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2016-09-19

最近いただいた本の紹介 最近いただいた本の紹介を含むブックマーク

最近また読書記録に手が回らないうちにいただいた本がたまってきたので、こちらで紹介させてもらう……というのがいつもの口上なのだが、実は以下に紹介する本は一月以上前に献本いただいた本なのである。

前回あわせて紹介しなかったのは、当時ワタシが実家におり、届いていたのに気づかなかったからなのと、以下の二冊についてはちゃんと読書記録を書くつもりだったからだ。

しかし、個人的な事情により、それが大変難しくなってしまったため、不本意ながらブログでの紹介のみに留めさせてもらう。恵贈くださった著者の方には心からお詫びする。

フィンテック (日経文庫)

フィンテック (日経文庫)

フィンテック

フィンテック

ブログで紹介した関係で、著者より紙の本を献本いただいた。

まさに今読んでいるところなのだが、フィンテックの『イノベーションのジレンマ』的な破壊性、そしてビットコイン周りは当然として、IoT やら AI やら最近のバズワードがこの「フィンテック」の言葉についても取りざたされる必然性について、単に流行りだわっしょいではなくて、しっかり書いている本だと思う。

例によって著者に紙の本を献本いただいた。

正直に書くと、本書の帯に著者の顔写真が載っているのにイヤな予感がした。それはこのように著者自身がタレント的(は大げさだが)にフォーカスされることで、日本人的な「最初持ち上げておいて、アラが出たらバッシング」の対象に彼女がなることを心配したのである。

少し前にみかこさんとはメールのやりとりをしたのだが、そのあたりいろいろ大変だろうなと思うところが多々あった。詳しくは書かないが、正直やっぱりねという感想しかない。

本書はそうした意味での日本における困難さも扱った本だろうが、党派性のしがらみで背後から撃たれるような事態にはならないでほしいものだ。

アメリカにおいて講演料が1回5万ドルをこえるのは誰か? アメリカにおいて講演料が1回5万ドルをこえるのは誰か?を含むブックマーク

ヒラリー・クリントンがゴールマン・サックスやモルガン・スタンレーで講演をしたときに22万5千ドルもの謝礼をもらったことが、大統領選挙で他の候補からの攻撃材料に使われたが、著名人の講演料のギャラ別リストがなぜか公開されている。

このリストの中で、もっともレベルが高い1回5万ドル(500万円超え!)以上をとるメンツを見ると、くだんのヒラリー・クリントンや、やはり大統領候補のドナルド・トランプはもちろんこの枠に入っている(ちなみにお互いの配偶者もこのクラス)。

他にはワタシのブログ的になじみがある人を探すと、マルコム・グラッドウェル、スティーブ・ウォズニアック、マイク・タイソンレイ・カーツワイルといったところに加え、我らがジョン・クリーズ先生も5万ドルクラブなんですな。

他にも3万ドルから5万ドルのクラス、2万ドルから3万ドルのクラス、1万ドルから2万ドルのクラスと割と細かく分けられているので、セレブを講演に呼びたい方は参考になされてはいかがだろう。もちろんそれだけの金銭的余裕があれば、だが。

ネタ元は Hacker News

「ネットワーク中立性」という言葉の生みの親であるティム・ウーの新刊が来月出る 「ネットワーク中立性」という言葉の生みの親であるティム・ウーの新刊が来月出るを含むブックマーク

コロンビア・ロー・スクールのティム・ウー教授のことは、ワタシも何度も取り上げてきたが、その彼の新刊が来月刊行される。

The Attention Merchants: The Epic Scramble to Get Inside Our Heads

The Attention Merchants: The Epic Scramble to Get Inside Our Heads

The Attention Merchants: The Epic Scramble to Get Inside Our Heads

The Attention Merchants: The Epic Scramble to Get Inside Our Heads

彼の前作については、「自由の彼方の変わることなき独占? ティム・ウーの新刊『The Master Switch』」で取り上げているが、彼がもっとも有名なのは、やはり「ネットワーク中立性(Network Neutrality)」という言葉の発明者としてだろうか。

