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このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。
本作は1990年2月11日(ちょうど20年前だ!)、ネルソン・マンデラ釈放の日に始まる。彼を乗せた車が通る道路を挟んで、片側では白人がラグビーの練習をし、もう片側は黒人の子供たちがサッカーに興じている。
本作は大統領となったネルソン・マンデラが、南アフリカ共和国で開催された1995年のラグビー・ワールドカップを通じて国をひとつにまとめあげようと考え、黒人の国民に嫌われ、アパルトヘイトの象徴とすらみなされていたラグビーチーム「スプリングボクス」が、主将フランソワ・ピナールのもとで奮闘する物語である。
製作総指揮も務めるモーガン・フリーマンが持ち込んだ企画のようだが、確かに妻や娘たちから遠ざけられる悲しさを抱えながらも、国民全員を家族と引き受けようとする大統領としてのマンデラを演じることができるのはフリーマン以外思いつかない(ここでは彼のスキャンダルには触れない方向で…)。彼の元で働く人たち一人一人に挨拶を欠かさない姿が印象的だが、マット・デイモン演じるフランソワ・ピナールとの会見で、具体的な話はしなかったのに、はたと我に返れば、大統領は自分たちにワールドカップでの優勝を望んでいると気付かせるところなど、高い理想を掲げ、他の者に自主的に高みを目指させるリーダーシップのあり方を考えさせられる。
後半はひたすら正攻法というかラグビーを正面からガチに描いていて、スポーツ映画(あるいはラグビー自体)が苦手な人にはお勧めできないが、それでも決勝戦前に白人の警護が見せる晴れやかな表情などちょっとした言葉や表情が良かったりする。
あと気になったのは、本作を観ていてちょっとちぐはぐに思ったところもあって、これはワタシの読解力が足らないことが主だと思うのだけど、予告編でも使われていたマンデラの「評論家の言葉が正しければ、私は今も刑務所の中だ」という言葉が字幕では出てなくて、それはどうよと思った。
ミシガン大学の教授 Chuck Severance が、講義で使う教科書 Python for Informatics: Exploring Information をたった11日で作ったとのこと。それが可能だったのは、彼が Think Python: How to Think Like a Computer Scientist をベースにしたから。
要は『Think Python』が GNU Free Documentation License の元でオンライン公開されているから可能になった芸当ということで、学生は Espresso Book Machine を使って10ドルで教科書をオンデマンド印刷できるとな。オープンコンテンツはこのように利用されるべしという見本である。
『Think Python』の作者の Allen B. Downey は、これ以外にも以下の本を同様にオンライン公開している。すごいね。
Think Python: an Introduction to Software Design: How to Think Like a Computer Scientist
インターネットの技術標準を策定する IETF が IETF Successes and Failures を開設している。この Trac Wiki は、IETF が策定(提案というほうが適切か?)したインターネット標準の成功と失敗を評価することを目的としているようだ。
しかし、IETF が現在の運営形態になったのは1989年とのことで、20年程度なのね。
そういえばこの本の大改訂版とかあるとありがたいんだけど。
インターネットRFC事典―Request for comments (ポイント図解式)
例によって Coverville で知ったのだが、Deanne Iovan という人が Every Nine Days というブログで、ビートルズのホワイトアルバム(正式名称は『The Beatles』ですね)の曲のカバーを公開するブログをやっている。
ブログ名は9日毎に更新されることにちなんでいて、すごく素直なカバーの仕方にも、曲に添えられたちょっとした文章にも好感が持てる。
何でもペン回し世界トーナメントが香港で開催されているらしい。ペン回しが競技とな!
確かに Pen spinning として国際語になっているみたいだけど、Wikipedia 英語版によるとペン回しに関する最も古い記述は第二次世界大戦以前の日本の学生についてのものらしい。
深町秋生さんの tweet で知った「タクシードライバー、スリーブガン解析」というページに驚愕。
今なおボンクラたちを惹きつけ続けるマーティン・スコセッシの映画『タクシードライバー』で主人公トラヴィスが作り上げ、殴りこみに装着するスリーブガンを自作した人の記録である。おおっ!
