YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

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2006-07-31

ドイツの人気ウェブアプリ紹介経由で今更知った「ドロップシッピング」ビジネス ドイツの人気ウェブアプリ紹介経由で今更知った「ドロップシッピング」ビジネスを含むブックマーク

Read/WriteWeb のエントリだが、基本的にはドイツも日本も変わらないのだなと思った。つまりは人気のウェブアプリとして挙がる、Q&Aサイト(人力検索)、動画・画像共有サイト、ソーシャルブックマーク、ソーシャルネットワーク……唯一これはと思ったのは、オンラインでTシャツのプリントを請け負ってくれるサービス spreadshirt だった。

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しかし調べてみたら、Read/WriteWeb のエントリで名前が出る spreadshirt や CafePress は「ドロップシッピング」として既に注目を集めている分野なのね。恥ずかしながら知らなんだ。

「・イラストレーターの日常」の「アフィリエイトとドロップシッピングのセミナー」を読むと、日本にも ClubT をはじめとしていくつかドロップシッピングサイトがあることが分かる。

これこそまさにロングテール的ビジネスだよな。『日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング』というズバリなタイトルな本も出ている。

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング

日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング

[][] ビートルズの『Revolver』発表40周年を記念した電子ブックがクリエイティブ・コモンズとして公開  ビートルズの『Revolver』発表40周年を記念した電子ブックがクリエイティブ・コモンズとして公開を含むブックマーク

今年の8月で、ビートルズのアルバム『Revolver』が発表されて40年になるそうだ。

Revolver

Revolver

ビートルズのアルバムの評価としては長年『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』が最高作とされ、『Revolver』はそれにいたる過渡的作品とされることが多かったが、『Sgt. Pepper's』の評価が相対的に落ちるにつれ、『Revolver』をビートルズの最高傑作として挙げる人も出てきた(確かポール・ウェラーとか)。

ワタシ的には、既にこのあたりからポール主導になっていたためそこまで好きなアルバムではない。もちろん "Here, There and Everywhere" をはじめとしてポールの楽曲はどれも優れているのだが、"Taxman" で始まり "Tomorrow Never Knows" で終わるのだから、もっとソリッドな印象のアルバムにできたのにと思ってしまうのだ。"Yellow Submarine" が入ってなければなぁ……

さて、Boing Boing で知ったのだが、Ray Newman という人が『Revolver』の制作などにまつわる話を二年かけて執筆したという電子ブックがクリエイティブ・コモンズライセンスで公開されている

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さあ、日本のビートルマニアよ、これを翻訳してください! ……と書こうと思ったが、残念なことに非派生指定がしてあるな。これだと原著者の許可なく勝手に翻訳を公開することはできない(翻訳自体は自由だけど)。

[] ローリング・ストーンズのライブが携帯電話で聴ける  ローリング・ストーンズのライブが携帯電話で聴けるを含むブックマーク

ビートルズと言えばストーンズ、というわけでもないが、BusinessWeek の記事によると、Cingular Wireless の契約者は7月28日にパリで行われたストーンズのライブが携帯電話で楽しめたとな。

もちろん正規のサービスであり、音源自体ミキシングボードから直接とられたものなので音質は良好とのこと。

いち早くライブのウェブキャストを行ったバンドもストーンズだったと記憶するが、ミック・ジャガーの商売人としての貪欲さには敬服する。

こうやってどんどん『デジタル音楽の行方』の方向に世界は進んでいくのですな。

[追記]ITmedia の記事によるとサービスを利用できるのは携帯電話に限らないようです

東京地下の未来異次元空間を写す西澤丞インタビュー 東京地下の未来異次元空間を写す西澤丞インタビューを含むブックマーク

これも Boing Boing 経由で知ったエントリ。東京ジオサイトプロジェクトなどは知っていたが、改めて画像を見ると圧巻としか言いようがない。

西澤丞によると撮影にはストロボすら使わなかったらしい。

Deep Inside

Deep Inside

[] 許されざる者  許されざる者を含むブックマーク

クリント・イーストウッドが本作で初の作品賞、監督賞を受賞したときのアカデミー賞は NHK の衛星放送で見ていたが、その年のアカデミー賞全体がイーストウッドのためのものだった印象がある。

つまり、『ダーティ・ハリー』に代表されるアクションスターの印象が強かったために映画監督として過小評価されていた彼もこのような最後の西部劇というべき作品を作ったのだから彼の長年の功績を称え……という感じである。

しかし、ご存知のようにイーストウッドは本作の後もヒット作をものにし、近年もオスカーの賞レースに加わっているのだから、強かというか映像作家としての見事な晩年である。

さて本作は、イーストウッドの師匠格にあたるセルジオ・レオーネドン・シーゲルに捧げられたウェスタンの傑作だが、素直に主人公に感情移入できる作品ではない。それに加え、登場人物の死の余韻のなさともったいつけた見せ場のなさに(リチャード・ハリス演じるイングリッシュ・ボブは例外だが、彼にしても見事に駒でしかない)ワタシはむしろ「神話」に近いものを感じた。

「神話」と書くと褒め称えているようだが、必ずしもそうばかりでもない。例えば『ミスティック・リバー』のような後味の悪さはないが、エンディングは少し拍子抜けだった。

seasidetownseasidetown 2006/08/01 23:00 あまり関係ないですけど、「団塊パンチ」2号にRevolverのタイトルについての考察が載っていました。いわく日本の警官の腰についた拳銃を見てタイトルが付けられたという説は間違っているとか。

yomoyomoyomoyomo 2006/08/01 23:19 「団塊パンチ」2号の話は、
http://d.hatena.ne.jp/ending/20060731
で読んでいましたが、そうした記事もありましたか。ちょっと本屋で探してみましょうかね

2006-07-27

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録白田秀彰『インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門』を追加。

本当はもっとじっくり感想を書きたかったのだが、いろいろ事情があり、それにどうしても時間が取れないので駆け足で書いてしまった。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その40  『デジタル音楽の行方』への反応 その40を含むブックマーク

40回目に達した『デジタル音楽の行方』への反応紹介だが、今回はほぅニュースより。

 月並みなまとめ方にはなりますが、インターネット等の技術を介して、音楽の流通や利用形態が、有形から無形、固定から移動(携帯)、間接から直接へとシフトしており、それに対応することの必要性・重要性が強く主張されているように感じられました。

そしてその先にあるのがこの本で語られる「水のような音楽」モデルなわけだが、TechCrunch に公開された「Amie Streetの新楽曲販売モデルは最高だ」を読んでもその方向に進んでいる現実を感じる。