しかし、彼の前作『The Master Switch』もとても強力な本で、「もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて」でも書いた通り、エヴァン・ウィリアムズなど多くの人に影響を与えている。

マスタースイッチ

マスタースイッチ

その彼の新刊は、「何かにお金を払ってないのなら、あなたはそこの顧客ではない――あなたの方が売り物の商品なのだ」という有名な言い回しの意味を論じるものみたいで、なかなか今回も本の論調は例によってシビアみたい。

タイトルは「アテンション・エコノミー」を皮肉っているものに思えるが、もうトレンドはその先を行ってるようにも思うのだが、ともかく今回は早めに邦訳が出てほしいところである。

過去20年間におけるデザインのイノベーション(およそ)百選 過去20年間におけるデザインのイノベーション(およそ)百選を含むブックマーク

1996年から2016年という過去20年間におけるデザイン分野におけるイノベーションを選出したリストである。

やはりワタシ的には IT 方面で選ばれているものに目がいくのだが、例によって iPod、iPhone、iPad といった Apple 製品が選ばれているのは予想通りとして、スティーブ・ジョブズ自体も選ばれているのに笑ってしまった。

他にもコンコルドとか9/11とか、なんでそれが選ばれるんやというものも多いが、深澤直人による無印良品のステレオとか、代官山蔦屋書店も選ばれていたりする。ふーむ。

ネタ元は Boing Boing

デザインの輪郭

デザインの輪郭

宅麺.comの共同創業者のGoogle講演動画 宅麺.comの共同創業者のGoogle講演動画を含むブックマーク

Goole 社内で行われている講演会の動画を公開する Talks at Google のことはここでも何度も紹介しているが、基本的にはシリコンバレーのオフィスで行われた英語の講演が大部分で、完全に日本語で行われた講演を(ワタシの注意が足らないだけだろうが)知らなかった。

それは宅麺.comの共同創業者である野間口兼一さんが宅麺.comについて語る講演である。これは日本のオフィスで行われたものでしょうな。

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恥ずかしながらワタシは宅麺.comのこと自体知らなかったので、興味深い講演だった。これに関しては、日本語の講演なのでワタシが何か追加で説明する必要がない。

こんなビジネスがあるんだねぇ。野間口兼一さんによると、ラーメン業界には「巨人」がいないとのことだが、宅麺.comはどの程度まで大きくなれるのか。

2016-09-11

やはり我々には「アルゴリズムの監査機関」が必要なのか? やはり我々には「アルゴリズムの監査機関」が必要なのか?を含むブックマーク

例によって、Facebook のアルゴリズムの精度やその適用基準が問題になっている。

日本でも、カカクコムが運営する食べログの評価操作疑惑が問題となっている。

Facebook の事例は、少なくともニュース記事選別に関しては、すいません、下手うちましたで取り下げればよい話なのだが、食べログの事例は、何よりお店の点数が口コミサイトとしての根幹に関わる話だから問題はより深刻である。

こういう事例を見ると、ワタシは例によって「もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて」で紹介した以下の意見を連想してしまうのである。

ワタシなど、2013年に刊行された、現在の AI ブームを予見するような『アルゴリズムが世界を支配する』という本を思い出します。Facebook の「トレンド」の件は、中立なアルゴリズムに選別を任せているといいながら、実は人為的な操作が入っているののが疑われたのですが、アルゴリズム自体も偏見を持つ可能性があるのを、「世界を支配する」と言われるほど我々の生活に強力な力を及ぼしていることとあわせ、忘れてはいけません。

バイテルトは、IoT 時代にはアルゴリズムが人間の生命を直接的に脅かす力を持ちうるのを指摘し、食料品や医薬品について検査や取り締まりを行う食品医薬品局(FDA)にあたる監視組織をアルゴリズムについても設けるべきと提言しています。それがプラットフォーム企業の個人データ支配を緩和し、ユーザが自身の情報に関するコントロールを取り戻しながら、飽くまで開かれたウェブを通して利用者の利便性を確保する道とバイテルトは考えているようですが、このあたりドク・サールズの『インテンション・エコノミー 顧客が支配する経済』との親和性がありそうです。

