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オライリー・ジャパンより Make:01 と Tim O'Reilly in a Nutshell をいただく

オライリー・ジャパンから今年創刊された雑誌 Make: Technology On Your Own Time創刊号と非売品 Tim O'Reilly in a Nutshell を送っていただいた。折角なんでと写真を撮ったが、京ぽんじゃああまり分からんわな。

Make についてはソフトウェアだけでなくハードウェアにまでハックの対象を広げる(あともうちょっと斜め上な方向にも)オライリーの方向性がよく出た雑誌で、詳しくは HotWired「ハイテク機器の自作・改造をアドバイス、『メイク』誌創刊」を参照ください。

こういう DIY 雑誌が出る環境というかハックについての素地があるのは素晴らしいことだと思う。これについてはいろいろ思うところがあるのだが、情けないワタシ自身の話を書き連ねることになりそうなので以下略とさせていただく。

MAKE: Technology on Your Time

MAKE: Technology on Your Time

第2号は今月中旬に日本でも入手できる見込み。

Make: Technology on Your Time Volume 02

Make: Technology on Your Time Volume 02

Tim O'Reilly in a Nutshell はティム・オライリーの自伝かと思いきやそうでなく、Open Source Paradigm Shift に代表される彼の主要な文章を集めたエッセー集になっていて、なんだウェブでも読めるじゃないかと思ったが後半は彼のバックグラウンドを感じさせる文章が入っていてこれはウェブでは読めないのかも。

八田真行のオープンソース考現学

連載第一回の The Open Source Revolution Will Not Be Televised を読んではじめて "The Revolution Will Not Be Televised" という言い回しの由来を知ったというのはここだけのヒミツ。

ブログを利用した選挙活動というのでこの先必ず語り伝えられるであろうハワード・ディーンの選挙参謀を務めた Joe Trippi の本の題名もずばりコレだったりする。

The Revolution Will Not Be Televised: Democracy, the Internet, and the Overthrow of Everything

The Revolution Will Not Be Televised: Democracy, the Internet, and the Overthrow of Everything

八田シュッシュッ神の文章は「オープンソース革命」についてのものだが、直にオライリーから『Open Source 2.0』が出るし、今年はそのあたりの総括というか区切りの年になるのではないだろうか。

モンティパイソンの「スパマロット」にトニー賞

やったー! 最多受賞とはならなかったが三部門受賞は見事だ。

プロデューサーのビル・ヘイバーは受賞の挨拶を「Now for something completely different (では何か全く新しいことを)」とモンティパイソンのファンにはおなじみの文句で始め、「この作品とモンティパイソンを支えた天才、エリック・アイドルに感謝しないでおきます」とふざけた。客席にいたモンティパイソン・メンバーで脚本と音楽の一部を担当したアイドルは、これを聞いてやはりふざけて気絶して見せた。

もうこれだけで、Now の前に And が入るぞとか気にならないくらい胸いっぱい。

例によってぢごくみみで知ったのだが、このミュージカルのキャストによるサントラが出てたんやね。

SPAMALOT (OST)

SPAMALOT (OST)

これを機に本家『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』も再評価されると嬉しい。ちょうど DVD も廉価版が登場するし(更に『ライフ・オブ・ブライアン』の DVD が出てくれれば……)。

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル [DVD]

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル [DVD]

Wikiウッドストック - 愛と平和と音楽とウィキの三日間

うっかりスルーしてしまうところだった。

今週金曜日の10日から日曜日の12日にかけて、wiki-Woodstock なるものが開催されるらしい。言うまでもないが元ネタは↓

ディレクターズ・カット ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間~ [DVD]

ディレクターズ・カット ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間~ [DVD]

質問:wiki-Woodstock ってどこで開かれるの?

答え:オンラインであればどこででも!

つまりこの期間、自分にできることで Wiki に貢献しまくるぞ、コラボレーションしまくるぞということらしい。詳しくは What is a wiki-Woodstock を読んでくだされ。

そういえば『ウェブログ・ハンドブック』にこの手のオンラインリアルタイムイベント(もちろんブログに関する)についての記述があったのを思い出した。Wiki もそうしたことを言い出す人たちが出てくるまでに広まったということだろうか。

ブロギュメンタリーの行方〜ブロガーを題材にしたドキュメンタリー映画製作その後

こないだ取り上げたブロガーを題材にしたドキュメンタリー映画の話で、件のサイト 59Bloggers - The Movie を見に行ったらまた内容が変わっていて、しかも製作中止状態に追い込まれているらしきことを知る。むむむ?

何か知らんが Chuck Olsen という人が文句をつけて云々とのことで、それ以外にもいろいろ書き連ねておる。

この Chuck Olsen という人のサイトはまさに blogumentary.org で、こっちもや David Weinberger やレベッカたんといった 59Bloggers でも名前の挙がっていた有名ブロガーに加え、 ダン・ギルモアJeff Jarvis や件の Joe Trippi といったこれまた有名どころのインタビューをフィーチャーするとか "First Open Source Documentary" にするとか書いている。

うーん、なんかよくわかんねぇや。59Bloggers には陰謀めいたドロドロした話が書かれてあるっぽいので、知りたい人はリンク辿って読んでくださいな。はっきりいってブロガーのインタビューが面白いドキュメンタリー映画になるとも思えないんだけど、そこまでして一番乗りしたいかね。

ブラッド・ピットへの身の程知らずのアドバイス:君、もっとヘタレ役をやりなさい

ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会の「ブラッド・ピット「俺はアカデミー賞を獲れない」宣言」を見て、以前から思っていたワタシの勝手な自説への確信を深めた。それはブラピはヘタレな役のほうがあっているというものだ。

ハリウッドきってのセクシー俳優なので自ずと周りも本人もヒーロー役を望むというのも分からないでもないが、そうした役が彼に合っているとはとても思えないのである。

これは彼の役者としての器が小さいと言いたいわけではなく向き不向きの問題だ(いや、結局は同じことか?)。例えば『ファイトクラブ』、これを激賞する人は多く、またワタシも良い映画だとは思うもののいまいち乗り切れない理由は、あの映画のブラッド・ピットに煮え切らなさを感じるからだ。本来ならひたすらカッコいい役のはずなのに、共演がエドワード・ノートンだと役者として差がありすぎて、ノートンの達者さばかりが目立っちゃう。ありゃダメだろう。

同じデビッド・フィンチャーの映画なら、ワタシは『セブン』のほうがずっと好き。あの映画でのブラッド・ピットは結局のところ犯人に命拾いさせてもらった上に最後には見事に犯人の(万が一、まだ観てない人がいたらいけないので略)という救いがたくヘタレなデクノボウぶりが実に良かった。

実際、アカデミーの人の目も節穴じゃない。『12モンキーズ』でのキレたヘタレ演技は見事なもので、そうした作品ではちゃんと助演男優賞にノミネートされている。もっともあの映画の役柄はヘタレという以上にキチガイだったわけだが、ズボンを下ろしてケツ見せるシーンなんて最高だったじゃない。

もっとも『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のように、紛れもなく人間的にヘタレな役をやりながら特にどうということもない映画もあったりするので、ワタシの説もその程度でしかないのだが。

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