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ブックバトンに答える

犬にかぶらせろ!から回ってきたバトンだが、何か質問が違うバージョンをいくつか目にしたような気もするのだが、面倒なので gotanda6 さんが答えているのに合わせることにする。

Book reading right now (今読んでいる本)

ローレンス・レッシグ『Free Culture』を読み直しているところ。

The last book I bought (最後に買った本)

河口俊彦『大山康晴の晩節』。これまでずっと先延ばしにしていたのだが、将棋コラムを書くためにようやく購入。

Five novelists(or writers) I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある 5 人の作家、または小説家)

坂口安吾遠藤周作安部公房谷崎潤一郎エドガー・アラン・ポー

Five books I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本)

既に読書記録を公開しているもの、またこれまで何度も言及したことのある安吾色川武大の『狂人日記』やチャンドラーの『長いお別れ』は除いた。

上田秋成雨月物語

小学生の頃、旺文社から出ていた現代語対訳版を買い、現在に至るまで何度も読み直している。小学生の頃には読み流していたいろんなことの意味が分かってきて今読んでも楽しめる。

あと関係ないが、秋成の『春雨物語』全編の現代語訳って出てないのかしら。石川淳『新釈雨月物語 新釈春雨物語』などで一部は読めるけど、全編ではないんだよね。

ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟

ドストエフスキーの小説が永遠であるのは言うまでもないのだが、その美点を一つだけ挙げさせてもらうなら、人間のネガティビティーを小説に見事に昇華しきったことに尽きる。

本書はドストエフスキー最後にして最長にして最高の長編であり、極端なことを言えばこの三冊さえあれば他に本はいらないのである。いや、それは極端すぎるな(笑)

卒論書いている頃、毎日終電で帰っていたのだが、その帰りの電車で必死に読み、何とか卒業前に読破したのを覚えている。

手塚治虫アドルフに告ぐ

手塚治虫のベストワークではないが、リアルタイムにはじめて読んだ手塚作品なので。

檀一雄『火宅の人』

私小説は嫌いなのだが、「私小説というみみっちい小説形態を存分に駆使して、それこそロマンよりも大きなロマンにしてみたい」という作者の言葉通り、小説の面白さを存分に味あわせてくれる作品。

Bo Leuf, Ward Cunningham『Wiki Way―コラボレーションツールWiki』

約一年、まさにこの本の中で生きたのだから、これが入らないわけはない。

Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)

バトンの類は受けるのも回すのも終わりにしようと思う。以上。

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