YAMDAS現更新履歴

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2016-06-19

[] 10 クローバーフィールド・レーン  10 クローバーフィールド・レーンを含むブックマーク

本作は内容に関する事前知識なしで観たほうがよい映画なので、以下ストーリーなどにはあまり触れないが、未見の方はご注意を。

『クローバーフィールド』は全編手持ちカメラで撮られた怪獣映画で、映画監督としての才能は大してないが、風呂敷広げを含む雰囲気作りと段取りはうまいJ・J・エイブラムスの小ざかしさがよく出た映画だったが、本作は「クローバーフィールド」を名乗りながらも違う映画だという。

それは果たしてどういうことかという興味があって観に行った。今回はJ・J・エイブラムスは製作にまわっており、それは良い兆候である。

確かにこれは全然違うし、そして、その全然違う映画から「クローバーフィールド」にこうしてつなげるのかと唸った。ただその部分について、『クローバーフィールド』にも感じた不満をそのまま本作にも感じ、そんなとこまで受け継ぐことはないのにとも思ったが。

近年あまりインパクトのある役をやることがなくなり、久しぶりのコーエン兄弟の映画ということで期待した『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』も割とどうでもいい役だったジョン・グッドマンが堂々の存在感を示していて嬉しかった。

というか、本作は登場人物がほぼ三人なのだな。本作の主役の女性がワタシの好みで、メアリー・エリザベス・ウィンステッドという人なのね。覚えておこう。そういえばエンドクレジットを見ていて、声だけの出演の男を演じていたのがあの人というのに驚いた。

本作は特にオープニングに製作者の雰囲気作りのうまさが出ていて、最後に主人公が取る行動までよくできていたと思うが、本作も「強権的で悪の父親に囚われた女性が脱出する」アメリカ映画で、ワタシは未見だけど『ルーム』とか最近そういうの多くない? 本作はよくできていたけど、またこれかよと思った人も多いだろうし、そういう映画を反復してしまうアメリカ映画界の病も感じた。

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[][] 報道の自由を守るのに現に力となっている「世界に売られた男」の最後のハック  報道の自由を守るのに現に力となっている「世界に売られた男」の最後のハックを含むブックマーク

これは見るべき価値のある TED 講演である。長さも5分ちょっとなので、時間がない人も一度ごらんになっていただきたい。

最初ジェームズ・ライゼンの話が出てくるが、彼がエドワード・スノーデンの前に NSA の盗聴を暴露し、CIA がイランに原子爆弾の設計書を手渡していた(!)という話は意外に知られていないのではないか。

それ以上に注目なのが、ワタシも「世界に売られた男」で書いた、ジャーナリストと内部告発の情報源の間で安全な通信を行うことを目的とするソフトウェア SecureDrop の話になっている。

アーロン・スワーツのほぼ最後の仕事が、こうして引き継がれているのを見るのは素晴らしいことだ。

The Boy Who Could Change the World: The Writings of Aaron Swartz

The Boy Who Could Change the World: The Writings of Aaron Swartz

[] リッキー・ジャーヴェイスの『The Office』スピンオフ映画はアメリカではまずNetflixで放送される  リッキー・ジャーヴェイスの『The Office』スピンオフ映画はアメリカではまずNetflixで放送されるを含むブックマーク

リッキー・ジャーヴェイスの代表作である『The Office』、というかその主役であるデヴィッド・ブレントもキャラクターは2013年に復活しているが、当時から噂になっていたスピンオフ映画『David Brent: Life on the Road』が本当に作られるんやね。

で、面白いのは、この映画はイギリスでは劇場公開されるようだが、アメリカではまず Netflix で放送されるらしい。そういえばリッキー・ジャーヴェイスの新作映画が今春Netflixでプレミア放送というのも今年のはじめに書いたが、ジャーヴェイスと Netflix の関係が良好なんでしょうな。

ただし、リッキー・ジャーヴェイスのパートナーだったスティーヴ・マーチャントはこれにも関わってないし、今や世界的スターのマーティン・フリーマンをはじめとする旧キャストの登場もないので、『The Office』の続編は期待できない。

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The Office BOX [DVD]

The Office BOX [DVD]

[] 初期のYouTubeを席巻したlonelygirl15が復活! ……ってなんで?  初期のYouTubeを席巻したlonelygirl15が復活! ……ってなんで?を含むブックマーク

lonelygirl15 といっても今では知る人もいないかもしれないので……そうだな当時参照したアメリカでがんばりましょうを読んでいただくのが分かりやすいだろう。まぁ、Wikipedia 日本語版でもいいけど。

その lonelygirl15 が復活するらしい……ってなんで? と思ったら、今年でちょうど開始10周年なんやね。

それこそ『The Office』のデヴィッド・ブレントではないが、かつての人気テレビ番組や映画の復活というのは珍しくないが、こうしたインターネットミームのリバイバル(?)を見るくらいネットも大衆化の歴史が積み重なったということだろうか。

