YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

Twitter Livedoor Readerに追加 はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS1.0

 | 

2004-09-27

YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

非常に気落ちするものを見てしまったので、当分更新はありません。次の更新は対談でしょうが、後はベンジャミン次第です。

[] スウィングガールズ  スウィングガールズを含むブックマーク

『ウォーターボーイズ』は好きな映画だが、その監督である矢口史靖が女子高生がビッグバンドジャズを演る映画を撮るとなれば、なんとなく話の展開は読める。わざわざ映画館で観ることもないかなとも思ったが、映画館で観ないと後悔するという予感がした。

女友達を誘ったところ、「邦画はイヤだ」と断られたために一人で行くことにしたが、30過ぎの半ひきこもりのおっさんが一人で観に行く映画としてはどうなんだろう、傍から見たら犯罪者予備軍だろうか、などと考えてしまうところが我ながら自意識過剰というか、小心である。

レイトショーで観たのだが、例によって時間に遅れそうになり(最近この繰り返しなのだ)、一度ならず引き返そうかとも思ったのだが、今から考えるとそうしなくてよかったよ、ホント。もっとも時間ギリギリ、というか時間過ぎてから入場したため、前から三列目で結構な角度で観る羽目になったが。

ストーリーは大方予想した通りだった。矢口史靖という人は、例えばテレビ番組に出ているのを見ても、ぱしっとしたコメントが出せる人で、結構テレビ的なのだと思う。そうした彼の演出を小気味良いと思うか、小賢しいかと思うかで好き嫌いが分かれるのかもしれない。本作はいささか脚本に小手先で片付けたようなところが目だった。というか、いくらなんでも強引過ぎると呆れてしまうところがいくつもあったし、伏線は張ればいいというもんじゃなく、ちゃんと昇華されないといけないんだよ。公式サイトを見ると、スウィングガールズ全員についてちゃんと設定を用意してあって面白いのだけど、もっとちゃんと映画本編の脚本詰めろよ、と言いたくなる。

さて、少し苦みばしったことを書いたが、それを全部踏まえた上で書いておきたい。だからなんなんだ、と。この映画は最高である

映画の展開は観る前から大方読めている。類型的なストーリー、と書いてしまったもいいだろう。しかし、例えば『スクール・オブ・ロック』が、ロック以外にも置き換え可能な題材でありながら、この上なくロックの可笑しさを伝えてくれたのと同じマジックが本作にはある。「女子高生がジャズを演る」というのにピンときた興奮を、山形米沢という舞台設定もあわせ、見事に映画一本で展開しきっている。前から三列目で急滑降状態で観たことは上に書いたが、同じ列に一人しかいなくてよかったよ。だってずーっと顔が緩みっぱなしだったもの。こんな顔を見られたら、それこそ犯罪者(以下略)

ワタシは眼鏡っ子に萌える趣味はないので、素直に主演の上野樹里が良いと思ったわけだが、主要なキャスト全員キャラが立っており、多くの人が感情移入できるストーリーになっている。『ウォーターボーイズ』を観たときも思ったが、一種の青春モノでありながら、明確な悪役が登場しないのも矢口史靖の映画の特徴かもしれない。あと同じく恋愛モノとしての要素が薄いのもポイントである。これに不満を覚える人もいるかもしれないが、考えてみれば前作だって、実は恋愛の要素は薄かった。個人的には、ガキの恋愛など見ても仕方ないので(と無理して大人ぶる)、本作のようにジャズという対象にフォーカスを絞った作りでよかったと思う。

やはりなんといっても、彼女達の演奏シーンが素晴らしい。結局はそのための映画といってもよいだろう。ワタシは『スクール・オブ・ロック』について、「終わってから拍手をしたくなった映画は久しぶり」と書いたが、終盤(劇中の観客と同様)立ち上がって歓声を送りたくなった映画ははじめてである。思えば、上映後明かりがつくまで誰一人席を立たなかった(多分)というのもワタシ的にははじめての経験かもしれない。それぐらいラストの演奏は素晴らしく、やはりこれはスクリーンで観る映画である。

あとワタシ的には、ジャズを日常的に聴くようになっていて良かったなぁと思った。だって、いくら上野樹里が良くても、演っているモノに拒絶反応があったら仕方ないし。

しかしなぁ、それだけ素晴らしい演奏だっただけに、もっとちゃんと伏線を張っておけば、最後の各人のソロのときに一層盛り上がっただろうに、あと十分くらい長くたってよかったろうにと思うのだが……などとまたしかめっつらしいことを書くのは、こういうことを書かないと興奮が収まらないからである。

近いうちにもう一回観に行きます。

hyukihyuki 2004/09/27 23:07 とりあえず私は「関口」萌え、ということで。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/27 23:21 とりあえず二度目観てきたとこですが、ワタシ的にはアヒル口の方が上、ということで。

永遠の28歳永遠の28歳 2004/09/29 00:15 気落ちするものってなに? どうしたの、奥様! 更新してくださいよー

h12oh12o 2004/10/25 00:28 イマサラ的ですが、やっと『スウィングガールズ』観に行けました。私も顔がゆるみっぱなし。それにしても(私も)関口萌え。

2004-09-24

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録にティプトリーJr/ル・グイン他『20世紀SF(4) 1970年代 接続された女』を追加。

読書記録に書かなと思いつつ、書いていない本が多いんだよなぁ。反社会学講座とか松永さんのウェブロ本とか(と名前を出して自分にプレッシャーをかける)。

でも読書記録自体 yamdas.org 内にもってくるのがいいのか、それならどのツールを採用しようかとか考え出すと、ああ、もう、めんどくさい。

関係ないですが、今日までだった(何が?)。

[] サンノゼ発 asahi.comニュース  サンノゼ発 asahi.comニュースを含むブックマーク

最近になって、やたらとタイムリーに個人的なツボにヒットする人たちにインタビューしているのが嬉しい。平和博という記者が有能なのだろうか。

最新の「インターネット・アーカイブ」代表、ブルースター・ケイル氏に聞くも面白い。ジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』が著作権登録の手続きミスでパブリック・ドメインになっていたなんて知らなかった。

