YAMDAS現更新履歴

このページは YAMDAS Project の更新履歴ページです。

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2009-06-29

『Make: Technology on Your Time Volume 07』発売 『Make: Technology on Your Time Volume 07』発売を含むブックマーク

『Make: Technology on Your Time』日本版紹介ページに Volume 07 の情報を追加。

Make: Technology on Your Time Volume 07

Make: Technology on Your Time Volume 07

前号から年4回の刊行になっているが、今号は Make: Tokyo Meeting 03 もあったため、予定より少し遅めの発売となっている。

今回は定例の2本のみと省エネ稼動であった。

[] 27歳の墓標 〜 27歳で死んだ天才ミュージシャンたち  27歳の墓標 〜 27歳で死んだ天才ミュージシャンたちを含むブックマーク

The 27s: The Greatest Myth of Rock & Roll

The 27s: The Greatest Myth of Rock & Roll

洋書ファンクラブで知った本だが、言われてみるとロックファンならはっとするだろう。

60年代のジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン、ジャニス・ジョプリンという「3人のJ」をはじめとして、近年ではカート・コバーンなど27歳で死んだロックミュージシャンが実に多いのである。この本で取り上げられてる永遠の27歳たちについては書籍の公式サイトを見ていただきたい。

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こないだジミヘンの他殺説が話題になったが、若くして死んだ人たちの死因についてはいろいろ言われるが、アルコールを含むドラッグが主因の場合が多いと考えて間違いない。

若くして成功した後に創作上、商業上のプレッシャーが強まり、また若さにまかせてドラッグを大量にやってしまうのがこの時期ということなのか。しかし、かのロバート・ジョンソンもこの歳で死んでいたとはね。

言うまでもないが、彼らが幸福に死んだわけはない。ワタシがこの27歳リストの中でもっとも痛切さを覚えるのは、バッドフィンガーのピート・ハムである。

バッドフィンガーと聞いてピンと来ない人でも "Without You" ぐらい知ってるでしょ?

ビートルズの弟バンド的にデビューしてヒットを飛ばすものの、アップルレコードのゴタゴタに巻き込まれた挙句、悪徳マネージャに金を毟り取られバンド活動が立ち行かなくなり、ピート・ハムはガールフレンドとそのお腹の中の娘を残したまま首吊り自殺してしまう。

スタン・ポリーは卑劣な糞野郎だ。あいつを道連れにしてやりたい。

という遺書の文句は何度読んでも涙が出る。しかし、現実はスタン・ポリーは現在までのうのうと生き延び、"Without You" の共作者であるバンドメートのトム・エヴァンスはハムの死の8年後に同じく首吊り自殺を遂げる。

本当にひどい話である。

No Dice

No Dice

マインドハックス最新版『Brain Rules』の邦訳が出ていた マインドハックス最新版『Brain Rules』の邦訳が出ていたを含むブックマーク

昨年、オリバー・サックスとGTDの出会いな本として紹介したのだが、本屋をぶらぶら歩いてたら邦訳が出ているのに気付いた。

ブレイン・ルール [DVD付き]

ブレイン・ルール [DVD付き]

原書は DVD 付きなので邦訳はどうだろうと思ったら、ちゃんと DVD 付きで出ている。しかも表紙が原書以上にインパクトがある。表紙のおっさんはもちろん原著者なのだけど、これが販売促進になるとかというとちょっと微妙(笑)。

誰のせいとは言わないが、最近では「脳」が書名につくと胡散臭さ五割増しといった感があるが、本書はもっとまともな本なのだと思う。

友人の半分は7年毎に入れ替わる? 友人の半分は7年毎に入れ替わる?を含むブックマーク

それなりに親しい友人は、実は7年ごとに半分が入れ替わり、ソーシャルネットワークの大きさは実はずっと同じぐらいなんだよ、という話。

18歳から65歳までのおよそ1000人を調査して得られた結論のようだが、これを日本人に置き換えても同じ結果になるのだろうか。

ネタ元は O'Reilly Radar

[] 『ホット・ファズ』の廉価版DVDが出るものの……  『ホット・ファズ』の廉価版DVDが出るものの……を含むブックマーク

Amazon からのメールで『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』の廉価版 DVD が出るのを知る。

今ならさらに26%引き! ……なのだが、以前問題となった字幕ズレの問題は残っている。

Amazon のページにも「おことわり」以下にこの問題とその原因について説明している。少なくともそれをちゃんと記述するのはよいことだとは思うが、そのせいで発売前から星ひとつのレビューがつくのは残念ですな。

2009-06-25

【ライター殺し】Twitterを使った原稿催促Botとかどうだろう【ネタ】 【ライター殺し】Twitterを使った原稿催促Botとかどうだろう【ネタ】を含むブックマーク

