YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS1.0

 | 

2005-04-28

60年前の「新潮」と坂口安吾 60年前の「新潮」と坂口安吾を含むブックマーク

火曜日の朝日新聞夕刊に島田雅彦の文芸時評が載っていたのだが、それに面白い話があった。

昨年創刊百周年を迎えた文芸誌の老舗「新潮」の百年の歴史において、唯一黒字だった時期があるのだが、それはいつかということ。

答えは終戦間もない頃だそうで、戦争に負け食糧の配給もままならない時期に日本人が文学を求めたことの意外さとその意義について考えてしまった。文学は飢えた子どもに何の力も持たない。当たり前だ。しかし、飢えた大人を奮い立たせることはできる。

戦後間もない頃の「新潮」と聞いて真っ先に浮かんだのは(例によって)坂口安吾である。彼は昭和21年の4月号に「堕落論」、6月号に「白痴」を発表している。戦前「風博士」で注目を集めたものの、その後伸び悩んでいた安吾に目をつけていた具眼の士(著名な人だったと思うが名前は失念)が安吾を推挙し、安吾のほうも編集者の依頼に「新潮」に書けるというので奮起したことは知られているが、期待を遥かに超える傑作で応えたわけである。

奥野健男は角川文庫の『白痴・二流の人』の解説の中で「堕落論」と「白痴」について、

この二作は、敗戦の混迷の中にいた日本人、特に青年たちに雷のごとき衝撃を与えた。ぼくたちはこの二作によって、敗戦の虚脱から目ざめ、生きる力を得たといっても過言ではない。

とものすごい勢いで書いているが、この二作を読んだ人の多くが、それが大げさでないことに同意するだろう。ワタシもリアルタイムでこの二作を読んでいたら、絶対にそう思ったに違いない。

特に「白痴」の畳み掛けるような書き出しを阪急京都線の電車の中で読んだときの驚きは生々しく覚えているし、大学時代は「白痴」の最後あたり(「女の眠りこけているうちに女を置いて立ち去りたいと思ったが」以降)を暗誦できるくらい読んだものだ。バカですな。

もちろん当時の「新潮」を坂口安吾一人で語れるわけはないのだが、彼の存在は大きかったのではないか。

[] 「ぼくはまちちゃん」 ――知られざるCSRF攻撃  「ぼくはまちちゃん」 ――知られざるCSRF攻撃を含むブックマーク

公開前に著者が「コラムが検閲引っかかりまくり」と書いていたので、どういう内容になるか注目していたが、充実した解説記事じゃないすか。今回の問題で、CSRF という言葉も一気にメジャーになった。

しかし、著者のプロフィールに「1975年京都生まれ」とありびっくり。え、TIP さんワタシより年下なの? えーっ、絶対年上だと思っていたのに、というのがまた一人。ううっ。

追記:あいや、高木浩光氏が「@ITの記事などのように混乱させる解説も散見される」と書いている。クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の正しい対策方法もあわせて読もう。

追記2:@ITの記事に高木さんの指摘が近日反映されるとのこと。詳しい情報は「はまちちゃんな@ITコラム公開しました。」のエントリを参照ください。

[] WindowsでIPsecをパケットフィルタとして利用する  WindowsでIPsecをパケットフィルタとして利用するを含むブックマーク

最近 IPsec 自体使ってないのだが、Windows プラットフォームにおける IPsec についての情報は特にワタシの中で足らないものなのでありがたい。

そうそう、年の話で言えば、伊原さんはワタシと同い年なのだが、片や Microsoft MVP、片や……止めておこう。

[] An Atom-Powered Wiki  An Atom-Powered Wikiを含むブックマーク

さて Atom のほうもそろそろ仕様が固まる見込みだが、それに Wiki がどのような影響を受けるのか知るのに参考になる文章。フィードのだけでなく API の話も含まれる。

もちろん Wiki における RSS フィードの問題は、Atom になっても引き継がれるのだろう。

ネタ元は BitWorking

[] Wiki Way、それはアジャイルなり?  Wiki Way、それはアジャイルなり?を含むブックマーク

hisashim さんのところで御大 Dave Thomas の文章が紹介されていたが、

彼らが開発したXMLベースの原稿形式は、TeXのような参照先の自動解決機能を備えている。そのため、まるでWikiのように原稿を書ける。

ということを、The Wiki Way of Writing という文章で書いている。その手法を Dave Thomas は、以下のように表現している。

As usual, I’m adopting a fairly agile development style, moving stuff around between chapters, adding and deleting whole chapters, and generally working stuff out as I go along.

Wiki 絡みでアジャイルという言葉を聞くと、どうしてもかずひこさんのプレゼンにあった「Hikiアジャイル!」を思い出すのだが、現在 "Wiki Way" を一言で表現するのに、これが一番近い言葉なのかなと思ったりした。

もっとも、この手の言葉は政治的な意味合いを持つことも多いので、慎重に扱わなければならないところもあるが。

[] history flow  history flowを含むブックマーク

IBM の Collaborative User Experience Research Group というところが、Wikipedia の内容の変遷をビジュアル化するアプリケーションを開発している。

ネタ元はなんか:かんがえて-2

[] スクリプト言語人気に思う,動的型付け言語の可能性  スクリプト言語人気に思う,動的型付け言語の可能性を含むブックマーク

記事内容については既にいろんな人が取り上げているので、本筋と関係ないところを一点指摘しておく。

記事の中で Martin Fowler の DynamicTyping を紹介しているが、kdmsnr さんが日本語訳をちゃんと公開している。どうして日本語訳へのリンクを併記しないのか。

自分の経験を敷衍して書くが、こういうときに紹介してもらえないと翻訳した甲斐がないし、悔しいものである。

(日本人の)読者だって、忙しいのにいちいち英語を読まされるより、日本語で読めたほうが楽じゃない。読んで気になるところがあれば訳者に指摘すればよいし、kdmsnr さんのところは Wiki でできているのだから、誤字だったら直接修正したっていい。

この記事を書いた方が児玉さんの仕事を知らなかっただけだと思いたいが、それならそれで調査不足の謗りを免れないと思う。

スティーブン・ジョンソンのポップカルチャー擁護の新刊『悪いものはみんないいものだ』 スティーブン・ジョンソンのポップカルチャー擁護の新刊『悪いものはみんないいものだ』を含むブックマーク

『創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』『マインド・ワイド・オープン―自らの脳を覗く』の著者であるスティーブン・ジョンソンの新作『Everything Bad Is Good For You: How Today's Pop Culture Is Actully Making Us Smarter』Boing Boing が取り上げている。

この本はテレビやビデオゲームを擁護する内容が含まれるようで、この手の主張はインサイターに載ってた……と調べてみると、とっくにこの本紹介されてました

真実一郎さんが書くように、

何がいいたいかというと、なにか事件がおこるたびに検証もせずにゲームのせいにしていると、日本の貴重な輸出産業としてのゲームの発展を阻害しますよ、と。アメリカに抜かれるよ、と。それでいいのならいいんだけど、日本政府もマスコミも「ジャパニーズ・クール」って言葉が大好きなんだから、だったらそのひとつであるゲームを否定する言説は全て抹殺し、偉い学者にゲーム肯定本を書かせるくらいやらないと。第一でナイト。

ということなのである。とりあえずJR福知山線脱線事故までゲーム脳に原因を求める輩を(以下略)。まぁ、テレビの見すぎもゲームのやりすぎも間違いなく害だと思いますがね。

あと Steven Johnson のサイトMovable Type で作られてるんだよな。このように当たり前のようにブログツールで公式サイトが構築されるのも増えるのだろう。

sen-usen-u 2005/04/28 09:29 意外と年下ということです。w

yomoyomoyomoyomo 2005/04/28 19:47 大変ごぶさたしております。でも……信じられません(笑)

nijimunijimu 2005/04/28 20:56 文芸誌が黒字だった時期の話は、川崎での講演でも触れてました。お年を召した方に怒られてましたが(笑)。こういうのをさらりと出せる辺りが島田氏だなー、と思いました。
安吾は、ずっと未読でいたのですが『堕落論』を読んだときはかなりの衝撃を受け、「兄貴!」と呼びたくなったほどです(笑)

yomoyomoyomoyomo 2005/04/28 22:45 島田雅彦のことだから、当然ながら「古き良き時代」なんてものでなく一種の皮肉も含まれているのでしょうね

2005-04-25

[][] Jimmy Eat World, Clarity  Jimmy Eat World, Clarityを含むブックマーク

Clarity

Clarity

週末てんてこまいだったので、本体の更新はなし。Amazon980円劇場でお茶を濁す。

以前モーリさんが興奮しているのを見てこのコーナーで取り上げようと思ったが、しばらくして見ると値段が980円でなくなっておりがっくりきたのだが、昨日見るとまた980円になっていた。Amazon は油断ならない。

さて、実はワタシはこのあたりのバンドをリアルタイムでまったく聞かずにまるごとスルーしてしまっていた。なぜかというと、「エモ」というのが何を指すのか分からず、勝手に毛嫌いしていたのだ。愚かしい話である。

ヘンな表現だが、本作などの音こそ現在のロック本流の音なのじゃないかな。とにかく力強くて、良い楽曲いっぱいのアルバムであり、ジャンル分けに関係なく980円なら買っておいて得することはあれ、損することは絶対ないこと請け合いである。

[] O'Reilly Radar - ティム・オライリー - はてな川崎裕一さん  O'Reilly Radar - ティム・オライリー - はてな川崎裕一さんを含むブックマーク

オライリーが追っかけるものを追っかけるブログである O'Reilly Radar が始まっている。タグシステムを組み込んでいるところがポイントだろうか。

早速いろんな方が取り上げているが、川崎裕一さんの文章に反応。

ティム・オライリーの文章は非常に示唆に富むものの、時折長文がどーんとアップされることが多かったため、ブログとして継続的に短いエッセンスを知ることができるのは非常に面白そうです。

ティム・オライリーはこれまでも O'Reilly Developer Weblogs にときどき短文を寄稿しており、ワタシもいくつか翻訳させてもらっております。

しかし、これを書くためにリストアップして気付いたのだが、最後に彼の文章を訳したのは一年以上前なんだね。いかんねぇ。O'Reilly Radar もクリエイティブ・コモンズライセンス指定されているので、時間が取れたら何か訳すかも。