最近の音楽業界では、大手レーベルがDRMフリーの音楽販売に向け順調に進んでいることを示唆するニュースが続いている。この前進/進化は避けられないものだし、その後はゼロに近いところまで価格が下がり、いずれはサービスもレベル(簡単&高速なダウンロード、ミュージックビデオやアルバムのアートワークを込みにする、など)に応じ販売するようなかたちに収まるが、それ以外は特筆すべきことは起こらない、というのが私の考えだ。

その避けられない前進にすら目を背ける日本の音楽産業は……といった話はもうしたくないんだけど……

[] オープンソースCMSを対象とした賞金5000ドルの賞  オープンソースのCMSを対象とした賞金5000ドルの賞を含むブックマーク

Slashdot 本家で知ったのだが、Open Source CMS Award というオープンソースCMS の振興を目的とした賞ができた模様。賞金が5000ドルというのが太っ腹だ。

オープンソースCMS と言いますと、ワタシは「より良いCMSを作る」という文章を訳しているわけだが、この文章で指摘されていた問題点はどこまで解消されているのだろうか。そしてそこから更に進んで「CMSがOSになる日」は来るのだろうか。

[7月29日追記]:Open Tech Press にインタビュー記事「Packt PublishingがオープンソースCMSアワードを告知」が公開されている。

[] 2ちゃんねるオカルト板の2006年度版百物語まとめWiki  2ちゃんねるオカルト板の2006年度版百物語まとめWikiを含むブックマーク

青山正明氏は名著『危ない薬』(asin:4887186398)において、ドラッグの作用はセットとセッティング(その人の状態と環境)により大きく変わるということを何度も書いている。怪談の作用もそれに近いのではないかと上記まとめサイトを読みながら思った。

何が書きたいかというと、一つ一つは大したことないと思いながら立て続けに夜中一人で読んでいるうちに相乗効果で怖くなってきて、いいオッサンが風呂に入るのが恐ろしいというのは非常に情けない話であるということだ。

[] すごすぎるブルース・ディッキンソン  すごすぎるブルース・ディッキンソンを含むブックマーク

Hotwire News(7月25日)を見ていてすごい記述に出くわした。

Iron Maiden のヴォーカリストBruce Dickinsonが、ボーイング757をキプロスへ飛ばしてレバノンの爆撃から避難していた200人の英国人を救出した。

そいつはでかした。さすがブルース・ディッキンソン……というか、お前、何者だよ!(笑)

半信半疑で Wikipedia の Bruce Dickinson のページを見たら、ちゃんとその件についての記述もある。しかし、それにしてもこのページ、量がハンパでなく、何か歴史的偉人のバイオみたいじゃないか。メタルファン、恐るべし。

彼の偉業を称え、カウベルを鳴らすとしよう。

[] 裏窓  裏窓を含むブックマーク

裏窓 [DVD]

裏窓 [DVD]

言わずと知れたヒッチコックの古典である。今観て面白いのだろうかとも思ったが、言葉を要さず映像で過不足なく描写するカメラワーク、押し付けがましくないユーモア、要所の映像効果などヒッチコックの魅力全開の映画だった。

何より本作はグレース・ケリーがとにかく美しく、彼女の表情や所作を見ているだけで幸せになれる。

他者の生活を覗き見むうちに深入りするという設定だけ聞くと不健康だが、時代背景というべきか一貫して大らかさを感じるし(第一、窓開けっ放しじゃんみたいな)、一見緩慢に見える展開もちゃんとリズムを成している。飼い犬を殺されたアパートの住人が叫ぶ台詞は、公開当時にしてもいささか白々しい感じはしたのではないかと思うが、それに対する反応も一つのキーになっている。さすがの一言。

しかし、主人公と犯人(?)との対決を経たエンディングに至っても、事件の核心は実ははっきりしていないんだけどね、この映画。

2006-07-24

オライリー・ジャパンからハック雑誌『Make』日本版が8月末に発売 オライリー・ジャパンからハック雑誌『Make』日本版が8月末に発売を含むブックマーク

今週末は時間が取れなかったので、本サイトの更新はなし。

さて、以前から何度か文章内で触れてきたハック雑誌 Make 日本版だが、遂にオライリー・ジャパンにもページができている。8月31日発売予定とのこと。

しかし……このページを読んでも、何の雑誌かよく分からんな(笑)

そのあたりがこの雑誌の難しいところだと思うが、HotWired の記事「ハイテク機器の自作・改造をアドバイス、『メイク』誌創刊」のほうが参考になるかも。

ワタシもほんの少しだけ貢献させてもらった立場の人間として、成功してほしいところである。

[] 『デジタル音楽の行方』への反応 その39  『デジタル音楽の行方』への反応 その39を含むブックマーク

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

arton さんの日記における白田秀彰さんの新刊『インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門』についての記述に、

P.193でいきなり『デジタル音楽の行方』が引き合いに出るところもちょっと唐突な感じ。

と『デジタル音楽の行方』の名前が出てきてびっくり。『インターネットの法と慣習』は編集者より献本いただき今まさに一生懸命読んでいる本なのだが、慌てて調べてみたらこのページは編集者の上林さんが付箋をしてくださっていた。

もちろんワタシも気になってはいたが、ざっと見て気付かなかったのだ。幹部候補生というウワサの上林さんのお心遣いにこの場を借りて感謝したい。そしてもちろん書名に出してくださった白田秀彰先生にも。

再度の愚痴になるが、デジタル音楽関係の以下のような記事を読むたび、オイラは「ほら、この本に書いてあっただろ?」と思ってしまうのだよね。

今週末は津田さんの「YouTubeコラムをNIKKEI NETに寄稿して思ったことなど」を読んで、アメリカにおける RIAA の訴訟についての『デジタル音楽の行方』の記述を思い出した。ミュージシャンにももちろん RIAA の訴訟を支持している人たちはいるが、そうでない一次クリエイターも多い。例えば Disturbed のデヴィッド・ドレイマンははっきり言っている。

アーティストからしてみれば、失せろってなもんだ。俺は奴らに守ってくれと頼んだ覚えはないし、奴らの保護なんか欲しくない(143ページ)

Pew Internet Project の2004年の調査によれば、調査を行なったミュージシャン/ソングライターの60%がRIAAの訴訟は自分達の利益になると思っていない。また、無料ダウンロードの影響について、ミュージシャンの37%はあまり影響がない、35%はむしろキャリアの助けになっていると回答している(『デジタル音楽の行方』144ページより)。

[][][] もうすぐ開かれるオライリーやウィキメディアのカンファレンスとそこで授与される賞の話  もうすぐ開かれるオライリーやウィキメディアのカンファレンスとそこで授与される賞の話を含むブックマーク

