YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

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2005-06-29

[] しなもんにガブリと噛まれたいんだ  しなもんにガブリと噛まれたいんだを含むブックマーク

最近のはてなは心臓に悪い。思いっきり乗り遅れて反応。

はてなアイデア日記で公開されるようになったミーティング音声だが、さすがにこれを知ったときはびっくりした。「天然の狂気」どころかモノホンの狂気じゃないかと。ポッドキャスティング用 RSS ファイルの拡張子を rdf にするボケぶりにほっとさせられたくらいだ(笑)。

あと、ミーティング音声を聞いていてどうしても「実験メソッド」を使えと思ってしまうのだが、これは MOK Radio のリスナーでないと分からんか。それとは別に近藤さんの声を聞いていると「はてなパパ」という言葉が頭に浮かぶ。

そういえば、ただ"TrackBackの伝道師"ただしさんは「はてなはまだまだオープンが足らない」と煽っていたが、それに対して伊藤直也さんが「肝心のアレ、を公開したらどうなるかを見てみたい気がしているこの頃です」とガチで受けてたつ構えを見せていたが(?)次は何が来るのだろう。「はてな中出し」という表現を、久しぶりに、またまったく違った文脈で思い出してしまった。

あと毎日しなもん日記を見るのが悲しい生活の唯一の潤いなのだが、どうにも我慢ならなくなったので、YAMDAS現更新履歴のテーマを次回更新まで Hatena-cinnamon にさせてもらう。

RSS リーダーで見ている読者には何の関係もないが、ひらばやしさん(はてな入社!)でなくても「まるで何かの奇跡みたいに可愛いなぁ」と言いたくなるよ、こりゃ。

[] Web Sites ExpertにWiki特別企画  Web Sites ExpertにWiki特別企画を含むブックマーク

Web Site Expert #03

Web Site Expert #03

今日発売の Web Site Expert #03 に特別企画として、「Wikiばなプレゼンツ Wiki市場の可能性〜Wiki活用講座」という記事が掲載される。

そうである。Wikiばなプレゼンツなのである。

そして Web Site Expert の特別企画は、Wikiばなプレゼンツ企画の序章に過ぎない。

続報を待て……と書くと偉そうですね。いや、待たなくてもいいんですが。

[] ブログの次はWikiなのか? もしくは「Wikiの終焉」(しないって)  ブログの次はWikiなのか? もしくは「Wikiの終焉」(しないって)を含むブックマーク

このニュースに対するはてなブックマークの反応を見ると、「はぁ? Wikiが?」みたいなものが多いが、海外ではそういった論調の記事が昨年末から出ているんだよね。例えば、かの Forbes の Extreme Blogging という記事は、

Blogs are so last year. The next big thing, according to Web junkies, is the "wiki."

という文章で始まるし、ADTmag.com にはズバリ Software exec sees “year of the wiki” という記事が出ており、2005年は Wiki の年だよという煽りは珍しいものではない。ここは「いや、僕もblog草創期からそう思ってました」と余裕をかましておきましょう。

企業への Wiki(とブログ)の導入の話は、海外の技術系ニュースサイトの一つのトレンドになっているのだ。

ワタシが livedoor Wiki に注目するのは以下の二点。

  • 利用には livedoor ID が必要とのことだが、どの程度アクセスコントロールに自覚的か
  • 編集画面にどの程度こなれた WYSIWYG が提供されるか

特に前者については、アクセスコントロールされた Wiki の成功例が生まれるかという点で結構重要に思える。後者については、@Wiki との差別化という意味で。

しかしなぁ、これだけ Wiki が話題になるとはねぇ。そのうち「Wikiの終焉」とかしたり顔で書かれた文章が出てきたりするんだろうか(笑)。

[][] BlogとWikiの違いと、無意識に気づくこと  BlogとWikiの違いと、無意識に気づくことを含むブックマーク

多くの人が、

Wikiは情報の整理。Blogは考えの整理

というまとめを取り上げていて、実際うまいまとめなのだろうが、個人的にもっと重要だと思ったのは、

Wikiは記述フォーマットが制約されているようで、実は限りなく自由に情報を構造化できるので、使いながら使い方を考えていくのも特徴かも。

「とっつきにくい」と決め付けて、この柔軟性に気付いていない人がまだまだ多いのは残念に思う。

[][] 初期のWikipedia、並びに『Open Source 2.0』続報  初期のWikipedia、並びに『Open Source 2.0』続報を含むブックマーク

これは以前も取り上げたことがあるが、Larry Sanger によるこの初期 Wikipedia 回顧録がオライリーから出る『Open Sources 2.0』に収録されるという話を見つけたので改めて紹介。この本の方向性が少し分かるのではないかと。

ついでにちょっとバラしておくと、Amazon には7月1日発売予定と書いているが、実際に発売になるのはもっと後だそうです。

[] 今日は命日  今日は命日を含むブックマーク

十日程前の文章であるが、一年に経っていたのにびっくりしてしまったので。

といっても当方はこの文章に書かれる故人の方は一度お見かけしただけで直接やり取りしたことはないし、生越さんにも大分前に一度メールを差し上げたことがあるだけで、面識はないに等しい。だから、この文章について当方は何かコメントするところはない。

ただ、ネットを通じてほぼ一方的にその活動を知っていた人たちの訃報が昨年あたりから多くなったのを痛感している。しかもそうした人たちが、自分より年下だったりすると何ともやりきれないものを感じる。

Joel on Software日本語訳の行方 Joel on Software日本語訳の行方を含むブックマーク

RSS リーダで表示されたブログエントリにアクセスしようとすると見れなかったので具体的な社名は伏せるが、先日日本語訳はどうなっとるんじゃいと書いた Joel on Software 書籍版の日本語訳はもうしばらくしたら刊行されそうとのこと。書いてみるものだ。

[] The Elements of Style 日本語訳  The Elements of Style 日本語訳を含むブックマーク

上のエントリとは関係なく(笑)hisashim's Journal で知った、William Strunk, Jr. による The Elements of Style の日本語訳。これは個人的に非常にありがたい。ちゃんと読まないといかんな。

通りすがり通りすがり 2005/06/29 22:44 @wikiで前者に足りないところは何ですか?

yomoyomoyomoyomo 2005/06/29 23:42 livedoor IDじゃないですか?

2005-06-27

[] 本日、MGM対Groksterの最高裁判決が出る  本日、MGM対Groksterの最高裁判決が出るを含むブックマーク

以前にも書いたが、この話題は意外に日本では報じられることが少ないように思えるので、せめて電子フロンティア財団のブログにあった Grokster Reader's Guide を訳そうと思ったのだけど、今週末帰省してベンジャミンと飲んだくれたりしたためにまたしても時間切れになってしまったので告知のみ。

6月28日追記:Grokster, StreamCast Lose とのことで、Grokster は敗れてしまいました。何ということだ。

[] Jackson Browne / Pretender  Jackson Browne / Pretenderを含むブックマーク

Pretender

Pretender

本文章は随分前にAmazon980円劇場用に書いたものだが、公開しようとしたらディスクの値段が980円でなくなっていて慌ててひきあげたものである。ワタシは書いた文章をムダにするのが何より嫌いなタチ(ケチ)なので、先日帰省した折にベンジャミンとこのアルバムについて話をしたのを機に加筆修正したものを公開させてもらう。

かつてジャクソン・ブラウンはインタビューで、自分がウェストコーストのミュージシャンであるというだけで、ハッピーソングを歌っていると見られると不満を漏らしていた。その記事を読み、ワタシは冷たく笑った。結局あんたの80年代以降の「社会派」的方向性は、コンプレックスの裏返しだったのか? またその社会派ブリッコのせいで、あんたの歌を支えていたパーソナルな視点が希薄になり、作品が低調になったのが分かってないのか?

本作は、ジャクソン・ブラウンの作品の中で最も重く暗いものとされている。そしてそれは、本作の制作中に起こった彼の妻の自殺という事件とともに語られるのが通例となっている。しかし、これについても正直ピンとこない。これは「重く暗い作品」の基準が違うせいで、それこそ聴き通した後に手首を切りたくなるような音をかつて好んで聴いていた人間からすれば、本作を聴いても特段そう思えないのだ。

何か悪口ばかりを書いているようだが、本作は紛れもなく優れたアルバムである。『Late For The Sky』『Running On Empty(孤独なランナー)』など、彼のこの時期の作品はもっと聴かれてよいと思う。そしてその最盛期の作品の中でも、ワタシは本作が一番好きだ。

確かに本作は、彼の作品中最もヘビーなものである。一曲目の "The Fuse" のヒリヒリする感触、特にビル・ペインのピアノとデヴィッド・リンドレーのギターが絡み合い不安を掻き立てながら上り詰めていく間奏部には、彼のそれまでの作品にはなかった不穏さがある。本作のプロデューサーは、ブルース・スプリングスティーンでおなじみジョン・ランドゥーだが、音を的確かつゴージャスにまとめている。

本作は、彼のファンも複雑な感慨を持つ作品らしい。ワタシが購入した日本盤にも、戸惑ったような文章のライナーがついていたし、特にタイトル曲は好悪が分かれるようだ。しかし、この曲はまさしく本作の最後を飾るに相応しい重さを持った曲であり、彼のソングライターとしての一つの到達点であるとワタシは思う。

他の人はどうか知らないが、個人的には、本作、特にタイトル曲は、夏の記憶と分かちがたく結びついている。朝、強い日差しを浴びて仕事にでかけるとき、この曲の歌詞の最初の部分が頭に浮かぶし、夕闇が迫り外気に少しでも涼しさを感じると、自然と "Out into the cool of the evening / Strolls the pretender" のところが口をついてでる。

すべての希望と夢は、そこで始まり、終わる

この曲の意味するところを実感できるようになったのは、ここ数年のことだったりする。挫折、諦め、そして何より一生活者としての日常――ワタシはポップミュージックの歌詞にあからさまに宗教的な(つまりキリスト教と置き換えていい)表現が出てくると嫌悪感を覚えることが多いのだが、この曲にはそれを感じないのは、最後の "I'm going to be a happy idiot" 以降が、その日常を生きていくしかないという意思表示であるとともに、例えばニール・ヤングの "Rockin' In The Free World" ほどではないにしろ、ロックに対する、また人生に対する一種の呪詛になっているように思えるからである(もちろん、これは当方のまったくもって勝手な解釈でしかない)。

昨年 NHK で放映されて話題となった「フリーター漂流 〜モノ作りの現場で〜」を見たとき、この曲の最後を思い出し、現在の自分自身もそれと地続きであるのに思い当たった。