そういえばティム・オライリーの本『Tim O'Reilly IN A NUTSHELL』がもらえるキャンペーンがあるみたいなので、彼に興味のある人はオライリーの本を買ってみてはいかがだろう。

あと余談だが、川崎裕一さんのことは(Jnutella.org などの活動で)大分前から存じ上げている感じがして、てっきり自分よりも年上の人だろうと思いこんでおり、実は全然年下であることを知ったときはショックを受けたものである。

Linux - モンティ・パイソン - Wiki Linux - モンティ・パイソン - Wikiを含むブックマーク

BitKeeper を巡る論争について特にワタシがコメントすることもないのだが、「BitKeeper紛争を受け、トーバルズ氏が新プロジェクト」の本筋と違うところにはっとした。

新しいソフトに「git」――英国のスラングで「まぬけ」という意味――という名を付けた理由を聞いたところ、「私は自己中心的な人間だ。だから自分にちなんだ名前を全部のプロジェクトに付けている。最初はLinuxで、今度はgitだ」

おう、git! やはり英国のスラングだったのか。

ワタシがこの単語を知ったのは、モンティ・パイソンMonty Python's Flying Circus の「議論クリニック」スケッチだった。

このスケッチの前半で悪態の部屋からマイケル・ペイリンが出て行った後でグレアム・チャップマンが吐き捨てるのが "stupid git" なのである(上でリンクした日本語訳では「腐れタコが」になっている)。

念のために "stupid git" でぐぐるとちゃんとひっかかる。で、ワタシはこのURLを見てピンときたのだが、このサイトはWikiで構築されている。

Edit リンクを目立たなくすれば、普通のサイトにみせることも可能であることの好例であるが、ちなみにこのサイトで採用されている Wiki エンジンは TWiki である。

そうそう、パイソンといえば、缶コーヒーの CM で "Always look on the bright side of life" がまた使われてますな。

[] CNETがテレビの未来についてのWikiを開設  CNETがテレビの未来についてのWikiを開設を含むブックマーク

といっても CNET 本家の Me TV Wiki の話。

どういう流れで Wiki を設けるにいたったか、その背景を知りたいな。

こちらで使われている Wiki エンジンは、URL を見る限り MediaWiki だな。

[] 2005年の暗号トピック 〜CRYPTO-GRAM日本語版より〜  2005年の暗号トピック 〜CRYPTO-GRAM日本語版より〜を含むブックマーク

記事を見るには登録が必要だったかも。

Bruce Schneier が5月開催の RSA Conference 2005 Japan で講演するとのこと。

というか、『Beyond Fear』の邦訳はいつ出るのだろうか。

[] アニマルズの「朝日のあたる家」は売春宿を歌ったものではない?  アニマルズの「朝日のあたる家」は売春宿を歌ったものではない?を含むブックマーク

komasafarina’s ☆ Somethin’ Celebration Is Goin’ On に考察がある。

知識や情報として(メディアを通じて)(あるいは、ときには口コミで)(どこぞからか)流布され、(ほとんど)通説や定説として(世間に)広く流通していることを(ハナから信じて)呑み込まれたり、飼いならされたりするのを(ひとつの生き方として)わたしは(けっして)否定しはしないが、自由な人間は(それをきちんと自分で確かめて)納得した上で受け入れ、それを自分の知識とする。それが(わたしにとっての)ロックンロール(な生き方)だ。

それがロックンロールかどうかは個人的にはどうでもいいとして、いずれにしても知ったかぶりは禁物ということですな。ワタシも気をつけないと。

山形浩生の犠牲者がまた一人? 山形浩生の犠牲者がまた一人?を含むブックマーク

「最近の噂」より引用。

「サイゾー」の新しい号を見たら、やっぱり載ってないってことは、神保哲夫はひょっとしてあの程度で逃げたのか! せっかく今月もバカにしてあげたのに。(2005/4/21)

そうなのかはワタシには分かりませんが。狂犬恐るべし。

そういえば、以前コペンハーゲン・コンセンサスについて書かれた文章を見かけたことがあったが、ちゃんと『環境危機をあおってはいけない』サポートページで反応していて、山形さんチェックしちょるんやねぇと驚いたものである。

なお、『環境危機をあおってはいけない』は、頼まれてもないのに勝手に原稿チェックに参加し、訳者あとがきでクレジットしてもらったという思い出の本だったりする。

[] ポセイドン・アドベンチャー  ポセイドン・アドベンチャーを含むブックマーク

これも以前から観たいと思いつつどうも後回しになっていた映画。

ジーン・ハックマンが若かった。1972年の映画だから当然だが。

さて、本作はパニック映画のさきがけにして最高のものの一つだが、客船を舞台にした映画は、それこそ『タイタニック』のような時代物か、さもなくば『グリード』のように怪物を出さない限り、今では成立しにくいのだろうな。

豪華客船が転覆し、天地がさかさまになったという設定をいかした脱出劇は今観てもハラハラさせられるし、また人間ドラマも適度にキャラ立ちした登場人物たちの対立をはらみながら、しかし無用にドロドロしてないのが良い。ハックマン演じる牧師が物語をぐいぐい引っ張るわけだが、もう一人の牧師も語る通り、彼の行動規範は紛れもなく強者の論理である。ワタシがあの場にいたら、ぐずぐずしているうちに『13日の金曜日』シリーズで二番目に餌食になる高校生並みの速さで海の藻屑と化したに違いない。

そして多くの人が指摘済みだろうが、現在我々がこの映画を語るにあたりどうしても触れなければならないのは、『裸の銃を持つ男』シリーズでおなじみレスリー・ニールセンが船長役で渋い演技をみせていること。コメディやってた人が性格俳優に転向という例はいくらでもあるが、半世紀近く映画に出続けながら年を取るに従い役柄がくだらなくなるというのはこの人ぐらいじゃないかね。

mohrimohri 2005/04/25 02:42 Jimmy Eat Worldが気に入られたなら、次はGet Up Kidsをぜひ! 残念ながら解散してしまいましたが。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/25 08:14 Amazonで調べてみると、国内盤が結構安いですね。聴いてみます!

asanoasano 2005/04/25 08:25 「客船を舞台にした映画」なら「スピード2」なんてのがありましたね。つまらない映画でしたが、ウィレム・デフォーという「怪物」が出てました。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/25 08:30 ああ、僕も観てないんで忘れてました。でもデフォーを怪物扱いなんてヒドい(笑)

2005-04-21

iNTERNET magazine 2005年5月号 iNTERNET magazine 2005年5月号を含むブックマーク

いただいていたのに取り上げ損ねていた。今号の特集は「放送・通信融合」で、正にトピカルなものなのだが、例によって地味である。読むべきところは多いのだけど、どうも誌面から浮かび上がるものがない。少しだけ触れられている「生命線となる「メタデータ」」の話を基軸に、あるべきサービスの見取り図を描く記事を求めるのは贅沢か。でも、アメリカの RSS + BitTorrent + TV みたいな話を聞くと、メタデータの縛りが日本は厳しすぎると痛感する。

あと「インターネットの論点」という連載がはじまったみたい。一回目は「トレーサビリティとプライバシー」がお題で、中村修氏(慶應大学教授)と高木浩光氏がそれぞれ技術の可能性と技術の危険性を説いている。これは良い企画かも。

[] 初期Wikipedia回顧録  初期Wikipedia回顧録を含むブックマーク

以前文章を紹介した Larry Sanger による Wikipedia の前身プロジェクトである Nupedia、そして初期 Wikipedia の回顧録。メディアの誤った取り上げ方などの話も含めかなり詳細に書かれていて面白い。インタビューでないこんな長文文章も /. には載るんやね。

その Wikipedia を運営する Wikimedia 財団は、501(c)(3)免税ステータス認定を受けるまでになった。

[] six degrees of wikipedia  six degrees of wikipediaを含むブックマーク

これは面白い! 要はスタンリー・ミルグラムの「6次の隔たり」を Wikipedia でやろうというものである。

なお、ミルグラムの研究について言及するときは少し注意が必要……というか、そういう意味では上の書き方もアヤシイのだが、まあそれはそれとしてなかなか楽しめます。

[] iTunes は The The をちゃんと処理できない  iTunes は The The をちゃんと処理できないを含むブックマーク

ワタシも昔恥ずかしい文章を書いたこともある The The は、この手の認識・検索性においてかなりダメダメで、それが新しいリスナーとの出会いを阻害しているかと思うと気の毒になってくる。

海の向こうの「ロックミュージシャンになろう!」みたいな本には、まず最初に腕の良いマネージャーを雇うことが書かれてあるという話を鈴木あかねの『現代ロックの基礎知識』で読んだ覚えがあるが、いずれその次にこの手のデジタル検索性に優れたバンド名をつける、というのが来るかもしれない。

で、The The だが、やはりジョニー・マー在籍時のアルバムがお勧めである。上にリンクした文章にも書いたが、個人的には『Dusk』が最高傑作だと思う。

Mind Bomb

Mind Bomb

Dusk

Dusk

[] ネット上の音楽  ネット上の音楽を含むブックマーク

江渡浩一郎氏(イケメン研究員)によるまとめ。「パケット音楽」なんて知らなかったなぁ。

江渡さんと言えば、氏のインタビューが掲載された Rubyist Magazine 0006号ががそろそろ公開されるのかな。

[] RIAAにブッシュを訴えるよう請願するサイト?  RIAAにブッシュを訴えるよう請願するサイト?を含むブックマーク

こないだ紹介したブッシュ大統領の iPod の話の続きだが、その中身は RIAA 言うところの "stealing music" いっぱいなようで、そんなら RIAA に大統領を訴えさせようぜ! みたいな動きがあるみたい。半ば冗談なようだが。

[] U2のツアーのライティングシステムは、プレステ2のコントローラで操作される  U2のツアーのライティングシステムは、プレステ2のコントローラで操作されるを含むブックマーク