しかし、主役の女性もすっかり大人になったね。

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2016-06-12

[] はてなツールバーfor Firefoxの公開が終了していたのを今更知る  はてなツールバーfor Firefoxの公開が終了していたのを今更知るを含むブックマーク

今年の2月あたりからはてなツールバーfor Firefoxが機能していないことについては以前書いた

個人的には、はてなツールバーfor Firefox拡張をとても便利に使っていたので(これは個人の好みだが、はてなブックマークツールバーよりもずっと好き)、とても困ったことだったのだが、今更にして、3月末に公開が終了していたのを知って意気消沈。

前回の文章を書いた時点で、これだけの期間店晒しなんだから、どうせバージョンアップはなされないんだろうなと半ば諦めていた。

確かこの告知も書かれた時点で読んでるはずなのだが、何を公開終了するのか明記していないため、ワタシが愛用していたはてなツールバーfor Firefoxが対象なのに気付かなかった。

しかしマヌケなのは、便利なツール集のトップページには、本文執筆時点ではてなツールバーfor Firefoxの画像が残っていることである。

f:id:yomoyomo:20160611014047p:image

整合性ぐらい取ったらどうなんだ。

「私が同窓会に参加しない理由」のあの人が書いたギークのための数学本が出る 「私が同窓会に参加しない理由」のあの人が書いたギークのための数学本が出るを含むブックマーク

この著者の Mark C. Chu-Carroll って、ワタシのサイト的には「全米のギークが涙した告白「私が同窓会に参加しない理由」」を書いた人なんですな。

もちろんこれは偏った見方で、何より Good Math, Bad Math で知られる数学系有名ブロガーである。

彼の本は前にも取り上げたことがあるが、今度のヤツはその本領を発揮した数学本なのだろう。

現在、彼は Dropbox で働いてるんやね。

雨宮まみさんの名連載をまとめた新刊『まじめに生きるって損ですか?』が出るぞ! 雨宮まみさんの名連載をまとめた新刊『まじめに生きるって損ですか?』が出るぞ!を含むブックマーク

というわけで、雨宮まみさんの新刊は、連載「穴の底でお待ちしています」をまとめたものとな。

「穴の底でお待ちしています」は、相談者のモヤモヤに寄り添いながら、しかし、ぴしゃりとやるところはぴしゃりとやる雨宮さんの誠実な回答が毎回心を打たれる名連載なので、それをまとめたものなら素晴らしい本にちがいない。彼女の主著『女子をこじらせて』のときと同じくポット出版からということで、そうした面でもしっかりした作りになるだろう。

[] ラヴェルの「ボレロ」がパブリックドメイン入り……ってまだしてなかったのか!  ラヴェルの「ボレロ」がパブリックドメイン入り……ってまだしてなかったのか!を含むブックマーク

モーリス・ラヴェルの代表曲である「ボレロ」が2016年5月1日にパブリックドメイン入りしたよという記事なのだが、まだしてなかったんだ!

ラヴェルは1937年に死去しているが、それからおよそ80年経ってのパブリックドメイン入りである。

「ボレロ」もいろんな人が演奏しているバレエ音楽だが、この記事でも紹介されているフランク・ザッパのバージョンは楽しいね。

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Best Band You Never Heard in Your Life

Best Band You Never Heard in Your Life

2016-06-05

[] デッドプール  デッドプールを含むブックマーク

ワタシは今をときめくマーベル映画が好きではなく、アヴェンジャーズものをほぼ一切スルーさせてもらっているのだが、本作は R 指定なのに大ヒットというニュースに興味を惹かれ、観てみた。

ワタシが行ったシネコンでレイトショーをやってたのが吹き替え版だけだったのでそちらを観た。ワタシは映画は字幕派なのだが、本作に関しては吹替のほうが攻めてるという話も聞いていたのでよしとする。

本作にしても X メンとのつながりがあるのだが、エンディングのアレを含め、むしろそうした構造を徹底的に笑いのめしているところが、好感が持てた。

ワタシは銃で人を撃ち殺しまくるような映画は苦手で、しかも R 指定ということで身構えたのだが、確かにグロいところはあるし悪趣味でもあるが、ワタシには面白かった。

でも、メタ視点とか笑いのめすところに目がいくが、実はすごく直球なラブストーリーなんだね。主人公のお相手が娼婦で、ワタシなどこの人はかませ犬で、この後本当のヒロインが出てくるのかと思っていたらそうでなく、でも、そのラブストーリーが全然嫌な感じがしないところが良かった。

本作の場合、過去のいろんな作品のオマージュというかパロディーが大量に含まれる、モンティ・パイソンやフォルティー・タワーズもあるよと小耳に挟んでいたのだが、「4人のヨークシャー男」と『ホーリー・グレイル』の黒騎士ネタという意外なところでニヤリとした(ただし、前者は『At Last the 1948 Show』が初出で、ティム・ブルック=テイラーとマーティ・フェルドマンも作者としてクレジットされているので、正確にはモンティ・パイソンのネタではない)。

フォルティー・タワーズからは何が使われたか分からなかったな。分かった人います?