主よ、そこにおられるのですか
自分を偽る者をお救いください
若く、力強く人生を踏み出したものの
結局はあきらめてしまった者を

しかし、このアルバムが発表されて30年経ったんだね。

[] AlwaysOnとTechnoratiが選ぶ"Open Media 100"  AlwaysOnとTechnoratiが選ぶ"Open Media 100"を含むブックマーク

Dan Gillmor のブログで知ったのだが、「オープンメディア革命を先導する100人」のブロガーさんやらなんやらを挙げている。まあ、詳しくはリストを見てくださいな。いかにもなリストになっているが、オープンソースプログラマで選ばれている人が Bram Cohen など少ないのはちょっと問題に思える。

面白かったのは、特に early pioneers として The Cluetrain Manifesto の著者達や『ウェブログ・ハンドブック』の著者である Rebecca Blood らを挙げていること。レベッカたんが選ばれているのは『ウェブログ・ハンドブック』訳者として嬉しい限りだが、The Cluetrain Manifesto ってその著者達の後の仕事は勿論だが、ブログ界隈に対する影響力が大きかったのだなと思う。

昨年、ワタシはオライリー・ジャパンから依頼されて Dan Gillmor の『We The Media』の査読評価書を書いたのだが、「一言で言えばジャーナリズム版 Cluetrain Manifesto」と評したのを思い出した。

The Cluetrain Manifesto についてはそのエッセンスが分かる日本語版ページもあるし、『これまでのビジネスのやり方は終わりだ―あなたの会社を絶滅恐竜にしない95の法則』として邦訳も出ている。

[] ポッドキャスティング界の重鎮二人和解?  ポッドキャスティング界の重鎮二人和解?を含むブックマーク

さてその Open Media 100 にも選ばれている Dan Gillmor の実兄 Steve Gillmor のブログで見つけた、以前取り上げた Gnomedex で、Podcasting の父の名前を争う二人 Dave Winer と Adam Curry の二人が笑顔で握手している写真

しかし Dave Winer は以前にも何度も罵倒した Rebecca Blood にはじめて会ったらすっかり意気投合なんてこともあったが、「何だ会ったらいい人じゃん」と素直に思っちゃうタイプなんだろうか。まあ、大抵はそうなんだけどね。

[] オアシスのノエル「若者の暴力行為はエミネムのせい」  オアシスのノエル「若者の暴力行為はエミネムのせい」を含むブックマーク

とりあげるのが遅れたが、てっきりぼんくらリアムの発言かと思いきや、ノエル兄の発言だったのな。

こういうトンチキな発言を見ると、はてなブックマークのコメントid:shinimai さんが書かれているように「若者の兄弟げんかはオアシスのせい」といったネタの一つでも言いたくなるのだが、ワタシがこれを見て想起したのは、サンスポ.comの「15歳弟が兄をメッタ刺し!!包丁Vsのこぎりの凄惨バトル」だったりする。ワタシも不謹慎だが、とんでもないタイトルつけるよなサンスポも。

さて、偶然にもこの事件が起こった福岡はオアシスにとって鬼門なのである。

今でも忘れない五年前の来日ライブ、数曲でぼんくらリアムが退場しやがり大観衆呆然という惨事があったのをワタシは忘れないよ。だって、そこにいたわけだから。ノエルが歌う、この上なく死に切った "Live Forever" に全米が泣いたってもんだ。

その数年後にも奴らはのこのこ福岡に来て、やっぱり数曲でぼんくらリアムがノエル兄とステージ上で口論した挙句退場しやがったようで、前回で懲りたワタシは当然ながらそのライブには行かず、リアム退場を伝えるラジオを仕事帰りに聞きながら腹を抱えて笑ったのを覚えている。

このギャラガー兄弟の不仲という悪の種子が、五年経ってこの地で「包丁Vsのこぎりの凄惨バトル」という形で開花したのか……って不謹慎だよ、お前。

「ギャラガー兄弟コント集」によると、二人ともいい年して相変わらず仲が悪いようだが、これは昔書いたことがあるが、兄弟で同じバンドに所属する場合、兄のほうが才能があり兄弟仲が悪いケースが多いのである。

オアシスの他にもキンクス、ジザメリ、ビーチボーイズ、ジャパンといくつも例が挙がる。もちろん反例もいくつもあるけどね。

ブックバトンに答える ブックバトンに答えるを含むブックマーク

犬にかぶらせろ!から回ってきたバトンだが、何か質問が違うバージョンをいくつか目にしたような気もするのだが、面倒なので gotanda6 さんが答えているのに合わせることにする。

Book reading right now (今読んでいる本)

ローレンス・レッシグ『Free Culture』を読み直しているところ。

The last book I bought (最後に買った本)

河口俊彦の『大山康晴の晩節』。これまでずっと先延ばしにしていたのだが、将棋コラムを書くためにようやく購入。

Five novelists(or writers) I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある 5 人の作家、または小説家)

坂口安吾遠藤周作安部公房谷崎潤一郎エドガー・アラン・ポー

Five books I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本)

既に読書記録を公開しているもの、またこれまで何度も言及したことのある安吾や色川武大の『狂人日記』やチャンドラーの『長いお別れ』は除いた。

上田秋成『雨月物語』

小学生の頃、旺文社から出ていた現代語対訳版を買い、現在に至るまで何度も読み直している。小学生の頃には読み流していたいろんなことの意味が分かってきて今読んでも楽しめる。

あと関係ないが、秋成の『春雨物語』全編の現代語訳って出てないのかしら。石川淳『新釈雨月物語 新釈春雨物語』などで一部は読めるけど、全編ではないんだよね。

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

ドストエフスキーの小説が永遠であるのは言うまでもないのだが、その美点を一つだけ挙げさせてもらうなら、人間のネガティビティーを小説に見事に昇華しきったことに尽きる。

本書はドストエフスキー最後にして最長にして最高の長編であり、極端なことを言えばこの三冊さえあれば他に本はいらないのである。いや、それは極端すぎるな(笑)

卒論書いている頃、毎日終電で帰っていたのだが、その帰りの電車で必死に読み、何とか卒業前に読破したのを覚えている。

手塚治虫『アドルフに告ぐ』

手塚治虫のベストワークではないが、リアルタイムにはじめて読んだ手塚作品なので。

檀一雄『火宅の人』

私小説は嫌いなのだが、「私小説というみみっちい小説形態を存分に駆使して、それこそロマンよりも大きなロマンにしてみたい」という作者の言葉通り、小説の面白さを存分に味あわせてくれる作品。

Bo Leuf, Ward Cunningham『Wiki Way―コラボレーションツールWiki』

約一年、まさにこの本の中で生きたのだから、これが入らないわけはない。

Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)

バトンの類は受けるのも回すのも終わりにしようと思う。以上。

ランチバトン ランチバトンを含むブックマーク

というわけで、id:keiko_indie さんから回ってきたランチバトンはスルーさせてもらう。

というか、バトンより前に(以下略)

たけだたけだ 2005/06/27 09:27 まぁ、ギャングスタ系のラッパーは頭悪いとしかいいようが
ありませんが....。そんな私にも ICE-T がカッコイイと思っ
ていた時期がありました。

うちの相方さんは、ラジオでオアシスの曲がかかると、
「このミャーミャーと猫が鳴いているようなのはオアシスね?」
と一刀両断にたたっきってくれます。

yomoyomoyomoyomo 2005/06/27 21:54 「ミャーミャーと猫が鳴いているような」……ううっ。でもそうした意味ではノエル兄のボーカルは犬系かも(?)。
だから仲が悪いのか(違うって)

堀泰蔵堀泰蔵 2005/06/29 03:42 負けか勝ちかでいえば負けだけど、Groksterに対する判断は差し戻しだし、ライアブルと見なされる基準はまだ誰にもちゃんと分かってないので、今後の下級審の判断によっては技術開発側にお墨付き効果を与える勝ちに転じるかも、らしいよ。

2005-06-23

Game Baton Game Batonを含むブックマーク

id:ozric さんから回ってきた Game Baton、しかしワタシは実は家庭用ゲーム機というのをファミコンの時代からいっさい所有したことがないという奇特な人間だったりする。つまり、ドラクエもファイナル・ファンタジーもまともに遊んだことが皆無なんですな(他人がやるのを横で見たことはある)。

Total volume of game files on my computer(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)

メインマシンでは、OSにはじめから入っていたものを除けばゼロです、ハイ。自分でも意外……と思ったら Bonanza(非常に強いフリーウェアの将棋ゲーム)があったな。これが 3MB ぐらい(笑)

Game playing right now(今進行中のテレビゲーム)

前述の通り、Bonanza か。でも、これを「進行中」とは言わんわな。それに普通にやったらほとんど勝てないので(そういう時代になったのだ……)あんまりやらないし。

The last video game I bought(最後に買ったテレビゲーム)

何か覚えていないほど買っていない。多分旧作ゲームの廉価版を買ったのかな。

Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)

ワタシの体を通り過ぎていったゲームたち。

スペースハリアー

今でもこれが史上最高のゲームだとワタシは思う。

ハイドライド

ワタシが小学6年生のときに購入した PC-6001mkIISR でプレイした。

キス・オブ・マーダー

これがリバーヒルソフトの推理アドベンチャーのベストだとはまったく思わないが、当方の周辺で突発的にブームが起きた思い出があるので。今は亡きリバーヒルを偲んで。

バーチャファイター2

大学時代、随分これに散財したね。挑戦を受けて叩き潰したりされたり。ゲーセンに通っていた最後の頃ということか。ジャッキー使いでした。

Myst

このゲームの微妙な感触、陰影、シンプルなのに謎に満ちた奥行きのある世界……素晴らしいゲームでした。でも、これヒント集なしには絶対解けなかったな!

Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)

  • シブサワ・コウ
  • マーク・フリント
  • 山下章
  • ハドソンの竹中コンビ(竹部、中本)
  • ヤス

[][] はてなダイアリーにおけるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの利用について  はてなダイアリーにおけるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの利用についてを含むブックマーク

以前より書いている通り、このYAMDAS現更新履歴のコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で利用可能である……のだが、実は落とし穴があった。

最近になってようやく気付くというのも間抜けな話だが、はてなダイアリーはセキュリティ上の利用からコメントで囲んだ部分を表示する際にばっさり削除してしまうのな。これについてはモーリさんが少し関係する話を書いているのでそちらも参照いただきたい。

つまりはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを宣言するメタデータをコメント内に記述するのだが、それがはてなダイアリーの上記の仕様により削除されてしまう。人間から見れば違いは基本的にないのだが、Creative Commons では(専用検索エンジンなどのサービスを行う場合に)その機械可読性が重要なのでこれはちょっと困った問題といえる。

そうなると以前から要望として出ており、ワタシも即座に乗っからせてもらった idea:324 に俄然期待がかかるわけだが、ようやく「検討中」フェーズに入ったようなので裁定を待ちたい。

これは「はてなを突き動かす天然の狂気」に関連する話で、ワタシは近藤さんにお会いしたときクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用することのはてなにとっての利点を力説させてもらった。

まず、はてなが提供サービスのドキュメントの作成が追いついてない現状へのソリューションの一つとして。何から何まではてなのスタッフが背負うことはないのだ。よろこんでドキュメント整備に力を寄与しているユーザはいる。はじめからはてなに都合の良い(クリエイティブ・コモンズ)ライセンス指定で作成されたドキュメントをはてなスタッフが追記編集して公式ドキュメントにすればいいじゃないかと。最近でも otsune さんも書いているし、Jeffrey Veen も言っている。「機能ベース(feature-based)でなく、最初に処理ベース(task-based)のドキュメントを書け」と。はてなのドキュメントに足らないのはこれだ。そういうのこそユーザのほうがうまく書けるかもしれない……というのは甘いかな?

それにプラグインを用意してその利用動向を把握できるようにすれば、はてな側で商用可能なコンテンツを一気に引っ張れるし、商用可能指定であればしかるべき条件に基づいた上ではてな側でユーザの日記を自由に組み合わせ、面白いように編集して売ってよい。はてなダイアリーをリミックスして本にする。Web 2.0 の合言葉はリミックスでしょうが(笑)。はてな側の商売の幅も広がるということだ。

……といったことを拙い言葉で述べさせてもらったわけだが、それから間もなく管理ツールからはてなダイアリーガイドへのリンクがなされるなどワタシが言ったことなどとっくに承知していたわけで、それに考えてみれば近藤さんも ised 方面でそうした話を教えてくれる人はいくらでもいる。ワタシの話はひどく退屈だったろうなと後で申し訳なく思ったりした。

[] 大森望山形浩生が問う:ブログって何?  大森望と山形浩生が問う:ブログって何?を含むブックマーク

ASCII の大森望さんの連載にワタシの名前が出てくるという話を聞いて本屋で立ち読みしたのだが、「ブログって何?」と改めて問い直す話で『ウェブログ・ハンドブック』の名前が挙げられていた。

実は少し前にワタシもそこまでネットに詳しくない女友達にズバリ「ブログって何よ」と聞かれて言葉に詰まってしまったことがあったのだが、大森さんも書かれているように『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』に書かれるような変遷を踏まえた上での使い分けが必要なんだろうなと思う。

せっかく本屋に寄ったので目についたSIGHT7月号も立ち読みしたのだが、山形浩生が連載でこちらも一回分ブログについて書いていて驚いた。ブログの特徴として過去の「相互リンク」と対比させる形でトラックバックを挙げていて正直めまいがしたのだが、話の本筋としては六年以上前に書かれた「ネットワークのオプション価値」に通じる内容だった。

しかし、例によってブログでジャーナリズムだ革命だと空騒ぎする連中をバカにしていて、また過去を振り返り伊藤穣一について「ぼくが率先してみんなでいじめたことがあった」みたいな表現があり、まったくひどいことをする人もいるものだと思った……というのは冗談です、すいません! ワタシにも責任があると言えるでしょうね。

しかしトラックバックねぇ……そういえば AERA でミナ・トロットのインタビューを読んだときも礼節を重んじる国民性のあらわれとか言って「お返しトラックバック」を擁護しないでくれよ! と思ったものだ。まぁ、客を批判するようなことを言えないというのは分かるけど。

Joel Spolskyが選んだソフトウェアに関するエッセイ集 Joel Spolskyが選んだソフトウェアに関するエッセイ集を含むブックマーク

The Best Software Writing I: Selected and Introduced by Joel Spolsky

The Best Software Writing I: Selected and Introduced by Joel Spolsky

これは面白そう! Boing Boing で知ったのだが、Joel on Software でおなじみ Joel Spolsky 編集のブログなどウェブに書かれたソフトウェアに関する文章集が発売されている。

でもそれはともかくとして、その Joel on Software の書籍版の日本語訳は出ないのかな? サイトの日本語版は更新されなくなって約三年になるし、十分需要はあると思うんだけどねぇ、

[] 【感激雨あられ】ロング・グッドバイのDVDが出る!!【いきなり安売り】  【感激雨あられ】ロング・グッドバイのDVDが出る!!【いきなり安売り】を含むブックマーク

以前にも吠えたことがあるが、ワタシがこよなく愛する「人間嫌いを極めて人間的に描く」名匠ロバート・アルトマンの70年代の傑作が『マッシュ』を除けばほとんど日本で DVD 化されておらず悲しかったのだが、これまたワタシがこよなく愛するレイモンド・チャンドラーの畢生の名作『長いお別れ』の映画化『ロング・グッドバイ』の DVD が、いきなり1000円以下という値段で発売される。Amazon なら更にそこから一割引きである。もうこれは買わない理由がない。

[][] Soul II Soul / Club Classics Vol. 1  Soul II Soul / Club Classics Vol. 1を含むブックマーク

Club Classics

Club Classics

こないだ「ミュージックボックス」に触れたときに本作のことを思い出した。ワタシがあの番組をみていた1988年頃、イギリスのチャートはリック・アストリーやカイリー・ミノーグをプロデュースする SAW(ストック・エイトキン・ウォーターマン)全盛でいささか食傷気味だった……などと音楽通みたいなことを書きたいところだが、当時はそれはそれで楽しんでいた(笑)。でも、そうしたその中でチャートをかけあがった Soul II Soul の音はなんとも不思議な感じがしたものだ。

以前にも書いたがその頃はワタシはヒップホップ全般が生理的に好きになれず、レンタルして聴いた本作もはじめはピンと来なかったのだが、1989年を代表するアルバムなのは間違いない。レゲエ、ヒップホップ、ソウル、ロックといった音すべての要素を備えながら、そのいずれの枠内にもおさまらない。今聴いてもあまり古さを感じさせないクオリティを誇っている。

当初はこのプロジェクトのリーダーであるジャジー・B.の才能と思われたが、実際には屋敷豪太やネリー・フーパーといった周りにいた人間が奇跡的に有能だったからというのは後に屋敷豪太によって暴露されたっけ。

2005-06-20

[] ウェブ社会の大変化は「大変」化  ウェブ社会の大変化は「大変」化を含むブックマーク

いろいろあって今週も本サイトの更新はなし。当分更新頻度が落ちるかもしれません。

さて鈴木さんの文章のポイントは、自分の文章が「届きやすくなった」ことの功罪と、Web1.0なウェブサイトの良質なコンテンツがどんどん目立たないところに追いやられてしまうことへの危惧の二つで、前者についてはテラヤマアニさんが書いている「フォームメールがわからない」もその一つの実例ではないか。

ワタシもはてなダイアリーをやりながら、一方で本サイトは古式ゆかしい個人サイトという体裁なのでその両方を感じているので、鈴木さんが書かれている懸念というか疲労感に共感するところがある。

陥りやすい罠としては、そうした声の「届きやすさ」さえもアクセスコントロールとレイティング技術をゴリゴリ進化させて「便利さ」を追求することによりシステムがとても煩雑になることが考えられるが、いずれにしてもこれからウェブサイト作成がブログや Wiki ツールを含めた CMS 前提になるのは避けられないのだろうね。

ただワタシとしてもただ疲れているだけではなく、大森望さんに決死の覚悟で Musical Baton を渡すことで、鈴木さんが例に挙げている殊能将之さんにバトンを渡すことに成功したわけで(受けてはくれないかもしれないが)、それは誉めてください!(笑)

[] Gnomedex 5.0が今週開催  Gnomedex 5.0が今週開催を含むブックマーク

恥ずかしいことにワタシ GnomedexGNOME のイベントだとばかり思っていたんだよね。

実際はブログ系イベントなわけだが、6月23〜25日にシアトルで開催される(スポンサーはマイクロソフトと Yahoo!)。基調講演が Adam Curry と Dave Winer で、Podcasting の父の名前を争う二人ではないですか(笑)。実際、Adam Curry はこのカンファレンスで Podcasting 機能がサポートされた iTunes 4.9 のデモをやるのではないかと予測する記事も出ている。

なお、The Pseudo-sticky Gnomedex Wiki! もできているが、JotSpot の利用がぼちぼち広まりつつあるみたいね。

[] ロサンゼルス・タイムズ紙のWiki社説続き  ロサンゼルス・タイムズ紙のWiki社説続きを含むブックマーク

さてこないだ取り上げたロサンゼルス・タイムズ紙の wikitorials だが、山根さんにコメントいただいているように早速 Los Angeles Times Wiki が作られ、始まっている。

MediaWiki をそのまま持ってきて使っているようだが、登録メンバー用のオピニオン欄に追加される形のようで、誰でも好き勝手編集できるわけでもないようだ……と思ったら、おいおい、ワイセツ画像に書き換えられてるよ! ……と思ったら Wiki 自体が閉じられちゃった。あーあ、残念。早く復旧してほしいところだ。

第一回目は War and Consequences というガチな話題で、これも意図したものだろうか。編集部による A Wiki for Your Thoughts あたりを参照ください。あと関係ないが、ロサンゼルス・タイムズ紙のサイトって環境負荷の高いネット広告使いまくりなんだよね。これはやめて欲しい。

この話題については Slashdot にもストーリーができている。

[] *BSDプロジェクトにおけるドキュメント管理  *BSDプロジェクトにおけるドキュメント管理を含むブックマーク

旧聞に属するが優雅な生活の設計と実装より。以下、いずれも PDF ファイル。

最近では JF などオープンソースのドキュメントプロジェクトから縁遠くなってしまったので、ドキュメント管理全般の動向を追ってなかったのでためになった。翻訳を含むドキュメントの分野でオープンソースに貢献しようという人は読んでおくとよいでしょう。

印象的だったのはこうした活動に「継続性」が求められることを強調しているところで、まさにその通りだと思う。そして、前述の通りワタシ自身はそれを果たしていないわけで、耳が痛くもあった。

参考:Interop Tokyo 2005 - BoF BSDなひととき

[][] 米政府、パスポートへのチップ埋め込み期限を1年延期  米政府、パスポートへのチップ埋め込み期限を1年延期を含むブックマーク

やはり延期になりましたか。この問題については以前 Ed Felton の「無線パスポートというダメなアイデア」を訳しているが、パスポートとは別に導入が予定されている国民用IDカードの話とあわせ、アメリカの話だからと他人事と決め込むことのできない話だと思うのだけどね。

[] 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』は反ブッシュ映画なのか  『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』は反ブッシュ映画なのかを含むブックマーク

町山智浩さんの日記に『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐』についての批評に大幅な検閲が入った話があったが、おれカネゴン日記から辿って知った「西森マリーのUSA通信」にそのものズバリなことが書いてありますな。

関係ないが、西森マリーさんお元気だったんですな。NHK-BS で1988年に「ミュージックボックス」とかいう番組をやっていた頃から知ってるよ。

あと反ブッシュで言うと、同じく町山さんの日記によればロメロ御大の『ランド・オブ・ザ・デッド』もそういう映画でしかも傑作なようだ。ロメロ復活か!