オライリーOSCON が今日24日から開催されるのだが、Google - O'Reilly Open Source Award の授賞式もあるとのこと。

この手のオープンソースに対する賞は他にもあるが、対象が開発者(プロジェクト)に限らないところが面白い。昨年は Best Communicator に Linux Journal の Doc Searls、Best Hacker に Ruby on RailsDavid Heinemeier Hansson が選ばれているが、果たして今年は誰が選ばれるのか。ネタ元は Google Code Blog

続いて、8月には昨年に続いて二度目となる Wikimania が開催される。Dave Winer も参加を表明していたが、今年もなかなか盛りだくさんな講演者&プログラムになっているようだ。

その中に Wikimania Awards というのがあり、音声、映像、画像を対象として優れたフリーコンテンツ(コピーレフトコンテンツ)に賞が与えられるとのこと。

この話のネタ元は Creative Commons blog だが、こうしたコンテストは他にもいくつか開催されている。日本でも新生クリエイティブ・コモンズ・ジャパンがやらんのかな。

[] デヴィッド・クローネンバーグがロケットブームに登場  デヴィッド・クローネンバーグがロケットブームに登場を含むブックマーク

先週は CNET に Amanda Congdon のインタビューが掲載されたりしたが、新生 Rocketboom にデヴィッド・クローネンバーグが登場してテクノロジーと映画の関係について冷静に語っていて驚いた。彼のような巨匠が登場するなんてすごいね。

クローネンバーグというと、代表作の『ビデオドローム』の廉価版がまもなく発売になる。Amazon だと例によって一割引。

ビデオドローム (初回限定生産) [DVD]

ビデオドローム (初回限定生産) [DVD]

また最新作にして全米批評家協会賞の監督賞を受賞するなど高い評価を得た、というよりワタシ的にはセックスシーンの演技指導のために役者達の前で妻と実演してみせたというニュースで「嗚呼、この人インテリ然としてるけど狂ってるなぁ」と再認識させてくれた『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の DVD の予約も始まっている。こちらは25%引き。

ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

[] 上手なインタビューVlogの作り方  上手なインタビューVlogの作り方を含むブックマーク

Rocketboom のインタビューを見ていて思い出したのが、『ウェブログ・ハンドブック』著者の Rebecca Blood さんのインタビュー動画シリーズ

こういうのがインタビュー型 Vlog の作り方の参考になると思う。つまり、聞きたい質問を5、6個程度に絞りインタビューイに喋ってもらい、そして一つの質問あたり2、3分になるよう編集する。そして一つの質問とその回答を一回分として配信する。

こうすれば一週間一つのインタビューでもたせることができるし、2、3分ぐらいがオーディエンスにとっても負担にならず興味をつなげる良い頃合だと思う。

ちょうど三島由紀夫のインタビュー動画を見て、ちょうど2分ぐらいが一つのことを語るのに良いのではないかと思った次第。

あとレベッカ・ブラッドさんは髪型が普通になってますな。

[] ワーナーが690円/980円のDVD再販キャンペーン  ワーナーが690円/980円のDVD再販キャンペーンを含むブックマーク

最近では三桁にならないと食指が動かないワタシもリストをチェックしてみたが、980円のほうにはあまり惹かれるものはなかった。強いて言えば『スーパーフライ』だが、これにしても故カーティス・メイフィールドによる傑作サントラアルバムで堪能すべきだと思う(とはいえ、CD のほうが DVD よりも高価な現実!)。

Superfly (1972 Film)

Superfly (1972 Film)

そして690円のほうだが、こちらはピーター・セラーズ最後の傑作『チャンス』やシドニー・ルメットの佳作『デストラップ/死の罠』などが入っている。この二作については690円(Amazon なら更に一割引)ならお得に違いない。

チャンス [DVD]

チャンス [DVD]

デストラップ 死の罠 [DVD]

デストラップ 死の罠 [DVD]

BrittyBritty 2006/07/25 12:30 ウィキマニア日本語メインページ(http://wikimania2006.wikimedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)もよろしくですの。

2006-07-20

個人サイトの続け方と終わり方 個人サイトの続け方と終わり方を含むブックマーク

先日調べものをしていて久しぶりに Sledge Hammer Web を閲覧したのだが、このサイトが更新を終了して一年経っていたことに気付き、しばらく動きが止まった。

Sledge Hammer Web の前川やくさんは、webやぎの目林雄司さん、プチ日記-R(Otearai Web)のステッグマイヤー名倉さんとあわせてワタシの中でビッグ3的存在だった。

一年前に Sledge Hammer Web が閉鎖したときは驚いた。実はワタシは過去のやくごよみをアンテナに入れていたため、そしてワタシの周り(飽くまで感覚的な表現)でこのサイトの更新終了を取り上げる人がいなかったため、しばらく事態に気付かなかったのだ。更新終了自体にも驚いたが、それ以上に周りでそれが話題にならなかったことに少し呆気にとられたものである。

ビッグ3と書いたが、一貫した文章の面白さを別とすれば三者三様である。前川さんはやるべきことをやり尽くし(『ホワイトカラーの道楽』は現在まで愛読書である)すっぱりと個人サイトから足を洗った一方で、林さんは自身のサイトを Movable Type で構築するスマートさを見せながらデイリーポータル Z で活躍を続け、そして名倉さんはまったくスタイルを変えることなくプチ日記を続けている。

ワタシははてなダイアリーを更新履歴ページとして利用してはいるが、本サイトは一貫して堂々たる Web 1.0 サイトである。でも、書く内容は大分変わったなと思う。そしてその間ずっとどこのコミュニティにも属せなかった。

今もサイトを続けているのは、恥ずかしいことに未だにもっと上手く書けるようになり、いつか多くの人に価値のある文章を書けるのではないかというほとんど妄想に近い未練があるからだと思う。

サヨナナの「個人サイトってむずかしいっすね」とおれはおまえのパパじゃないの「テラヤマオワタ\(^o^)/」を読んで、いつまで自分はこんなことを続けられるのかと思ったりもした。

セマンティック・ウェブ再訪とGoogle幹部の懐疑 セマンティック・ウェブ再訪とGoogle幹部の懐疑を含むブックマーク

神崎正英さんが IEEE Intelligent Systems の特集について「セマンティック・ウェブ再訪」というエントリを書いている。

以下のように不勉強な文章を書いている人間には参考になる。

さて、Slashdot 経由で知った Google exec challenges Berners-Lee という記事が面白い。

アメリカ人工知能学会のカンファレンスで人工知能とセマンティック・ウェブについての基調講演をした Tim Berners-Lee 卿に対して、現在 Google に在籍する Peter Norvig(当サイトの読者としては、「プログラミングを独習するには10年かかる」の原著者として馴染み深いかもしれないが、彼の専門は人工知能なのだ)が、Google の立場からセマンティック・ウェブに疑問を呈している。