先日、Twitter で最も多くブックマークされることとなるつぶやきが投下された。

@tsuda MacPeople編集部の松浦こずえです。津田さん、原稿まだでしょうか。締切りすぎてます。よろしくおねがいします。

http://twitter.com/coffeemilkcrazy/status/2263984473

ワタシも編集者の方と少し付き合いがあり、ライターと締切の話をいくつか伺うことがあるので、これを見たときに原稿催促 Bot のアイデアが浮かんだ。

id:RPM さんも同種のアイデアを書かれているが、ワタシが考えたシステムは、ライターの名前と締切日時を設定するもので、それを超過した時点で、

@○○○○ ×××編集部の△△△です。○○さん、原稿まだでしょうか。締切りすぎてます。よろしくおねがいします。

と原稿催促システムがロックオンしたことを通告する。以後はそのライターが原稿もあげずに Twitter に何か書くたびに、

@tsuda いいからMacPeopleの原稿を書け

と自動的にツッコミ続けるのだ(元ネタ)。空気を読まない強引さが、そのライターを自ずと原稿に向わせる仕組みだ。

それだけだと Twitter への書き込みを自重して現実逃避するライターも出てくるだろうから、原稿が上がらない限り、例えば6時間毎に、

@tsuda 津田君、どこ行ってもうたんや…

とリマインダを流し続け、原稿の遅れを公開の場に宣伝し続ける(元ネタ)。

この原稿催促 Bot を止めるには原稿をあげればよいのだが、とうとう最終的な期限をもブッチし、原稿を落とすという最悪の事態に至ったときは、

@tsuda 腐れ外道

と超特大のフォント(これは現在の Twitter ではできないが)でデッドエンドを宣告するのだ(参考:原稿を催促する人、締め切りを破る人)。

何ならこの原稿催促 Bot を複数社で利用することで、「おいおい、○○さん、3本も原稿締切破ってるよ。ツワモノだなー」とか、「あちゃー、××さん、今年に入って2回目の腐れ外道出たよ。次やったらライター人生終わりとちゃうか」などと遅筆の情報共有が編集者はおろか読者の間でも進み………………と調子に乗って書いてきたが、こんなシステム誰も幸せにしないよ! 締切を破ったことが一度もないワタシですら想像するだけで心臓に悪い。まぁ、以上はくだらないネタということでお忘れいただきたい。

なお、念のために書いておくと、以上のネタを思いついた契機が津田大介さんだったために氏を例にさせてもらったが、津田さん自身は原稿が遅れたことはあっても落としたことはないと書かれていたと記憶する。その点については津田さんの名誉のために強調しておきます。

音楽業界IT戦争

音楽業界IT戦争

[] 名前をつけてやる  名前をつけてやるを含むブックマーク

今回のオープンソース祭(?)でもっともしっくりきた文章。もちろんその前に「オープンソース」の二つの意味という八田真行さんの優れた文章があったのが大きい。

個人的な印象では梅田望夫さんの言う「オープンソース」や「オープンソース的」なるものは, Wikinomics の考え方に近い。

そいつの名は... — Baldanders.info

少し前に Local Motors という車のデザインにクラウドソーシングを持ち込もうとする試みを知ったのだが、その解説ページに、"Open Development, sort of like open source." というズバリな表現がある。

これも「誤用」の謗りを受けても仕方ないのだろうが、(良し悪しは脇に置くとして)これくらいの使われ方は結構するよというのは知っておいたほうがよい。

Spiegel さんが書くように「Wikinomics の考え方」というのがより近いだろうし、もっと言えばワタシなど単に「オープンな」でよかったと思うのだけど。うーん、やはり「オープンソース」なんてわざわざ言わなきゃよかったのに、という立場になっちゃうね、ワタシ的には。

[] フリーソフトウェア財団がGNUライセンスにRDFを導入  フリーソフトウェア財団がGNUライセンスにRDFを導入を含むブックマーク

Creative Commons のブログで知ったニュースだが、これは良い試みだと思う。

ライセンス情報を機械可読(machine readable)にすることの意義はまさに CC から学んだのだろう。この話題については、原文が書かれたのが5年以上前になるが、神崎正英さんの「クリエイティブ・コモンズのメタデータ -- 著作権とライセンス記述の新しい形」が参考になる。

プログラマ必読の傑作ノンフィクション『闘うプログラマー』新装版登場! プログラマ必読の傑作ノンフィクション『闘うプログラマー』新装版登場!を含むブックマーク

こないだ先走って告知させてもらったが、Windows NT 開発を巡るノンフィクションの傑作『闘うプログラマー』が復刊される。

闘うプログラマー[新装版]

闘うプログラマー[新装版]

以前が上下二冊だったことを考えると、今回の新装版は文庫化のようなものなんだろうかな。

この本の主人公であるデヴィッド・カトラーは、近年は64ビット版 Windows に取り組んでいたが、2006年に Windows 開発を離れWindows Live 部門を経て現在は Azure 関係で Red Dog というコードネームのクラウド OS に取り組んでいる。

Mary-Jo Foley によるインタビューによると、「Red Dog は Windows NT や VMS の初期にとても似ている」と語っていて、新技術に対する情熱は失ってないようだ。

[][] ジミー・ペイジとジ・エッジとジャック・ホワイトがギターを弾き倒す映画『It Might Get Loud』  ジミー・ペイジとジ・エッジとジャック・ホワイトがギターを弾き倒す映画『It Might Get Loud』を含むブックマーク

「ジミー・ペイジとジャック・ホワイトが「ギターヒーロー」を批判」というよく分からんニュースがあったが、この記事のおかけで二人が共演した It Might Get Loud という映画のことを知った。

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この映画は上記二人に加えて U2 のジ・エッジのギターヒーロー3人が共演するドキュメンタリー映画のようだ(IMDBWikipedia)。

それぞれ世代は違うが、ジミー・ペイジはいくら残骸化しようがワタシは好きだし、ジ・エッジのフィードバックの塊のようなギターがあるからワタシは今でも U2 が好きなのだし、もちろんジャック・ホワイトも好きだ。これは日本でも公開されるのかな。