[][] クリス・カニンガムの新作『Rubber Johnny』の日本盤がはやくも登場  クリス・カニンガムの新作『Rubber Johnny』の日本盤がはやくも登場を含むブックマーク

ラバー・ジョニー [DVD]

ラバー・ジョニー [DVD]

hard で loxse な日々で知ったのだが、以前取り上げた Chris Cunningham の新作『Rubber Johnny』の日本盤 DVD が出る。

日本はこの手の奇形に関する表現は厳しいので(Butthole Surfers のジャケットで問題になったのがなかったかな?)、内容的に日本ではやばいのではないかと考えていただけにこの非常に早い登場は嬉しい限り。

cavoritecavorite 2005/06/20 09:46 すたうおずですが、反ブッシュな映画なのではなく、現在の世界状況が、あの映画を反ブッシュにしてしまうことが可能な状態にある、という順番が正確だと思います。

yskszkyskszk 2005/06/20 11:48 褒めます(笑)。でも殊能さんはオレの知るかぎりでも、もっともこの手のネット内コミュニケーションに興味がなさそうなひとなので、受けるのかどうかはちょっと微妙ですが。

FlowerLoungeFlowerLounge 2005/06/20 21:54 ブライアン・イーノの『ニアリー・ヒューマン』。オリジナルのジャケは六本指の手形なのに、日本版では五本指になってて「ただのヒューマンやんけ! 力士の手形かよ!」なんてのもありましたね。

FlowerLoungeFlowerLounge 2005/06/20 22:02 トッド・ラングレンだな……。

tagkaztagkaz 2005/06/20 22:04 Alice in Chainsの3本足の犬とかね

yomoyomoyomoyomo 2005/06/20 22:23 そうそう、Alice in Chainsがそうですな! なかなか良い例を思い出せなくて。
トッドのあのアルバムはそうだったのか。『ニアリー・ヒューマン』が始めてリアルタイムに聴いたトッドのアルバムなんですが、当時は輸入盤を買ったことがなく、インタビューでジャケットの指がどうこうとトッドが言っていたのに「?」と思ったものです。なるほど、改変されたのか

2005-06-16

yomoyomo2005-06-16

[] Musical Baton  Musical Batonを含むブックマーク

昨日お伝えした通り、hard で loxse な日々他人の脳内の両方からご指名をいただいたので、Musical Baton に参加させてもらう。

さて、上記のお二人に加え、suchi today においても当方をご指名いただいた上に、

blogやWikiの話を読みつつ、音楽をもっとーと 思っている人は多いはず

と suchi さんが書かれているのを読み感激した。恐らくこれからしばらくしてその希望はかなうのではないかと予測しておきます。

Total volume of music files on my computer:(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

さきほど iTunes のディレクトリをみたところ4.65GBだった。全然少ないですな。今年に入ってようやく iPod を購入したので、手持ちの CD のリッピングを地道に行っているところ。

Song plauing right now (今聞いている曲)

さきほどから iTunes をパーティシャッフルにして聴いているのだが、ちょうど今 Pet Shop Boys の "Opportunities (Let's make lots of money)" が流れてきた。

ニール・テナントは神。

The last CD I bought(最後に買ったCD)

せっかくなんでこの一ヶ月のうちに買った CD を挙げときましょう。

Don't Believe the Truth

Don't Believe the Truth

Specials

Specials

これを書いていて、はじめて Belle & Sebastian のシングル集の邦題の意味が分かった。どうしてベルセバって邦題がいつもクソなんだろう。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

みんなさらっと流しているが、折角なんで他人にはどーでもいい思い出話も含め書いておく。

Race for the Prize / The Flaming Lips

もう時空を歪めるがごとき威力をもった曲で、そうした意味でワタシの中で全盛期のスピッツの名曲と同列に並ぶ存在。

1999年のアルバム『The Soft Bulletin』に収録されたいわずとしれたヒット曲だが、ワタシがちゃんとアルバムを買って聴いたのは2001年秋。ちょうど当時『Wiki Way』の翻訳中で、いろいろあって尋常でない精神状態で、この曲を聴いて胸をかきむしられるたびに発狂の危険すら感じ、泣く泣く『The Soft Bulletin』禁止令を出したほどである。以来四年近く、この曲を聴いてなかったりする。そろそろ禁を解いてもよい頃か。

Coney Island Baby / Lou Reed

1974年のアルバム『Coney Island Baby』のタイトル曲だが、ワタシが最初に聴いたのは、ちょうど大学に入学した直後に発売された三枚組アンソロジー『Between Thought and Expression: The Lou Reed Anthology』の一枚目ラストとして。つらいことがあると一人暮らしをはじめた薄暗い部屋でこの曲を何度も聴き、歌詞を朗読したこともあった。恥ずかしい話である。

ルー・リードというとソリッドなロックのイメージがあるが、彼のニューヨーカーとしてのルーツの一つであるドゥーワップを下敷きにした、彼が元々持っている良質なセンチメンタリズムが全開の名曲。ワタシも朗読したくなるほど歌詞も良いのだが、彼の詩集に収録されなかったのは、最後に当時同棲していた美少年レイチェル君の名前が出てくるためか。

You Better You Bet / The Who

オリジナルは1979年のアルバム『Face Dances』だが、再結成ライブアルバム『Join Together』(1990年)に収録されているバージョンがお勧め。メンバーを含め、このアルバムの評価はあまり高くないが、ワタシは高一のときこの再結成ライブをエアチェック(死語)し、The Who が一気に好きになった。思えばこのあたりから70年代の名盤を辿るようになったんですな。

『Join Together』は一枚目の『Tommy』再演だけでも聴く価値があると思うが(というかオリジナルより好き)、この後期の代表曲の演奏も見事で、特に一瞬若さを取り戻すロジャー・ダルトリーのボーカルが美しい。

この曲の歌詞は、ピート・タウンゼントが青春期の恋愛を思い返しながら書いたものだと思うが、当時10代だったワタシもピータンがこの曲を書いたのと大体同じ年齢になってしまったのだな……

Lark's Tongues in Aspic, Part One / King Crimson

言わずとしれたプログレッシブロックの金字塔『太陽と戦慄』の一曲目。

ワタシの場合、一般に有名なパート2よりパート1のほうが好き。パート2のようにしっかりと構成されておらず尻切れトンボに終わる感じは否めないが、メンバー五人が一斉になだれこむ瞬間の凶暴さがたまらない。一音一音握りつぶすかのようなロバート・フリップのギターに、なんと性格の悪そうな演奏をするんだこの人は! と感動したのを覚えている。

1990年8月15日に初めてこのアルバムを聴いて啓示を受け、「プログレなんか聴いてると人間が暗くなるぞ! まともな大人になれなくなるぞ!」と兄が止めるのを振り切り、ワタシはフリップ真理教に入信したのである。

結論を言うと……まったくもって兄の言う通りでした(笑)

ピエールとカトリーヌ / Blue Film

ワタシが音楽について書いた文章は、他のにもまして反響が少ないのだが、この曲についての文章を書いたため定期的に問い合わせがある。この曲を聞きたいのだが、なんとかしてくれと。

今聞くとちょっと出来過ぎでイヤミにすら思える。

アルバム『マンドラゴラ』は Amazon で6000円の値がついている。なんということだ。こっちも未だにときどき聞き返す。

Five people to whom I'll be passing the baton are...:(バトンを渡す次の五人)

「チェーンメール的な企画には賛同できないので当方は他の人には回しません」と書こうかと思ったが、なら最初から企画に乗るなよってなことになるので一応まわします。こういうのって身内でまわしても読者は全然楽しくないので、1. ワタシが実際にお会いしたことがない、2. メールなどのやりとりもまったく、もしくはほとんどない、3. つまり指名すること自体に緊張を覚える、という条件に合う人を挙げさせてもらう。

事前根回し一切なしの、飽くまで当方の勝手なリクエストであり、特に面識もない文筆業の方にこうした企画を回すのが無礼とみなされても仕方がないのは承知しております。どなたにしても無視・拒否していただいていっこうに構いません。

もしその気になられましたらよろしくお願いします。Musical Baton のルール、歴史については「Musical Baton ミュージカル・バトン!(歴史+回答つき)」をどうぞ。

essaessa 2005/06/16 11:08 ご指名ありがとうございます。いつ来るかとドキドキしてましたが、yomoyomoさんからバトンを渡されるとは光栄です。

endingending 2005/06/16 17:11 謹んでお受けします。「太陽と戦慄」は先にあげられてしまったので(笑)、べつのものを考えてみます。

yomoyomoyomoyomo 2005/06/16 21:08
>essaさん
essaさんとは何度かメールのやり取りをさせていただいたことがあるので、上記の縛りから外れているのかもしれませんが、誰もバトンを受けてくれなかったらという恐怖心で甘えさせてもらいました。楽しみにしております。

>遠藤さん
10年以上前からずっと文章を読ませていただいた方にこうして呼びかけることができ、ありがたいことにお応えしていただき本当にありがとうございます。いまさらながらインターネットのありがたみを感じました。もう感無量です……

2005-06-15

[] 「はてなを突き動かす天然の狂気」についての補足  「はてなを突き動かす天然の狂気」についての補足を含むブックマーク

「はてなを突き動かす天然の狂気」がものすごい数ブックマークされてビックリした……というのはまったくウソで、この話を書けば話題になるのは分かりきっていたことである。

少し補足しておくと、「狂気」という言葉から「はてなの危険な暴走」的なものを連想した方がおられるようだが、当方にその意図はない……というのは正しくないか。はてなが全力で突っ走っているのは昨日や今日始まったことではない。それを暴走ととらえる人もいるかもしれないが、当方はそう見ていないというのが正確だろう。もちろんはてなの現状を全部好ましく思っているということはまったくなく、当方が感じる問題点については件の文章でも全部ではないが一部書かせてもらっている通り。

読んでいただければ分かるように、「狂気」という言葉は梅田望夫さんの「狂気の継続」という用法を受けていて、さらにそれは「次の10年はどういう時代か(4)」における用法にさかのぼる(と思う)。当方のもそれを踏まえたもので、これまでの常識を覆すかのような尋常な行動の持続というように読んでいただけるとありがたい。というか、主軸は「天然」のほうにあったのです。はてな天然素材((c)テラヤマアニさん)。

とは言うものの本文中の記述とあわせ、煽り気味の誤解を招く書き方なのも確かで、もし株式会社はてなの中に不愉快に思われている方がおられたらお詫びします。あと関係ないが、reikon さん、ワタシも『Reckless』大好きでした!