ちなみにワタシは以前、この Internet Archive の Chief Technologist である Gordon Mohr の文章を訳したりしております。

[] オープンソースとライセンスを理解することのどこがおかしいんだい?  オープンソースとライセンスを理解することのどこがおかしいんだい?を含むブックマーク

エルビス・コステロの声で歌ってみよう。

先日話題にした新刊『Understanding Open Source and Free Software Licensing』だが、邦訳もいずれ出るらしいという話を小耳に挟んで嬉しい限り。期待しながらゆっくり待ちましょう。

ちなみに原書の著者が、ONLamp.com に書いているのを、安部さんのところで知った。これがパート1ということは、パート2もあるということだろうか。

あと zokkon さんの日記で知ったのだが、『Open Source Licensing』という本が Slashdot 本家のブックレビューに登場している。これも似た主題の本のようだ。

[] オライリーの近刊案内  オライリーの近刊案内を含むブックマーク

今秋発行予定の書籍の名前が挙がっているが、表紙の謎の力士像が波紋を呼んだ『セキュリティウォリア』、あと Google 本にとどめを刺す(?)『THE MISSING MANUALシリーズ Google』など楽しみなのが多いが、その中でも異彩をはなつ『Java魂』って一体……

『ジョンの魂』じゃあるまいし……と連想してはたと思いあたったのだが、これも岩谷宏の翻訳だったりして。

[] シネマ1987online  シネマ1987onlineを含むブックマーク

愛・蔵太の気ままな日記で知ったのだが、確かにものすごく充実した映画サイトである。

このサイトのデータベースを見てみると、『櫻の園』は、1990年のキネマ旬報ベストテンで日本映画の一位だったんですな。

[] 女優霊  女優霊を含むブックマーク

『リング』の中田秀夫(監督)、高橋洋(脚本)の出世作だが、なかなか面白かった。

もともと WOWOW で放映されたもののようで、あっさりした作りだし低予算ではあるが(中田秀夫は、「柳ユーレイの傍にある劇用キャメラが35ミリで私の方は16ミリというのがちと淋しかった」と語っている)、だれることがなく最後までみせる。

難を言えば、柳ユーレイ(『呪怨』でも殺られてましたな)扮する映画監督が子どもの頃に観たテレビ番組のイメージ(とその恐怖)とストーリーのつながりがちと弱いこと。これが映像的にもっと踏み込んで描かれていたら、もう一段上のホラーになっていただろう。

2004-09-22

Gmailアカウント欲しい方おられます?  Gmailアカウント欲しい方おられます?を含むブックマーク

昨日書くのを忘れていた。

yucoさんにお願いして Gmail のアカウントをいただいたのだが、まだろくに使わないうちに招待できることになった。

今のところ6個残ってますので、欲しい方はメールください。届いた順に送られていただきます。

9月23日追記:招待しつくしました

[] ワタシは偏執狂  ワタシは偏執狂を含むブックマーク

あれ? うちの Wiki にあった YAMDAS Project へのリンクが http://www.yamdas.org/ に書き換わっている。早いな、誰がやったんだ? と思ったアナタ。

もちろん、ワタシである(笑)

Wikiって素晴らしい!

[] Understanding Open Source and Free Software Licensing  Understanding Open Source and Free Software Licensingを含むブックマーク

さすがオライリー。なかなかツボを突いた本を出してくれる。

邦訳を期待したいところだが、サンプルの PDF を見ると、結構細かい分析がされているようで、翻訳とかなかなか難しいのかもしれない。

[] 必殺シリーズ  必殺シリーズを含むブックマーク

はてなキーワードには内容が異様に充実したものがあり、それに何気にいきあたるのが面白いのだが、これもその一つ。

id:umikazeさんが主に書かれているのだが、フォーマットがきっちり統一されており、客観的な記述を適度に行った結果、必殺シリーズへの愛情がしっかり伝わるのが素晴らしい。新必殺仕置人なんか、これ読むだけで盛り上がってしまい、ものすごく見たくなったよ。

ところで「菅井きん問題」とは何なのだろう。

[] 死体から患者へ・人間の顔面移植手術が可能に  死体から患者へ・人間の顔面移植手術が可能にを含むブックマーク

映画でたとえるなら、『フェイスオフ』よりは、『フェイスレス』のほうが近いのではないでショッカー! こっちのほうが遥かにグロいし(不謹慎)。

[] 呪怨&呪怨2(ビデオ版)  呪怨&呪怨2(ビデオ版)を含むブックマーク

他の人はどうか知らないが、ワタシは先に映画版『呪怨』を観て、その後でビデオ版の『呪怨』×2を観させてもらった。

なるほど、家の間取りは大体同じというだけでなく、時系列の感じとかも映画版と大体同じだったのか(笑)。もちろんこっちが先だが。

それにしても最近のジャパニーズホラー映画ね、ワタシは非常に害があると思う。いや、ワタシは『リング』も『呪怨』も好きだ。しかし、こりゃ害悪だよ。

なぜか。だってさ、やつら昼間でも平気でばんばん出てくるじゃない。いや、もちろん、幽霊が夜にしか出ちゃいけないという決まりがあったわけではないが、「あなたの知らない世界」世代(そんなものあんのか?)としては、最近の昼間だろうがばしばし顔を出し、理由もへったくれもなく人間をとり殺す霊は強すぎる。ワタシのようにホラー大好きにも関わらず、30過ぎてトイレに行くのが怖くなるくらいのヘタレにはきびしいのだよ。そうした意味で、『呪怨』はその強力さを突き詰めてるねぇ。