  • サーバ設定ができず、HTML を書けない何百ものウェブマスターはセマンティック・ウェブという次のステップに進むのは難しい
  • 商用プロバイダが競合し、標準化に従わない
  • セマンティック・ウェブで人間の監視が少なくなると、Googleを欺いてページランクを上げバイアグラを売りつけるような連中に騙されやすくなる

彼が挙げる問題は別にはじめて言われる話ではないが、Norvig がはっきり Google の名前を出し、彼の見解が Google を代表しているように読めるのが興味深い。

WWW の父とのその後のやり取りは記事をご覧あれ。ZDNet Japan で日本語訳されるとよいのだが。

[追記]:ちょうどちょっとしたメモに「バーナーズ=リー vs. Google」というエントリが公開されている。これを読めば十分ですね。

[追記2]:CNET に記事の日本語訳が出ています。

[] 全米一の音楽雑誌「ローリングストーン」日本語版が帰ってくる(といっても昔を知らない)  全米一の音楽雑誌「ローリングストーン」日本語版が帰ってくる(といっても昔を知らない)を含むブックマーク

お笑いパソコン日誌で知ったニュース。今更なぁという感じは濃厚にするが、とはいえ腐っても鯛というか、出たら出たでやはり手にとってしまうのだろうな。

ワタシとしてはできるだけ本国版に近い形をお願いしたいのだが、日本版を手がけるのが「LEON(レオン)」をてがけた人たちということで何か思いきりヘンな味付けがされそうな予感。

記事にもあるように Rolling Stone 日本版は70年代にも刊行されていて……と言ってもワタシは読んだことがないのだが、その頃の表紙写真を見たい方は「君は『ローリング・ストーン』日本版を知っているか?」をご覧下され。

[] クリス・カニンガム待望の新作ミュージックビデオは……やはりホラーだった  クリス・カニンガム待望の新作ミュージックビデオは……やはりホラーだったを含むブックマーク

キモコワカッコイイ(そんな言葉ありません)ビデオを撮らせたら右に出るものがいないクリス・カニンガム待望の新作ビデオなのだが、まあ、観たい方は Boing Boing のエントリに動画へのリンクがあるので辿ってくださいな。

相変わらずのショッカーぶりであるが、何かこの芸風も定着してしまった観はあるな。でも、こうしたホラーな映像にバンド演奏を組み合わせるのは初めてかもしれない。

DIRECTORS LABEL から出ている彼の DVD が、現在 Amazon で22%引き。

DIRECTORS LABEL クリス・カニンガム BEST SELECTION [DVD]

DIRECTORS LABEL クリス・カニンガム BEST SELECTION [DVD]

岡田斗司夫の予言通り、「ワビ・サビ・モエ」は国際語になっていた? 岡田斗司夫の予言通り、「ワビ・サビ・モエ」は国際語になっていた?を含むブックマーク

非常に話題になったニュースだが、個人的には外人さんが嬉しそうに語る「ワビ・サビ・モエ」の画像に驚愕した(でも、これ元ネタの2ちゃんねるロシア版に関係あるの?)。

この「侘び・寂び・萌え」の発案者は森川嘉一郎だが、これが国際的な流行語になると断言したのが岡田斗司夫という話は、「侘び寂び萌えの誕生」をご覧あれ。

さすが、オカダ・イズ・ファット。

2006-07-18

yomoyomo2006-07-18

[][] YAMDAS更新、もしくははてなについての文章二連発  YAMDAS更新、もしくははてなについての文章二連発を含むブックマーク

コラムライブラリ明日はてなに吹く風は明日近藤さんが見る空はを追加。

二本一挙公開で、両者は名前が対になっているが、読めば分かる通りはてなという題材以上の接点はない。

前者の文章は、先月近藤さんとメールのやり取りがあった(後者の文章の冒頭に触れられているものですね)ときに書こうと思ったことをまとめたら長くなったのでサイトで公開しようかなと思っていたら、米国進出のニュースがあり後者の文章を書いたという次第である。

後者の文章の冒頭で Seahorses の "Love Me And Leave Me" の歌詞を引用しているが、これを引用するのは二度目で、といっても誰も覚えていないだろうからさっさと書くが、前回は「はてなブックマークで振り返るYAMDAS Projectの2005年」である。

このときも今回引用した部分にしようかと思ったが、あまりにもあからさま過ぎる、いずれまた機会があると思って思いとどまった経緯がある。そして、今回その機会が来たわけである。結果として、先にも後にも絶対に書かないないようなことも書いた。

はてなブックマークで振り返るYAMDAS Projectの2005年」に掲載している写真は昨年12月のはじめに撮影されたものだが、ITmedia インタビューによるとこの翌週の渡米のとき、近藤さんは今回の米国進出を決意したことになるようで、最後に近藤さんにお目にかかったときに考えたことを思い出していささか感慨深い。

[] 世界中の皆に伝記をWikiで提供するWikiBios  世界中の皆に伝記をWikiで提供するWikiBiosを含むブックマーク

「我々の信条は単純:伝記を書くのに値する人生を送るのに有名人になる必要なんてない」とのことで、自分で書くだけでなく複数人の友人をひきこんで知り合いに伝記を書かせるサービスを行っている。

しかしなぁ、こういうのは実名を知られてもロクなことはないという認識が一般的な日本では無理なんだろうなぁ、と思った。

ネタ元は Micro Persuasion

[] 500円一つで青空文庫のすべてが手に入るCD-ROM発売  500円一つで青空文庫のすべてが手に入るCD-ROM発売を含むブックマーク

ちくしょー、『インターネット図書館 青空文庫』の読書記録を書いたばかりなのにこんな CD-ROM が出るなんて。しかもこっちには坂口安吾の作品が入っている。

いや、でも素晴らしいことである。Windows だけでなく Mac にも対応しているし。

問題は専用ビュワー azur の出来だな。

[] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊を含むブックマーク

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

大分前に実家のケーブルテレビで観た記憶はあるが、DVD でちゃんと観たのははじめて。

改めてみると『マトリックス』シリーズに与えた影響の大きさを感じる。もっともそんな有名作の名前を挙げてゲタを履かせなくてもアニメーションとして一級品だが。

ワタシなどはバドーの視点から見てしまうのだが、彼の草薙素子に対する想いを伝えられないもどかしさ、伝えてもぷいっとかわされてしまう情けなさなんてのは『マトリックス』などにはないものですな。

今日のガセネタ(インサイター風) 今日のガセネタ(インサイター風)を含むブックマーク

インサイターの真実一郎さんと半休眠ぶろぐの真実一郎さんは別人。

いや、これはガセではないです。真実一郎さんに伺って確かめました……って、どっちの!?