2009-06-22

[] YAMDAS更新(それじゃバージョン無限大だ。まずはバージョン0.1を立ち上げなよ。)  YAMDAS更新(それじゃバージョン無限大だ。まずはバージョン0.1を立ち上げなよ。)を含むブックマーク

Technical Knockoutそれじゃバージョン無限大だ。まずはバージョン0.1を立ち上げなよ。を追加。Derek Sivers の文章の日本語訳です。

こないだの自分の会社が必要な理由に続いて Derek Sivers の文章が面白かったので訳してみた。

ところで彼にコンタクトをとったところ、ブログの日本語訳を大変喜んでくれ、自分のサイトのコンテンツ全体の日本語化に興味はないかと打診された。

ワタシにはそれを行なう時間的余裕がないので辞退させてもらったが、MusicThoughts(音楽考想)を見ても分かるように彼はサービスの多言語化を真剣に考えていて、担当者にはちゃんと報酬を払うと書いていたので、彼のブログを面白いと思い、継続的に日本語訳できる方は是非彼にコンタクトをとってほしい。

IE8のFirefoxやChromeへの圧倒的優位を宣伝するマイクロソフトの新しいGet the factsキャンペン IE8のFirefoxやChromeへの圧倒的優位を宣伝するマイクロソフトの新しいGet the factsキャンペンを含むブックマーク

Google BlogscpedSlashdot で話題になっているが、マイクロソフトの(悪名高い)Get the facts キャンペーンにブラウザの比較ページができている。

これを見る限り、セキュリティ、プライバシー、使いやすさ、信頼性、互換性といった面で IE8 は Firefox や Chrome を上回っているということになるのだが、それはねーだろとツッコミを受けている。

ワタシ自身は IE8 を一度も使ったことがないのでこの真偽は分かりません!

[] モンティ・パイソンの空飛ぶカップリング  モンティ・パイソンの空飛ぶカップリングを含むブックマーク

Twitter で深川女史(@fkgw)がジョン・クリーズについて呟かれていたので、パイソニアンとしてうずうずして口を挟んでしまったが、その後深川女史と岡田育子女史(@okadaic)がパイソンズのカップリングで盛り上がり出し……

@fkgw キャー!キャー!キャー! つうか本当に、知れば知るほどジョンは受なんだ……無人島の質問に答えて「気のいい同性の友達」って、ふつう思ってても言わないだろう! でもマイケルって本当、一緒に遭難しても食糧をごまかさずに分け合ってくれたり、水場を探してきてくれたりしそう。

http://twitter.com/okadaic/status/2204587399

前なら「私は断然ジョングレ(もしくはグレジョン)って思ってたけど、マイケルとジョンもいいですなあ」とか平気で書けたのに、おじいちゃんジョンがTwitterやってると思うだけで気がひけて簡単に書けなくなった 書いてるけど

http://twitter.com/fkgw/status/2204913373

パイソンズだとエリック攻のジョン受が一番好きです。というのを、おじいちゃんジョンをfollowした現状で書くスリルがたまらない……。英語じゃ絶対書けない。亡びゆく日本語万歳。

http://twitter.com/okadaic/status/2207371945

何度も書くけどアルバトロスのスケッチ大好きなので、テリJジョンもいいなー。でも、そういう攻受とか関係なく、ジョングレはジョングレなんだよねー。そう考えるとマイケルは聖域なのかな。

http://twitter.com/okadaic/status/2207426952

あ、あなたがた……

そういえば友人のパイソニアンの女性は、かつて「テリーJ×グレアムこそが最高の組み合わせ」と力説してたっけ。

これを機に久しぶりにモンティ・パイソンの公式 YouTube チャンネルを見たら、ultraviolet さんが『ライフ・オブ・ブライアン』で一番好きなシーンに挙げていた壁に書く檄文のシーンが公開されていた(台詞の日本語訳は上のリンク先にあるよ)。

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そして今回目を疑ったのは、『人生狂騒曲』から「クレオソート氏」スケッチが公開されていたこと。これはスケッチの前半部で、この後とんでもないことになるのだが、前半部だけでもかなりキョーレツなので、食事時は見ないことをお勧めする。

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[] 長編アニメ「川の光」と平川哲生さん  長編アニメ「川の光」と平川哲生さんを含むブックマーク

平川哲生さんのことを最初に認識したのは、「Twitter ですごく面白いことをつぶやいてる方」としてだった。

「アニメーター、アニメーション演出家」とのことだがワタシ自身はアニメに疎いもので具体的なお仕事は知らなかった。その平川さんが長編アニメ「川の光」の監督を務められたと知って驚き、「川の光」をメイキングとあわせて録画して見ることにした。

松浦寿輝の原作(asin:4120038505)は読んでないのでそれとの比較論はできない。本作は人間の開発により安住の住処を奪われたクマネズミの親子の話である。

この作品は紛れもなくファンタジーなのだが、親子を心から応援したくなる好感の持てるストーリーで、おっさんなのに何度かうるうるしてしまった。正直「エコの押し売り」みたいな臭いメッセージ性が強かったらどうしようと思ったのだがそんなこともなかった。

こういうアニメは自然が美しく描けてないとダメだと思うのだが、その面でも本作はハードルをクリアしてると思った。最後あたりバスの天井に川の模様が映る場面ははっとした。