[追記]:早速 @kingink さんに教えていただいたが、悪役の名前を当てるところでバジル・フォルティーの名前が出てくるらしい。

[][] 『3Dプリンティングと著作権を考える』の著者による新たな白書『3Dスキャニング:著作権のない世界』  『3Dプリンティングと著作権を考える』の著者による新たな白書『3Dスキャニング:著作権のない世界』を含むブックマーク

ワタシも『3Dプリンティングと著作権を考える』を訳している Michael Weinberg が新たな白書 3D SCANNING: A WORLD WITHOUT COPYRIGHT(リンク先 PDF ファイル)を書いている。

今回のテーマは3Dスキャニングと著作権である。しかし、"(the Lack of) Copyright" と書いているように、『3Dプリンティングと著作権を考える』よりは明確に、3Dスキャニングに著作権は(大抵の場合)ないよと踏み込んで書いているようだ。

まだ全部は読めていないのだが、今回も CC ライセンス指定されているので、自由に翻訳を公開できるだろう。ワタシはちょっとその時間がとれないので、誰かやってくださらんか。

ネタ元は Boing Boing

3Dプリンティングと著作権を考える
Michael Weinberg, yomoyomo(翻訳)
達人出版会
発行日: 2013-05-28
対応フォーマット: EPUB, PDF

横峰沙弥香さんのまめ日記が書籍化されるぞ! 横峰沙弥香さんのまめ日記が書籍化されるぞ!を含むブックマーク

横峰沙弥香さんというと、今年のはじめにウェブ漫画連載が女性自身で始まったのを取り上げているが、その後も新たな連載が決まり、しかも早くも今月 Instagram のまめ日記が書籍化ということで、展開速いね!

まめ日記

まめ日記

まめ日記【電子限定特典付】

まめ日記【電子限定特典付】

素晴らしい! ずっとファンだった、俗に書けば、この人とセックスしたいなとうっかり思ったことのある女性が、結婚して家庭を持ち、子育てに奮闘しながら面白い仕事をしているのを見れるのって素敵やん?

[] クリストファー・ウォーケンのキャリアを振り返るインタビューがグッときた  クリストファー・ウォーケンのキャリアを振り返るインタビューがグッときたを含むブックマーク

Rolling Stone がクリストファー・ウォーケンにインタビューしているが、これはジェイソン・ベイトマンの監督・主演作 The Family Fang のプロモーションの一環みたいだが、キャリアを総括する内容になっている。

彼の映画俳優としてのキャリアのほぼ最初の作品である『アニー・ホール』について、ウディ・アレンと話をしたことがないとか、彼をオスカーをとった『ディア・ハンター』の狂気のロシアンルーレット演技について、「映画で銃を使うときは、私は三回銃をチェックする。人はミスを犯すものだからね」と語っていたり(このインタビューではないが、実は彼は『ロンリー・ブラッド』でショーン・ペンと対する場面で本物の銃を使っているんだよね)、映画で披露するダンスの話や、『パルプ・フィクション』の唯一の出番で長いモノローグを披露する場面はあの映画の最後の撮影シーンだったとか(台本8ページ分の台詞を朝7時から撮影したらしい)、SNL における最高傑作コントのひとつ More cowbell の話などいろんな話をしている。

ここでウォーケン様のダンスを堪能できるファットボーイ・スリムの "Weapon of Choice" のビデオをどうぞ(このビデオを監督したスパイク・ジョーンズによると、ウォーケンは言葉に感情がまったく出ないので、彼が何か言っても、それが肯定的な意味か否定的な意味か読めずに困ったらしい)。

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ウォーケン様というと、もう少し仕事選べよ、と言いたくなるくらい名作だけでなく駄作や珍作にも出てるが、なんでそんな仕事を続けるのかと問われ、以下のように答えている。

他にできることが何もないんだよ。私には趣味がない。子供もいない。テニスやゴルフもしない。文章を書いたり画を描いたり、役者がするような余芸をやってみようとしたこともあるが、気に入らなくてね。私にできることは、健康を保ち、できるだけ長く演技を続けることだけなんだ。

グッとくるね。そして、このインタビューの最後の質問で引退について聞かれた答えもまたグッときた。

いや、考えたこともない。役者が引退するとは思わないんだな。「そうだな、引退しよう」なんて言う役者なんてまったく知らない。役者はね、アスリートと同じなんだよ。つまり、引退するのではなく、引退させられるんだ。

 
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