青葉くんとウチュウ・ジン

yomimaru2005-11-28

bk1

教室に寄生した宇宙人に部屋ごと拉致された青葉ら5人。協力して《白い巨竜》を倒すため、五感を拡張された青葉の視界に、憧れの委員長一ノ瀬の下着姿が――第1回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。
軽いコメディ連載をまとめたかのような4話構成の本作なんですが、第1話〜第3話の伏線がきちんと最終話で回収されていて好印象。読みやすい文章が、漫才大会での優勝を目指す青葉の寒いギャグをより一層引き立てているような気がします。
想いはいつも線香花火(一色銀河) *2から煩悩と下ネタ成分を抜いちゃったような灰汁のない端正な本作、続刊では青葉に、一ノ瀬相手に大爆発、もっとはっちゃけて調子の良さを発揮して欲しいですね。