声優では犬の役がとても犬の声の感じでなく、誰かと思ったら平野綾だった。お前、邪魔だよ。

それはともかく平川さん、おめでとうございます。

[] 『レスラー』〜 愚かしかろうが殉じること  『レスラー』〜 愚かしかろうが殉じることを含むブックマーク

レスラー スペシャル・エディション [DVD]

レスラー スペシャル・エディション [DVD]

主人公の咳き込む音ではじまるオープニングから、まるでドキュメンタリーのようなカメラワークで撮られているが、内容的にも80年代に栄華を極めたがそれから20年経ち身体にガタがきだし、地方興行でのファイトとスーパーでの労働でなんとかトレーラーハウス暮らしを維持する落ちぶれたかつてのトップレスラーの主人公とそれを演じるミッキー・ロークを同一視せずにはおれない作りになっている。

80年代の二枚目俳優だった頃の容色はもはや見る影もないミッキー・ロークは、自らの痛々しさをさらけ出さざるをえない役柄を正面から引き受け、彼の肉体の衰え、痛みがスクリーンを通じてこちらまで伝わるくらい見事に演じきっている。

主人公は後輩たちからは未だにリスペクトされておりプロレスに向う姿勢は真摯だが(本作はプロレスの裏側までしっかり明かしてしまうからなおさらそれを感じる)、それ以外はてんでダメ人間で、糊口をしのぐ働き口も自暴自棄になって放棄し、一人娘との関係修復も果たせない。

こんな奴が不幸になろうがただの自業自得じゃないかと言われるかもしれない。そうなんだろう。しかし、あなたはそんなに利口なのか? ワタシはむしろこの主人公の隠しようもない愚かさに近いものを感じるし、その上でプロレスに殉じてしまう彼を笑うことなどできない。

お世辞にも完璧な映画とは言えない。『グラン・トリノ』のような物語性はないが、それでも本作も紛れもなく男泣きの映画だった。まさか自分がガンズの "Sweet Child o' Mine" で泣き出してしまうなんて思いもよらなかった。

あとマリサ・トメイの年齢を感じさせない肢体も良かったね。

2009-06-16

[] Joel on Softwareを訳したぜ!  Joel on Softwareを訳したぜ!を含むブックマーク

The Joel on Software Translation Projectプラットフォームベンダを追加。もちろん Joel Spolsky の文章の日本語訳です。

というわけで、翻訳首狩人を自称するワタクシにとってかつてより念願だった Joel Spolsky の文章を訳してやったぜ!

ただ今回はたまたまであり、Joel on Software の翻訳を続ける可能性は低いと思う。

Joel Spolsky の翻訳というと何といっても青木靖さんなのだが、拙訳を The Joel on Software Translation Project に登録くださり、訳文の改善案もいただいたので反映させてもらった(詳細は履歴から確認ください)。

青木さん、ありがとうございました。

More Joel on Software

More Joel on Software

山形浩生の0.2%の成長 山形浩生の0.2%の成長を含むブックマーク

山形浩生の訳者あとがきにある「願わくば」という表記が別の本ではなくなっていることを指摘しているのだが、すかさず山形浩生本人がコメントしている。

それは……ぼくの成長ではなく、編集者のご配慮というやつでして。「願わくば」が誤用だというのは、恥ずかしながらいま初めて知りまして、編集の方がそれを直していてくださったこともいま気づきました。0.2%くらい成長させていただいた感じです。

そうそう、編集者が重要なのである……などとしたり顔で書いているが、慌てて自分の文章を「願わくば」で grep して同じ間違いをやらかしてないか探したのは言うまでもない。

戦争の経済学

戦争の経済学

[] ブライアン・イーノがキュレーターを務めたルミナス・フェスティバル  ブライアン・イーノがキュレーターを務めたルミナス・フェスティバルを含むブックマーク

Hotwire News(6月15日)で、ブライアン・イーノがキュレーターを務めた Luminous Festival が盛り上がったのを知る。

Sydney Opera House のサイトにページがあるが、Flickr で検索しても分かる通り、これは美しいオペラハウスだ。

半月以上にわたる期間といいラインナップといい、普通のロックフェスティバルとはかなり毛色が違い、もっとアーティスティックな感じである。SONY がスポンサーみたいですね。

イーノ先生のライブを観たかったなぁ。そのイーノ先生がこのフェスティバルについて語る動画をリンクしておこう。

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前に彼の動画を紹介したときも思ったが、イーノ先生の英語は聞き取りやすいね。

2009-06-15

[][] YAMDAS更新(自分の会社が必要な理由)  YAMDAS更新(自分の会社が必要な理由)を含むブックマーク

Technical Knockout自分の会社が必要な理由を追加。Derek Sivers の文章の日本語訳です。

Derek Sivers の文章を訳すのは「プログラミングはソングライティングに似ている」以来で、彼については WIRED VISION に「独立系ミュージシャンのサバイバルを助ける本物の漢」で取り上げさせてもらった。

奇しくもその直後に CD Baby が売却され、Derek Sivers は束の間の休息を楽しんでいたが、また活動モードに入った模様。

今回訳した文章は彼の現在の活動の紹介になるとともに、起業家精神というかシリアルアントレプレナーと呼ばれる人の心理構造が分かる文章だと思ったので訳してみた。

Derek Sivers には翻訳公開の許可メールを送り、現在まで返事がないのだが、拒否されることはないだろうと判断して公開させてもらう(なのでひょっとして後で引き上げる可能性はある)公開許可をいただいた。