2006-07-17

[] ポール・グレアムWeb 2.0を語るインタビュー日本語訳  ポール・グレアムがWeb 2.0を語るインタビュー日本語訳を含むブックマーク

Technical KnockoutWeb 2.0についてのインタビューを追加。Paul Graham の文章の八木の野郎による日本語訳です。

はい、こないだ紹介した Paul GrahamInterview About WEB 2.0 の日本語訳なのだが、ご注意いただきたいのは翻訳したのはワタシではなく、八木の野郎である(ワタシは数箇所手を入れただけ)。

なぜヤツもサイト持ってるなくせにワタシのサイトで公開するのかというと、「これ面倒くさいのでyomoサイトで公開してよ。」とのことです……って、コロスぞ、こら! ただインタビューがとても面白いので、今回だけの特例として載せさせてもらった。

例によって原文をコメントアウトしているので誤記、誤訳の指摘は歓迎だが、あて先には必ず八木の野郎を含めたほうがよいでしょう。

2006-07-13

[][] 星になったクレイジー・ダイアモンド  星になったクレイジー・ダイアモンドを含むブックマーク

Madcap Laughs

Madcap Laughs

Barrett

Barrett

今回はAmazon980円劇場特別編として、先日死去したシド・バレットのソロ作二作。

正直に言えば普通のロックファン、ましてやフロイドに詳しくない人に、ワタシはシドのソロ作をオススメはしない。彼のオリジナルアルバムは二枚遺されたが、二作とも既に精神を病んでからの作品であり、何も知らないリスナーが聴いて存分に楽しめる音とは思えないからだ。

彼は世界最大のロックバンドだったピンク・フロイドのギタリスト&ボーカリストにして初期のリーダーだった。デヴィッド・ボウイなどシド時代こそが自分にとってのフロイドだと発言したことがあったと記憶するが、これもワタシの評価とは異なる。やはり、ワタシにとってのフロイドは、『原子心母』(asin:B000057PCF)以降の世界的ロックバンドとしてのフロイド、つまりシドなき後バンドを継いだロジャー・ウォーターズが本領を発揮するようになった後のフロイドなのだ。

シド在籍時のフロイドは美しい。美しいが、聴いていて長続きする音楽ではないなと思う。とはいえ、こんな形でシドが隠遁生活を送らなければならなかった必然などないはずだ。シドが死んだからといって、現在のロックシーンに何の影響もない。それでも、彼の十全に発揮できなかった才能とあまりにも長い余生を思うとやはり悲しい。

『ROCK GIANTS 70’S』(asin:4947599243)に収録された長文ルポ「シド・バレットを探して」を読むと、バンドからシドを解雇するよう最も強行に主張したのはロジャー・ウォーターズらしくて少し後味が悪いが、仕方なかったと思う。自分が同じ立場でも、同じことを主張しただろう。

かくして後のフロイドは、狂ってしまったシド・バレットという影を背負って活動することになる。ロジャー・ウォーターズはそれから逃げることなく『Dark Side of the Moon』(asin:B000002U82)という『狂気』なる邦題通りのテーマを持ちながら15年以上ビルボードアルバムチャート200に残り続けるというモンスターアルバムに結実させた。

しかし、ロジャー時代のフロイドとシドを語る上で欠かせないのは『Wish You Were Here』(asin:B000024D4S)だろう。このアルバムに収められた "Shine on You Crazy Diamond" や "Wish You Were Here" が誰のことを指しているのか書くまでもない。このアルバム制作時、ぶくぶくと太り禿げた、かつての美男子ぶりから変わり果てた風貌のシドがふらりとスタジオに訪れたという伝説がある。あまりにも出来すぎていて信じがたいのだが。

出来すぎた話といえば、昨年のライブ8では、裁判闘争を繰り広げるなど長年に渡り犬猿の仲だったロジャー・ウォーターズとデヴィッド・ギルモアが同じステージに立つ場面もあった。このリユニオンはライブ8のハイライトの一つと言われたが、率直に言ってワタシはライブ8というイベントが嫌いだし、その首謀者であるボブ・ゲルドフが嫌いだし、こうした再結成ものも好きではない。ので、ライブ8の映像も未だ観ていない。しかし、シドの名前を挙げてあの二人が "Wish You Were Here" を歌ったという話を聞いたとき、リユニオンが実現してよかったじゃないかとちょっと思ったりもした。

How I wish, how I wish you were here
We're just two lost souls swimming in a fish bowl, year after year
Running over the same old ground
What have we found
The same old fears
Wish you were here

60年という短い人生とその半分以上を占めるあまりにも長い余生。

[] 日経ITProのAstetrisk連載  日経ITProのAstetrisk連載を含むブックマーク

日経 ITPro に高橋隆雄氏による Astetrisk についての連載があるのを今更知る。

書籍は高橋さんの本とオライリーの訳本が揃ったとはいえ、日本語の解説記事が圧倒的に不足している現状なのでこれはありがたい。後でゆっくり読ませてもらおう。

[] 「プロジェクト源氏物語」始動  「プロジェクト源氏物語」始動を含むブックマーク

mommoo で知ったのだが、「プロジェクト源氏物語」というのが始まっている。

これは面白い。末永くプロジェクトが続き育つことを祈りたい。

ポール・グレアムWeb2.0について語る ポール・グレアムがWeb2.0について語るを含むブックマーク

ポール・グレアムは以前にもそのものズバリ Web 2.0日本語訳)という文章を書いているが、Web 2.0 についての本を書いている人のインタビューを受けている。

とりあえず週末にでもじっくり読むことにするが、それまでに誰か日本語訳を公開してくれるとありがたいな(笑)

しかしなぁ、何もインタビュワーも先走って Web 3.0 なんて口走らなければいいのに。

[] ヴィスコンティの遺作『イノセント』のDVDが遂にリリースされる(でも二ヶ月以上先)  ヴィスコンティの遺作『イノセント』のDVDが遂にリリースされる(でも二ヶ月以上先)を含むブックマーク

イノセント 無修正版 デジタル・ニューマスター [DVD]

イノセント 無修正版 デジタル・ニューマスター [DVD]