製品版の動作は以下の動画をご覧あれ。
このスリーブガンはこの方のサイト虎びす屋にて15750円で買えるとのこと。
YouTube のアカデミー賞公式チャンネルができたときに名場面をいろいろ取り上げたが、またアカデミー賞の季節になったので、その後追加された動画の中で個人的に好きな俳優さんたちの晴れ姿を紹介させてもらう。
これだけ70年代になるが、『ディア・ハンター』でアカデミー助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン様を取り上げずにはいられない。彼らしい狂気を体現する演技でオスカーがとれたのは彼にとってとても良かったと思う。
ディア・ハンター デジタル・ニューマスター版 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
我が愛しのフリーク女優ジョディ・フォスターは『告発の行方』で一回目の主演女優賞を受賞する。彼女の役柄が役柄なだけに、ドレスをぐっと引き上げる動作にギョッとした。
それにしてもトム・クルーズが若い! 80年代既に "The winner is ..." でなく "The Oscar goes to ..." になってたのね。
前回、『ペーパー・ムーン』のテイタム・オニールの受賞スピーチを「おそらくもっとも短い」と書いたが、それより短いかもしれないのが『グッドフェローズ』で助演男優賞を獲得したジョー・ペシの受賞スピーチ。
堂々とオスカーを高く掲げる姿が印象的なアンソニー・ホプキンスだが、人肉食の連続猟奇殺人犯役が主演男優賞を獲得するのは異例としかいいようがなく、『羊たちの沈黙』は本当に影響力の大きい映画だと思う。
名優アル・パチーノは8回目のノミネートにして初めてのオスカー。当然のようにスタンディングオベーションになっている。
確かに『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』での彼の演技は素晴らしかったけど、どう考えても70年代のアメリカンニューシネマの名作でとっておくべきだろ、と会場の皆思ったはず。
セント・オブ・ウーマン/夢の香り 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
これは受賞スピーチではないが、1996年の第68回アカデミー賞に登場したクリストファー・リーヴは、前年の乗馬競争時の事故による脊髄損傷にも関わらず威厳を失ってない。
楽しい受賞スピーチとしては『ザ・エージェント』で助演男優賞を獲得したキューバ・グッディング・ジュニアが有名か。音楽が鳴り出してからもうどうにも止まらなくなるところが笑える。
ザ・エージェント デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
ダニエル・デイ=ルイスが『マイ・レフト・フット』に続き、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で二度目の主演男優賞を獲得したときの受賞スピーチ。
彼が壇上で跪いているのは、プレゼンターのヘレン・ミレンが前年エリザベス女王役でオスカーを獲得したのを受けているわけだが、こうした所作も素敵よねー。
書評空間の加藤弘一氏のブログは、そのときどきの氏の興味に従って同じテーマの本が続けて載るが、現在はナボコフにロックオンされている。
どの書評も面白いのだけど、特に興味深かったのは新潮文庫版『ロリータ』についての書評。
『ロリータ』の日本語訳については、過去の大久保康雄訳は悪訳だという説といやそうでもないよという説があり、若島正氏による新訳が出たことで決着したかと思ったが、文庫化の際にさらに訳文が練り直され、40ページを越える注釈が付されたのね。確かにこれは単行本買った人は腹立つよな。
若島正氏の新訳完成版(?)については、山形浩生が「ぼくに言わせれば中途半端」と評していたが、加藤弘一氏は「優雅で伝統的な文学的表現と俗悪なアメリカ口語の衝突を日本語で再現しようとした」若島訳の特質を評価している。
紹介するのを忘れていたが、Coverville で The Ukulele Orchestra of Great Britain のことを知った。Wikipedia によると20年以上のキャリアを誇るらしい。
ここで紹介されているザ・フーの「ピンボールの魔術師」はウクレレの演奏が一切なくアカペラのみなので反則な気もするが、歌のうまさもポイントなようだ。彼らの YouTube 公式チャンネルから個人的にツボにはまった曲をいくつか紹介させてもらう。
デヴィッド・ボウイの名曲を実にうまく歌いあげていてちょっと感動。
トーキングヘッズの元曲に雰囲気をあわせたコミカルでちょっと神経質な演奏が可笑しい。
少年少女合唱団にロックを歌わせる Scala もそうだが、イジメられっ子なオタク少年のファンタジーを歌ったウィータスの "Teenage Dirtbag" は、こういう変わったフォーマットで演奏すると自動的にギャップ萌えで受ける定番なようだ。
プライバシーに関する電子書籍バイヤーズガイドを原文のバージョンアップにあわせて電子書籍のプライバシーポリシー一覧として改版しました。
質問が増えており、また元からある項目についても回答が詳しくないっている。
今後も原文はアップデートし続けるかもしれないが、訳文もそれに常に追従し続けるかは保証できませんのであしからず。
ReadWriteWeb で起業家にとっての Must-Read な本(を紹介するブログ記事)が紹介されている。
アイン・ランドと XP 本と GTD 本とマキャベリが並んでいてちょっと可笑しかった。
ワタシ的にはやはり Founders At Work をオススメするね。もう70回くらい書いたが、本当に邦訳出ないのかな。
個人的にこの手のリストに入るには意外に思い、また邦訳があるものは以下のあたり。
こちらは2009年に出た本を対象としていて、Crush It!(asin:0061914177)と Trust Agents(asin:0470743085)と米国ソーシャルメディアのオールスターの二人の新刊が入ってるね。
『Viral Loop』(asin:0340918675)は、著者が TechCrunch に寄稿してたやつか。
邦訳が出ているのはさすがにこの一冊だけだった。
こちらはさらに上記米国ソーシャルメディアのオールスターの本が多いし、こちらにも Crush It! と Trust Agents が入ってる。それだけ評価が高いなら邦訳も出るかもね。
このリストでは以下の三冊に邦訳がある。
クリスチャン・ベールが極端に体重を落として主人公を演じたことで有名な映画という事前知識はあったが、これが半端なくて、「よく頑張って痩せたね」というより「お前、万が一のことがあったらどうすんだ」と怖くなるレベルの鬼気迫る役作りである。
本作をこれから見る人がいるなら注意しておきたいのが、ハングマンを知っておくこと。
かく言うワタシはこのゲームのルールを知らず、観ているうちに大体「こんなものだろう」と理解していったのだが、これを知らないとメモが最初にあらわれる時点ではただの記号にしか見えず、そうでなくても謎の多い映画を観る緊張感が切れてしまう可能性がある。
精神を病んだ主人公がどんどんおかしな事態に巻き込まれる展開はもはや珍しいものではない。この手の映画はどのようなオチをつけてくれるのかが重要なわけだが、謎が最終的に件の役作りの原点である「なぜ彼は一年間眠れなかったのか」という点にちゃんと収斂している。上でハングマンのことを書いたが、途中主人公がこれを間違ってしまう原因というかミスリードもちゃんと考えられている。
まぁ、そうした辻褄あわせを小賢しいとみる向きもあるのかもしれないし、冷蔵庫から血がしたたり落ちすぎとか演出に疑問を感じるところもあったが、謎をさんざん撒き散らした挙句、伏線の回収を放棄して投げっぱなしジャーマンになる自称スリラー映画もあることを思えば、緊張感が最後まで途切れない本作はベールも役作りした甲斐のある佳作である。

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