[] ミュージシャンの思慮深い言葉が読めるMusicThoughts(音楽考想)  ミュージシャンの思慮深い言葉が読めるMusicThoughts(音楽考想)を含むブックマーク

自分の会社が必要な理由でも紹介されているが、再立ち上げされた MusicThoughts(音楽考想) というサイトが面白い。

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ミュージシャンの言葉の引用を集めたサイトで、ワタシは知らなかったが Derek Sivers が1999年に作ったのね。

ちょっと驚くのは、サイト全体が日本語に翻訳されていることで、自動翻訳かと思いきや、ブログの記述によるとちゃんと翻訳者を雇ってるみたい。これは偉い。

引用されてるのはミュージシャンに限らずスティーブン・キングカート・ヴォネガットなど作家の言葉も引用されてるし、ためになるお言葉が読めると思うよ。

やはりこういうのになるとブライアン・イーノが強いね。

日本の「草食系男子」が英インディペンデントで紹介されている…… 日本の「草食系男子」が英インディペンデントで紹介されている……を含むブックマーク

Hacker News で知ったのだが、日本の草食系男子が、少し前に逮捕されたあの人の写真とともに紹介されててうわっと思った。

草食系ってズバリ grass-eaters なのね。深澤真紀や森永卓郎といった人の発言が取り上げられており、日本の雇用環境とかにも分析が及んでいるが、なんというかこういう記事は居心地が悪いなぁ(笑)

平成男子図鑑 (NB online books)

平成男子図鑑 (NB online books)

[] デート・ウィズ・ドリュー  デート・ウィズ・ドリューを含むブックマーク

デート・ウィズ・ドリュー [DVD]

デート・ウィズ・ドリュー [DVD]

何のコネもない青年が、10歳のときからの憧れだったドリュー・バリモアとデートすることを目指して、クイズ番組を獲得した1100ドルと(返品前提の)ビデオカメラを手に奮闘する話。以前町山智浩さんが紹介していたので知ったが、こないだテレビの深夜放送でやってたので観てみた。

この企画のキモは主人公のブライアンと対象となるドリュー・バリモアなのだが、このブライアンという奴の陽性さとヘンなクセのなさが救いになっている。

そしてこの映画はやはり憧れの対象がドリュー・バリモアだから成り立ったと言えるだろう。ブライアンがドリューとデートできたかどうかは映画を観てちょうだいとなるが、頂点も転落も体験したドリューの現在(というにはちょっと前だが)の気取りのなさと崩れ具合は愛すべきものがある。

こういう無謀なチャレンジを支援してくれる友だちがいるっていいじゃないのと思うし、周りに苦言を呈する人間だけでなく楽観的に応援する人が多いのが興味深かった。

でも今同じ企画をやるなら、真っ先にウェブサイトの立ち上げをやるんじゃないかな。

2009-06-11

[][] WIRED VISIONブログ第63回公開  WIRED VISIONブログ第63回公開を含むブックマーク

WIRED VISION ブログに「残念な日本の私」を公開。

本当は、あるときふと浮かんだ「あなたがわかってくれなかったからぼくはとってもさびしかった」という松村雄策の曲タイトルを使おうかと思っていた。

例のインタビューを読んだ時点で耳目を集める派手な文章は書けないだろうと思っていたので、乗り遅れたタイミングで書けてよかったと思う。

今回の文章では自分自身について厚かましいことを書いているのだが、まぁ何の専門性ももたないのに WIRED VISION で連載をもっていること自体厚かましいともいえるわけで。ただありがたいのは、すべてがその人の能力だけで決まるわけではないこと。そうでないなら、例えばワタシが連載している間に白田秀彰先生が二回も打ち切りにあうなんてことはないわけで。

はてなについては、近藤淳也さんや伊藤直也さんをはじめとして、お会いしたことのある社員の方には一様に好感を持っている。その逆は成り立たないのだが、それは仕方がないことだ。

本文には入れられなかったが、ワタシが「編集」の重要性を力説させてもらったとき、近藤さんはビタイチ心動かされた様子ではなかった。部外者の言葉に右往左往していては会社は経営できないのだ。

これも本文には入れられなかったが、うごメモはてなには可能性があると思うし、そうした意味で「任天堂のバックエンド担当」で何が悪いのかと思う。

でもなんではてな匿名ダイアリーなんかやってんのかね。はてなはクソだよ。

[] ブログはからっぽの森? ブログの95パーセントは更新されず放置されている?  ブログはからっぽの森? ブログの95パーセントは更新されず放置されている?を含むブックマーク

Slashdot で知った記事だが、95パーセントのブログは更新されず放置されているという話。これは日本語圏のブログにも当てはまる話なのだろうか。

レイ・オジー曰く「Google Waveは『反ウェブ的』だ」 レイ・オジー曰く「Google Waveは『反ウェブ的』だ」を含むブックマーク

これも Slashdot で知った話だが、話題を集めている Google Wave に対して、マイクロソフトのレイ・オジーが "anti-web" だと語ったとのこと。

マイクロソフトが心血を注ぐ Bing の船出を Google Wave に完全にもっていかれた恨みかと穿った見方もできるだろうが、レイ・オジーGoogle Wave は複雑すぎると考えているようだ。

この件について語る動画も公開されている。

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2009-06-08

[][] タマがタテに2つ連なってしまったことはありますか?  タマがタテに2つ連なってしまったことはありますか?を含むブックマーク

日曜に届いた『忌野清志郎 1951-2009』(asin:4860520815)を読んでいたら WIRED VISION 原稿を書く時間がなくなってしまった……。思えばこれが rockin' on の本を5年ぶりに買ったことになるのかな。