それはともかく、近藤さんは「予測市場で要望を吸い上げる3」の中で、

結局大事なことは、はてなはユーザーの要望を聞きたいと思うし、どれだけサービスが大きくなっても、その要望を直接読んで、サービスの改善に繋げる事を最後まで諦めないんだ、という事だと思います。

と書かれていて、こういう文章を読めたのは嬉しかった。我ながら単純だとは思うが。

あと自分で突っ込んでおくと、件の文章の URL は、言うまでもなく hatenaidea の書き間違えである。

ハンター・トンプソンに関する疑問が解決! ハンター・トンプソンに関する疑問が解決!を含むブックマーク

さて、ハンター・トンプソン自殺を受けて書かれた「ジャーナリズム最高のハッカー」を訳した際に気になった、ハンター・トンプソンの代表作『Fear and Loathing in Las Vegas』からの引用としてよく引き合いに出され、またその映画化『ラスベガスをやっつけろ』のラストでもモノローグに使われている文章 "There he goes. One of God's own prototypes..." が当の原作に見当たらないという疑問点について、その邦訳『ラスベガス★71』の訳者である山形浩生氏に質問したところ、ワニにまたがり満足された後に回答をいただいた。

件の文章は『Fear and Loathing in Las Vegas』における弁護士(のモデル)である Oscar Zeta Acosta の半自伝小説『The Autobiography of a Brown Buffalo』にトンプソンが寄せた序文に出てくる文章で、『Fear and Loathing in Las Vegas』自体には出てこないとのこと。

また、Acosta の次作『Revolt of the Cockroach People』に寄せた序文の最後でも件の言い回しを流用しており、そちらはオンラインで全文読めます

「ジャーナリズム最高のハッカー」にも註釈を入れておいた。山形さん、ありがとうございました。

[] 電子フロンティア財団がブロガーへの法律ガイド文書公開  電子フロンティア財団がブロガーへの法律ガイド文書公開を含むブックマーク

ご存知のように EFF というと以前にも匿名ブログのススメ How to Blog Safely (About Work or Anything Else)日本語訳)を公開しているが、今度は各種法的問題との絡みについてのガイド文書を公開している。

但し、ここでの法律は当然ながら日本の法律ではない。

[] ロサンゼルス・タイムズ紙が「Wiki社説」を開始?  ロサンゼルス・タイムズ紙が「Wiki社説」を開始?を含むブックマーク

Dan Gillmor のブログで知ったのだが、ロサンゼルス・タイムズが wikitorials なるものを始めるとのこと。ん? 読者への告知を読むと、

Watch next week for the introduction of "wikitorials" -- an online feature that will empower you to rewrite Los Angeles Times editorials.

とのことで、読者がロサンゼルス・タイムズの社説を書き換えられるということ?

何かしら制限はかけるのだろうが、結構な試みである。しかし、Many-to-Many で Ross Mayfield が書くように、「Wikiは未完で、改良・貢献の余地がはっきり残っているものが最高に機能するわけで、完成した文章相手だと関連リンクを追加したり、コメントする程度になっちゃうんだよね」という見方にワタシも賛成。

それにしても、何の予備説明もなしに新聞サイトが「Wiki」という用語を出しても大丈夫になったと考えるとすごいことだよ。

[][] Dave WinerがWikipediaに吠える  Dave WinerがWikipediaに吠えるを含むブックマーク

Podcasting の設計者を自負する Dave Winer さんが Wikipedia の Podcasting ページから自分の名前が消されていることを指摘しておられる

こういうの好きだなぁ。この件については Jon Udell が考察を書いているので詳しく知りたい方はそちらもどうぞ。

Dave Winer の全然丸くならないところが、ワタシは好きだ。

こないだも Robert Scoble から「メディア・ハッカー」と賞賛されると、それに触れたついでに「でも一線は引かなきゃならない。例えば、Ben Hammersley は絶対にメディア・ハッカーじゃないね。奴はさしずめメディア・オナニー野郎ってか」といきなり Ben Hammersley をこき下ろしている

Ben Hammersley というと RSS 本の著者として知られるが、Hammersley が Guardian に書いた RSS と Atom の文章とそのときのやり取りを根に持っているらしい。最高だ(この要約は多分間違っていると思うので、詳しく知りたい方はリンク先をよく読んでくだされ)。

RSSフィードの上手な見せ方、ダメな見せ方 RSSフィードの上手な見せ方、ダメな見せ方を含むブックマーク

このYAMDAS現更新履歴も以前より RSS フィードに全文を入れるよう設定している。

もちろん何でも全文配信すればよいというものではなく、一つのエントリの分量が結構なものになるブログや RSS だと見た目が著しく崩れる種類のコンテンツはタイトル+要約を適宜選択したほうがよいだろうが、全文配信しているものを RSS リーダ側で一定分量に切ることはできるが、その逆はできないわけで。

RSS の見せ方という観点で非常に分かりやすいサンプルがある。Slashdot 本家と Slashdot Japan である。実際に RSS フィードを見比べていただきたい。

Slashdot 本家の RSS にはタレコミ文がちゃんと description に入るのでストーリーの内容を把握できるのに対し、Slashdot JapanRSS にはストーリーのタイトルのみ。どちらが有用かは言うまでもない。両方とも RSS のバージョンは1.0で、同じ仕組みで RSS を吐いているように見えるのだが、どうして日本版ではタレコミ文を RSS に入れないのか。

この点に関して言えば、/.J の運営者は怠惰だと思う。

[] Musical Batonについて  Musical Batonについてを含むブックマーク

hard で loxse な日々他人の脳内の両方からご指名をいただいた。

本当にありがたいことである。よろこんで書かせていただきます。が、ただ今日は力尽きたのでしばしのお待ちを。明後日までに書きたいと思いますので。

しかし、こうしているうちに仕事に取りかかるのが遅れてしまう。す、すいません!

s-yamanes-yamane 2005/06/17 19:37 LA Timesの Wikitorial(http://www2.latimesinteractive.com/wiki/index.php/Wikitorial)第1週目,いきなり「War and Consequences」という硬派なテーマ.もともとあった登録メンバーのためのオピニオン欄(http://www.latimes.com/news/opinion/)に追加された新サービスのような感じですね.historyを見てみると最初にまとまった論考が出されて,ちょこちょこ修正がはいると言う感じ.

Openlawの紹介(http://openlaw.g.hatena.ne.jp/s-yamane/20050607/p1)を書いた時にも感じたのだけど,法廷書類とか論説記事とかをまとめるのにWikiを使おうというという発想がすごい.うまくいくかどうかを検証するより以前に,Wikiは使えるという明確なビジョン(SF的ビジョンというか,ダグラス・エンゲルバート的なビジョン?)をもっている.

これから従来の環境をWikiから再構築す試みがどんどんでてくると思います.<a href=”https://members.fsij.org/trac/codefest2005/”>CodeFest2005</a>で使ってたTracとかも面白いですね.

yomoyomoyomoyomo 2005/06/18 00:53 やはり会員サービスの一つなんでしょうね。
でももっと独自インタフェースというか、視覚的な意味も含む「縛り」を設けるのかと思ったら、普通にMediaWikiを使っていて、逆に新鮮でした。MediaWikiはdiscussionページと分離できるという強みがありますし。
成功の度合いはそれぞれでしょうが、使っている層はWiki(的なもの)を企業、教育の場も含めどんどん使いこなしているわけで、そのあたりの最新情報になかなかついていく時間がない……
そうそう、レッシグの『Code v2』制作もJotspotのWikiを利用していますが、Ed Felton主催の読書会とうまく連携がとれるといいですし、そこからまたWikiなどのツールの使い方についての実践的なレポートを誰か書いてくれると嬉しいんですが
http://blog.japan.cnet.com/lessig/archives/002166.html

2005-06-13

[] はてなを突き動かす天然の狂気  はてなを突き動かす天然の狂気を含むブックマーク

はてな合宿の成果物としてはてなアイデアはてなブックマークに機能拡張が行われた。それでもまだ近々リリースのものが残っているというのだから恐ろしい人たちである。

梅田望夫はてな取締役は、社員のはてなダイアリーにおいて続々と合宿(の成果)のレポートがなされるのを見て、

こういう重要な内部事情をどんどん外に向けてオープンにしていく発想が、はてなのユニークネスの中で最も不思議なところである。これは容易に真似できることではない。ある種の狂気と言ってもいい。

「何でもオープンにすることについて」に書いているが、本当にこれは狂気の域だ。もっとも「天才の狂気」といった言葉につきものの悲愴さを感じさせない。ワタシはこれを「はてなの天然の狂気」と呼びたい。

はてなという会社はワタシにとって悪くも良くも驚きであり、近藤淳也社長に(一回目の)はてな合宿について話を伺い、心底驚かされたことがある。さすがにこの話は書いてはまずいだろうと遠慮していたのだが、伊藤直也はてな CTO は「隠さなくていいものは隠したってしょうがない」、川崎裕一副社長も「情報を隠す意味は「あまり」ない」と書かれているくらいで自主規制して損した(笑)。ワタシもどさくさに紛れて書いておこう。以下の話は当方の聞き間違い、記憶違いがあるかもしれず、内容の正確さは保証できません。

一回目のはてな合宿の成果がはてなブックマークであることはご存知の通りである。ワタシはてっきりはてなブックマークの仕上げのため、開発に専念できる環境がほしくて合宿を行ったのだろうと思っていたのだが、近藤さんによるとそうではないとのこと。

何を作るか確たるアテがないまま、近藤さんが合宿をやりたい! やるぞ! と半ば強引に宣言して場所の予約をしたというのだ。そして、行きの車中で「うーん、何やろか」と議論して「ブックマークやろか」となり、そして合宿中にはてなブックマークを一から実装したというのある。

これを聞いてワタシは驚き、呆れ、慄いた。もちろんはてなブックマークが日本で最初のソーシャルブックマークシステムではない(ishinao さん作の MM/Memo がある)にしろ、この衝動性と自分達への自信は尋常ではない。合宿をやって、何も新しいものが生まれないなんて考えもしなかったのだ、この人たちは!