以前、日本盤 DVD がリリースされていない映画特集という企画をやろうとしたことがあり、その草稿を久しぶりに眺めながら検索をかけてみたら、ルキノ・ヴィスコンティの遺作『イノセント』が DVD 化されることを知る。

しかし、発売は二ヶ月以上先なんだよな。Amazon のカスタマレビューを見ると、同じ感想を4月に書き込んでいる人がいて、どういう制作体制なんだと思ったりもする。それでも今だと25%オフなので予約しておいて忘れた頃に届くというのも一興。

『イノセント』制作時にはヴィスコンティの体調も相当悪く、車椅子に座って演出をしたという話をどこかで読んだ覚えがあるが、映画は存分に色気に満ちており、そうした舞台裏をまったく感じさせない。

主題的にはこれもヨーロッパ貴族的敗北というヴィスコンティが一貫して描いてきたものだが、本作は正に終わりの終わり。主人公が妻の服を脱がせながら堕胎を迫る場面など脳みそが痺れるような快感を覚えたもので、そうした意味でワタシにとってこの映画は谷崎潤一郎の『瘋癲老人日記』や Velvet Underground の "Some Kinda Love" と同列にある。

fumi2007fumi2007 2006/07/14 11:13 プロジェクト源氏物語のmommooです。はじめまして。当Wikiサイトを紹介していただき、たいへん光栄に思います。ありがとうございました。特にライセンス方面など、わからないことも多々ある中での見切り発車です。できれば当サイトのフォーラムなどで忌憚のないご意見をお聞かせくだされば幸いです。

yagitoshiroyagitoshiro 2006/07/16 02:28 酔った勢いでmixiに。>ポール・グレアム

yomoyomoyomoyomo 2006/07/16 10:09 見ましたが、もうそのまま公開できるレベルじゃないですか。あれで半分ぐらいですかね

yagitoshiroyagitoshiro 2006/07/17 02:23 もう眠いから誰かあと一行やってくれ。

yomoyomoyomoyomo 2006/07/17 02:37 Done.

2006-07-10

[][] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録野口英司編著『インターネット図書館 青空文庫』を追加。

予想以上に面白かった本だが、周辺の話もいろいろ織り込ませてもらった。

[] 音楽産業のロングテールとニール・ヤングの偉大な仕事と誤った認識  音楽産業のロングテールとニール・ヤングの偉大な仕事と誤った認識を含むブックマーク

『デジタル音楽の行方』の訳者あとがきにも書いたが、この本を訳していて、「ロングテール」理論との親和性を何度も感じた。それを裏付けるように、本家 Chris Anderson が Wired に The Rise and Fall of the Hit という音楽産業のスターシステムの終焉とニッチ市場の意義についての文章を書いている。

そして、既存の音楽産業から多様性が失われているという話についても関係する話があって、Neil Young が衝動的に『Living with War』というアルバムを作り、ネット公開後リリースしたが、そのときに「若いプロテストシンガーが現れるのを待っていたが、ちっともそういう気概のある奴が出てこないので自分で作った」といったコメントを出していた。

それに対して Stephan Smith が二つの文章で反論している。

大雑把に主張をまとめると、プロテストシンガーはいっぱいいる(例えばオレ)けど、そうした人の音楽は企業により統制されるメインストリームのラジオでは絶対かからないし、メジャーレーベルと契約もできないからニール親父の耳に届かないんだよというもので、ワタシはニール・ヤングの衰えない活動には常に敬意を払っているし、確か『デジタル音楽の行方』のアーティスト訳注でも最も長い行数を費やした記憶があるが、現状認識としては Stephan Smith のほうが近い。

しかし、彼にしてもニール・ヤングにしても頼る先としてインターネットがあるという認識は同じで、レコード産業の死は音楽産業の死ではないと書く『デジタル音楽の行方』につながるわけである。

それはともかく、『Living with War』については全曲の日本語訳を公開しているページがあるのでそちらを参照いただきたい。

Living With War

Living With War

[] ウィキペディアン(うち一人日本人)へのロングインタビュー  ウィキペディアン(うち一人日本人)へのロングインタビューを含むブックマーク

WikiAngela で知ったインタビューだが、このインタビュー内容が Angela Beesley が WikiSym 2006 で行う基調講演につながるみたい。

インタビューイの一人は Kizu Naoko さんという日本人の方で、それは別としてもこれだけ長いインタビューは貴重である。しかし……この方が言われるほど Wikipedia 日本版はしっかりした編集体制かしら(笑)

最近では Wikipedia 管理側と対立した Sam Vaknin という人が The Six Sins of the Wikipedia という文章を書いているが、実際どうなんだろうね。

[追記]:Slashdot 本家にストーリーができている。

安吾Tシャツほしい! ……と書くともれなくはてなスタッフ(中略)という仕組みはありません。 安吾Tシャツほしい! ……と書くともれなくはてなスタッフ(中略)という仕組みはありません。を含むブックマーク

朝日新聞の記事は確か時間をおいてウェブから消えるはずなので、こちらをリンクしておく。

正直言ってかなり欲しいぞ、安吾Tシャツ。しかし、「堕落バッチ」は勘弁してくれや。

今年は坂口安吾生誕百周年にして没後半世紀経ち、著作権切れになるという記念すべき年なのだが、同時に安吾が「堕落論」「白痴」という傑作を立て続けに発表(それぞれ『新潮』の昭和21年4月号と6月号)して60年になる。以前にも引用したことがあるが、この二作について奥野健男は、

この二作は、敗戦の混迷の中にいた日本人、特に青年たちに雷(いかずち)のごとき衝撃を与えた。ぼくたちはこの二作によって、敗戦の虚脱から目ざめ、生きる力を得たといっても過言ではない。

とものすごい勢いで書いている。個人的には「堕落論」よりも「白痴」のほうが好きだ。

 その家には人間と豚と犬と鶏と家鴨(あひる)が住んでいたが、まったく、住む建物も各々の食物も殆(ほとん)ど変っていやしない。物置のようなひん曲った建物があって、階下には主人夫婦、天井裏には母と娘が間借りしていて、この娘は相手の分らぬ子供を孕(はら)んでいる。

という冒頭に感じた何じゃこりゃが、気がつくとあわあわあわという読み継ぎ、終いには頭を吹っ飛ばされたような衝撃を受けていた。小説から受けた衝撃という意味では、これが最大のものだったと思う。大学時代はこれを何度も何度も読んだため、最後の「女の眠りこけているうちに女を置いて立去りたいとも思ったが」以降が暗唱できるようになっていた。まあ、バカですね。