もういっちょう Boing Boing から。ネタかと思ったら、これホントみたい。

随時情報が追加・更新されているのでご注意を。証拠動画(?)へのリンクもあります。

誰だ、山形浩生がネット撤退なんて言ったのは 誰だ、山形浩生がネット撤退なんて言ったのはを含むブックマーク

ネットから撤退中どころか、相変わらずの暴れっぷりである。

オッス、オラ、中年厨房! いや、お元気そうで何よりです。先日はうちにもコメントいただいたし。

それならどうして hiyori13 のはてなidを手放したのか謎ではあるが、多分深読みしても無駄なのだろう。

丹羽文雄の死に想う……ことは特にない 丹羽文雄の死に想う……ことは特にないを含むブックマーク

finalvent さんは「いろいろボケが噂されていたが」すっとぼけたことを書いているが、噂も何も娘の本田桂子が『父・丹羽文雄 介護の日々』他で赤裸々に記していることですよ。

追記:「そーじゃなくて娘以外に文壇関係者がこれに乗じて醜悪な噂をしてたってことですよ」とのことで、ワタシの読み間違いでした。失礼しました。

それに彼については以前テレビ番組が作られている。記憶が定かではないのだが、あれは NHK スペシャルだったか。何しろアルツハイマー患者が主人公のドキュメンタリーである。悲惨な番組かと思いきや、実際悲惨な場面(症状が出だした頃、母校の早稲田大学で講演をやるも一時間近く同じ話を繰り返す映像)もあるが、本田桂子書くところの「仏さまのようになった」以降の話で、別の意味で突き抜けていた。

著名な女流作家(誰かは思い出せない)が見舞いに訪れ、明るくやり取りをし、その人が帰った後、丹羽文雄に「あの方をご存知ですか?」と聞くと、小考して明るく曰く、「いや、知りませんな!」

その顔が非常に血色が良く、声にも張りがある。そのように身体は年齢からすると至極元気なのに、アルツハイマーで自分の妻も妻と分からない。単純に暗い演出の番組を見せられるのとはまた違った意味で考え込んでしまったものである。実際、その頑健さのおかげで100歳の長寿をまっとうしたわけだが、彼の介護に尽くした本田桂子は先に鬼籍に入ったわけで、長生きするというのも……

さて、少し前に『友を偲ぶ』の読書記録を書いたが、それにも収録されている丹羽文雄による舟橋聖一の追悼文は、故人の幼児性を含む人となりを語りきった出色のものである。が、ワタシは件の読書記録でそれに触れなかった。

なぜか? ワタシも含め、今では舟橋聖一や丹羽文雄など誰も読まないからである。時の流れは残酷である。しかし、この場合妥当な評価だと思う。

この二人の関係については、鈴木邦男「今週の主張・2003年2月24日 全国民に問う。メカケは日本文化か」にも詳しい。

cavoritecavorite 2005/04/21 09:41 パケット音楽? むかしむかしセンソリウムというサイトで、そういうのをやってましたな。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/21 21:22 http://www.sensorium.org/netsound/index-j.html
のことですね

2005-04-18

[][] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録山下清美、川浦康至、川上善郎、三浦麻子『ウェブログの心理学』を追加。

本当なら以前より準備を進めてきた長文文章を書き上げようと思っていたのだが、どうにも書けなかった。もうそういうのを書く体力はないのかもしれない。書きたかった文章の主題を一言を言えば、「自分にはもう長文の文章を書く体力はなくなったので、そういうのから降りる」というもので、タイトルは「はてなに捨てられる日」だったのだが(なんじゃそりゃ)。

海外のソーシャル・ブックマーキング・ツール技術動向がつかめる論文 海外のソーシャル・ブックマーキング・ツール技術動向がつかめる論文を含むブックマーク

相変わらずはてなブックマークが新機能を追加しているが、del.icio.us をはじめとするソーシャル・ブックマーキング・ツールについてかなり詳しく掘り下げた論文があった。

ちゃんと英語を読んで論評している暇がないので誰がやってくだされ。

[] ハリウッドがコンテンツ配信でBitTorrentに注目  ハリウッドがコンテンツ配信でBitTorrentに注目を含むブックマーク

アメリカの映画会社も単に訴訟で押さえつけるだけでなく、一方で P2P の活用も考えているわけである。日本の映画会社はどうだろうか。

しかし、映画会社もどうして Vinton Cerf と協議するかね。もちろん彼は TCP/IP の設計者の一人にして現在も ICANN 議長だが、BitTorrent のことなら作者なりに聞けばいいのに。まあ、こういうのはまずその世界の名士に話を聞くということで、「インターネット」においてはそれが彼である、と。日本だと村井純が駆り出されるようなものか。

なんと知らないうちに BitTorrent は会社になっていた(この表現はおかしいか)。ネタ元は Discreet Blog

[] 競馬情報Wiki UmaWiki  競馬情報Wiki UmaWikiを含むブックマーク

「競馬全般に関する情報交換を目的とするWiki」とのこと。

以前にも書いたが、ワタシの場合、ナリタブライアンが三冠馬となったときの菊花賞を友人達と中山競馬場まで見に行ったのだが、朝からいて1レースも当てることができず、ちーともビギナーズラックに恵まれなかったため、競馬にはまらずに済んだ。

ネタ元は plurablog

[] GoogleMapsHacking  GoogleMapsHackingを含むブックマーク

Google Maps に関する主に JavaScript によるハックを集めたページ。

日本語の情報としては、Ajax : Google Mapsを表示するあたりが最も詳しいかな。

日本でもやんないかな、Google Maps。

[] 体系的にSEOを考えるWiki  体系的にSEOを考えるWikiを含むブックマーク

Organic SEO Wiki だが、SEO に関する情報を体系的にまとめる試みのようだ。

後半部はまだ情報が入っていないが、目次がしっかりできている以上、中身が揃えば有用な情報源になりそうである。

[] 斎藤美奈子の愛書狂  斎藤美奈子の愛書狂を含むブックマーク

おいおい、こんな連載がウェブに掲載されているなんてまったく知らなかったぞ。ネタ元は専用ブログ

面白かったので一気にまとめ読みさせてもらったが、やはり各回を別ファイルにしたほうが蓄積感が出てよいのではないかと。

[] akoさんによるSpamalotレビュー  akoさんによるSpamalotレビューを含むブックマーク

先日紹介したモンティ・パイソン『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の舞台化 Spamalot のじごくみみの ako さんによるレビュー。これに限らずここ数日の New York 旅行記は楽しいので必見。

いやー、楽しかった。今まで観たミュージカルの中で一番面白かったかも。

とのことで、うーっ、観たい!!

魚のダンススケッチや "Always Look on the Bright Side of Life" の合唱もあったとは。

[] ロン・ウッド、またもや禁酒に失敗  ロン・ウッド、またもや禁酒に失敗を含むブックマーク

ダイエットには酒を断つのが効果的と分かっているのになかなかお酒を止められない小生としても同情を禁じえない……などと無難にまとめたいところだが、

ウッドは昨年夏、レストランで泥酔。テーブルの下に潜り込んで、一緒に食事をしていた奥さんとケイト・モスの足に噛み付いた。彼はこの出来事がきっかけで、ロンドンのリハビリ施設に入院している。

ってロニー、お前アタマ大丈夫かよ!

「彼の問題は、いつもストーンズのツアーが終わると出てくる。時間を持て余しちゃうんだ」という関係者の指摘はおそらくその通りなのだろうが、これを読んでワタシは複雑な感慨をもった。

ロン・ウッドは1975年以来ストーンズのリード・ギタリストを務めている(もはやミック・テイラーの後釜、と呼ぶ人はいない)が、実は正式にメンバーとしての契約を結ばせてもらったのは80年代末だったらしい。

普通なら途中で絶対ぶち切れると思う。キース・リチャーズが「お前だけは替えがきくんだぜ」などとひやかそうものなら、「そんなのはオレの相応の待遇を与えてから言え、ゴルァ!」とギターで殴りかかっても文句は言えない。しかし実際には、80年代後半絶縁状態だったキースとミック・ジャガーを涙ぐましい努力により電話で会話させ、ストーンズ存続に尽くした大変な気配りさんなのである。

しかし、そうしてストーンズの活動が安定したと思ったら、こんなことになっていたわけである。これに限らずストーンズというのは本当に不思議なバンドである。

そのストーンズは、今夏ツアーに臨む。81年のツアー以来「これが最後」と言われ続けて四半世紀なわけだが、今回こそ最後だろう。そしてそれを責める人はいまい。

[] インファナル・アフェア(無間道)  インファナル・アフェア(無間道)を含むブックマーク

インファナル・アフェア [DVD]

インファナル・アフェア [DVD]

以前から観たかった映画が地上波で放送された。「木曜洋画劇場」で「オレたちが見たいのは、イタリアの女刑務所の映画だー」と歌った元気いいぞう先生には申し訳ないが、テレビ東京に感謝。

この映画を観て思ったのは、ワタシはトニー・レオンが出てればもうそれで満足だということ。といっても彼の出演映画を網羅的に観ているわけでなく、ウォン・カーウァイ『恋する惑星』『花様年華』を観た程度なのだが、とにかく彼がしっかり演じていれば、それでワタシは十分なのである。しかし、さすがにこうした役を演じるのにぼちぼち厳しくなってきたかなという感じもした。

ストーリー的には、ダブル潜入(捜査)という着想を活かしきった展開がスリリングだったので、「警察学校で一緒で、しかも抜群の観察力を持ったお前なら、大人に会ってもすぐに相手が分かるだろ」といったツッコミはしないでおく。演出もタイトかつストイックで良い。余談だが、警視役が石原裕次郎のそっくりさん(ゆうたろうだっけ?)に見えて、彼のキメキメな表情がいちいち受けて楽しかった。

2005-04-15

「プログラミングを独習するには10年かかる」がはてなブックマークでブレイク 「プログラミングを独習するには10年かかる」がはてなブックマークでブレイクを含むブックマーク

これにはビックリ。今から四年近く前にはじめて訳出した「プログラミングを独習するには10年かかる」がなぜか今になってはてなブックマークものすごい数リンクされている。

この文章を書いている時点で、非公開ユーザも含めると64ユーザにブックマークされているのだが、その数以上に驚くのはその情報伝達速度。ご覧になっていただければ分かる通り、リンクされ出したのは13日で、14日に一気にブレイクしている。