こないだ「オナニーをして精液に血が混じっていたことはありますか?」を書いたとき、似たテイストの文章を読んだ覚えがあったなと調べてみたら、rockin' on の二代目編集長の増井修の文章だった。

それでは、15年間読者だった、かの深町秋生先生も「でも就職したいとかマジで思った。(はずかしい)」と述懐するロキノンの思い出の文章を紹介する「ロック問はず語り」、今回は rockin' on 1994年4月号の「増井修の『今月のロッキン・ホット・ファイル』」から引用させてもらう。

ところで、チンポが腫れてしまったことはないだろうか。私はある。正確に言えばタマの下の副睾丸というところだ。原因はわからぬが、ちょうどタマがタテに2つ連なったような形態になり、同時にかなりの発熱があった。あわてて医者に行くと、もう一歩で片側の精子製造機能が停止するところだったとおどされ、とにかく冷やすようにと命じられた。しかもそれにはコンニャクがいいという。当時の私のガールフレンドは、私がそれを使ってタマ以外の部分をも冷やそうとするのではないかと疑ったが、私にとってはそれどころではなく、会社から帰るとすぐにコンニャクとタオルをタマにあてて冷却をはかるのに必死だった。幸いにして発熱は二日で収まり、機能にも何ら異常はないだろうとの診察を医者にもらったが、気になるのはその後しこりとなって残った副睾丸の腫れが十年後くらいになってガン化する恐れがあるという忠告だった。そして今年がまさにその十年目にあたるのである。これは一体どうやって検査したらいいのだろうか。医者に行って「タマがガンになってないでしょうか?」ときくのも何となく見当違いのようで恥ずかしい。少しばかり悩んでいる今日この頃だ。

これはさすがにないわー(笑)。長々と引用してしまったが、こういう一気に語りまくる文章を読むと、ワタシの文章も増井修市川哲史の影響があるんだろうなと思ってしまう。

この「増井修の『今月のロッキン・ホット・ファイル』」は、元々彼が当時やってたラジオ番組の告知を行なう欄なのだが、基本的に全然関係ないどうでもいい話を延々と書いていて、ワタシも当時はそういうのをなめるように読んで楽しんでいたものだ。

増井修も rockin' on 退社を巡って裁判沙汰になった覚えがあるが、現在は TONE の編集長なのかな。

マンガに恩返し―GREAT CONTEMPORARY COMICS

マンガに恩返し―GREAT CONTEMPORARY COMICS

Google Wave = LUNARR + Lingr + qwik? Google Wave = LUNARR + Lingr + qwik?を含むブックマーク

よくわかんないけど、Google WaveはLUNARRとLingrとqwikの統合みたいなもんらしいという印象である。すごいな、日本。

http://twitter.com/yugui/status/2064206303

そう言ってしまってよいかはともかく、ワタシ自身は qwik を便利に使わせてもらっているので江渡さんの本が楽しみだし、Lingr の無念にも想いをはせてしまう。あと以下のエントリも参考まで。

[][] 『ブレードランナー』インスパイアのウェブドラマがクリエイティブ・コモンズライセンスで公開予定  『ブレードランナー』インスパイアのウェブドラマがクリエイティブ・コモンズライセンスで公開予定を含むブックマーク

Creative Commons のブログで知ったが、これはすごいニュースだ。

今なお多くのファンをもつ映画『ブレードランナー』の監督であるリドリー・スコットが、弟のトニー・スコットらと手がけるウェブドラマシリーズ "Purefold" が、何とクリエイティブ・コモンズの表示-継承ライセンスというもっともコピーレフト度の高いライセンスで公開されるとのこと。

その "Purefold" だが、『ブレードランナー』の単純な続編とかではないようで(原作など権利関係もあるしね)、作品の舞台となる世界観を共有しているようだ。いわゆる「インスパイア」ということか。

最初ウェブで公開され、いずれテレビでの放映を考えているようだが、それに最もコピーレフト度の高い CC ライセンスとは驚いた。

[] 「究極のマンチェスター・ソング」投票でジョイ・ディヴィジョンのあの曲が1位に  「究極のマンチェスター・ソング」投票でジョイ・ディヴィジョンのあの曲が1位にを含むブックマーク

音楽的にマンチェスターがもっとも注目されたのはいわゆるwikipedia:マッドチェスタームーブメントなのだろうが、パンク以降バズコックス、ジョイ・ディヴィジョン〜ニュー・オーダー、スミス……と優れたバンドを輩出してきたわけである。

NME が行なったマンチェスターアンセム人気投票のトップ20は上のリストを見ていただくとして、"Love Will Tear Us Apart" は確かに名曲だが、今でもこれが1位になるか。

スミス、ストーン・ローゼズ、オアシスが強いが、さすがにこういうリストにシンプリー・レッドは入らないわけだ(笑)

個人的にはスミスの "Hand in Glove"、ニュー・オーダーの "Perfect Kiss" か "True Faith" が入ってないのが不満。でもまぁ、こういう投票結果に文句付けるのは野暮ですか。

NME.COM ではこの結果を受けてジョニー・マー(!)が語るポッドキャストを公開している

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

24アワー・パーティ・ピープル [DVD]

JOY DIVISION (デラックス・エディション) [DVD]

JOY DIVISION (デラックス・エディション) [DVD]