バイテルトは、我々が今日築いたウェブが次世代の基盤になるのだから、これを(現在の大企業のウォールド・ガーデンによる便利だけどサイロ化されたものから)利用者がプライバシーと選択肢を持ち、透明性という開かれた価値によって規定されるよう正すことが重要であり、それが開かれたウェブを守る方法だと力説します。

もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

これについて、「問題のアルゴリズムがネット企業の収益性のキモである以上、アルゴリズムの FDA が果たして実現可能なのか訝しく思う」というワタシの考えは残念ながら変わらないのだが、やはり何かしらの監査機関が必要なのかねぇ。

ワタシが iPhone の食べログアプリに登録しているお店で、本文執筆時点で口コミの評点は悪くないのに点数が3.0になっている(またワタシ自身それをおかしいと思う)お店をチョイスしてみた。選択対象は、今のワタシ的に悪影響が出ないように(笑)、ワタシの故郷長崎のお店にさせてもらった。

食べログなんて信用ならないという話は、ワタシの知った人でもたとえば速水健朗さんなど以前から言っていたことだが、しかし、初来福の津田大介を村さ来に連れていった前科があるワタシのような人間は、指標として頼ってしまってるのは間違いないわけで、その信頼性を揺るがす話を聞くと悲しくなるのである。

ビットコインにいたるデジタル通貨の歴史の総括的解説書『Digital Gold』の邦訳が今月出る ビットコインにいたるデジタル通貨の歴史の総括的解説書『Digital Gold』の邦訳が今月出るを含むブックマーク

Nathaniel Popper の『Digital Gold』のことは、ここでも何度か取り上げてきた。

この本の邦訳が出ないのを不思議に思っていたが、今月出るのを調べものをしていて知る。

版元は日本経済新聞出版社で、やはりというべきか。512ページという分量は、そう簡単には出ないよな。いずれにしても良いことである。

本書の著者は「ウォールストリートとシリコンバレーについて横断的な知識を持っている」ニューヨークタイムズ記者とのことで、そうした人物が必要だったんでしょうな。

そういえば、この手の話では Wired のウェブ版に最近公開された「暗号通貨の新世界」とかも参考になるかも。

[] 『ツイッター創業物語』のニック・ビルトンが「シルクロード」を取材した新刊『American Kingpin』が来年春に出る  『ツイッター創業物語』のニック・ビルトンが「シルクロード」を取材した新刊『American Kingpin』が来年春に出るを含むブックマーク

「暗く、苦々しく、悲しい話にこそワタシは惹かれる」でも少し触れたが、『ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り』(asin:4532319331)は「これはひどい」と読後もらしたくなるとても面白い本だった。

この本で一躍名を上げたニック・ビルトンだが、次回作は薬物やポルノなど不正販売ダークウェブ闇サイトとしておなじみのシルクロードを取材した本になると予告されていた。

それから大分経ち、あの話はいったいどうなったのだろう、ニック・ビルトンも闇に消されたのだろうかとかふざけたことを思ったりしたが、来年春に出るみたいね。

シルクロードについては、江添佳代子さんがとても力の入った、面白い文章を連載していたので、来年まで待てないという人にお勧めする。本にするのだから、これを超える話が入っているんだろうな。

言うまでもないが、ニック・ビルトンの新刊の副題にある Dread Pirate Roberts とは、シルクロードの創設者にして終身刑を言い渡されたロス・ウィリアム・ウルブリヒトを指している。

[] デイヴ・グロールの母親が執筆する有名ミュージシャンの母親のインタヴュー集が楽しみだ  デイヴ・グロールの母親が執筆する有名ミュージシャンの母親のインタヴュー集が楽しみだを含むブックマーク