はてなを突き動かしているのが、近藤さんをはじめとする社員の天然の狂気であることをワタシはそのとき悟ったのである。

さて、そのときワタシは、はてなのサービスにはヘルプドキュメントをはじめとして、初心者をすくいあげる「言葉」が足らないと偉そうにも述べさせてもらった。

例えばはてなブックマークについて言えば、「ソーシャルブックマーク」というギーク向けの標語を投げ出したままで、はじめてはてなのサービスを使う一般ユーザが試してみようかと思うようなハードルを下げる「言葉」が足らないじゃないかと言いたかったわけである。

この件についてはまた別の機会に書かせてもらうし、これに関連してワタシは以前「「ブログ2.0」の隆盛と「はてな2.0」の不安」という文章で、

HotWired のインタビューで、「僕たちが運営者でありながら、ヘビーユーザーである」と近藤社長は述べているが、当たり前だがそれはパワーユーザたる自分達の利便性を第一に優先してよいという理由にはならない。何かとあればユーザ数十数万人と数字を挙げるが、それだけの人間が日々利用する道具の意味を実は見失っているのではないか。

と吐き捨てている。しかし、ワタシは大きな要素を過小評価していたことを思い知らされる。はてなのユーザだ。

はてなブックマークが特にそうだが、「はてなブックマークは○○だ」みたいなキャッチフレーズをいくつも考え出し、こうも使えるああも使える、コメント欄はこうだ、カラーギャングだとユーザが言葉をどんどん補う。「参加の設計」や「ユーザー中心の開発」といったことを言う人は多いが、サービス提供者とユーザのこの関係性は一体何なんだと思う。近藤さんが「人文系オープンソース」という言葉を使ったとき、ここまで想定の範囲内だったとしたら本当にとんでもない設計者である。

今回のはてなアイデアの株式市場化についても、モーリさんは「テキストエフェクト」という新技術(笑)を使ってヤケクソ気味に「あんたたちは個人サイトですか?」と誉めているが、もちろんこれははてなの狂気を了解している人の意見であって、たとえそうでも bmp さんのような感想を予想できてなかったなら、明らかにはてなは道を踏み外している。

説明が足りない。ルールがわからない。意味が分からない。
意図が分からない。どう楽しめばいいのか、分からない。
それが楽しめるのかも謎だし。
何がどう効率がよくなるのかまったく理解が出来ない
そんなものを何故ユーザーは率先して使わねばならぬのか
それについても、どうかきちんとした説明をして欲しい

これを織り込み済みで走ったのなら上等だが、自分達の利便性を優先して突っ走っても必ずユーザが面白がってくれると思ったら大間違いだとは言っておきたい。

ただ今回もすかさず「はてなアイデア資産運用メモ」というありがたい文章を書く人が出てくるし、また実装者である近藤さんの動きも早く、早々にはてなアイデアのヘルプを大幅に充実したのは評価すべきだし、開発の意図や背景について「予測市場で要望を吸い上げる」という文章を書いている。この文章は続くようなので楽しみである。

これからもはてなには驚かされ続けるに違いない。

[6月15日追記]:一応補足を書いておきました。

[] Wikiによるハウツー共有:wikiHowと知化道  Wikiによるハウツー共有:wikiHowと知化道を含むブックマーク

こういう記事を見ると、Wikipedia が Wiki の一つの規範になっているのを感じる。それはともかく wikiHow はなかなかうまいと思う。

ちょうどワタシも知化道というそれに似たコンセプトの Wiki ページを見たばかりだったので、こういうのはアリだと思った。

「知化道/自転車に乗るコツ」を見ると、wikiHow のように独立性のある記事を書くのではなくても閲覧者が細切れ・単発でちょっとした知恵やコツを提供することで面白い Wiki コンテンツができあがるように思える。そしてそれは有意義な Wiki サイト全般につながるヒントかもしれない。

[][] ヨーロッパのブロゴスフィア情報をまとめたWiki  ヨーロッパのブロゴスフィア情報をまとめたWikiを含むブックマーク

Boing Boing で知ったのだが、その名も The european blogosphere というヨーロッパにわたるブログ界情報をまとめた Wiki が一日のうちによってたかって作り上げられている。これは Wiki-Woodstock の一環……というわけでもないようだが。

国別にどういうサービスが人気があるかとか総合的な情報がまとめられていてありがたい。海外のブログ情報というと何かとアメリカ一辺倒になりがちだし。

ヨーロッパのブロゴスフィアというと、先日鈴木芳樹さんのところで知ったフレンチ・ブログ・ストーリーも力作で面白かった。

[] GPL v.3.0、2007年にリリース予定  GPL v.3.0、2007年にリリース予定を含むブックマーク

Eben Moglen が来日してたんやねぇ。一つ宣伝しておくと、ワタシは彼の文章「コードが法にならない場合」を訳してます。

なんといっても GPL の次のバージョン 3.0 の話が一番興味があるわけだが、はっきり2007年と時期が設定されたわけだ。

栗原潔さんは「約2年(ドッグイヤー換算14年)というのはちょっとかかり過ぎな気が」と書かれていてその通りなのだけど、それもこれまでかかった時間に比べれば!

ワタシが知る限り、GPL v3.0 の話を一番最初に読んだのは、井田昌之さんの「Gnu の誕生まで」である。この文章には「現在のGPLは第2版ですが、FSF (Free Software Fundation)では、GPLの改訂をし、第3版を作ることをプランしています」とあるが、この文章が書かれたのは1996年。つまり GPL v3.0 をプランして約10年なのである!

これまでにも何度も GPL の次バージョンの話が話題にのぼった。八田真行さんが2001年に書いた「GPLなんかどうでもいい」もそうだが、GPL の次バージョンについては何度も聞かされてきたからね。

詳しくは尊師 Richard Stallman と Eben Moglen が連名で書いた GPL Version 3: Background to Adoption を読むのがよろしいかと思う。

これを読む限り、奥一穂さんが「- 神か悪魔か - GNU の見えざる手」で書いたようなマズい事態にならないのではないかと思うのだが、まだまだ先は長い(笑)

[] 先週訳した文章は『Star Wars Galaxies』の話だったのか  先週訳した文章は『Star Wars Galaxies』の話だったのかを含むブックマーク

ワタシが先週訳した Ed Felton の「音楽のない世界」は Star Wars Galaxies の話みたい。

ワタシは Wired 本家のニュース記事はチェックしないので(いずれ日本語に訳されるニュースサイトまでチェックしている暇がない)偶然タイミング良く訳せたな! と盛り上がったのだが、ワタシの見た範囲でこれを取り上げているのがMoleskin さんぐらいしかいないというのは少し悲しかった。

Windows XPにはWindows 95のコードがたくさん残っている? Windows XPにはWindows 95のコードがたくさん残っている?を含むブックマーク

ワタシがこの文章で一番興味深かったのは話の本題ではなく(失礼)以下のくだり。

Windows XP には、まだ私が Windows95 で書いたコードが沢山残っている。当然、Longhorn においてもそうだろう。

へーっ、Windows XP には Windows 95ソースコードがたくさん残っているのかぁ。意外な感じもするがそうでもないのかな。もっとも「沢山」というのがどの程度なのかというのはあるのだが。

このブログの作者である Satoshi Nakajima 氏のプロフィールを見ると、

 本社に移籍し、次世代OSのユーザーインターフェイスの設計に関わる。当初 OOSH(Object Oriented Shell)と呼ばれていたグループは、後にCairoプロジェクトに吸収される。途中で上司(Jim Allchin)と喧嘩をして、敵対するグループ Chicago に移り、Cairoで作りたかったものを Windows95 という形で世の中に出す(結果、Cairoプロジェクトはその時点でキャンセル)。

とのことで、「ユーザーインターフェイスの設計」ということは GUI 周りのコードということだろうか。ふーむ。

さて、さらに本題とはずれるのだが、上で引用したあたりは、G・パスカル・ザカリーの名著『闘うプログラマー』の後日談にあたる部分なんですね。気になって『闘うプログラマー』を読み出したら止まらなくなっちゃった。昔読書記録を書いたこともあるが、これは本当に無茶苦茶面白い本である。どのページから読み始めても、どこまでも読み続けることができる。

闘うプログラマー 上巻

闘うプログラマー 上巻

闘うプログラマー 下巻

闘うプログラマー 下巻

カトラーは端から見る限り長らくセミリタイア状態に見えたが、最近は Windows の64ビット化に携わっていたようですな。

hiroc_skhiroc_sk 2005/06/13 18:20 こんにちは。知化道をとりあげていただき、ありがとうございます。

エントリを読ませてもらい、wikiHowを初めて知りました。似たようなコンセプトのサイトがあってなんだかうれしいです。どんなKnowHowが掲載されているのか調べてみますね。

それでは、また。

yomoyomoyomoyomo 2005/06/13 21:37 はじめまして。知化道を紹介しようと思っていたところにWIREDの記事を読んだ感じで偶然の妙を感じました

s-yamanes-yamane 2005/06/14 20:35 彼のページ(http://moglen.law.columbia.edu/)からもyomoyomo訳はリンクされてますね.
Moglen来日は私も知らんかった.OSDL.jp(ややこしいのだがOSDN.jpではない)方面はちょっとよくわからないのだが,おそらくOSDLはアジアでの展開,Software Freedom Law Centerはアメリカの訴訟のロンダリングに対する牽制が主な来日目的ではないかと思っています.マスコミもGPL3の話以外に聞くことあると思うんだが.

yomoyomoyomoyomo 2005/06/14 21:40 今回の来日についてはまったく告知関係を目にしなかったので意外に思ったのですが、山根さんなどにも情報がいってなかったのはちょっとまずいような…
訴訟に対する牽制ですか。日本でもソフトウェア特許を巡りオープンソース企業が訴えられることが起きるのかしらん

s-yamanes-yamane 2005/06/15 01:00 彼らは自国に影響を与えるべくロビイングに来てるわけで,単に他国の世論をよくしようとは思ってないでしょう.あるいは,このメディア操作のなさは,ひょっとしたら世論がいくら反対しても現実に反映されない国だと見切られているのかも知れない.
となると,まずOSDN.jpなりFSIJがアメリカなり日本政府に影響を持つようにならないと.