ベスト&ストーリー [DVD]

ベスト&ストーリー [DVD]

LIVE FOREVER [DVD]

LIVE FOREVER [DVD]

『闘うプログラマー』が復刊するぞ! 『闘うプログラマー』が復刊するぞ!を含むブックマーク

Windows NT 開発を巡るノンフィクションの傑作であるG・パスカル・ザカリーの『闘うプログラマー』が来月復刊するという話を小耳に挟んだ。

この本については何度も復刊しろやゴルァ! と書いてきたので何より嬉しい。

とりあえずは『プログラマーのジレンマ』を読んで待つことにする。

プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間

プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間

2009-06-04

GM経営破綻を受けたマイケル・ムーアの9つの提案 GM経営破綻を受けたマイケル・ムーアの9つの提案を含むブックマーク

Boing Boing で知ったのだが、マイケル・ムーアが GM の経営破綻を受けて Goodbye, GM という文章を寄稿している。

マイケル・ムーアが GM 誕生の地であるミシガン州フリントの生まれであり、GM と浅からぬ関係にあることは『ロジャー・アンド・ミー』で知られる……と書きつつ、ワタシ未だ観てないんだけどね。

それはともかくマイケル・ムーアはこの文章で合衆国政府と国民に9つの提案をしている。ざっと紹介しておく(正確なところは原文をあたってね)。

  1. 真珠湾攻撃を受けてルーズベルト大統領がやったように、オバマ大統領は国民にこれが戦争であることを宣言し、自動車工場を大量輸送機関や代替エネルギー装置を作る工場に変えろ
  2. 300億ドルを GM が車を作るのでなく、その金を従業員の雇用を維持するのに使え
  3. 5年以内に日本みたいな新幹線を開業することを宣言しろ
  4. 大都市や中規模の都市をつなぐ軽量軌道の大量輸送の路線をひく計画に着手しろ
  5. そうした路線でカバーされない地方に住む人たちのために、GM の工場で燃費の良いバスを作れ
  6. 当分の間、一部の工場ではハイブリッド車、電気自動車を作れ
  7. 稼動してない GM の工場で風車、ソーラーパネルといった代替エネルギー装置を作れ
  8. ハイブリッド車、バス、電車で移動する人たちに税優遇措置を、代替エネルギーに切り替えた家庭に税控除を与えろ
  9. 一方でガソリン1ガロンあたり2ドルの税金を課せ

最初に "Let's be clear about this: The only way to save GM is to kill GM." とはっきり宣言していることを考えれば予想の範疇であるが、果たして今回の破綻が、ムーアが望むアメリカの自動車社会からの脱却につながるかどうか。個人的には難しいと思うが。

ロジャー&ミー 特別版 [DVD]

ロジャー&ミー 特別版 [DVD]

[] 江渡浩一郎さん初の著書『パターン、Wiki、XP』  江渡浩一郎さん初の著書『パターン、Wiki、XP』を含むブックマーク

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

江渡浩一郎さんの仕事については「Wiki Wayレトロスペクティブズ」をはじめとして折に触れ取り上げさせてもらっているが、初の著書が来月刊行される。

タイトルからして江渡さんがずっと取り組んできたパターン、Wiki、XP の三つがズバリ書名になっており、これは読み応えのある本が期待できる。

[] Wikimedia Commons 2008年年間画像大賞が決まる  Wikimedia Commons 2008年年間画像大賞が決まるを含むブックマーク

昨年は1月に発表されたのに、今年は6月になっても発表されずにいったいどうなったのかと思った「今年の1枚」コンテスト結果だが、これもライセンス変更の話とかが影響してたのだろうか。

それはともかく今年の第1位は Mikel Ortega さんが撮影したバスクの2頭の馬の写真が選ばれた。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a2/Biandintz_eta_zaldiak_-_modified2.jpg/600px-Biandintz_eta_zaldiak_-_modified2.jpg

ワタシが以前取り上げたシャボン玉の写真は14位に入ってるね。

[] ソニック・ユースの新譜がiLikeでストリーミング配信される……のだが  ソニック・ユースの新譜がiLikeでストリーミング配信される……のだがを含むブックマーク

ソニック・ユースの16枚目のアルバムとなる新譜 The Eternal が間もなく発売となるが、いちはやく音楽ソーシャルサービス iLike でストリーミング配信されている。おおっ、バッチリ聴けるじゃん!

しかし、ReadWriteWeb は、iLike が、何かと批判の多いチケットマスターが投資する企業であることを持ち出してネチネチ書いている。うーん、別にいいじゃんと思うんだけどね。

Eternal

Eternal

[] ジミ・ヘンドリックスはマネージャーに殺されたとローディが告白  ジミ・ヘンドリックスはマネージャーに殺されたとローディが告白を含むブックマーク

ジミヘンの元ローディーが、彼がマネージャーのマイケル・ジェフリーに殺害されたと証言している。

「ロック界で最も有名な25の噂をざっと検証する」にもジム・モリソンなどロックスターの死の真相の噂話があるが、ジミヘンについても時々いろいろ言われてきた。

ただ今回は犯人がはっきり明示されており、話も具体的なので話題になっているのだろう。そのあたり数年前に公開されたブライアン・ジョーンズの映画に近い印象があるが、ただねぇ、せめて30年前に明かしてほしかったというのが正直なところ。