やはりこれは原文の普遍性によるものだろう。先日紹介した「オープンソース・ゲームをプレイする」もそうだが、そのような力を持った文章を訳す機会に恵まれたことが嬉しい。

しかし、それにしてもこの伝播力は驚きだ。というのも、「プログラミングを独習するには10年かかる」は、「FUD とは何ぞや?」と並び、最も多くリンクされてきた訳文だからだ。紹介されつくすというのはないということだろうか。

こうしてソーシャルブックマークのスピードを目の当たりにすると、「ソーシャルブックマークはニュースサイトをコモディティ化する」と書く気持ちも少しは分かる。横田さん、ごめんなさい。この前はケチつけたみたいで。

[] RSS関係書籍の決定版?  RSS関係書籍の決定版?を含むブックマーク

ARTIFACT@ハテナ系の「RSS関係の書籍」にある通り、RSS メインの書籍はほとんどなく、ワタシは個人的にそれを不思議に思っていた。まあ、blog 本に多かれ少なかれ解説が入るというのがあるが、それでもこれだけ規格が乱立しているのだから、しっかり幅広く網羅した本の需要もあると思うのだが。

海外ではどうかというと、Ben Hammersley の『Content Syndication with RSS』の続編と思しき『Developing Feeds with RSS and Atom』が間もなく発売になる。これの邦訳が出れば決定版となるかというと、日本と異なり RSS 2.0 隆盛を反映したものだろうから必ずしもそうとはならないのかもしれない。

詳しい情報はオライリーのページからどうぞ。

[] 原審差し戻しか?――P2Pソフト著作権侵害訴訟、米最高裁での口頭弁論を傍聴して  原審差し戻しか?――P2Pソフト著作権侵害訴訟、米最高裁での口頭弁論を傍聴してを含むブックマーク

Boing Boing など海外の一部ウェブロ(久しぶりに使った)では連日話題になっている Grokster 裁判についての弁護士の方による詳しいレポート。「日本人記者は見かけなかった」とあるように、日本語情報が少なかったのでとてもありがたい。

また文中ジャック・バレンティ全米映画協会前会長の名前が出てくるが、EFF のスタッフが彼にベータマックスのテープにサインを求め、バレンティもこれに(渋々?うっかり)応じるという素晴らしい一幕があったとか。

[] Wikimedia財団の内情を暴く!  Wikimedia財団の内情を暴く!を含むブックマーク

……などと大げさなタイトルをまたつけてしまった。

「オープンな辞書制作は可能か」について Britty さんよりコメントいただいたので、以下引用。

Wiktionaryは、全言語を一ドメインで扱う構想がでたり、そのための専用データベース構築に外部(Kennesnet)からの資金援助がついたり、一部の人は盛り上がっているみたいです、はい。

またその Britty さんのところに、Wikimedia 財団への Google の支援話(とその後の先日紹介した Yahoo! との提携話)の経緯が明かされているのでご紹介。

情報管制って難しいものですな。

[] 「連中に爆弾を食わせてやれ」byテリー・ジョーンズ  「連中に爆弾を食わせてやれ」byテリー・ジョーンズを含むブックマーク

暗いニュースリンクでモンティ・パイソンのテリー・Jの最新コラムが翻訳されている。直情家のウェールズ人気質全開の文章だと思う。

現在の数字だけをもって「現在よりもフセイン政権時代のほうがマシだった」とは言えないだろう。だが、個人的には将来的にも状況が劇的に改善することはないと思うので、結果的にはブッシュに対する評価はテリー・Jと近いものになるのだが。

さて、リンク先でも紹介されている、ワタシも以前取り上げたテリー・Jの新刊『Terry Jones's War On The War On Terror』は買ったのだが、まともに読む時間が取れない……

[] 映画「パリ、テキサス」トラビスとジェーン  映画「パリ、テキサス」トラビスとジェーンを含むブックマーク

個人的には、ヴィム・ヴェンダースは過大評価されている映像作家だと思う。しかし、素晴らしい映画を撮ってないと言うつもりはなく、それは例えば終盤の「ここから物語が始まる!」というカタルシスが圧倒的な(前半部の爆睡を誘う時間の止まり具合も別の意味で圧倒的だが)『ベルリン・天使の詩』であったり、この『パリ、テキサス』だったりするのだが、後者を観た人なら胸にくるものがあるに違いない文章。

この文章でも紹介されているのぞき小屋の場面で、確か男が「彼女とスーパーマーケットに行くのも冒険だった」と言っていたと思うが、出不精なワタシはある女性に「こう思ってくれる女性がいいなぁ」と漏らしたところ、思いっきり呆れられてしまったことがある。

ネタ元は hard で loxse な日々だが、上に挙げた作品の DVD が在庫なしというのはひどい話ですわなぁ。

パリ、テキサス』はライ・クーダーによる音楽も絶品で、サウンドトラックは単体でもお勧めできる。

プロジェクト杉田玄白にジョイスの短編が登録 プロジェクト杉田玄白にジョイスの短編が登録を含むブックマーク

プロジェクト杉田玄白『ダブリン市民』より「姉妹」「遭遇」が登録されている。

ワタシの場合、『ダブリン市民』がジョイス初体験だったのだが、この「遭遇」(新潮文庫版では「邂逅」という題名だった記憶がある)を読み、大笑いしたのを覚えている。ジョイス未体験の方はまずこの短編をお勧め……していいのかな(笑)

これの訳者の方のページにはディケンズの『クリスマスキャロル』やドストエフスキーの『地下室の手記』など有名作品の翻訳が進められていて要注目。

としあきとしあき 2005/04/15 12:13 (渋々?)じゃなくて皮肉とは気付かなかったらしい。「ベータマックスにサイン」じゃデッキ持ち込んだみたいだけど。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/15 13:02 修正しておきました。

2005-04-13

【ハッカーと画家】川合史朗さんテレビドラマ出演情報【訳者と役者】 【ハッカーと画家】川合史朗さんテレビドラマ出演情報【訳者と役者】を含むブックマーク

忘れないように引用しておこう。川合さんのウェブ日記2005年3月5日の記述より。

もうハワイロケの情報は出てるみたいだからいいかな。フジテレビ4/14(木) 10pm〜 「恋におちたら」冒頭の部分。役名は「中年男」 :-}

この前段もちゃんと読んでおこう。

あのホリエモンがモデルだのそうでないの、ヒルズに恋してだの、いやビバリーヒルズの意味もありますだの、始まる直前にドタバタのあったドラマだが、川合さんが出演するとのことで、初回の冒頭だけは見させてもらおう。

主人公に啓示を与える伝説のハッカー役、とかなら最高だったのだが。

「コモディティ化」の適切すぎる定義 「コモディティ化」の適切すぎる定義を含むブックマーク

mtx-clip の記述に椅子落ち

そうか「あれ君しらないの?」のことをコモディティ化って言うのか

いつも情報源として参考にさせてもらっているのに、こういうのだけ取り上げるのは横田さんに申し訳ないのだが、元ネタの「ソーシャルブックマークはニュースサイトをコモディティ化する」、こういう文脈で「コモディティ化」という言葉が使われるだけで、何か陳腐に見える。まあ、そういうことを思うのはワタシだけかもしれないが。

慣れの問題もあるだろう。以前は「キャズム」もそうだったがあまり気にならなくなったし。

そう、「キャズム」は「キャズム」を越え、「コモディティ化」したのである(違うって!)。

[] Blogosphereはもう古い。これからはSyndisphereだ!  Blogosphereはもう古い。これからはSyndisphereだ!を含むブックマーク

ダン・ギルモアのところで知ったのだが Syndisphere なんて新語が使われている。ブロガーの皆さん、これが次の buzzword ですよ!(多分)と煽ってみる。

以前トリビアとして紹介したダン・ギルモアの実兄スティーブ・ギルモアのブログがネタ元になっているが、そういえば japan.zdnet.com で彼のブログの翻訳とかあると嬉しいのだが、それは求めすぎか。

[] あぁん!! アタシをチェーンソーでもっと激しくファックして  あぁん!! アタシをチェーンソーでもっと激しくファックしてを含むブックマーク

いや、ワタシが言っているのではなく、そういうエラーメッセージを書いた Linux カーネルハッカーがおるのですよ。

google:"Argh!! Fuck me harder with a chainsaw."

現在、Linux カーネル 2.6 系に正式に取り入れられた bridge_nf(ebtables)のコードには、このエラーメッセージはありません……ってあたり前か!

追記:この文句については、コメント欄の山形さんによる解説を参照ください

[] モラルは個人に求められている  モラルは個人に求められているを含むブックマーク

マジメな話題かと思いきや、ジョーク RFC の話だった。

ジョーク RFC もなぁ、何だか慣れちゃって今年は全然チェックしなかったな。それはワタシだけではないようで、例年エイプリルフールから間をおかず和訳が出るのだが、今年はそうじゃないようだし。

J・G・バラード『コンクリート・アイランド』に見る安部公房の影響 J・G・バラード『コンクリート・アイランド』に見る安部公房の影響を含むブックマーク

観たり読んだり聴いたり、感想日記J・G・バラード『コンクリート・アイランド』が紹介されているが、安部公房の傑作『砂の女』を連想したとのことで、またコメント欄によるとバラードは確かに安部公房リスペクトだったようで、俄然読みたくなってきた。

山形浩生が熱のこもった長文バラード論を書いているというのもあるし。

[] 山形浩生のサイゾー連載「山形道場」  山形浩生のサイゾー連載「山形道場」を含むブックマーク

さて、その山形浩生だが、長らくウェブへの掲載が滞っていたサイゾー連載が(一部抜けがあるが)一気にアップロードされていた。

思えば「自由の無限後退など。」の頃、氏とやり取りがあり、ハラハラしながら遠巻きに見ていたのを思い出すが、こうやってまとめて読むと、その後もまぁ何というか絶えずドンパチな人ですね。

