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企業向けWikiサービスConfluenceがいつの間にか日本向け展開をしていた

企業向けの Wiki ソリューションというと JotSpotSocialtext がまず浮かぶが、実はこれらよりも Confluence のほうが古くから(少なくとも2003年)存在していたようだ。Confluence については、MYCOM の記事と塚本さんの翻訳が参考になる。

Software Design 連載最終回拡大版(ポロリあり)を書くために調べものをしていて、この Confluence の日本語ページができているのを知ってびっくりした。

ImaHima という会社が Atlassian の代理店になったということみたい。今風に「Confluenceを使う10の理由」なんてページも作っちゃっています(ウソです。米国サイトの翻訳です)。

RFID2.0とか勘弁してよ、恥ずかしくないの?

「RFID2.0時代に備えるRFID入門」ということで、RFID の入門記事はいいんだけど、RFID2.0 って何じゃらほい。

この手の○○2.0を無邪気に宣言できたのは2005年で終わり、今それを自称するのは、ギャグのつもりでなければただ恥ずかしいと思うんだけどね。

しかも、この記事での区分けの基準は、過去3年の標準化段階が RFID1.0、普及期が RFID 1.5、そしてその先が RFID2.0 というのだから何というか。「マッシュアップ」とか「ロングテール」とかそれっぽい言葉を持ち出しているが、普通に考えれば本格的な普及段階ではじめて1.0であって、それ以前の標準策定段階はどう考えても0.xでしょうが。こじつけにもほどがある。

今月号の WIRED に The RFID Hacking Underground という RFID のセキュリティについての記事を書いているのとかなり距離があるねぇ。

あなたは「インターネットの母」をご存知ですか?

何かワタシらしくないエントリのタイトルだが(笑)、/. でワタシも以前「コンピュータ嫌いの女性研究者による偉大な発明」で紹介したラディア・パールマンNETWORK WORLD のインタビューが面白かった。

もっとも彼女自身は「インターネットの母」という言葉に対して、"kind of a strange marketing sound bite" と答えている。続けて曰く:

私の性別を強調する人にはうんざりですね。だってそれは私の人生の中でとるに足らない部分ですから。仕事上は特にそうです。

このインタビューが面白いのは彼女の率直な物言いで、DRM に対して明確に異を唱えている。彼女は spanning tree protocol の発明者として名高いが、今も低い層の研究をしてるんやね。

いずれにしても彼女の『インターコネクションズ』は素晴らしい本でした。第二版も読んでみないといかんな。

インターコネクションズ―ブリッジ、ルータ、スイッチとさまざまなプロトコル

インターコネクションズ―ブリッジ、ルータ、スイッチとさまざまなプロトコル

スティーブン・ソダーバーグがBitTorrentを利用した短篇映画公開を計画

Scripting News で知った BusinessWeek の記事だが、トライベッカ映画祭において、BitTorrent の人、MPAAの人、そしてスティーブン・ソダーバーグが介したパネルの中で、ソダーバーグがBitTorrent を利用した短篇映画公開の計画を語ったとのこと。

ソダーバーグは『Bubble』でも劇場公開、HD放送、そして DVD 販売を同時にやろうとして劇場側からのボイコットにあったりしたが、相変わらず前のめりな姿勢を保っているようだ。

……と思っていたら、ソダーバーグのような以前から前のめりな人だけでなく、映画会社も BitTorrent に本格的に取り組むようだ。

アメリカの映画産業も相変わらずしょーもないこともやっているが、それはそれとして新しい流通経路に対する貪欲な姿勢ももちあわせているのだから強かですな。

マイクロソフトのサイトにMicrosoft Feed Directoryが出来ていた

これも Scripting News が元ネタだが、マイクロソフトのサイトに Microsoft Feed Directory が出来ている。

ページがごちゃごちゃしていて何のページが分からんとか、ディレクトリ名は rss になっているけどあんたらこの言葉は使わないことにするんじゃなかったかいとかツッコミどころはあるが、今後はここを押さえておけばマイクロソフトのフィードへの取り組みが分かるということなのかな。

ツェッペリンの天国への階段を逆回しに歌ってみせる愛すべきバカオランダ人の動画

Boing Boing 経由で知ったページだが、ブチ狂った数の「天国への階段(Stairway to Heaven)」のカバーが集まっていて、お前らそんなに「天国への階段」好きですか! と受けてしまった。

もちらん、ワタシも大好きだがな!

Led Zeppelin 4: Zoso

Led Zeppelin 4: Zoso

極めつけは上の I'm Just Sayin' で紹介されているオランダ人による「天国への階段」熱唱である。問題の動画YouTube)を見ていただければ分かるが、野外であの曲を逆回しで見事に歌いきった上にエアギター&エアドラムまで披露するこいつすごい愛すべきバカだ。

洋楽に詳しい方なら、なぜ「天国への階段」の逆回しなのか、なぜわざわざ教会関係の建物(ロンドンの聖ポール大聖堂)で歌っているのかピンと来ると思うが、80年代一部のキリスト教伝道師が「天国への階段」に悪魔を称えるメッセージを逆回しで入れ込んだという指摘に由来する。これについては The Skeptic's Dictionary の「悪魔の逆回転メッセージ」を参照くだされ。

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