これ面白い本になりそうである。デイヴ・グロールの母上って、すごく普通の人の良さそうなおばさんで、デイヴ・グロールのナイスガイぶりの理由の一端が窺える。

ドクター・ドレー、エイミー・ワインハウスマイケル・スタイプ、マイクDの母親の話なら読んでみたいものだ。

既に Amazon にはページができているね。

ワタシがこよなく愛する上田秋成雨月物語』の「漫画訳」とな! ワタシがこよなく愛する上田秋成『雨月物語』の「漫画訳」とな!を含むブックマーク

cakes 経由で上田秋成の『雨月物語』が「漫画訳」されているのを知った。

漫画訳 雨月物語

漫画訳 雨月物語

漫画訳 雨月物語

漫画訳 雨月物語

ワタシは『雨月物語』を小学生のときから愛読しており、今でも実家のベッドにあるのだが、今読んでもまったく飽きない。

2005年に「よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本」に選んだし、2010年にも「フィフス・エレメント」(その人に影響を与え、価値観を構成する要素となった5つの表現)に選んだくらいである。

今回その「漫画訳」に挑んだのは、『鈴木先生』で知られる武富健治で、本の帯は又吉さんが書いていて、うーん、こういう推薦がないと最近は本も売れんのかなと思うが、ワタシが愛する作品がこうして現代に生命を得るのは嬉しい話に違いない。

「菊花の約」と「浅茅が宿」が試し読みできますな。

2016-09-04

[] YAMDAS更新(大川慎太郎『不屈の棋士』)  YAMDAS更新(大川慎太郎『不屈の棋士』)を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録大川慎太郎『不屈の棋士』を追加。

不屈の棋士 (講談社現代新書)

不屈の棋士 (講談社現代新書)

不屈の棋士 (講談社現代新書)

不屈の棋士 (講談社現代新書)

これも前に読んでいたのだが、実際に読書記録を書くとなると随分時間がかかってしまった。しかも、書いていて少し辛かった。しかし、読む価値がある本なのは間違いない。

しかしねぇ、将棋と IT 絡みでは、本当なら真っ先に書くべき人が一向に書こうとしないのはなんなんだろう。将棋界を自分の都合の良いようにだけ見ていたのだろうか。

八田真行の新反動主義alt-rightオルタナ右翼)についての文章が面白い。 八田真行の新反動主義、alt-right(オルタナ右翼)についての文章が面白い。を含むブックマーク

人間的な好き嫌いは完全に別としてその仕事には敬意を払っている八田真行がまた面白い鉱脈を掘り当てたようだ。

最初の文章はニューズウィーク日本版にも転載されたので読まれた方も多いだろうが、未読の方に一読をお勧めする。

こうしてみると、alt-rightオルタナ右翼)って、ポリティカル・コレクトネスやラジカル・フェミニズムへの嘲笑や、レイシズムやミソジニーなど日本のネトウヨとも共通するところが多いが、それにいたる背景などもちろん日本とアメリカでは違う。

偶然か Wired にも「覆面ブロガーの告白、そして「オルタナ右翼」とは何なのか」という文章が掲載されたが、八田さんにはもう少しこの辺りの話題を掘ってほしいところである。

『わたしは真悟』についての楳図かずおのインタビューが感動的だった 『わたしは真悟』についての楳図かずおのインタビューが感動的だったを含むブックマーク

『わたしは真悟』ってもう30年前の作品なんだね。リアルタイムに読んでいた漫画ではないが、楳図かずおファンのワタシにしても特に愛着のある作品である。

その『わたしは真悟』について楳図かずおにインタビューしたものだが、なんというかあの作品は、天才の直感で狙うことなくいろんなことを予見していたのだな思い至る。

「全然知らなかったです」「ただの偶然です」「それは全然面白くないです」とぶっきらぼうな楳図かずおの口調もグッとくる。

人口知能についても「人間が人間を作ろうとしているだけの話です」とバッサリで、少し前に「ユートピアのキモさと人工知能がもたらす不気味の谷」という鬱屈した文章を書いたワタシなど何か嬉しかった。

インタビューの途中で、『わたしは真悟』のラストのネタバレがあるのだが(といっても30年前の作品だからね)、言われてみればその通りで、昔スピルバーグの『A.I.』(ワタシ自身はこの映画、バカ映画だと思ってます)について、誰かが「スピルバーグはこのタイトルが日本語で『愛』を指すのも当然分かっているに違いない」という文章を書いていたのを思い出した。