[] RFID Journal Live!というイベントに来ています  RFID Journal Live!というイベントに来ていますを含むブックマーク

RFID 関係も以前のような面白みを感じなくなり、ニュースもほとんど素通りだったのだが、栗原潔のテクノロジー時評に気になるエントリがあったのでご紹介。

日本が大根に無線タグとか言って浮かれている間に、米国では現実的なソリューションが着々と構築されつつあるなあ。

とのことだが、一番気になったのは以下のくだり。

ところで、日本の某教授が「EPCの無線タグは商品の盗難を防ぐことを主眼としており、日本の状況とは合致していない」という趣旨の発言をされたことを記憶していますが、それは全くの言いがかりであることをここで言っておきたいと思います。

[][] オープンな音楽の百科事典Musipedia  オープンな音楽の百科事典Musipediaを含むブックマーク

もうなんでも We The Pedia 状態に思えるが、楽曲やメロディーなどの検索、編集、拡張可能なコレクションの構築を目的としたサイト。

メロディー検索ができるのが面白いな。

[] はじめてのアプリケーションWiki企業、それは……  はじめてのアプリケーションWiki企業、それは……を含むブックマーク

Jotspot らしい。いや、彼らのプレスリリースにそう書いてあるもので。

以前にも紹介したが、Jotspot はレッシグの『Code』バージョン2用 Wiki に採用されている。

[] ブッシュ大統領のiPodの中身は?  ブッシュ大統領のiPodの中身は?を含むブックマーク

嘘じゃない――この世には、“ファーストiPod”なるものが存在するのだ。現地時間の11日、ブッシュ大統領のiPodに入っているプレイリストがニューヨーク・タイムズ紙に掲載された。どうやらブッシュはヴァン・モリソンスティーヴィー・レイ・ヴォーン、ジョン・フォガティのファンらしい。大統領はiPodを双子の娘たちからプレゼントされたとのこと。普段は地元テキサスで、18マイルに渡るサイクリング・コースを自転車で走る際に使っているそうだ。

かつてのブッシュ大統領ブログネタと違い、本当らしい。

なんてこった。ブッシュとワタシの音楽の趣味が結構近いなんて。

ジョン・フォガティといえば CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)。そういえば日本でも車の CM に CCR の「雨を見たかい」が使われているが、この曲がアメリカで放送禁止歌だったという話にはびっくりしたもんだ。

徴兵を逃れてベトナム戦争に行かずに済んだブッシュも「雨を見たかい」は好きなのだろうか。

山形山形 2005/04/13 02:16 >アタシをチェーンソーでもっと激しくファックして

これは1980年代半ばにアメリカではやったvalley girlたちの定番せりふの一つで「gag me with a spoon!」というのと並ぶキメのフレーズです。いずれも意味は「チョーMM」か「うっそー!」に相当するものです。valley girl は、アメリカのコギャルとでも言いましょうか。買い物命の何も考えてない軽薄娘どもで、ここで引用されたような異様な言葉遣いが特徴です。フランク・ザッパに同名の名曲があり、娘のムーン・ザッパが見事にこの台詞等を連発しておりますので一度お聴きあれ。

山形山形 2005/04/13 02:24 多少この手のいいまわしは日常語にも入っておりまして、引用されているような場合の意味合いは「ウガァァッ! (こんなことが起きるくらいならむしろ)チェーンソーを思いっきりXXXにつっこんでくれたほうがましなくらいだぁぁあ」というニュアンス。つまりはこのエラーが、かようなとてつもない苦痛を伴う拷問的な仕打ちですら好もしく思えてしまうほどひどいものである、という極端な強調表現でございます。

shiroshiro 2005/04/13 03:32 うわぁ。あんまり期待しないでください。本当にちょい役ですんで、出るのは一瞬です。

K-ToK-To 2005/04/13 08:08 RFC4042 の方の解説もあります。
http://www.kanzaki.com/memo/2005/04/01-1

yomoyomoyomoyomo 2005/04/13 08:18 >山形さん
valley girlたちのキメフレーズでしたか。確かにこの分岐に入ることはまともなパケットなら「ありえなーい」なもので、実際コンソールでこのエラーメッセージを見た人はいないでしょうが(笑)

>shiroさん
ふふふ、この業界の人がコメンテータなどでなく「役者」としてテレビに登場というのが極めて貴重なので超反応してしまいました!

>K-Toさん
神崎さんのところで取り上げられてましたか。RFC4042のほうがまだ具体的なイメージが湧く……というのもまた違うかな

asanoasano 2005/04/13 10:31 「雨を見たかい」がアメリカで放送禁止歌だったという話のリンク先に、対訳と称するものが掲載されていますが、
下記サイトからの転載のようですね。「対訳」ではないんですが……
http://blog.goo.ne.jp/mookei/e/87ab1ff4b16705bc40bf0e0781b226fb

通りすがり通りすがり 2005/04/13 16:00 ”Fuck me harder with a chainsaw”のネタは80年代終わりごろにあったHeathersという映画の中の”Fuck me gently with a chainsaw. (Do I look like Mother Theresa to you?)” という有名な(?)セリフから来ています。harderをgentlyに直してgoogleしてみてください。あまりこの映画は日本では知られていませんがアメリカではかなり有名なブラックコメディです。

http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B00000IBRT/qid%3D1111092186/sr%3D1-2/ref%3Dsr%5F1%5F2/102-2756783-0776157?v=glance

yomoyomoyomoyomo 2005/04/13 20:40 >asanoさん
確かに原曲の雰囲気と普通に訳した場合の歌詞と、その裏にある意味の落差に特に日本人であるワタシは驚いたわけで、あれが対訳ではおかしいですな

>通りすがりさん
情報ありがとうございます。「Heathers? 知らんな、そんな映画は」とAmazonを見てみると『ヘザース』ですな!(そのまんまですが)

komasafarinakomasafarina 2005/06/19 02:27 yomoyomoさんに教えていただいて知りましたが、「アメリカで放送禁止」とか言ってる人がいるようですが、アメリカのことをあまりよく知らないのではないでしょうか。アメリカは(ご存知のように)いくつもの「国」からなる連邦国家で、そんな連邦国家がたかがロックンロール・バンドの曲を(しかも公共の場での使用をはばかられる語も使っていない曲を)連邦挙げて禁止したりしますかいな。どこかの州のどこかのラジオ局の何某という人物の担当する何かの番組で締め出し曲のリストに入れるぐらいのことは(全米のいくつかのところで)あったとしても「ナパーム」ぐらいの内容で禁止なんかしませんよ。連邦政府や州政府がそんなことしたらすぐに弁護士が損害賠償の逆訴訟起こしてたいへんですよ。自由の国なんですから。それに、そんなことを言ったら、「旧約聖書」の出版も禁止しなくてはならないでしょう。ナパームもヒロシマもナガサキも出てきてますよ(笑い)。そしてCCRの歌は(南部スワンプ憧れ坊主♡らしく)明らかにわざと「旧約聖書」の預言者たちのスタイルを意識した歌詞の作り方をしています。あ、忘れるところでしたが、「雨を見たかい」の本物の対訳をしましたのでどうぞごらん下さい。http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050617

2005-04-11

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録田辺忠幸『最古参将棋記者 高みの見物』を追加。

将棋の本の読書記録なんか書いても大部分の読者には面白くもなんともないのは承知しているが、別の翻訳をやろうとしたが気分が落ち込んでできなくなったので、前回同様大分前に読んでいて書きかけていた読書記録をまとめさせてもらった。

本当なら『ウェブログの心理学』の読書記録を書けばよかったのだが、これも時間切れ。先に書いておくと、まっとうなのは予想通りで、なおかつ思っていたよりも楽しい本だった。

[] 1週間ヨーグルト生活(人は松屋だけで1ヶ月すごせるかブログ)  1週間ヨーグルト生活(人は松屋だけで1ヶ月すごせるかブログ)を含むブックマーク

「現在はヨーグルトで1週間生活に挑戦中です」とのことだが、早く誰か「一週間水だけで生活できるのかBlog」に挑戦してほしいところですな。

全然関係ないが、飴関係ではシュガーレスの製品が多いのにヨーグルトでシュガーレスって見ないように思うのだが、ワタシの見ている範囲が狭いだけ? それなりに受けると思うのだが。

[] ツールプログラマーが花形職種になっている米国ゲーム業界  ツールプログラマーが花形職種になっている米国ゲーム業界を含むブックマーク

こないだ紹介した山根信二さんのウェブログ「エンターティメント業界におけるハッカー的なもの」より引用。

ゲーム業界でもGame Developers Conference 2005レポートの中で「ツールプログラマーがステータスのある花形職種になっている」と報告されている.利用者が開発者でもあるオープンソース業界ならば,ツールやモジュールをつくるプログラマーが称賛されることに不思議はないのだが,オープンソースとはいいがたいゲーム開発業界でそれが実現しているとは思わなかった.

山根さんの文章を読んで、ワタシは自分が昔訳した「オープンソース・ゲームをプレイする」を思い出した。

まずは「ゲームは描かれるもので、プログラムされるものではない」の章には以下の記述がある。

プログラマーの役割は今では、アート・テクノロジーに関して前面から引っ張るというよりも、優れたツールを作り、アーティストやレベル・デザイナーが仕事をできるだけやりやすくするようにすることから成っている。

そして「フリーの市販ゲーム」の章を見てみよう。

大抵のゲーム会社は、たくさんの社内用ユーティリティ、エディター、ファイル・コンバーター、そして場合によってはコード・ライブラリを開発してきている。そうしたものはしばしば大変粗いつくりになっていたり、特定の作業に強く特化されていたりするが、こうしたものがオープンソース化のとっかかりとなるだろう。

こうすると「ツール」を介してかなり遠い位置に見えるゲーム業界とオープンソースのつながる可能性が見えてくる。もちろん元記事はオープンソースの話ではないのだが、この文章の見ていた方向性が正しかったことは分かる。

今読むとさすがに古くなってしまっているところも多いが、このように紹介できる文章を訳せたことを嬉しく思う。

[] Hulaで開発者もユーザーもハッピーになろう  Hulaで開発者もユーザーもハッピーになろうを含むブックマーク

Novell の Hula Server については jwz の「グループウェア、ダメ!」以外特に論じた記事を見かけなかったのだが、@IT の自分戦略研究所に連載されているコラム「開発者が学ぶべきこと」で肯定的にとりあげられている。

