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このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。
BigBang の人には特に肩入れするつもりはないが、(2)にある歌田明弘のしょうもない回答を読み、同じく yomoyomo という一目で実名でないと分かるハンドルを使っている人間として、同情を禁じえなかった。歌田明弘の回答がいかにしょうもないかは、(3)で BigBang の人が解説している通りである。
オウム関係の話はここでは取り上げない。それよりも当方が問題にしたいのは、(3)にあるように同じ筆名なのに信用する/しないの落差が当たり前のように生じることだ。
実名/匿名の二元論の問題、筆名(ハンドル、ペンネーム)の意義といった話はこれまでいろんなところで散々なされてきたはずである。それなのにこの体たらく。歌田明弘は間違いなくアレだが、彼が飛びぬけてアレということは実はないのかもしれない。普通の(漢字ひらがなから構成される氏名として違和感のない)筆名ならオッケーなのに、例えば BigBang とかならダメというのは根強い感覚なのか。
ならば、これはもうブロガーのほうで自衛(?)したほうがよいのだろう。
こうしたらどうだろう。これからブログを始める人は、とにかくフォーマル用筆名を確保しておくのだ。小田悟とか五十嵐浩二とか柳田香織とか、まあとにかくあなたの気に入った、名乗って違和感のない本名以外の筆名をおさえておく。
普段は別にカタカナだろうがアルファベットだろうが好きなハンドルを名乗ればよろしい。しかし、必ずブログのプロフィール欄にフォーマル用筆名も書いておく。プライベート用名刺を作る場合は、当然ながらフォーマル用筆名も入れる。もちろんその筆名オンリーで通したほうがベターではある。さらに言えば、はじめから本名を名乗って平気な人はそうすればよろしい。それはそれで問題ないが、このエントリの対象外だ。
何度も書いているが、ワタシは「プッと笑える雑文サイト」を作りたくてウェブサイトを始めたのだが、いつの間にか書籍の翻訳なんぞもやるようになってしまった。BigBang の人がそうかは知らないが、気楽に始めたブログでいつの間にやら大事に首を突っ込むようになる可能性はいくらでもある。原著者にメールを出すとき、yomoyomo と名乗って死にたくなる感覚を味わいたくなければ、もしくは公開質問状やらを出すことになったら、フォーマル用筆名を利用するのだ。これで少なくとも下らん難癖をつけられるのを回避できるだろう。
こういうのを卑怯呼ばわりする人もいるのだろうか。沢木耕太郎や山際淳司は「ノンフィクション作家」だが、二人とも筆名である。たとえ、彼らが駆け出しの頃だろうが、この二人に対して、本名を明かさないとお前の書くノンフィクションなど信じないと迫る人がいたか? 彼らよりブロガーが厳しい基準をクリアしなければならない根拠はあるか?