要するに何が言いたいかというと、google:偉大なる落伍者で検索してワタシのサイトのバカ対談がトップにくるようじゃダメですよ、ということだ。

[] ルー・リードのソロ初期作が紙ジャケに  ルー・リードのソロ初期作が紙ジャケにを含むブックマーク

ラインナップを見ると、ほぼ70年代初期〜中期の第一期 RCA 時代のものですな。

コストパフォーマンスが良いとは言えないが、彼のような言葉が大きなウェイトを占める人の場合、日本盤のほうがよいだろうし、これは良い機会だと思う。

この時代の作品だと『ベルリン』(asin:B000GG4ZSQ)が圧倒的だと思うのだが、詞、サウンドともルー親父にしては異質な部類に入るので、はじめての人に一枚勧めるならやはり『トランスフォーマー』になるのかな。

ロックの名盤に選ばれることの多い一枚だが、ワタシは昔からこのアルバムはそれほど好きではない。でも、デヴィッド・ボウイのプロデュースによる代表作には違いない。

「サテライト・オブ・ラブ」における光沢を帯びたコーラスなどいかにも当時のボウイらしいが、ワタシはそれよりも「ヴィシャス」の痙攣ギターや「ワイルドサイドを歩け」で二本のベースを使ったアレンジなど当時のボウイの片腕だったミック・ロンソンの才能が活かされたプロダクションを評価している。

考えてみればこのアルバムには90年代に入ってから再評価された「パーフェクト・デイ」も入っているわけで、やはり良いアルバムじゃないか(笑)

それはともかくとして、元記事における、

『無限大の感覚』は発売25周年の際、リード自らがリマスターを施した音源を採用しています

というのはギャグにしか思えないのだが。あのギターノイズのみで構成される Metal Machine Music をリマスターしたって何がどうなるもんでもないだろうに、実際ルー親父はどんな作業をしたのだろう。

BrittyBritty 2006/07/11 14:56 インタビューの中の人です。いってないことは書かれていませんが、量は大幅に削られていますね。ご指摘の点は、(放っておいてうまくいかないのは自明で)そこを食い止めるために中の人は何をしているかという視点で語っていたつもりですが、人の目からみればそれでも楽観的にみえるかもしれません。課題や問題については、インタビューの途中で休暇に出た人がいるので、あまり語られていないという事情もあるのですが、これは proceeding に載る前に追加があるかもしれません。ないかもしれません(昨日休暇中の人と話したらベネチアで船にのってるといってた)。

yomoyomoyomoyomo 2006/07/11 22:05 コメントいただきありがとうございます。大量に削られたというのは残念ですが、こうしたインタビューが公開されることには大きな意義があると思います。
あとやはりWikipediaもこれだけの規模になりますと、楽天的でないとすぐに消耗しきってしまうでしょうから運営側はそれがよいのでしょうね。

2006-07-05

[] フィリップ・マーロウのすべってる話  フィリップ・マーロウのすべってる話を含むブックマーク

実に二年以上のブランクを破っての「世界文学全集」第三回目は、レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』である。

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

この作品に関しては何度も(裏表紙にあるように)「畢生の傑作」と書いてきたので今更こんなことを書くと意外に思われるかもしれないが、畢生の傑作である。ロバート・アルトマンによる映画版は、原作を見事に崩した佳作でこちらもお勧め。

さて、チャンドラーの文体には気取ってるといった批判があり、それに対してはワタシはむきになって反論するわけだが、「章の終わりごとに警句じみた一文をひねり出そうとする」というのは、例えば以下のようなものを指しているのだろう(515ページ)。

 私たちは別れの挨拶をかわした。車が角をまがるのを見送ってから、階段をのぼって、すぐ寝室に行き、ベッドをつくりなおした。枕の上にまっくろな長い髪が一本残っていた。腹の底に鉛のかたまりをのみこんだような気持ちだった。

 こんなとき、フランス語にはいい言葉がある。フランス人はどんなことにもうまい言葉を持っていて、その言葉はいつも正しかった。

 さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ。

でも、常にこうではないのだ。リンダ・ローリングから彼女の父親である億万長者のハーロン・ポッターに会うよう要請される場面では、以下のように章が終わる(311ページ)。

 私は立ち上がって、デスクごしにからだをのり出した。「あなたはときどき、とても可愛くなる。ほんとですよ。ピストルを持っていって、かまいませんか」

「としよりが怖いんですか」

「怖がってはいけないんですか。あなたは怖いんでしょう」

 彼女は深い呼吸(いき)を吐いた。「ええ、怖いわ。むかしから怖かったわ。どんなことをするか、わからないんですもの」

「ピストルを二挺持ってった方がよさそうだ」と、私はいった。そして、いわなければよかったと思った。

おおっと、余計なことを喋ってしまって後悔している。マーロウがすべってしまっている!

これは確かに珍しい事態だが、何もチャンドラーは気まぐれでマーロウをすべらしているのではあるまい。やくざ者や警官を相手にするのは慣れているが、謎な億万長者という自分に縁のない存在にマーロウが感じる緊張を思わず喋り過ぎさせることで表現しているのだ。

こうしてみると、通常営業時においてもチャンドラーは「警句じみた一文をひねり出そうとしている」わけでなく、それは探偵という後ろ暗い稼業と折り合いをつけるためにマーロウが必要とする内的迂回を言葉で表現しているのだとワタシは思うわけである。

以上が、前回「次回はもう少しマジメに書きます」と書いたとき大体頭の中にあった文章なのだが、それを完成させるまで二年以上かかるなんて頭がおかしいに違いない。

あと、この『長いお別れ』が村上春樹訳で出るというのは本当だろうか?(追記:本当です

マイクロフォーマットが目指すものはセマンティック・ウェブとは違うのか? マイクロフォーマットが目指すものはセマンティック・ウェブとは違うのか?を含むブックマーク

microformat という言葉はもちろん以前から何度も耳にしていたが、よく理解していなかったので個人的にとてもためになった。

しかし……これを読んで思ったのは、「でもそれってセマンティック・ウェブでは?」という疑問である。

調べてみると、案の定神崎正英さんが「Microformatの先へ」というエントリを書いていた。

既存フォーマットを活用するというmicroformatの考え自体は悪くないが、下手をすると関係者間でしか意味が通じない語彙が量産されて、逆ネットワーク効果を生み、ウェブが分断されかねないというのは、ぜひ念頭に置いておきたいポイントだ。

というのはぜひ念頭に置いておきたいポイントだ(繰り返してどうする)。世界はセマンティック・ウェブを受け入れる準備ができているとのことだが、現実はどのように進むのか。