あと恐怖の演出が半ばギャグのレベルに達しているところがあるのを映画版を観て感じ、またそれは映画だから過剰にやったのかと思ったが、ビデオ版を観ると(特に2)そのギャグすれすれの演出は、清水崇の持ち味のようですな。

ただ苦言を呈さずにはいられないのだが、ビデオ版の1の最後がぶつ切りで、2の最初の数十分は1とダブるってどういうことよ。早く一本に編集したものをリリースすべきでしょう。

umikazeumikaze 2004/09/22 06:22 はじめまして。こんにちは。必殺シリーズについて取り上げていただいて、誠にありがとうございます。必殺シリーズは、市民になってキーワード作成が出来るようになってから、コツコツ積み重ねながら作っています。まだ未完成な部分も多いんですけどね(^^;

>「菅井きん問題」
新必殺仕置人の製作開始時期に、菅井きんさんの娘さんの縁談があったそうです。しかしながら、菅井さんは既に必殺シリーズにおける「中村せん」のイメージが世間に定着しているため、せっかくの娘の縁談がご破算となってしまうことを恐れたため、降板を申し出ました。その説得のため放送が少々遅れた、というわけです。ちなみに、遅れた分を穴埋めしたのが『必殺からくり人血風編』というわけです。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/22 08:16 umikazeさん、はじめまして。必殺シリーズのキーワードは大変な仕事ですよ。菅井きんさんのは、恐らくは意地悪な姑のイメージの問題なのかなとは思ってましたが、娘さんの縁談が関係していたのですね。わざわざご説明くださりありがとうございます

2004-09-21

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

コラムライブラリどうでもよいことでこわばってしまうを追加。サイト移転についての文章。

というわけで、サイト移転にこの三連休を費やしたわけである。何という空しい時間の使い方か!

問題はいくつかあったが、YAMDAS現更新履歴からのリンクもその一つで、要はサーバサイドにあるデータ中の URL を一括変換しなければならなかった。しかし、ワタシはYAMDAS現更新履歴のコンテンツを全部ローカルに保存しているという偏執狂だったため、比較的楽だった。しかし、それでもはてなダイアリライターがなかったらかなり厳しかったろう。作者の結城浩さんにはこの場を借りて深く感謝します。

新しいサイトのほうでリンク切れや表示がおかしいなどの問題がありましたらご一報ください。

[] はてな利用規約改定続報  はてな利用規約改定続報を含むブックマーク

当方の懸念は解消された、と書いても問題ないと思う。ひとまず安心した(参考:平山雅浩さんの日記)。はてなの誠実な対応に感謝したい。

今月はじめ、近藤さんと飲み会でご一緒する機会があったが、実はあまり話ができなかった。今から考えると、この話題を持ち出してしまうことが予測でき、また飲み会のような場でそうした話をするのはルール違反(何の?)だとワタシの妙な倫理観が頭をもたげ、遠慮してしまったところがあったようだ。

しかし、みんな結構要望を出しているじゃないか(笑)。考えてみれば、そんな固くなられるよりは、さっぱり要望をいってもらったほうが近藤さんもすっきりするわけで(多分)、つくづくワタシはどうでもいいことにこだわってしまう世渡り下手だなと改めて思った。

[] Blog Hacks Conference  Blog Hacks Conferenceを含むブックマーク

BroadBand Watch の記事なのだけど、同じ方が書いている RSS に関する講演の記事もそうだが、はっきりいって講演のメモを体裁だけ整えて公開しましたという感じである。

と書くとけなしているようだが、分かったような顔してずれた要約もどきをされた記事よりは、分量的にも実は有用だったりする。ニュースサイトに掲載する記事のあり方というのを考えるとちょっとどうかなとも思うが。

両方の記事とも伊藤直也さんの写真が載っているが、実物のほうがイケメンです。そういえば以前、blog 関係で表に出る人にはルックスの良い人が多く、一方で……という文章を書いたことがあるが、先日創刊されたウェブ雑誌を見て、その理由が分かった。出すべき人のものを出さず、一方(以下略)

何が言いたいかというと、ワタシはこれからはできるだけ顔出しはしないでいこうということ。「こいつチビのデブのハゲかかりじゃん」とか書かれたら、いくら事実でも泣きたくなるだろうし。そうした意味で、二枚目なのに絶対顔出ししない百式の田口さんが最強。

閑話休題。

たつをさんがスライドと音声ファイルの両方を公開されており、参加できなかった人間には非常にありがたい。両方をあわせれば、講演者の語り口と会場の反応がかなり再現されるので。

さて、またしても余談だが、ワタシはたつをさんを非常にクールな切れ者だとイメージしており、実際お話させてもらい、親しみやすい人柄に(勝手に)意外さを感じたものである。たつをさんとワタシが一緒に写った写真があるのだが、意識して撮られた写真では極めて珍しくワタシが相好を崩して写っている。よほど嬉しかったのだろう。

高林哲さんが Blog Hacks に寄稿した小ネタ集を公開されているが、その中の一つで「あさましい」を広辞苑でひき、最初の意味が「意外である。驚くべきさまである」であることを書かれているが、たつをさん自身まさにそうした意外さを持った方だった……と書くときれいにまとまっただろうか。