この手法にも何か名前をつけたほうがよいだろうか。真っ先に頭に浮かんだのは松永英明メソッドなのだが、ここでその名前を出すといきなり話がきな臭くなるので、それは保留して本エントリを終わりにする。
今週も『デジタル音楽の行方』的ニュースが多かったので、いくつか取り上げておく。
まずは Slashdot で知った代表的な音楽レコメンデーションエンジンの比較記事。
ワタシは恥ずかしながら Last.fm と Pandora しか知らなかったのだが、他にもいろいろあるのね。Last.fm は今夏に日本でもサービス開始とのことなので楽しみである。
機械的なレコメンデーションエンジンではなく、音楽メインの SNS も広がっている。しかし、レッドハットが参入したのは驚いた。
Boing Boing で、クリエイティブ・コモンズライセンスの音楽ファイルの Digg ライクなランキングサイトも知ったが(注意:このサイト、Firefox で見るとスクリプト上の問題がある)、これも人間によるレコメンデーションシステムですな。
Amazon.com が ProductWiki で Wiki を取り入れたと思ったら、今度は eBay がユーザの Wiki やブログの立ち上げを可能にしたとのこと。他にもタグや RSS、つまりは Web 2.0 シフトを強めているということか。
Amazon にしても eBay にしても、アメリカでは一般的なネットユーザの利用者が多いところにもどんどん Wiki は入りつつあるようだ。
本題から離れるが、eBay Wiki の About ページを見ると、Wiki のことを "What I Know Is" と説明しているね。
BitTorrent の作者としておなじみ Bram Cohen のブログで Tringo というゲームが紹介されていた。
ビンゴとテトリスをあわせたようなゲームとのことで、調べてみたらこれなんと Second Life の中で生まれたもので、アメリカでは昨年 GBA 用ゲームとして商品化されていた。
これだけでもすげーっと思うわけだが、huixingの日記によると Second Life からウェブプログラミングができるようになっているみたいで、そうなると Second Life 発のソフト開発自体広がっていくのだろう。
うーむ、なんだか頭がこんがらがってきたが(笑)、冗談でなく本当にこれが次世代の OS になったりして。
少なくとも『ちよろず。』 にあるように「ゲームと言うよりコミュニケーションのプラットフォーム」になっているみたい。
日本版のあまりの品揃えの悪さに足が遠のいていた iTunes Music Store だが、Jerryfish のベスト盤を買うついでに調べてみたら、David Bowie の以下のアルバムが900円で購入できるのをたまたま知る(以下、iTMS へのリンク)。
個人的に一番お勧めなのは、断然『Station To Station』。『Young Americans』には "Fame"(ジョン・レノン、カルロス・アロマーとの共作)、『Let's Dance』にはタイトル曲という全米一位シングルが含まれているが、アルバムの出来では『Station To Station』が上回る。
このアルバムの制作時、ボウイはコカインなどの薬物中毒真っ盛りで現場はかなり混乱したらしいが、そういう裏事情を微塵も感じさせないパワフルかつクールなファンクアルバムに仕上がっている(後のヨーロッパへの帰還を予感させるタイトルが彼らしい)。"TVC15" から "Stay" の流れは今聴いてもゾクゾクする。でもこれってちょうど30年前のアルバムなんだな!
しかし、「ダイエットが必要なボウイ」なんてものを見るとは思わなんだ。

Copyright (c) 2003-2011 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)
そのような場合は「大常です」と名乗られているのかと想像しましたが、違うのですね。
cchits感動しました。まさに、こういうのがあればCCな音楽も流行るかもしれないのに…と思いつつ、自分では何もやっていなかったので。ヒット数(というかリスナー)の獲得が課題でしょうね。
>Dorablueさん
ああ、梅田さんの本でありましたね。でも、新聞広告に名前が載ることはめったにないことですからねぇ。ワタシの場合、大分慣れましたが、親が親戚に当方の訳書を見せたという話を聞くと、未だ死にたくなります
>Dryadさん
うーん、「一般的な実名/匿名論争とは別の話」というのはその通りかもしれませんが、それを加味しても歌田さんの返信にはジャーナリストとしての誠実さが欠けるように思いました
BigBangさんがよほど特殊なポジションにおられる方でない限り、どういう社会的地位の方だろうが、当方の感想は変わりません
>BigBangさん
今になってみるとペンネームの重要さがわかるのですが、当方がウェブサイトをはじめた99年頃、自分が巡回していた文化圏からして平凡な名前を名乗るという発想がありませんでした。これからの人たちには悲劇を味わってほしくないという一心で書きました(大げさ)
>atsushienoさん
>>そのような場合は「大常ですが、違うのですね。」と名乗られているのかと想像しました
otsuneとメタotsuneを混同してますね。
冗談はともかく、cchitsのようなサイトによりCCな音源にアクセスが容易になり、評価システムの周りに市のようなものができ、せっかくデジタルなんですから派生作品なんかがどんどん生まれる好循環が生まれるとよいですね
当方は音楽を享受するばかりですが