余談だが、この Tim Romero という人のコラムは面白いものが他にもあり、てっきり海外サイトの記事の翻訳だと思っていたのだが、本文の最後のところを読んで、はじめてこれが独自コンテンツだと気付いた。

xml-devメーリングリストにおけるMonty Python RESTジョーク xml-devメーリングリストにおけるMonty Python RESTジョークを含むブックマーク

xml-dev メーリングリストでなぜか REST をネタにしたモンティ・パイソンのパロディ披露合戦が起こっていて笑ってしまった。

[] とにかくWikipediaづくしなニュース一覧  とにかくWikipediaづくしなニュース一覧を含むブックマーク

ここ数日 Wikipedia 絡みのニュースをいくつも目にしたのだけど、このようにニュースまみれ(?)になる時期にきたということなのだろう。

まずは Yahoo! が Wikipedia のサポートを行うというニュース。Wikipedia へのリンクを Yahoo! Search に追加するかわりにハードウェアリソースを提供するというもの。

Angela Beesley のところに主要リンクがまとまっているが、以前の Google のときの話との比較(this offer had remained relatively private until today)が書いてある。

次に Wikipedia の CD/DVD エディションが発売になるというもの。ドイツ語版のボックスセットが既に発売されているというのも始めて知ったが、英語版は DVD 二枚に収まらないのではないかとのことでそれもスゴいな。

さて最後は正確には Wikipedia のニュースではないが、マイクロソフトの Encarta が Wikipedia 的手法を導入しているとのこと。

ただもちろん全部マイクロソフトのものになるわけで、Jimmy Wales もその点についてブログで言及している

[] 能力開発ネタでWikiサイトを作りたい  能力開発ネタでWikiサイトを作りたいを含むブックマーク

叩き台が既にできている。

同志募集中! とのことなので、この手の話に興味がある方はどうぞ。ワタシは後ろ向き志向なもので……

[] 人権擁護法案関連まとめ  人権擁護法案関連まとめを含むブックマーク

人権擁護法案に関わる、主にブログ上でのやりとりをまとめるページ」とのことで、ここに挙げられているブログはほとんど巡回対象でないので興味深かった。言及ブログはこのページから辿れるだろう。

ネタ元は記識の外

kitajkitaj 2005/04/11 01:24 プレーンヨーグルトってシュガーレスじゃないのかな?

yomoyomoyomoyomo 2005/04/11 01:28 それもそうですね(笑)。プレーンヨーグルトがあるからなのかな。

spiegelspiegel 2005/04/11 07:43 「プレーンヨーグルト」と呼ばれる商品でも糖分の入ったものはありますが,牧場からの直産品などは本当にプレーンですね。自家製のヨーグルトもプレーン。でも本当にプレーンなヨーグルトは酸っぱくて日本人の口にはあわないような気もしますが。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/11 08:02 糖分の入ったものもあるのですか。確かにプレーンヨーグルトそのままでは酸っぱいので、飴のようにシュガーレスで甘みのついたヨーグルトはないのかなとは思います。

walruswalrus 2005/04/12 08:44 ヨーグルト以上に「シュガーレス」かつ「虫歯になりにくい」のど飴希望。ひどい風邪を引くと延々飴をなめ続けるのに運動しないし、歯をしょっちゅう磨くほどの体力すら残らないので、かなり致命的なことになります。

2005-04-07

[] 『ユリイカ/特集*ブログ作法』に出てきたblogやらなんやら  『ユリイカ/特集*ブログ作法』に出てきたblogやらなんやらを含むブックマーク

こういうリストを作った場合、多分「アレ」を取りこぼすだろうなという予感があり、その「アレ」とは、実はワタシが書いた I can't blog. なのだが、それが抜けているのを確認しようというイジワルな視点で眺めたところちゃんと入っていた。ありがたや。

さてユリイカの特集については、こないだの文章を書いたときは正直もやもやとしたものが残っており、それをそのまま書こうとしたらネガティブな感じになるのが分かっていたので核心を避けたら結局煮えきらない文章になってしまった。そのもやもやが残っていたため、せっかく吉田アミさんにコメントもらったのにどよ〜んとなるような言葉を返してしまった。

しかし、それに対する吉田アミさんの、

ええ、正直モテたいので!

に爆笑し、一気に気分が晴れた。この人はすげーや。

さて、その「もやもや」についてはいずれ文章にするかもしれないししないかもしれないが、それとは別に小言ジジイ呼ばわりされることを覚悟で、鈴木謙介の発言の細かいミスを指摘しておく。

9.11やイラク戦争のときに、トラックバックを通じて出来上がったネットワークで戦争賛成派、反対派が分かれて、それぞれの論客がブログ上で公開討論会をする、ってところまでいった。(73ページ)

トラックバック機能がはじめて Movable Type に組み込まれたのは2002年6月26日に公開された Movable Type 2.2 から。2001年9月11日から優に半年以上後の話で、つまり9.11「のときに、トラックバックを通じて出来上がったネットワーク」なんてものは存在しません。つーか、Movable Type 自体 9.11 のときにはまだ公式リリースされてなかった(2001年10月に公式リリース)。

[][] japan.linux.comで山根信二氏がウェブログ開始  japan.linux.comで山根信二氏がウェブログ開始を含むブックマーク

japan.linux.com山根信二さんのウェブログができているのを偶然知る。何ということだ。前に紹介した CPSR 日本支部のウェブサイトとあわせ、山根さんの活動を知ることができて嬉しい。

これは昔書いたことであるが、ワタシは黒木玄、稲葉振一郎、森山和道、山形浩生、そして山根信二さんといった方々の優れた仕事をウェブを通じて知り、自分も何かやりたいと思い、徒手空拳で YAMDAS Project を始めたのである。

上に挙げた人たちとワタシでは頭のできからしてまったく違うわけで、彼らの仕事を見て「自分も何かやりたい」と思うのは、まったくもって無謀というか無知だったと半ば呆れるのだが、やはりワタシも若かったのだろう。ユリイカ4月号の稲葉振一郎の文章を読み、当時のことを思い出したりした。

黒木さんや稲葉さんは掲示板を主戦場にしていたわけだが、ワタシはそうした場を運営しようと思ったことは現在まで一度もないし、そうした議論にもほとんど参加しない。そうした嗜好の違いは当時から自覚していた。

あと FLOSS 関係のウェブログというと、日本Linux協会blogというのもできている。しかし、これをどういう層に読んでほしいのかよく伝わってこないのだが。「Linuxにまつわる最新事情を告知する」だけなら他にもいろいろあるような……

フレッド・コレマツ氏の訃報と日系人強制収容措置 フレッド・コレマツ氏の訃報と日系人強制収容措置を含むブックマーク

第二次大戦中の米政府による日系人強制収容の不当性を訴えたフレッド・コレマツ氏の活動についてはいくつか読んだことがあったものの、恥ずかしいことにその名前は氏の訃報によりようやく覚えることができた。フレッド・コレマツ氏と彼が取り組んだ第二次世界大戦時のアメリカにおける日本人収容について触れた読み応えのある文章をいくつか見かけたので列挙しておく。

9.11以降のアメリカ社会の風潮に対し、コレマツ氏が憂慮していたというのもさもありなん。

[] カメラ版百科事典サイトCamerapedia.org  カメラ版百科事典サイトCamerapedia.orgを含むブックマーク

"a free-content encyclopedia of camera information" とのことで、まだまだ個々の情報は少ないものの、本当に百科事典級に個々の記述が揃ったら、カメラ好きにはこたえられないものになるんじゃないか。Photoblogs.org と提携している。

[] ピーター・バラカンの実弟がStingのバンドのギタリストになっていた  ピーター・バラカンの実弟がStingのバンドのギタリストになっていたを含むブックマーク

Hotwire の「Sting、カレッジツアー」という記事を読み、ピーター・バラカンの実弟である Mick Barakan が現在 Shane Fontayne という名前で Sting のバンドにいることを知る。

以前にも書いた通り Lone Justice に在籍したことは知っていたが、この記事に書かれるような大物達のバックをつとめていたとはしらなんだ。

[] 我が愛しのロバート・フリップブライアン・イーノデヴィッド・ボウイ情報  我が愛しのロバート・フリップ、ブライアン・イーノ、デヴィッド・ボウイ情報を含むブックマーク

同じく Hotwire より、Fripp & Eno の30年ぶりの新作『The Equatorial Stars』が出ているのを知る。すかさず注文。

The Equatorial Stars

The Equatorial Stars


そして ENDING ENDLESS 雑記帖David Bowie『Stage』の新盤が出ているのを知る。二枚組なのに2000円足らず。買わない理由がない。こっちも注文。

Stage

Stage


さてボウイのライブアルバムはいわゆる「ベルリン期」のもので、イーノが「影のプロデューサー」の役割を果たしたことで知られる(実際のプロデュースはトニー・ヴィスコンティ)。そして『Heroes』ではロバート・フリップがリードギタリストを務め、このロック知性派三人が揃った唯一のアルバムとなる。フリップは『Scary Monsters』にも参加しているが、ボウイとイーノについて、「イーノと仕事をするのはいつだって楽しい。ボウイと仕事をするのは楽しくない」と明言している(笑)

ハンター・トンプソンの大砲葬(というのか?) ハンター・トンプソンの大砲葬(というのか?)を含むブックマーク

青山南氏のロスト・オン・ザ・ネットの最新記事「葬式は大砲で」が公開されている。

2月に自殺を遂げた「ジャーナリズム最高のハッカー」((c)Kevin Bedell)こと Hunter Thompson について書いているが、自殺の状況に奇妙な話があるようだ。

この文章にも書かれている遺灰を大砲につめてぶっぱなす話については、Boing Boing にエントリがちょうど掲載されているが、今年の8月になるとのこと。やはりやるのか。

青山さんの文章でも紹介されている Rolling Stone 誌のトンプソン追悼特集における、『ラスベガスをやっつけろ』でトンプソン役を演じ、またその役作りのためにトンプソンと一時期一緒に住んでいたジョニー・デップの追悼文を少し引用する。

He was/is a brother, a friend, a hero, a father, a son, a teacher, a partner in crime. Our crime: fun. Always, fun.

