときのこと。川沿いの道に白い梅の花が咲いていて、それを見たノンが「まま、きれい!」と言って、私の手を引いてその梅の木に近づいていきました。些細なことだけど、きれいな花を見て素直に“きれい”と感じて、そのまま言葉にできるって、とても大事で素敵なこと。

一日一回でいいから、幼少時に、こんな心が動かされる瞬間があるといいなあ。記憶には残らないだろうけど、きっと心の糧となるんじゃないか、と期待して。

 そして今朝、起きぬけに寝ぼけ眼でノンが、「まま、トイレいこ」。トイレの中で「まま、べっぴんさん❤」。そして「昨日の梅、きれかったね」って。覚えていてくれたんだ。朝からとてもうれしい気持ちになりました。

 きっとママとのお散歩も、トイレで言ってくれたことも、ノンの記憶には残らないだろうけど、ママはぜったい忘れないよ。

 白い梅の花と蕾が、ノンの胸の中の遠い記憶にでも残ってくれたらいいな