[] 竹信悦夫の「ワンコイン悦楽堂」  竹信悦夫の「ワンコイン悦楽堂」を含むブックマーク

以前から何とはなしに気楽に読ませてもらっていた。半年ほど前に、この連載に id:wakatono さんのお名前が登場する回があり、びっくりした記憶もある。

最新の更新である「My Life」もへらへら読んでいたのだが、その最後の「お断り」を読み、予想だにしない展開に一気に酔いがさめた。最後の一文が哀切を極める。

こうなってみると、「My Life」というタイトルすら示唆的に思えてくるから不思議なものである。

[][] FlexWikiのライセンス  FlexWikiのライセンスを含むブックマーク

以前 FlexWiki を取り上げたとき、そのライセンスがオープンソースかどうか混乱してしまったことがあったが、そのときコメントをくださった id:matarillo さんが考察されている。

マイクロソフトの Shared Source License ということで、それは OSI に認定されてなかったから、ということでオープンソースの定義非準拠と判断したわけだが、実際にライセンス項目を見てみると、意外に分からなくなったりする。

うーん、ライセンスの話は難しいな。

[] 櫻の園  櫻の園を含むブックマーク

DVDジャケット

以前から観よう観ようと思いつつ、どうしても洋画優先になってしまい後回しになっていた映画。こないだ何気にレンタル屋で目についたので借りてみた。

うん、これは良い映画。吉田秋生の原作は読んでいないので、そちらとの比較はできないが。女子高の創立記念日の恒例行事である『櫻の園』の上演が行われるまでの演劇部の部員達の朝の数時間を描いた映画であり、「幕が上がるまで」ものの一つなのだけど(そんな分類あんのか?)、創立記念日に上演されるという一回性と、演劇部の部員である女子高生達のかけがえのない(とこの映画を観ると思うわけだ)一回性が見事に重なり、美しい記憶として残る映画になっている。

何より女子高生役の人たちの演技が皆自然なのが素晴らしい。多分そうした演技を根気良く引き出したのだと思うけど、彼女達を丁寧に追う適度な長回しを多用したカメラワークもあわせて演出が丁寧。どこまで意識したのかは分からないが、原作(チェーホフのほうね)の笑劇性もちゃんと脚本に受け継がれている。

中島ひろ子と白島靖代の二人が写真を撮る場面を名場面とする人も多いのだろうけど、ワタシはむしろ、彼女達も歳を取り老いていくのだとあの場面を見て思ってしまった。つまり、あの場面に青春の輝きと反対のものを感じてしまったわけだが、モリッシーが、「少女よ、お前も歳を取る」とか歌っていたのを思い出したりした。関係ないか。

でも、相手へのまっすぐな好意の言葉が、柔らかく受容される場面というのは本当に良かったと思う。ラストのライトの中に進んでいく中島ひろ子には息をのんだ。

不満を言うと、この DVD 画質がよくないんだよなぁ。この映画が「光」をうまく撮った映画だと思うだけにちょっと悲しい。あと映画そのものとは関係ないが、チャプター選択もないってあんまりじゃないかい。さらに最後に収められている予告編ね、本編に登場しない場面がやたらと多かったのだけど、ええのかね? まあ、15年ぐらい前の映画にそれを言っても仕方ないのだけど。

yskszkyskszk 2004/09/21 01:36 うわ。ワタクシも「更新されたのに気づいたら読む」くらいのノリでしたが、竹信さんの文章は好ましく感じていました(偉そうだ)。しかしあまりにも意外すぎて、「うわ」という馬鹿みたいな言葉しか浮かんで来ません。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/21 01:40 別にアンテナに入れて巡回とかでなく、たまーにあれ、更新してたかなと読む感じでした。予想もしてないと、追悼とかそういう言葉は浮かばないものですね

tagkaztagkaz 2004/09/23 08:43 演劇部員全員撮影前に1ヶ月くらい缶詰でワークショップさせてたみたいですね。だからこそあの演技が出たのかと>櫻の園
この映画は高校演劇経験者には劇薬です

yomoyomoyomoyomo 2004/09/23 09:08 あ、田口さん、はじめまして。一月缶詰ですか! 本当はそれぐらいやらないといけないものなのでしょうが、確かに演劇の経験のある方には感じるリアリティもまた格別なんでしょうね

2004-09-13

YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

『Wiki Way』刊行二周年記念文章(?)を書いていたのだが、時間切れとなってしまったので本体の更新はなし。

[] ピーター・セラーズの異常な愛情  ピーター・セラーズの異常な愛情を含むブックマーク

金曜日の夜、帰りの電車の中で京ぽんで自分のサイトを見ていたのだが、うっかり一日分削除してしまい、id:Gomadintimeさんからいただいたコメントを消してしまったので、いただいていた情報も併せて書かせてもらう。

この間ちらと触れたピーター・セラーズの伝記映画だが、"The Life and Death of Peter Sellers"というタイトルで、ジェフリー・ラッシュがセラーズ役と聞いて一気に期待が高まった。

共演は今年『モンスター』でアカデミー主演女優賞を獲得したシャーリーズ・セロンや、あとエミリー・ワトソンなど共演者もなかなか豪華。実際、ジェフリー・ラッシュの演技が素晴らしいらしいのだが、この映画、元々テレビ映画として作られたため、今年のアカデミー賞候補からは外れてしまうようなのが残念である。

しかし、ありがたいことに日本でも『ピーター・セラーズの異常な愛情』というタイトルで来年のお正月に劇場公開される見込み。この邦題は言うまでもなく、彼が主役をつとめたスタンリー・キューブリックのブラックコメディの傑作『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』のもじり。

この映画の制作模様も描かれているようだが、「私の役は?」と尋ねるセラーズに対して、キューブリックが「すべて君だ」と答えたのは大げさではない。この映画でセラーズは三役をこなしたが、当初は一人四役の予定だったのである。

セラーズの当たり役だったピンクパンサーシリーズの第一作『ピンクの豹』が公開されて40年とかで、『ピンク・パンサー フィルム・コレクション』のような DVD ボックスが出たのだろうが、ピーター・セラーズの(良い仕事への)再評価が進むと嬉しい。

[][] Rubyist Magazine  Rubyist Magazineを含むブックマーク

今更であるが、あえてコメントしたいのは、このウェブ雑誌が Wiki(Hiki)でできていることである。何よりそれが感慨深かった。

ちなみに記念すべき第一号の中で「Ruby の王子様」と紹介されている人がいるが、確かにワタシがこれまでオフラインで会った人の中で三指に入るイケメンである。というか、確実トップの美形である。

さらにちなみに上記の三指の残る二人は、江渡研究員オブ・ジョイトイさんと、百式の田口さん。

[] 解剖写真を淡々と記録するよ  解剖写真を淡々と記録するよを含むブックマーク

と勝手に命名。おなじみ jwz の blog で知ったサイト。ギョッ、ギョッ!