2005-06-09

yomoyomo2005-06-09

オライリー・ジャパンより Make:01 と Tim O'Reilly in a Nutshell をいただく オライリー・ジャパンより Make:01 と Tim O'Reilly in a Nutshell をいただくを含むブックマーク

オライリー・ジャパンから今年創刊された雑誌 Make: Technology On Your Own Time創刊号と非売品 Tim O'Reilly in a Nutshell を送っていただいた。折角なんでと写真を撮ったが、京ぽんじゃああまり分からんわな。

Make についてはソフトウェアだけでなくハードウェアにまでハックの対象を広げる(あともうちょっと斜め上な方向にも)オライリーの方向性がよく出た雑誌で、詳しくは HotWired「ハイテク機器の自作・改造をアドバイス、『メイク』誌創刊」を参照ください。

こういう DIY 雑誌が出る環境というかハックについての素地があるのは素晴らしいことだと思う。これについてはいろいろ思うところがあるのだが、情けないワタシ自身の話を書き連ねることになりそうなので以下略とさせていただく。

MAKE: Technology on Your Time

MAKE: Technology on Your Time

第2号は今月中旬に日本でも入手できる見込み。

Make: Technology on Your Time

Make: Technology on Your Time

Tim O'Reilly in a Nutshell はティム・オライリーの自伝かと思いきやそうでなく、Open Source Paradigm Shift に代表される彼の主要な文章を集めたエッセー集になっていて、なんだウェブでも読めるじゃないかと思ったが後半は彼のバックグラウンドを感じさせる文章が入っていてこれはウェブでは読めないのかも。

[] 八田真行のオープンソース考現学  八田真行のオープンソース考現学を含むブックマーク

連載第一回の The Open Source Revolution Will Not Be Televised を読んではじめて "The Revolution Will Not Be Televised" という言い回しの由来を知ったというのはここだけのヒミツ。

ブログを利用した選挙活動というのでこの先必ず語り伝えられるであろうハワード・ディーンの選挙参謀を務めた Joe Trippi の本の題名もずばりコレだったりする。

八田シュッシュッ神の文章は「オープンソース革命」についてのものだが、直にオライリーから『Open Source 2.0』が出るし、今年はそのあたりの総括というか区切りの年になるのではないだろうか。

[] モンティパイソンの「スパマロット」にトニー賞  モンティパイソンの「スパマロット」にトニー賞を含むブックマーク

やったー! 最多受賞とはならなかったが三部門受賞は見事だ。

プロデューサーのビル・ヘイバーは受賞の挨拶を「Now for something completely different (では何か全く新しいことを)」とモンティパイソンのファンにはおなじみの文句で始め、「この作品とモンティパイソンを支えた天才、エリック・アイドルに感謝しないでおきます」とふざけた。客席にいたモンティパイソン・メンバーで脚本と音楽の一部を担当したアイドルは、これを聞いてやはりふざけて気絶して見せた。

もうこれだけで、Now の前に And が入るぞとか気にならないくらい胸いっぱい。

例によってぢごくみみで知ったのだが、このミュージカルのキャストによるサントラが出てたんやね。

SPAMALOT (OST)

SPAMALOT (OST)

これを機に本家『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』も再評価されると嬉しい。ちょうど DVD も廉価版が登場するし(更に『ライフ・オブ・ブライアン』の DVD が出てくれれば……)。

[] Wikiウッドストック - 愛と平和と音楽とウィキの三日間  Wikiウッドストック - 愛と平和と音楽とウィキの三日間を含むブックマーク

うっかりスルーしてしまうところだった。

今週金曜日の10日から日曜日の12日にかけて、wiki-Woodstock なるものが開催されるらしい。言うまでもないが元ネタは↓

質問:wiki-Woodstock ってどこで開かれるの?

答え:オンラインであればどこででも!

つまりこの期間、自分にできることで Wiki に貢献しまくるぞ、コラボレーションしまくるぞということらしい。詳しくは What is a wiki-Woodstock を読んでくだされ。

そういえば『ウェブログ・ハンドブック』にこの手のオンラインリアルタイムイベント(もちろんブログに関する)についての記述があったのを思い出した。Wiki もそうしたことを言い出す人たちが出てくるまでに広まったということだろうか。

[][] ブロギュメンタリーの行方〜ブロガーを題材にしたドキュメンタリー映画製作その後  ブロギュメンタリーの行方〜ブロガーを題材にしたドキュメンタリー映画製作その後を含むブックマーク

こないだ取り上げたブロガーを題材にしたドキュメンタリー映画の話で、件のサイト 59Bloggers - The Movie を見に行ったらまた内容が変わっていて、しかも製作中止状態に追い込まれているらしきことを知る。むむむ?

何か知らんが Chuck Olsen という人が文句をつけて云々とのことで、それ以外にもいろいろ書き連ねておる。

この Chuck Olsen という人のサイトはまさに blogumentary.org で、こっちもや David Weinberger やレベッカたんといった 59Bloggers でも名前の挙がっていた有名ブロガーに加え、 ダン・ギルモアやJeff Jarvis や件の Joe Trippi といったこれまた有名どころのインタビューをフィーチャーするとか "First Open Source Documentary" にするとか書いている。

うーん、なんかよくわかんねぇや。59Bloggers には陰謀めいたドロドロした話が書かれてあるっぽいので、知りたい人はリンク辿って読んでくださいな。はっきりいってブロガーのインタビューが面白いドキュメンタリー映画になるとも思えないんだけど、そこまでして一番乗りしたいかね。

[] ブラッド・ピットへの身の程知らずのアドバイス:君、もっとヘタレ役をやりなさい  ブラッド・ピットへの身の程知らずのアドバイス:君、もっとヘタレ役をやりなさいを含むブックマーク

ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会の「ブラッド・ピット「俺はアカデミー賞を獲れない」宣言」を見て、以前から思っていたワタシの勝手な自説への確信を深めた。それはブラピはヘタレな役のほうがあっているというものだ。

ハリウッドきってのセクシー俳優なので自ずと周りも本人もヒーロー役を望むというのも分からないでもないが、そうした役が彼に合っているとはとても思えないのである。

これは彼の役者としての器が小さいと言いたいわけではなく向き不向きの問題だ(いや、結局は同じことか?)。例えば『ファイトクラブ』、これを激賞する人は多く、またワタシも良い映画だとは思うもののいまいち乗り切れない理由は、あの映画のブラッド・ピットに煮え切らなさを感じるからだ。本来ならひたすらカッコいい役のはずなのに、共演がエドワード・ノートンだと役者として差がありすぎて、ノートンの達者さばかりが目立っちゃう。ありゃダメだろう。

同じデビッド・フィンチャーの映画なら、ワタシは『セブン』のほうがずっと好き。あの映画でのブラッド・ピットは結局のところ犯人に命拾いさせてもらった上に最後には見事に犯人の(万が一、まだ観てない人がいたらいけないので略)という救いがたくヘタレなデクノボウぶりが実に良かった。

実際、アカデミーの人の目も節穴じゃない。『12モンキーズ』でのキレたヘタレ演技は見事なもので、そうした作品ではちゃんと助演男優賞にノミネートされている。もっともあの映画の役柄はヘタレという以上にキチガイだったわけだが、ズボンを下ろしてケツ見せるシーンなんて最高だったじゃない。

もっとも『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のように、紛れもなく人間的にヘタレな役をやりながら特にどうということもない映画もあったりするので、ワタシの説もその程度でしかないのだが。

Cyberbob:-)Cyberbob:-) 2005/06/09 10:09 『リバーランド・スルー・イット』のキレかたははずせない。

yomoyomoyomoyomo 2005/06/09 21:19 観たことないんですよねー。まあ、その程度の奴の言うことということで

bmpbmp 2005/06/10 01:12 リバーランドスルーイット、いいっすよ。俺もおすすめっす。

yomoyomoyomoyomo 2005/06/10 01:44 そういえば対談相手のベンジャミンも確か好きな映画だったはず。さっき電話で話したときに聞けばよかった(笑)

FlowerLoungeFlowerLounge 2005/06/10 08:25 細かいようだが『リバー・ランズ・スルー・イット』(A River Runs Through It)ですね。

って、マタリロさんもつっこんでるな。

bmpbmp 2005/06/11 03:28 うは、嘘ぶっこいて失礼!

2005-06-06

[][] YAMDAS更新、もしくはオンラインゲームの世界で武器よりも危険なもの  YAMDAS更新、もしくはオンラインゲームの世界で武器よりも危険なものを含むブックマーク

Technical Knockout音楽のない世界を追加。Edward W. Felten の文章の日本語訳です。

Ed Felton の文章を訳すのは無線パスポートというダメなアイデア以来になる。

さて、少し前にDRMと音楽研究という文章を訳したが、ただただしさんが電網”Tech人”ニュースウォッチで取り上げてくださった以外はほとんど話題にならなかった。でも、これは重要な問題だと思うんだけどね。今回翻訳した文章は少し位相がずれるけど、根は同じだと思う。権利に気を遣いすぎると自由が失われるだけでなく、音楽そのものが流通しなくなってしまう。

まあ、まだ読んでない人は津田大介さんの『だれが「音楽」を殺すのか?』は読んでおきましょう、ということで。この本は CCCD 後の現在においても価値を有している本である。読書記録を書こう、書こうと思いながら結局書けなくて残念である。

だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)

だれが「音楽」を殺すのか? (NT2X)

[] Yahoo!が従業員向けブログガイダンス公開  Yahoo!が従業員向けブログガイダンス公開を含むブックマーク

旧聞に属するが、Jeremy Zawodny の Yahoo! Employee Blog Guidelines: The official version and my own advice で Yahoo! 従業員向けのブログガイダンスの存在を知る。

「AppleやGoogleもブログをやるべき理由」で Yahoo! とブログ界との仲介役を果たしていると評された Jeremy Zawodny や Russell Beattie は執筆には携わってないものの、チェックは入れているみたい。

問題のガイドラインの PDF ファイルをざっと見たが、基本的には Yahoo! 従業員としての自覚を忘れず自分の発言には責任を持てよというまっとうなものであった(ワタシが読み落した面白いポイントがあったら教えてください)。最近では企業における情報セキュリティ教育が盛んだが、こうしたガイドラインもその一貫に組み込むべきだと思うのだが。

[][] ローレンス・レッシグ講演「オープンソースの誤解を解く」  ローレンス・レッシグ講演「オープンソースの誤解を解く」を含むブックマーク

これも旧聞に属するが、今年4月に開かれた OSBC 2005 における Lawrence Lessig 教授の講演 Clearing the Air About Open Source の音声が IT Conversations に登場している。

一時間以上にも及ぶ講演なので全部聞くのは大変だが、レッシグ教授は分かりやすい口調で話すし、OSBC のサイトでプレゼンの PDF ファイルはダウンロードできるので、それとあわせて聞くとよいのではないか。

そうそう、この黒バックに白文字はレッシグの定番だが、白文字のフォントをもっとでかくすれば高橋メソッドになる……わけでもないのかな。

あとこの音声ファイルはクリエイティブ・コモンズサンプリングライセンスが適用されるので、それに従えば自由に二次加工可能。

あとレッシグ教授は最近、著作権などとはまったく関係のない話で訴訟を起こしたが、訴えた内容の通りだとすれば、まったく痛ましいとしかいいようがなく、また彼がそのつらい経験を乗り越え、素晴らしい仕事をなす世界的な法学者の一人になったことに深い敬意を払いたい。