それでもワタシは献本されたことを正直に書き続ける それでもワタシは献本されたことを正直に書き続けるを含むブックマーク

ツイッターを見ていて、少し気になる意見を見かけた。

ワタシはこれらを見て、思わず以下のような反応してしまった。

あらかじめはっきり書いておくが、ワタシは上に引用したお二方の意見を間違っていると批判するつもりはないし、何か論争したいという意思もまったくない。

そう思うのは、お二方が言う根拠が、実感としてよく分かるからだ。

片や広告代理店、片やミュージシャンの方ということで、これが業界的、世間的には「常識」であり、ワタシの考えのほうがズレているのかもしれない。

ただ、それでもなんで自分が恵贈されたものについて書く場合にその事実を明記しているか、その根拠を書いておこうと思う。

ワタシがこれをはっきり意識したのは、レベッカ・ブラッドの「ウェブログの倫理」を2003年だかに訳したときである。

その中の「利害の衝突があれば開示する」のところを長くなるが引用する。

大部分のウェブロガーは、自分達の仕事や専門分野についてかなり率直である。最新のオペレーティングシステムの長所を扱った雑誌記事を分析する場合、コンピュータプログラマとしての専門知識があると、その論評に特別な重みが加わる。ウェブログのオーディエンスは信頼の上に築かれているので、しかるべき場合には金銭的な(もしくはその他の衝突する可能性のある)利害関係を開示することが、どのウェブロガーにとっても利益になる。アントレプレナーであれば、提案された法案や企業合併がもたらす影響について特別な洞察力を持っているかもしれない。しかし、その人がそうした出来事から直接恩恵を被る立場にあるならば、論評の中でそのことについて言及すべきである。サービスや製品に感心したウェブロガーがその企業の株を所有している場合、自身のウェブページでサービスの宣伝を行う度にそのことについて言及すべきである。レビュー用にCDをもらう程度のことであっても、ウェブロガーはその事実について言及すべきなのだ。そうすれば読者は、そのウェブロガーの好意的なレビューがその人の嗜好によるものか、それともただでCDをもらい続けたいという願望によるものか判断できる。

利害が衝突する可能性についてまず言及し、その後で自分の意見を述べること。そうすれば読者は、あなたの論評を評価するのに必要なすべての情報を得ることができる。

Weblog Ethics 日本語訳

これを読み、彼女の意見に賛同したので、以降は「利害の衝突があれば開示する」ことを意識的に行っている。そのあたりについては、昔献本と読書記録についての覚書として書いている。

しかし、ワタシに献本した側からすれば、「まったくバカ正直に冷めるようなこと書いてくれやがって」とイラっときた著者、編集者もこれまでいたかもしれない。ワタシに対してそのように思われた方には、この場を借りてお詫びしたい。

それでも、卑近な話では、ステマ(ステルス・マーケティング)を疑われないためにも、ワタシは自分の主義を曲げるつもりはない。

ただまもなくワタシはそうした恵贈を受ける立場の人間でなくなるので、実はどうでもよいとも言えるのだが。

[] 天使にラブ・ソングを2  天使にラブ・ソングを2を含むブックマーク

ギャングのボスの情婦が殺人現場を目撃し、ギャングから逃れるために修道院に匿われた一作目と同じストーリーは使えないのでどうなるかと思ったら、主要キャストはそのままで、高校を舞台にした青春音楽映画になっている。

いろいろと問題を抱える生徒達が音楽の力で、というストーリーは他の映画でもあるが、本作ってドラマ『グリー』の元ネタなんじゃないかと思ったりした。こういう映画に使われる音楽はハイセンスである必要はなく、ダサくても一向に問題はないという意味で。

前作のようにお堅い修道院のシスターたちとの軋轢はなく皆が主人公の協力的なのだが、そのかわりに生徒側にローリン・ヒルがいて、彼女もこんな頃があったのだねと微妙な気持ちになった。

あと、ワタシがこよなく愛する『フィッシャー・キング』で異彩を放っていたマイケル・ジェッターが出ていてちょっと嬉しかった。

 
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