そういえば、アメリカでも『人体の不思議』展が始まったんですね。

ぶっかける青春  ぶっかける青春を含むブックマーク

いや、BoingBoing で Ballet bukkake art porn video from Japan なんていうエントリを見ているうちに上のフレーズが頭に浮かんだので。"bukkake" が英語になる日も近いのかな?(そんなわけはないとっくになってました)

ちなみにこのgoogle:ぶっかける青春というフレーズは、Google 検索結果が1件だった。今週は、何か良いことあるのかな。

新聞社にまつわるトリビア、並びに道具考  新聞社にまつわるトリビア、並びに道具考を含むブックマーク

「オールドメディアの世界」の中の一文に注目。

ちなみに昭和四十年代までは、伝書鳩を使って原稿や写真を送っていたという。

20へぇ……と言いたいところだが、調べてみたら、本家トリビアの泉にも約一年前に取り上げられていたんですな。

新しい道具が出現すると、その道具自体に反感を持つ人も出るし、その道具を使うことの意義を(後からすれば失笑せざるをえないほど)力を込めて語る人も出てくるものである。

昔は、小説家がワープロを使うということ自体が一大事だった。例えば安部公房の『死に急ぐ鯨たち』に収録されているインタビューは、当時大家に属する作家の中ではいち早く使い始めたワープロの話にそこそこ割かれており、隔世の感がある。もっとも安部公房の娘であるねりさんのインタビューを読むと、安部公房はワープロを使うようになって想像力が枯渇したといった意見が著名な文芸記者から出たということだが。

件のインタビューでは結構冷めた口調だったが、安部公房はワープロの効用を熱心に説いていた。これは以前にも書いた話だが、それなのに彼は、使っているワープロの機種の話になると途端に口が重くなった。しつこく尋ねると、「言うけど、笑うなよ」と釘を刺してから、「実は『文豪』って言うんだ」と照れながら言ったそうである。

以上、/.J の「文豪 ひっそりと終わる」というストーリーを見て思い出した話。

さて、書く道具が万年筆からワープロ(パソコン)に変わり、書く内容は変わるのか。もちろん変わる。例えば坂口安吾の「ジロリの女」だったか、戦時中彼が映画会社に雇われていたことを書いているのだが、自分はショクタクだったが、嘱託という漢字が書けないくらいのショクタクで……といった言い回しがあったと思う。IME を通すようになれば、こういった語り口は成立しなくなる。かといって、それが本質的な変化かと言われれば、そんなことはないんじゃないのと言うだろう。

ただ逆にあんまりそういうのが言われなくなったように思えるだけに、その辺りを突いた評論があると、その突き方によっては実は面白いものになるのではないかと思うことがある。例えば、綿矢りさが手書きで小説を書いているかそうでないかというのを主題にした評論などまずないだろうし(実はあるのか?)。

[] 第1回 P2P勉強会議事録  第1回 P2P勉強会議事録を含むブックマーク

先日ワタシも参加させていただいたP2P勉強会の詳細な議事録。もうとにかくこれは必見である。

日曜日に朝日新聞を見て、いきなり一面に「スカイプ」の文字がおどっていたのに驚いた。「Winnyと同じ技術を使った無料電話ソフトウェア」といった紹介がなされていたが、なんか危険なものを伝えるような感じに読めたのが気になった。もっともこれは被害者意識に近いものかもしれないが。

[] バトルウォッチャー近藤さん?  バトルウォッチャー近藤さん?を含むブックマーク

先日あるはてなダイアリーを見ていて、トラックバック欄に近藤さんのプライベートID(jkondoではない)が残っているのに気付いたのだが、それを見て、以前ワタシのところにもそのIDの足跡が残っていたことを思い出した。

件のはてなダイアリーは、ネット上の揉め事を取り上げたもので、思えばワタシの場合も、まあ、端的に言えばフレームが起こった日であった。

実は近藤さんはこの手のネットバトルが好きで、今度のも「またあそこ揉めてるよ、やっぱあいつは小物のチンカスだよな」とか盛り上がっていたら面白いなあと勝手に想像し、一人で受けてしまった。

はてな公聴会という真摯な試みがあったばかりだというのに、なんとよこしまでふざけたことを書いているのだ。ごめん。ごめんで済むと思うなよ。うるせ。

takaBSDtakaBSD 2004/09/13 12:42 押井守さんも「イノセンス」のロケハンでドイツに行った時に、「プラスティネイション」による展示をスタッフに見せたそうです。
同じ展示なのかはわからないですが、この展示について押井さんは「西欧人に特有なこのカラダへの執着と反発とでもいうべき情熱」と表現してます。