IP電話を狙うスパムをSPITと呼ぶらしい IP電話を狙うスパムをSPITと呼ぶらしいを含むブックマーク

日経コミュニケーションを見て驚いたのだが、最近では IP 電話にもスパムが来るらしく、それを SPIT(SPam over Internet Telephony)と呼ぶそうだ。

調べてみると、なんだワタシが知らなかっただけで、昨年からとっくに話題になってたようだ。google:SPIT IP電話

あと余談だが、IT用語辞典 e-words のスパムの項における、

レストランに夫婦が入ってきてメニューを選んでいると、近くに座っているバイキングの一団が「SPAMSPAMSPAM!」と大声で歌いだす。次第に店員も「SPAM」を連呼しだし、最初は嫌がっていた夫婦も最後には屈してSPAMを注文せざるを得なくなる、という筋書き。

という筋解説は、まるっきり間違いではないが、明らかにモンティ・パイソンを見たことのない人が書いたものなのでそのままコピペしないほうがよいでしょう。

ならば正確にはどうなのか知りたい方は、スクリプトを読むか『空飛ぶモンティ・パイソン』を実際に見ていただくのがよいかと。

[][] 59人のブロガーを取り上げるドキュメンタリー映画制作始動  59人のブロガーを取り上げるドキュメンタリー映画制作始動を含むブックマーク

Micro Persuasion によると、John Hart という元ハリウッドのエグゼクティブさんがブロゴスフィアを代表する59名のブロガーさんたちを題材としたドキュメンタリー、名づけてブロギュメンタリー(Blogumentary)なるものを作るそうだ。59Bloggers.com - The Movie とな。ホントかね。第一、映画になるのかねぇ。

参加を承諾したブロガーさんのリストを見ると、エスター・ダイソンローレンス・レッシグといったブログなしでも著名人な方、David WeinbergerRobert Scobleグレン・レイノルズEvan Williams といった古参ブロガー・有名ブロガー、そしてもちろん『ウェブログ・ハンドブック』Rebecca Blood も入っている……………おい、Dave Winer が入ってないぞ! ヤバいって、お前。声かけてないのか? また怒るぞ、拗ねるぞ、ひねくれるぞ!

追記:……と書いてアップロードしてサイトを見直すとちょうどノミネーションを締め切ったみたいで、どのページにアクセスしてもサイトのトップに飛ばされますな。

2005-06-03

[] iNTERNET magazine 2005年7月号  iNTERNET magazine 2005年7月号を含むブックマーク

表紙の鉄人28号に思わず苦笑。

今号の121ページ、「TRACK BACK」というコーナーに、当方の前号についての感想が掲載されている。

事前に編集者の方から転載についての連絡があり、献本いただいている上に取り上げていただけるとは、と一も二もなく快諾したのだが、その後でちょっと考えてしまった。

このYAMDAS現更新履歴は、現在帰属 - 非営利 - 同一条件許諾のクリエイティブコモンズライセンス日本版バージョン2.1のもとで公開している。当方のエントリをそのままインターネットマガジンに掲載するのは、「非営利」に抵触するだろう。また「同一条件許諾」も問題になるはずだが、この場合その適用範囲はどこまで及ぶのだろうか。コーナー全体だろうか。それとも雑誌まるごと? うーん、意外にこういう初歩的なところが分かってないな。

念のために書いておくと、今回ワタシはインターネットマガジン編集部に個別に転載の許可を与えたわけだから、上の話は問題にならないのでお間違えなく。

さて、本号の目玉の一つはグーグル日本法人社長インタビューだろうが、Google という企業のビジネスモデルについて一つぐらい相手が答えに詰まるような鋭い質問がほしいと思った。ピンポイントでいいから。例えば、プライバシーの観点で、他のインタビュアーが言いそうもない角度が切り込むとか。

あと毎回楽しみな「インターネットの論点」。今回は対論ではない。ダメじゃん。

[] そんな釣りにはワタシは乗りませんよ  そんな釣りにはワタシは乗りませんよを含むブックマーク

「blog騒動の当時のメンバー。召集令状ですよー」などと otsune さんは書いているが、ふっ、そんな釣りに乗るほどワタシはバカじゃありません。

大体だね、個人ブロガーとしての発言とテクノラティジャパン取締役の発言はちゃんと分けて考えなきゃ。

それにだ、かつてあれほどブログの素晴らしい未来を説き、一方でニホンのネットコミュニティの閉鎖性を英語ブログのみで嘆いた伊藤穰一様が「もうblogには飽きた。ネガティヴなコメントが多い」なんて書くわけないだろが!

え、なに? Becoming boring だって? 少し訳してみるぞ。これを読めば otsune さんも自分の考え違いが分かるはずだ。

一年前はブログにたくさんの数のポストをしていたのに気付いたんだけど、今はそうじゃない。ボクはことあるごとに、これはボクのブログだから気に入らないなら読むなと言ってきた。けれどもコメント欄や他のブログでボクが書くものへの批判を読むと、ボクはここで発言することにますます神経質になっちゃう。批判は多くの場合正しい。「ポストする前に事実関係を調べろ」「投稿する前に読み直せ」「そんな自意識過剰になるなよ」「くだらない」「論調が不快なんだけど」「コイツの投稿は毎度どこかに「出発」するというのばかりだけど、旅行自慢してんの?」そんなはずないことは分かってるけど、こうした声がボクの頭の中でやかましく鳴り響き、一種の萎縮効果をもたらす。ジョークが誤解されて皮肉が通じないのがボクはこわい。誰かの気分を害するのがボクはこわい。自慢してるみたいにとられるのがボクはこわい。

あの、えーっと……これは……そうそう、テクノラティジャパンのトップ100は知らないブログばかりで、世の中には自分の知らないブログがたくさんあるんだって目を開かされる思いでした!




……などとネタっぽく書くとまた超反応する人がいそうだから繰り返しておくと、このエントリで書きたかったのは、「個人ブロガーとしての発言とテクノラティジャパン取締役の発言はちゃんと分けて考えなきゃ」ですので。

[] Wikiを最初に考案した人は真の天才だと思います  Wikiを最初に考案した人は真の天才だと思いますを含むブックマーク

Okuji さんが書かれているが、これを読んで思い出したのは、自分が書いた『Wiki Way』の訳者あとがき。

...自由に編集可能なウェブページに驚き、「十分に発達したテクノロジーは魔法と区別が付かない」というアーサー・C・クラークの言葉すら連想したのを覚えています。

 しかし本書を読まれた方ならお分かりのように、Wikiの動作原理は非常に単純ですし、またその機能を実現するコードを理解するのもさほど難しくはありません。...強力なアイデアをシンプルな形で最大限の効果を発揮するよう実装したという意味で、オリジナルのWikiは最高のハックといえるでしょう。

そしてそのハック心が、この10年間、Wiki エンジン作者の中に受け継がれてきたのは間違いない。

[] PukiwikiからHTMLヘルプファイルを作るWikiHelpMaker  PukiwikiからHTMLヘルプファイルを作るWikiHelpMakerを含むブックマーク

こういう用途は盲点だったのだけど、PukiWiki ぐらい利用範囲が広ければ、自然とこのような周辺ツールも出てくるということなのだろう。

ネタ元はそっと××

[] 会社Wiki報  会社Wiki報を含むブックマーク

「個人投資家や一般株主が自由にご利用頂ける会社情報共有サイト」とのこと。

六本木ヒルズ森タワーに入っている企業について一通りページができるのがさしあたっての目標だろうか。

作ったのは、ネット証券Blogの人。

[] 言葉狩りシステム雑感  言葉狩りシステム雑感を含むブックマーク

かつて火だるま弁護士に少しでも期待したことがあったのを自分自身恥ずかしく思うが、この人は相変わらずでしたか。発信者情報開示システムとな。

2005-06-01

[] 「AppleやGoogleもブログをやるべき理由」の訳文修正、その他  「AppleやGoogleもブログをやるべき理由」の訳文修正、その他を含むブックマーク

慌てて訳したものは案の定不完全だったようで、山形浩生さんと克さんから誤訳の訂正をいただいたので早速反映させていただいた。ご指摘ありがとうございます。

あと追記二点。

ひとつは、こないだリンクが切れてると書いたスティーブン・ジョンソン『Everything Bad is Good for You』査読評価書が公開されている。

もう一つも、こないだ書いたことで、ワタシが編集者に名前をあげる前に査読依頼は行ってたとのことで、殴られる前に訂正しておく。

[] Guido van Rossum インタビュー  Guido van Rossum インタビューを含むブックマーク

その Python の作者である Guido van Rossum の最新インタビューを新山祐介さんが翻訳されている。Python の利点を聞かれ、

たぶん他の人は Python はプログラムをよりメンテナンス可能にすると言っているのかもしれない。

と答えているが、BitTorrent の作者 Bram Cohen が「メンテナンス可能なコードの書き方」において正にそれを書いてますな!

メンテナンス性の面で僕が気に入っている言語は Python だ。シンプルできれいな構文、オブジェクトのカプセル化、充実したライブラリのサポート、そしてオプションの名前付きパラメータがある。

[] 米Time誌にWikiの記事が掲載される  米Time誌にWikiの記事が掲載されるを含むブックマーク

誕生から10年にして、遂に Wiki は、米 Time 誌に It's a Wiki, Wiki World という記事が載るまでになった。

Wiki を知る人なら、それが英語の "quick" にあたるハワイ語であることはご存知だろうが、それに名付けられたのが Ward Cunningham がハネムーンでハワイに行ったから(らしい)というのはこの記事で知った。

やはり Wikipedia に割かれた記述が多いですな。

そうそう、今日朝日新聞の夕刊を読んでたら、記事中に「ウィキペディア」の名前が出てきて驚いたもんだ。

Openlaw@ハーバードロースクール日本版 Openlaw@ハーバードロースクール日本版を含むブックマーク

Openlaw@ハーバードロースクールの日本版がはてなグループ上に作成され、6月1日にサービスを開始するとのこと……って今日じゃん! 運営責任者は山根信二さん。

ちょうど個人の住基ネット離脱を認める金沢地裁判決が出たというのもあり、「コンピュータ技術をめぐる訴訟について意見交換の場をオンライン上に設けるプロジェクト」が求められているのは間違いない。

[6月2日追記]:「本プロジェクトの表記を「オープンロー@hatena」に統一します」とのことです。

maskinmaskin 2005/06/01 15:11 ホントだ。結構感動しました。
情報Thanxです。
日本でもWikiがもっと普及するといいですね

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