もちろんワタシには分かりません。

[] アンジェラ・ビーズリーがWikimedia財団の理事を辞任  アンジェラ・ビーズリーがWikimedia財団の理事を辞任を含むブックマーク

Jimmy Wales がインタビューなどでポロっと喋ったことがニュースになる状況は好ましくなく、Wikimedia 財団の理事会を中心とした集団運営体制がうまく回るかどうかが重要だと以前から書いているが、Angela Beesley が理事会を辞任してしまった。

理由はいろいろあると書きながら、詳しいことは明らかにしていないが、これが Wikimedia 財団の運営に失望した結果なら悲しいな。

[追記]:Angela Beesley はこれを機にブログも移転した。

[] ブッシュ大統領がU2の"Sunday Bloody Sunday"を歌い上げるリミックス動画  ブッシュ大統領がU2の"Sunday Bloody Sunday"を歌い上げるリミックス動画を含むブックマーク

こんなものよく作るよなぁ。ここまでやるとは見事の一言。

ネタ元はオライリー・ジャパンの編集者……と書きたいところだが、ワタシだって O'Reilly Radar は読んでいるのである(笑)

「うまみ(Umami)」が国際語であることを今更知る 「うまみ(Umami)」が国際語であることを今更知るを含むブックマーク

Rebecca Blood さんのエントリで UMAMI Information Center なるものを知る。

「うまみ」が Umami としてそのまま国際語になっていたのか! でも、「うまみ情報センター」ってすごいな。

Wikipedia でも「うま味」が項目になっているが、調べてみると日本うま味調味料協会というのもあった。ほぅ。

2006-07-02

[] 日本版がある著名な海外ブログをまとめてみた  日本版がある著名な海外ブログをまとめてみたを含むブックマーク

先月 TechCrunch に日本版ができて、これはありがたいと思ったわけだが、考えてみればそうした海外の有名ブログで日本版が存在するものは他にもあり、ワタシはその多くを購読している。やはり日本語で読めるのは時間の節約になる。

ちょっと気になったので、公式、非公式を問わず海外のブログを翻訳公開しているサイトの一覧を以下にまとめてみる。絶対抜けがあるだろうから気づいた方はコメント欄なりメールなりで教えてください。というか、それを知りたいというのが裏の主眼だったりするのだが。

技術ニュース系ブログ

あれ、これだけか? 参入の余地は多いにあると思う。

[7月8日追記]:元々東京をベースに活動しているブログなのでこれは少し例外的だが、PingMag日本版がある。

[7月31日追記]:Gizmodo の日本版が登場しました。あとこれは分類が微妙ですが、eHub の日本版もありました。

個人ブログ

やはりブログは基本的には個人のものだ。このカテゴリが一番数が多い。定期コラムの類を含めると膨大になるので、ここでは割愛させてもらった。

CNET Japan の編集ポリシーには疑問を感じることが多々あるしそれについては以前から何度か書いているが、闘う法学者ローレンス・レッシグのブログの翻訳を継続していることには敬意を払いたい。

先日これの書籍版の案内メールが Amazon から届いた。今月発売とのことで、ようやくご本尊の登場である。

The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More

The Long Tail: Why the Future of Business is Selling Less of More

そのまま『Joel on Software』として書籍化されたことからも分かるように、並みのブログとはエントリ毎の質が違う。あと日本語訳は現在は翻訳用 Wiki のほうが主な舞台になっている。

アジャイル方面で知らない人はいないマーティン・ファウラーの Bliki(blog と Wiki の良いとこどり)だが、日本版には著者によるお茶目なサインが掲載されている。さすがに訳者の児玉さんは「ブーン」はやらせなかったとみえる。

日本版は以前は本人が書いていたが、後に他の人による翻訳に移行した模様。現在は wisdom Blog のほうが主のようだが、やはり更新頻度は低い。

技術系以外のブログで当方が知るのはこれだけである。もっとも日本版のほうはサイト作成にブログツール、サービスが利用されていない。書籍版にも邦訳がある。

『いま、イラクを生きる』という書籍版の続編も刊行されるとのこと。

企業運営ブログ

個人ブログの枠に入れるべきかもしれないが、やはり企業ブログの代表として Sun の CEO であるジョナサン・シュワルツのブログをまず挙げたい。

翻訳も日本のサンの有志が行っている模様。

あと最近では企業ニュースサイトが内部にブログを抱えることが多くなった。日本ではITmedia オルタナティブ・ブログあたりが代表だが、ZDNet は日米ともこれを行っている。

両者の違いとして、本国版はブログ構築に WordPress を利用しているのに、日本版は Movable Type を採用していることがある(参考:Rauru Blog - Movable Type の落日)。

本国版のブログで日本語に訳されているのは以下の四つ。

しかし、ワタシは ZDNet Japan に強い不満がある。Between the Lines が特にそうだが、長めの力の入ったエントリに限って翻訳されない。はっきりいってこれでは何の意味があるのか分からない。

[7月3日追記]id:kozai さんから Skype 公式ブログが抜けていることを指摘いただきました。内容的には日本独自編集ですね。

[8月2日追記]ZDNet Japan では、以下のブログの日本版も開始している。

ポッドキャスト、Vlog

これは一つしか浮かばなかった。

考えてみればポッドキャスティングの翻訳は実質不可能に近いような(何より喋りの魅力が大方失われるわけで)。そうした意味でロケットブームはよくやっていると思う。これに続く企業がでてくるかどうか。

独自編集の日本版があるブログ

日本版という位置づけだが、内容は日本独自というもの。

もっとも /.J は総じて質的にアレなので、Traiss で本家の RSS の翻訳を読んだほうが有用なことも多い。

さて、こうしてリストにしてみて思ったのだが、Life Hack 系ブログの日本語版がなく、こないだできた ITmedia Biz.ID はそのあたりが狙い目……と思ったら既にやっていた。さすがである。今はまだ他の記事の間にぶちこまれている感じで雑然としているが、いずれ解消されるだろう。

kozaikozai 2006/07/02 20:28 企業BlogならばSkypeもお忘れなく。
>/.J は総じて質的にアレなので
ホホウ…

elfelf 2006/07/03 12:13 どちらかというと「日本」というより「日本語」ですよね

yomoyomoyomoyomo 2006/07/03 13:11 >企業BlogならばSkypeもお忘れなく。
何か抜けていると思ったら、Skypeのブログがありましたね。後で追加します。
id:yokotanさんありがとうございました。

yagitoshiroyagitoshiro 2006/07/03 14:49 これとかは? http://ja.reddit.com/

yomoyomoyomoyomo 2006/07/03 15:10 redditそのものがブログというわけではないからねぇ

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