OnoOno 2004/09/13 13:44 突っ込みどころなのかネタなのか判断つかないのですが、bukkakeは既にGoogleで2,010,000件ヒットするくらいメジャーな英単語ではないでしょうか。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/13 20:50 まさかあのウェブログが押井守につながるとは思わなかったので面白く思いました。でも確かに『イノセンス』を作るのに参考にしても不思議ではありませんね。
HotWiredで、記事の後半が公開されていました。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040913207.html

yskszkyskszk 2004/09/14 04:46 オレもjkondoではないほうのユーザーIDから、トラックバックが送られてきたことがあります。
しかしそれは『ブログ生活』のインタビューが会った日の翌日で、「昨日はこんなひとからのインタビューを受けました」と家族や友人に報告したかったからだけだと思っております。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/14 08:19 あ、いや、もちろん主にそのように利用されているのは想像できるわけでして、その上で「勝手に想像し、一人で受けてしまった」というのが当方の文章です。うーん、こういうふざけたネタは書かないほうがいいのだろうか。

yy 2004/09/14 10:10 ピーター・セラーズのインチキ中国人ネタで面白いサイトはないだろうか。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/14 22:44 『名探偵登場』かぁ。大昔に一度観たきりだけど、あれはなかなか面白い映画だったねぇ。

yy 2004/09/16 00:39 動くカポーティがみられるし。そういえば「レッズ」で動くヘンリー・ミラーをみた。

2004-09-10

[][] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録に田口和裕他『はてなの本』を追加。

この本は主に飛行機の中で読んだもの。行きに SIDE B、帰りに SIDE A という順番で読んだが、行きは特に睡眠不足だったため寝たかったのだが、近藤さんインタビューが面白くて止まらなかった。結城さんも同様の印象だったようだが、立ち読みであるところをぽろっと正直に言うところが氏らしい(笑)

あーでも、読書記録を書かな、という本がいくつも残っているんだよなぁ。

[] ブッシュ政権閣議のひとコマ  ブッシュ政権閣議のひとコマを含むブックマーク

Onion がこの画像をネタに記事を書き、それをまたワタシが翻訳したら、またまたいっぱい釣られるのかなと思ったりした(笑)

とりあえず誰かもっともらしい嘘記事を書いて、やじうまWatchを釣らないか? いや、冗談ですけど。

追記:逆リンク! http://d.hatena.ne.jp/Gomadintime/20040909#p1

[] IT関係の講演・インタビュー音声が聞けるウェブログ  IT関係の講演・インタビュー音声が聞けるウェブログを含むブックマーク

ITConversations なのだが、これぞ Audioblog というやつのもっとも豪華なものかもしれない。一応登録とかしなくても音声ファイルをダウンロード可能。

個人的におおっと思ったのは、Paul Graham の OSCON 講演。この講演は、後に Great Hackers として文章におこされているが(日本語訳)、文章を見ながら講演を聞き、観客がどういうところで笑っているか確かめるとよいのではないだろうか。

足を折りやがれ!  足を折りやがれ!を含むブックマーク

Shiro Kawai さんが舞台初日を終えたとのことで、本当に "break a leg" と声をかけあうんですな! と妙なところに感心した(笑)。

この慣用句をワタシが知ったのは、昔 NHK で放映されていたエド・サリバンショー(!)で、ピーター・セラーズがイタリアのリアリズム派映画監督とかいう設定でエド・サリバンのインタビューを受けるというコントがあり、最後にエド・サリバンが "break a leg" と声をかけるのだが、ピーター・セラーズは(イタリア人なので)その意味が分からずむっとし、しかし冷静なふりをしながら「歯を折りやがれ」とか言い返すのがオチになっていた(うろ覚え)。

ところで、確かピーター・セラーズの伝記映画が作られたんだよね?

[] 共産諸国はワールドカップの夢を見るか  共産諸国はワールドカップの夢を見るかを含むブックマーク

共産主義とサッカーという組み合わせで何より思い出すのは、モンティ・パイソンの名作スケッチ「コミュニスト・クイズ」で、スタジオに招いたカール・マルクス、レーニン、チェ・ゲバラ、そして毛沢東という錚々たる面々に、エリック・アイドルが共産主義と全然関係ないクイズをしまくるというもの。

エリック・アイドルが、テリー・ジョーンズ扮するマルクスに対してまず "Hammers" という単語を見せ玉にする。マルクスはそこで(後にソ連の国旗にも描かれる)共産主義のシンボルであるハンマーのことを聞かれると思うわけだが、"the Hammers is the nickname of what English football team?" が質問という、知るわけもないサッカーのことを聞かれるというネタ。

そのコーナーの後にはそのマルクスとチェ・ゲバラのラブシーン(!)なんてものも一瞬あり、コメディとはいえ BBC はすごかったんだなぁ。

はてなを来訪した際、近藤令子さんに「海外に留学されてたんですか?」と聞かれて何事かと驚いたのだが、当方が翻訳をしていることからの連想だったようだ。実際には、ワタシの英語の知識は何よりロックと、そして上に書くようにコメディ(主にパイソン)から得られたものなのである……というのはいくらなんでも言いすぎだ(笑)。

[] ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション  ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディションを含むブックマーク

DVDジャケット

映画館で観て涙が止まらなかった映画だが、実は少し前に再映しているのを知り、もう一度映画館で観たい! と土曜の朝一番に観に行った。のだが、上映直前に飛び込みたまたま座った席が、始終椅子をポンポン蹴り、ときどき声をあげるクソガキの隣という最悪のロケーションで、この映画に対する印象まで悪くなりかけたので、これを買って改めてじっくり観なおすことにしたい。値段的にはケチなワタシが許容する限界を越えているのだが、そうも言ってられない。コレクターズ・エディションだし。

いやね、ガキがうるさいのは分かりきった話である。例えば飲食店とか乗り物の中で少々騒いでいても文句は言わない。必要でそこにいるのだから。しかしね、映画館は違うだろ(子ども向けの映画でもないし)。救いだったのは母親が一生懸命クソガキを静かにさせようと努力していたことで、だからワタシも我慢したのだが、やはり段階というものがある。もっと聞き分けができるようになってからでないと映画館に連れてきちゃいかんよ。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/10 23:08 すいません! 電車の中で自分のサイトを閲覧しているとき、うっかりこの日のエントリを一旦削除してしまいました。id:Gomadintimeさんのコメントが消えてしまったことになります。大変申し訳ありません。

GomadintimeGomadintime 2004/09/11 08:08 いえいえ。お気になさらずに!

