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WIRED VISIONブログ第16回公開

WIRED VISION ブログに「2007年の連載を振り返る」を公開。

四ヶ月あまりだが、今年書いた WIRED VISION ブログのフォローアップである。

あとこれに入れ込めなかった話をここに書いておくと、瀧口範子さんの新たな広がりを見せ始める「CCマーク」におけるクリエイティブ・コモンズと営利経済の関係の話。

先週サンフランシスコで開かれた5周年記念パーティー行ったのだが、おもしろいなあと思ったのは、「CC」マークがついたコンテンツをうまく寄せ集めて、けっこうユニークな売り物になるコンテンツや書籍を作ろうとしている人々がいるということである。(中略)この場合は「CC」コンテンツを独自の視点でアグリゲートする、その視点で勝負しようというもの。

これを昔近藤さんに、ダイアリーをはじめとするはてなのサービスを CC 対応にする利点として力説したのがこれなのだが、言葉に説得力がなかったのかピンとはきてもらえなかった。ケータイという巨大プラットフォームから生まれた小説が、質はどうであれ軽くベストセラーになるように、CC コンテンツの巨大プールができれば、そこから商品などいくらでも生み出せるし、それがはてなのブランド力を高めることにもなる。

しなもんにガブリと噛まれたいんですよ!」と目を血走らせながら迫るんじゃなく、俺がその編集をやるから……と生臭い話を一緒にしていれば、近藤さんももう少し身を入れて聞いてくれたのかもしれない、と今になって思う。

2007年に書かれた最も優れた技術系エッセイがウェブで読める

The Best of Technology Writing 2007

The Best of Technology Writing 2007

この本については今年のはじめに取り上げているが、今年の編者はスティーブン・レヴィである。

実は本を買わなくても、digitalculture.org において、全エッセイが公開されているので、読みたい方はそちらからどうぞ。

編者のレヴィをはじめとして、Kevin Kelly や Aaron Swartz といったなじみのある面子に混じって The Onion の記事が入っているのが楽しい。

ほらね、全部ウェブ上で読めたって本としてパッケージ可能なんだから。

プレゼン&ドキュメント公開・共有サイトHandsOut

紹介するのが遅れてしまったが、プレゼン資料やドキュメントを公開、共有する handsOut が始まっている。

screenshot

この手のサービスでは SlideShare が知られるが、Okdt BLOG のエントリを読むと、その意義、TechStyle にとっての重要性がよく分かる。

一点指摘。そのエントリに貼られている岡田さんのプレゼン資料を見ていて気づいたのだが、Wikinomics の原書が出たのは2004年でなく2006年である。

円谷英二の研究本がアメリカで刊行されている

Eiji Tsuburaya: Master of Monsters: Defending the Earth with Ultraman, Godzilla in the Golden Age of Japanese Science Fiction Film

Eiji Tsuburaya: Master of Monsters: Defending the Earth with Ultraman, Godzilla in the Golden Age of Japanese Science Fiction Film

Boing Boing で知ったのだが、円谷英二の研究本がアメリカで刊行されている。

著者の August Ragone は20年以上にわたり日本映画やポップカルチャーについて書いてきた人なようで、調べてみたら Henshin!Online が彼のサイトのようだ。

これを見るだけで彼がどれだけ日本の特撮ものが好きか伝わってくる(ヘンシン! オンライン、だもん)。好きが嵩じて今回の書籍につながったのは間違いなさそう。すごいね。

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