ノーベル賞作家ソール・ベローの訃報を聞き、小島信夫について思いをはせる ノーベル賞作家ソール・ベローの訃報を聞き、小島信夫について思いをはせるを含むブックマーク

米国のノーベル賞作家ソール・ベロー氏が死去とのことで、文学者の訃報が続く。

ただとりあげておいて何だが、ワタシ自身はソール・ベローについて何の思い入れもない。というか読んだことがない。

ワタシがおっと思ったのが、彼が1915年生まれだったこと。

小島信夫と同い年である。

彼も今年で90歳。老衰で死んでも不思議でないということか。

小島信夫というと代表作は第一回の谷崎潤一郎賞を受賞した『抱擁家族』になるのだが、この人の恐ろしいところは80を過ぎて新聞に小説を連載し、しかもその『抱擁家族』の続編を書いてしまうところ。頼む側も連載途中で、たとえば彼が死ぬことを心配しなかったのかな。それが洒落にならない内容の『うるわしき日々』で、読売文学賞を受賞した。

しかし、その恐るべき作家の小説が手に入りにくいというのは困ったものである。上に挙げた二作は講談社文芸文庫に入ったから一応絶版はないはずなのだが、その講談社の「群像」に十数年にわたり長期連載した『別れる理由』が講談社文芸文庫入りしてないというのはどういうことよ。

これを書くために調べたところ、坪内祐三『「別れる理由」が気になって』という新刊が出ている。これが契機になればと思う。つまり、ワタシも読んでないのだ、『別れる理由』。

sasezakisasezaki 2005/04/09 21:52 >鈴木謙介の発言の細かいミス
いや、トラックバック幻想に取り付かれる人が多い昨今
「細かい」ミスではなく、大きなミスだと思いますよ!

yasusiiyasusii 2005/04/10 23:22 27年も前のことなので「ベルリン時代」とひとくくりに語られてしまっても、まあ仕方がないのですが Station To Station - Low - Heroes の「引き籠り時代」と Stage はかなーり違うのですよ。こないだまで青白い顔して I’m always crashing in the same car なんて歌ってたやついきなりワールドツアーを始めたかと思ったら、日焼けした肌と厚い胸板で登場してみんなびっくらこいたというのが Stage です。ちまたでは「ひょっとしたらヘロインってすごく体にいいんじゃないのか?」と噂になったものです。ツアーの直後に作られたのがサイキック・フランク・シナトラ路線の名作 Lodger です。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/10 23:31 一般に Low、Heroes、そしてLodgerを「ベルリン期」、「ベルリン時代」と言うというのが通例だと思います。なぜならこの三作はベルリンでレコーディングされたわけですから! そしてその間の78年のワールドツアーを収録したStageが「ベルリン期」のライブアルバムだというのは何もおかしくないと思いますが。またベルリン期でも前二作とLodgerの作風がかなり違うことはご指摘の通りです。
それにワタシはStation To Stationがどうとか言ってませんし、そもそもStation To Stationが「引き籠り時代」なんて初耳です。当時はヨーロッパ帰還前で、それに76年にもワールドツアーをやってますが?

2005-04-04

[] ユリイカ4月号 特集:ブログ作法  ユリイカ4月号 特集:ブログ作法を含むブックマーク

ユリイカ2005年4月号 特集=ブログ作法 あるいはweblog戦記

ユリイカ2005年4月号 特集=ブログ作法 あるいはweblog戦記

はじめてはまぞう使ってみました。本エントリは敬称略でいきます。

買って読んだからには何か言及しなければならないと思うところが貧乏症なのだが、これについて書こうと思ったらぱったりと手が止まってしまった。よって、今週は本サイトの更新はなし。

本特集がはてなダイアリー内でしか話題になっていないとのことだが、それは本特集において最大のページ数を割く「激突! はてな頂上決戦」の内容、並びにその編集の仕方を見れば、確信的なものであるのは分かるので問題ではないだろう。

Wiki と比較した場合のストックとフローのあれこれとか、Web 2.0 という文脈におけるブログと RSS のうんちゃらといった話がほぼないのはユリイカという雑誌の性質上当然で、逆にそのあたりに言及がなくてよかったと思う。

基本的にはまっとうなものだと思う。内田樹も稲葉振一郎小谷野敦竹熊健太郎もいかにも彼ららしい切り口による、現在の彼らの立ち位置を踏まえた、彼ららしい文章だと思う。もちろん彼ららしいというのと、その意見に賛同するというのはまったく関係ないが。また中には上野俊哉+泉政文の文章のように、

 ところが「はてな」と英語圏のブログ、たとえば「Slashdot」や「Indymedia」などとの違いを見ると愕然とする。とても同じツールとは思えない。

とか、

 ここで思いつくのは、そもそもブログの「思想」の革新性とは、なによりもその「形式」の更新にこそあるのではないか?というものである

といった何を今更というか小難しいことを書き連ねた挙句それかよ見たいなしょうもないものもあるが、それはそれ。

ブログ・ガイド100@2005にしても、これだけジャンルを分けて書かれればそうだろうなと言うより他ない。ばるぼらさんが、ワタシも最近その存在を知った名称なんかどもでもいいを取り上げていたのが嬉しかった。

そして「激突! はてな頂上決戦」に戻るわけだが、参加者である仲俣暁生鈴木謙介吉田アミ、そして栗原裕一郎のブログはいつも読んでおり、そうした人たちの座談会がワタシ的に面白くないわけはないのである。実際、この座談会で吉田アミという人の面白さを引き出せているのはもくろみ通りだろう。「俺ニュース」が終わるから日日ノ日キを始めたとか、ネット・ラジオをやりたいとかとか、これは彼女の言葉じゃないが言葉をオブジェのように使っているとか。

「ブログは、モテる人が更にモテるためのツールです」とか「私は、いま、しゃべりたいんですよ」とか「結局、ブログって更新頻度命みたいなところがあって、やればやるほど人気はあがっていくっていうか」とかみもふたもない核心を突きまくる言葉を見れてよかった。

ただこれを書くのはないものねだりなのかもしれないが、この座談会が名もなき一般人がブログをやるにあたり何か意味を持つのかと思ってしまうのも確かである。上で引用した吉田アミの発言はそのあたりを結果的に強化していると思う。

そうした意味では、見下げはてなにおける、

たいていの人間の場合、ブログに限らず、ネットに文章をアップする行為は、無か負か不毛かの三択に終わるような気がする。

というのが誠実な結論になるとワタシ自身も経験上思うのだけど、それじゃ暗すぎるわけで、それなら何でワタシは性懲りもなくウェブサイトを続けているのかというと……えーっと、どうしてだろう。

そもそもワタシははてなダイアリー利用者に人文系の人たちが多いと思ったことがなく、この座談会の参加者と見ている風景が違うのだと思う。ロック少年リハビリ日記・別館によれば、

印刷メディアの論客がブログを論じるときの居心地の悪さと、ブログの論客が印刷メディアに登場するときの居心地の悪さ。この同居のありようこそが、こんにちの人文系言説の現在なのかもしれない

とのことでなるほどとは思うが、それじゃワタシにとってのはてなとは何なのかという話になると、やはり自分で一本文章書かなきゃならんのだろうね。多分書けないだろうが。

あと鈴木謙介の以下の発言はちょっと不用意じゃないですかね。

つまり、ユーザー自身は日記を書いているだけなのに、たとえば「鈴木謙介」というキーワードの編集に知らず知らずに手を貸していることになるシステムが、「はてな」なのだと。

はてなキーワードの充実は、飽くまでそのキーワードを編集する人たちの功績だと思うが。先の無名人の話ではないが、かつてのオープンソースを巡る安直な言説に近いものを感じてしまったので。もちろん分かって言っているはずだけど。

[] 「ザ・スミスが学会の題材に」続々報  「ザ・スミスが学会の題材に」続々報を含むブックマーク

The Smiths の話になるとワタシはしつこいよ〜! Don't stop me ever if you think you've heard this one before.

というか、前回詳しい日程とプログラム情報について触れるのを忘れていたということなのだが、もうこれが見ているだけうっとりくる。

"Irish Blood, English Heart"、"There is a Light that Never Goes Out"、"Hand In Glove"、"Stop Me If You Think You’ve Heard This One Before" といった曲名をそのままもってくる人もいれば、"Last Night They Dreamt That Somebody Loved Them" と捻る人もいるが、それ以上に多いのはモリッシーの歌詞の一節がセッション名、講演名になってるもの。マニアックやねぇ。シンポジウム自体のタイトル(Why Pamper Life’s Complexities?)が "This Charming Man" からの引用であることは前に書いたが、それだけでなくセッション名もほぼすべてスミスの歌詞からの引用なのだ(カッコの中がその歌詞が登場する曲名)。

  • Manchester, so much to answer for (Suffer Little Children)
  • England is Mine (Still Ill)
  • In the days when you were hopelessly poor, I just liked you more (Half A Person)
  • Will nature make a man of me yet? (This Charming Man)
  • We've something they'll never have (Hand In Glove)
  • Keats and Yeats Are on Your Side (Cemetry Gates)
  • The Only Ones Who Ever Stood By You? (Rubber Ring)

唯一曲名からの引用でない『Songs That Saved Your Life』は、伝記本のタイトルですな(邦訳は出ないのかな?)。最後の Rubber Ring を除けば検索せずともすべて即座に曲名が分かったわけだが、このシンポジウムに参加する音楽研究者もそれは同じだろう。なんと素晴らしい集まりなんだ! 畜生、うらやましいぞ。

[] 「ここはディスコじゃねぇんだよっ!」という日本語で始まるThe Beesのビデオ  「ここはディスコじゃねぇんだよっ!」という日本語で始まるThe Beesのビデオを含むブックマーク

海外芸能人最新情報 Celebrity-news で紹介されているが、見ると本当に日本語の啖呵で始まるので驚いた。

ニューオーダーの新譜(日本盤)にも恐怖の、バーニーが日本語で歌う Krafty が収録されているが、イギリスで日本語ブームなんかいな?