2004-09-06

yomoyomo2004-09-06

YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

今週末は外に出ていた時間が長かったため、本体の更新はなし。週末何をしていたかと言いますと……

[] はてな訪問  はてな訪問を含むブックマーク

震える手でドアをノックした後、入口のところでブルブル震えるワタシを伊藤直也さん(id:naoya)が見つけ声をかけてくださった。「おおっ、電撃移籍!」と訳の分からないことを口走り、川崎裕一さん(id:kawasaki)ならずとも怪訝な目で見てしまうほど緊張の極に達していたワタシを、近藤令子さん(id:reikon)をはじめとして皆様温かく迎えてくださったのだが、その間にも「サーバはどこだ、俺のキックで破壊してやる」といった妄言(壊してどうする!)や、大西さん(id:onishi)に「『はてなの本』でのお尊顔が怖かったっす」と素で無礼なことを口走るワタシに令子さんがジュースとはてなTシャツを餌に投げ渡してくださった。「ワン!」と一吠えしてくわえ取ったのは言うまでもない。しまいには壇上さん(id:danjou)に、「次回はしなもんとガチで戦いますんで」と意味不明な言葉を吐いてしまったが、帰り際伊藤さんが「「いきなりブログ」どうですか。でも、これココログですが」とパッケージを取り出すに至り、こりゃワタシの毒電波の影響か、皆さんに迷惑だと今更ながら気付いて、「これからもはてなをよろしくお願いします」と言ってはてなを後にしたのだが、これユーザが言う言葉じゃないか? 外に出てから、しまった、せっかく『はてなの本』を持っていたのだから、皆さんにサインをいただけばよかった、特に川崎さんと伊藤さんのお二人のサインは貴重だったのに悔やんだが、本当に皆さんチャーミングな方たちだよなぁと記憶を反芻し、顔が緩み、緊張も緩んだところで小便がだだもれし(嘘)

空手ナイト(八木の野郎命名 空手ナイト(八木の野郎命名)を含むブックマーク

9月7日、予告通りこの部分を削除

[] P2P勉強会  P2P勉強会を含むブックマーク

ここからはマジメに書きます。

既に定員に達していたのを、無理を言って入れてもらった。仲介の労をとっていただいたのらさん、そして何より主催者である Tomo さんに心から感謝します。

前日、ホテルに戻ってバタンキュー(死語?)状態で、朝は身体が動かなかったため、髭もそらず、髪も洗わずぼさぼさという小汚い状態で駆けつけてしまったのだが(だからこれはお世辞)、参加してよかったと心から思う内容の濃い勉強会だった。

講師、講演内容、そして聞き手側の反応の三つがちゃんと噛みあっていて、緊張感があったのが良かった。これが無料というのはすごい話で、運営者の方々の負担を考えると、手数料を取るのでも全然問題ないのではないか。

個人的には須之内さんの NAT 越えの話、小柴さんの MS-DRM の話、そしてアリエルネットワークスの岩田さんの商用 P2P の話が特に参考になった。これからも情報を追いかけていこうと心に誓った。そうそう、そういえば Dan Gillmor も「スカイプをもっと宣伝しよう――マッキントッシュでも使えるようになった」という Skype についての文章を書いてますね。

そしてこういう勉強会で素晴らしいのは人との出会いで、サイトを読ませていただいている P2P Today の横田さんや無印吉澤@はてなダイアリーの吉澤さんにはじめてお目にかかれたのは嬉しかった。あと、イケメン研究員オブ・ジョイトイ、もとい江渡浩一郎さんもおられたのに驚いた。

そうそう、バーミヤンで昼飯を一緒に食べた人たちも ACM のプログラミングコンテストに出る東大生だったり、大学院生だったりとすごい若人達で、ワタシは君達の若さが憎いと口走ったりしたが、ジジイの妄言はともかく本当に参加してよかった。

[] 『アトミック・カフェ』とブッシュ一族の奇々怪々  『アトミック・カフェ』とブッシュ一族の奇々怪々を含むブックマーク

コメント欄で ranzo さんに教えていただいたのだが、『華氏911』のヒットを受け、『アトミック・カフェ』が再映されるとのこと。

この映画のことはどこかで読んでいたのになー、と記憶を辿ったところ、青山南さんの「ロスト・オン・ザ・ネット」で紹介されていた「ブッシュ一族の奇々怪々」だった。

でもこの文章は、『アトミック・カフェ』とマイケル・ムーアのつながりが分かるとても興味深いものなので改めて紹介しておく。

「さいばらりえこの毎日かあさん」は都合によりお休みします。  「さいばらりえこの毎日かあさん」は都合によりお休みします。を含むブックマーク

西原理恵子の「さいばらりえこの毎日かあさん」をウェブで月二回見るのが楽しみなのだが、はてなアンテナで更新されているのを見て、

「さいばらりえこの毎日かあさん」は都合によりお休みします。

と一行だけあってがっかり。でもその後なんか可笑しくなった。紙版ならともかく、なんでわざわざウェブ版でお休みだけを律儀に告知するのか、と。

編集者がマジメな人なのかねぇと思ったが、西原理恵子の公式サイトに、

けんかしたから「毎日かあさん」8/31は休み

と出ているのを教えられ、もしかしたら担当者が腹を立て、イヤガラセ的にウェブを更新したのかなと想像して勝手に受けてしまった。

これは邪推であり、そんなわけはないのだろうが、それに似た話を昔「噂の真相」で読んだことがある。昔の話なので正確でないので、以下の話をそのまま引用しないでいただきたいが、遅筆で有名な野坂昭如が原稿を落としたとき、編集者が怒り、彼の原稿が入る予定だったページをまるまる白紙にした雑誌(小説新潮だったかな)があったとか。

あと野坂昭如関係では、別の編集者が彼の自宅に原稿をもらいにいったところ、家のチャイムを鳴らされないよう、チャイムを破壊してあったとか。

そんなことしているヒマがあったら原稿書けよ、と編集者も呆れたことだろう。

[] KinoWiki  KinoWikiを含むブックマーク

PHP5で書かれた新しいWikiエンジン。特徴としては、記法やオートリンクなど日本語環境の性質を意識しているところだろうか。

ネタ元は奥村晴彦さんの日記

[] 楳図かずおオフィシャルホームページ  楳図かずおオフィシャルホームページを含むブックマーク

永遠に28歳な方のページで知ったのだが、68歳を迎えた楳図かずお先生のオフィシャルサイトがあったんですな。しかも Movable Type を導入している。

だからさ、ワタシがずっと主張してきたのはこういうことなの。(Movable Type が最適かどうかはともかくとして)こういうニュースリリースをトップにもってくる構成にして、それをウェブログツールで構築すれば便利じゃない。カテゴリ分けを含め、過去ログ管理が簡単じゃない。RSS にも普通に対応して、新着情報を拾う手段も広がる。

そしてこのサイトもそうだけど、別に必要じゃなければコメント欄とか TrackBack 対応にしなければならないなんてことはない。わざわざ無用の厄介ごとを呼び込むこともないわけで、だって別にブログにするためにサイトを構築しているのではなく、その前に目的ってものがあるからこういうウェブサイト作ってるんでしょ?

そこらへんをいきなり取り違えている人たちが未だに多くて笑っちゃう。ブログはコミュニケーション志向でないといけない! とか、日記型ウェブログに意味はあるのか? とか、もうしょうがないねぇ。単にフロー型のサイト構築に一番合っているのがウェブログのスタイルだということで、後は上に書くようにそのサイトの性質・目的に従ってツール・機能を選択すればいい。これは John Carmack(Doomの人ですね)の .plan files が blog 化したのにもつながる話だと思う。

[][] クリエイティブコモンズライセンスを許容することのウェブログサービスにとっての経済的恩恵  クリエイティブコモンズライセンスを許容することのウェブログサービスにとっての経済的恩恵を含むブックマーク

なにやら大げさだが、平山雅浩さんの日記における「はてな利用規約改定に関する意見募集にメールを送る」を読んで、そうじゃないか。こういう風に書けばよかったのかと思った。

要は商業利用の事前承諾の話で、ワタシはこの逆の方向からそれを阻害することの損失を書き送らせてもらったのだが、平山さんの文章のほうが元気が出ていい。クリエイティブコモンズライセンスは、著作権の仕組みのアンチでもなければ、商用利用のアンチでもない。

平山さんが書かれているように、はてなダイアリーブックサービスと商用利用可能なクリエイティブコモンズライセンスを適用した日記を組み合わせて、はてなは自由に書籍を制作できるのだ。ウェブログそのものの書籍化というのは、海外では既に『Never Threaten to Eat Your Co-Workers: Best of Blogs』という実例がある。はてなはウェブログと書籍作成サービスの両方を抱えている。是非それに可能性を見出してほしい。

そういうことを書く割に、お前は非商用ライセンスを使っているじゃないかと言われそうだが、株式会社はてなに対しては無条件で商用許諾を許可することをここに宣言したい。ただ、これには利用規約改定問題が解決しないといけないのだが。

[][] はてなダイアリーへの要望(クリエイティブコモンズプラグイン)  はてなダイアリーへの要望(クリエイティブコモンズプラグイン)を含むブックマーク

一歩進んではてなに要望したいのは、クリエイティブコモンズプラグインである。つまり、簡易な記法でクリエイティブコモンズライセンスを宣言できるようにするプラグインである。もちろん商用可能ライセンスも選べるようにしてほしい。

これは以前にも書いたことがあるが、自分以外のダイアリーであれ、はてなダイアリーブックサービスが適用できればなと思う。そこでこのようにモジュールで宣言できるようにすれば、はてなダイアリーで商用利用できるものが簡単に把握できる。もちろんそうでなくたって機械可読だから専用検索エンジンも既にあるけど、はてなダイアリーブックサービスで、商用利用可能なライセンスをつけたダイアリーだけでもそれを実現できるようにすればいいのではないか。

たとえ一つのダイアリーだけで書籍として成立しなくても、商用可能なダイアリーが一定数あれば、それらをうまく「編集」して商業的ポテンシャルを持たせるのもありえない話ではない、というのは甘いだろうか。

matznagamatznaga 2004/09/06 12:55 白紙のページがあった雑誌というと「話の特集」を思い出すんだけど、野坂さんだったかどうかは記憶にありません。
(書庫を探せば出て来そうだけど)

chistosochistoso 2004/09/06 17:39 「面白半分」の筒井康隆編集長では。 http://www.elrosa.com/dia/2004/20040501.html の5月8日を参照。

wanderingdjwanderingdj 2004/09/06 21:42 IKEMEN!IKEMEN!

yomoyomoyomoyomo 2004/09/06 22:10 いやー、狙った白紙じゃないんですよね。ちょっと検索してみましたが見つかりませんね。

yomoyomoyomoyomo 2004/09/06 22:11 黙れ、IKEMEN!

 | 
2003 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2015 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)