ミュージカルSpamalot大ヒット&パイソンズ久方ぶりの全員集合 ミュージカルSpamalot大ヒット&パイソンズ久方ぶりの全員集合を含むブックマーク

旧聞に属するが、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』にインスパイアされたミュージカル Spamalot がブロードウェーで批評家の受けもよく、興行的にもヒットを飛ばしたとのこと。エリック・アイドルにとって久方ぶりのヒットですな。

またこの舞台観覧に Full Monty、つまり(故グレアム・チャップマンを除く)パイソンズ全員が揃ったのだが、公の場に五人が顔を合わせるのは久しぶりではないか。思えば、BBC によるパイソン結成30周年記念番組「パイソン・ナイト」のときも正確には全員集合ではなかったし。ひょっとしてアスペン以来か? 何はともあれパイソニアンとしては嬉しいかぎり。

なお、「パイソン・ナイト」や「イン・アスペン」は、『モンティ・パイソン・アンソロジー』に収録されている。

[] ソーシャルブックマークまとめサイト  ソーシャルブックマークまとめサイトを含むブックマーク

一通り駒が揃った感のあるソーシャルブックマークサービスのまとめ Wiki ができているのを知る。ちょうど調べようと思っていた情報をいくつかここで知ることができた。ありがたい。

ワタシは加野瀬未友さんが書くように「個人ニュースサイトを運営する楽しさはソーシャルブックマークに吸収される」とまではいえないのではないかと漠然と思っているのだが、クリッピングという行為の意味合いが変化するのは間違いないだろうし。

[] オープンな辞書制作は可能か  オープンな辞書制作は可能かを含むブックマーク

同じ「じてん」でも言葉を扱う辞典(=辞書、ことばてん)と、事物を扱う事典(ことてん)では Wiki でやろうとすると少し事情が異なるよ、ということについての議論。Wiktionary については zokkon さんの書く通りなんだろうな。

ワタシ自身は Wikipedia についても実は同様に懐疑的だったのだが、はっきりいって Wikipedia に関しては力業で一線を越えちゃったな、という印象がある(内部運営的にはいろいろ問題が多いようだが)。

たとえばこないだの4月1日にはいろんなエイプリルフールネタを見させてもらったが、Wikipedia における 2005 Britannica takeover of Wikimedia なんて、どうしてもお前らそんなネタをそんな立派なページにしちゃうのよ状態なわけである。人的なパワーがとんでもないよな。

あと関係ないが、渡辺聡・情報化社会の航海図の「分散処理:ネットの情報はどうすれば信頼出来るのか」だけど、Wikipedia について「日本だとそんなに聞かないが」って、手前の低いアンテナの範囲で決めつけるなよ。

amiyoshidaamiyoshida 2005/04/04 19:23 どうもありがとうございます!自分では何が面白いのか実はよくわかっていないのですが面白がられてうれしいです。これからもオモシロがられるよう邁進していきたい所存です。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/04 23:12 吉田さん、愛想ふりまきすぎ

amiyoshidaamiyoshida 2005/04/04 23:42 ええ、正直モテたいので!

BrittyBritty 2005/04/14 20:12 Wiktionaryは、全言語を一ドメインで扱う構想がでたり、そのための専用データベース構築に外部(Kennesnet)からの資金援助がついたり、一部の人は盛り上がっているみたいです、はい。

BrittyBritty 2005/04/14 20:14 内輪の盛り上がりはともかく、外から金をもぎとってくるそのパワーはすごいとおもいました。はい。

2005-04-01

[][] YAMDAS更新、もしくはセキュリティのワーストプラクティス  YAMDAS更新、もしくはセキュリティのワーストプラクティスを含むブックマーク

Technical Knockoutセキュリティの「ワーストプラクティス」を追加。Anton Chuvakin の文章の日本語訳です。

いや、昨日は「ベストプラクティス」に関する文章を訳したので、今日は「ワーストプラクティス」を訳したというだけで特に意味はない。

この文章を書いたのは、微妙な表紙が話題を呼んだ『セキュリティウォリア―敵を知り己を知れば百戦危うからず』の著者でもある。

一つ訳文について書いておくと、「全速前進だ、憎っくき水雷め」と訳した "Full speed ahead and damn the torpedoes" は、南北戦争のモービル・ベイの海戦におけるファラガット提督による命令 "Damn the torpedoes, full speed ahead!" のことだと思う。ちなみに "damn the torpedoes" というのはトム・ぺティ&ハートブレーカーズの大ヒットした代表作のアルバムタイトルにも使われている(邦題は『破壊』)。

[][] 企業運営のブログ一覧表  企業運営のブログ一覧表を含むブックマーク

昨日は企業内でのブログや Wiki の利用について指南する文章の訳文を公開したが、NewPRWiki に企業運営のブログ一覧表CEO ブログ一覧表がまとまっている。

いずれも結構な数である。

[] 「ザ・スミスが学会の題材に」続報  「ザ・スミスが学会の題材に」続報を含むブックマーク

増田聡id:smasuda)さんよりコメントいただいたが、件の学会は、国際ポピュラー音楽学会(IASPM)主催のごくごく真面目な学術会議とのことで、Call for Papers ページに詳しい情報がある。BARKS にも記事が出ている

それにしても "This Charming Man" の歌詞からあえて "Why Pamper Life's Complexities?" を引用してシンポジウムにタイトルにするとは、相当モリッシーの歌詞が好きな人がいたんだろうな。

逆リンク!:http://www.kt.rim.or.jp/~tfj/talk/index.html#A1202

[] Wikipedia+消費者情報=Consumerpedia  Wikipedia+消費者情報=Consumerpediaを含むブックマーク

Consumerpedia だが、ワタシはてっきり Wikipedia のデータを流用したウェブサービスか、Google にとっての Froogle かと思ったら違うのな。

それはともかく Consumerpedia は海外のブログでも取り上げられているが、個人的に受けたのは、昨日訳した「ブログとWikiのベストプラクティス」の作者である Steve Rubel のエントリ We the Pedia

どうしてこのエントリのタイトルに笑ったのかは、本更新履歴をお読みの方に説明は不要だろう。

[] いわゆる「尊厳死」論争は聞けば聞くほど不愉快  いわゆる「尊厳死」論争は聞けば聞くほど不愉快を含むブックマーク

15年間意識不明の状態にあるフロリダ州の女性の尊厳死を巡るニュースは一応目は通していたが、ちゃんと読んでない状態で論点を理解してなかったし、いきなりブッシュ知事の名前なんかがニュースに出てくるのは、舞台がフロリダ州であることを差し引いてもよく分からなかった。

で、macska さんのエントリを読んで大体理解できたのだけど、確かにこれは困ったものだ、といったところを越している。我々は主張がちょっといっちゃってる右派をあげつらいがちだけど、リベラル側の硬直さ加減というのが混乱を増しているのも間違いなさそう。

最初にこのニュースを聞いたとき、15年の眠りから覚めたこの女性が表敬訪問したブッシュ大統領と握手した瞬間、恐るべき未来図が見え……という『デッドゾーン』もどきの想像をしたワタシがとやかく言えた義理ではないが。

[] アブリル・ラヴィーンの腕に「日本最高」の文字が……ってそこ日本じゃありませんから!  アブリル・ラヴィーンの腕に「日本最高」の文字が……ってそこ日本じゃありませんから!を含むブックマーク

Boing Boing で知った Wrong Country, Avril Lavigne なのだが、香港のライブになぜか「日本最高」の文字を入れたアブリルも笑えるが、unicode.org からデータをひっぱってきてまで漢字を解説する熱心さが受けた。というか、こういうデータがウェブにあることすらこれで知った。

さて、この間のアブリルの来日公演にはワタシも行ったのだが、ロックジジ専なワタシとしては、明らかに自分よりも若い女性が客の過半数を占めるライブというのが実は初めての体験で(大体同世代の、というのは過去あったが)、それに気付いて同行した女友達と少しどよ〜んとなったりもしたが、ライブは彼女の声もしっかり出ていて良いライブだった。

個人的に一番白熱したのは、彼女がドラムを叩いた blur の "Song 2"。

追記:はやしさんのコメントにある通り、問題の画像は日本でのプロモーションのときのものでした。見事の乗せられてしまい、申し訳ありません。

[] 日本のニッチなポルノ、それはゴキブリフェチ  日本のニッチなポルノ、それはゴキブリフェチを含むブックマーク

もういっちょう Boing Boing から。こんなものがあるなんて知らなかったよ。

こんなネタを嬉々として紹介しているのは、「ストロベリー・ぶっかけ・フォーエバー」と同じく Xeni Jardin。また君か。

君がそんなネタばかり取り上げるものだから、Boing Boing の記事から Xeni の投稿を見えなくするプラグインなんて作られてしまうんだぞ。

このエントリを見て、思わず「デゼニランド」と呟いてしまったのはヒミツだ。

オッス! オラ、アルファニート! オッス! オラ、アルファニート!を含むブックマーク

いや、ちょっとそういうフレーズが浮かんだだけです。

smasudasmasuda 2005/04/01 03:02 すみません、国際ポピュラー音楽学会の略称、ISAPMじゃなくてIASPMです…私が書き間違えました(笑)。IASPM系の研究者の論文や学会発表などでは、ロックやポップス曲のタイトルや歌詞の一節をもじったタイトルが付けられることがかなり多く、半ばこの分野の慣例になってる感もあります。一例挙げれば、”Start Making Sense!”なんていう題名を冠した、音楽テクストの意味論的分析の方法論についての古典的な論文があったりします(もちろん出典はトーキングヘッズ)

yomoyomoyomoyomo 2005/04/01 07:36 修正してリンクを加えておきました

t_hayashit_hayashi 2005/04/01 09:49 yomoyomoさん、はじめまして。はやしと申します。

Boing Boingに載っていたアヴリルの写真、あれ実は日本にプロモーションに来たときの写真みたいですね。で、何であれが香港でのコンサートの写真だということになったかというと、香港の新聞にコンサートの告知かなんかのためにあの写真を使ったところ、どこかのおっちょこちょいが早とちりした、というのが真相のようです。

ちなみに、De-Xeni Filter、ぼくもデゼニランドを思い出しました。なつかしいなあ。

yomoyomoyomoyomo 2005/04/01 10:01 エイプリルフールネタでないのに釣られてしまいましたか! 情報ありがとうございます

 | 
2003 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2018 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2018 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)