最近いただいた本の紹介 最近いただいた本の紹介を含むブックマーク

定期的にやっているが、また最近も何冊かいただいたので紹介しておく。

プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間

プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間

この本は原書が出たときに Joel Spolsky の書評(今読んでる『More Joel on Software』に収録されてる)で知り興味をもったのだが、小林啓倫さんの書評で邦訳が出ているのを知り、これは買ったものかと思っていたら日経 BP の高畠さんから献本の申し出があり、喜んで受けさせてもらった。

高畠さんからは高速で送っていただいたのだが、ワタシはすぐには読書記録が書けないのでまずこちらで取り上げさせてもらう。申し訳なし。

東京大学工学部広報室から献本いただいた。一昨年にもムックをいただいているが、今回のには「01」と番号があり、シリーズ化するということか。

とても内容が充実した本である。分量的にも申し分ない。東京大学に限らず工学部への進学を志す高校生の方には是非一度本書を手に取ることをお勧めする。何かしらピンとくる研究の話があるのではないか。増井俊之さんのインタビューも載ってるよ。

しかし、一つひっかかることがある。本書は日経BPから発行されているが、日経BPといえば、昨年日経ビジネスで「さらば工学部」という特集を組んだばかりである。そこが本書のようなムックを出すことにどういう意図があるのか。釈然としないものを感じるワタシがおかしいだけかもしれないが。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2009年 06月号 [雑誌]

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2009年 06月号 [雑誌]

毎度ながらの Software Design であるが、今月号は iptables 徹底活用術がありがたい。

iptables/netfiter 関係の HOWTO や FAQ を訳したのも昔のことで、ちょうど知識をアップデートする良い機会である。

aoshimakaoshimak 2009/06/04 23:53 >日経BPといえば、昨年日経ビジネスで「さらば工学部」という特集を組んだばかりである。そこが本書のようなムックを出すことにどういう意図があるのか。釈然としないものを感じるワタシがおかしいだけかもしれないが。

こんなとき、こまけーことはいいんだよ、と言えばいいと思うよ。
稼げりゃ何でもいいんだよ、でもアリ。

2009-06-01

海外では今頃になって『○○ 2.0』な非IT系の本が続々出ているという話 海外では今頃になって『○○ 2.0』な非IT系の本が続々出ているという話を含むブックマーク

今年に入って「“Web 2.0″という言葉は死んだ」なんて言われているが、それ以前から「○○ 2.0」という表現は恥ずかしいものというコンセンサスができていたように思う。

Docomo 2.0 が「今更2.0かよ!」と一部にバカにされたのが2年前だったが、ワタシが「2005年は「2.0」の年だった」を書いたのが2005年だから随分経つわけだ。

しかし、そうしたコンセンサスは飽くまで IT 系の話であり、一般層には今でも「2.0」は目新しいキャッチーな意匠なのかもしれない。

そういうわけで、昨年末以降に刊行された「○○ 2.0」な洋書をざっと紹介しておく。言っておくが以下がすべてではないよ。当然ながら IT 系の書籍は外している。

経済2.0

wrong, rogue and booklog で知った本で、これを見て今回の企画を思いついた。評判は良いようなので邦訳は出るのかな。

そういえば昔山形浩生HotWired で「ケイザイ2.0」という連載をやってたっけ。

不況2.0

これは Boing Boing で知った本。

10年ほど前にニューエコノミー論が能天気にもてはやされたが、今は「ニュー不況論」が求められているのだろうか。イヤな世の中だ。

ワタシ2.0

Me 2.0: Build a Powerful Brand to Achieve Career Success

Me 2.0: Build a Powerful Brand to Achieve Career Success

これはこないだ紹介させてもらった本で、id:keitabando さんが著者に連絡を取った模様

知恵2.0

ここらへんから何でも2.0言えばいいってもんじゃねーんだよと言いたくなるが、書名から推測するに昔ながらの知恵を現代に活かしてみましょうという温故知新な本みたい。

感情知性2.0

Emotional Intelligence 2.0

Emotional Intelligence 2.0

ここから下はこれから刊行される本。

Emotional Intelligence についてはwikipedia:心の知能指数を見ていただくとして、ひところ「これからは IQ でなく EQ を重視すべきだ」とやたら言われたあれですね。しかし、その指標が簡単にバージョンアップするものなのかね。

中国2.0

おいおい、国までバージョンアップさせるかよ! 欧米でも中国を読み解く本が売れているのだろうが、書名で目をひかないといけないのか。『日本2.0』みたいな本を誰か企画しなかったのかな。

十代2.0

ここまで来ると何でもアリだなという感じもするが、子供たちの気持ちが分からん親御さんや教師向けの本なのかしら。

社会変動2.0

Social Change 2.0: A Blueprint for Reinventing Our World

Social Change 2.0: A Blueprint for Reinventing Our World

マジレスすると、社会変動論的にはこれまで工業化、情報化など何度もバージョンを重ねてると思うけどね。

セレブ2.0

セレブも2.0かよ! 日本で言う「セレブ」ほど本来の意味から離れたもんもないと思うけど、欧米での「セレブ」という言葉が指すものもそりゃ変わっているのかね。

衝突耐性2.0

Crash Proof 2.0: How to Profit From the Economic Collapse

Crash Proof 2.0: How to Profit From the Economic Collapse

こうやってみると「2.0」が冠せられた本の特徴が見えてくる。一つの軸として経済、さらに書けば昨今の経済危機があるのは間違いない。そうした経済に対する不安をターゲットとする本が多いようで、真面目な話、上に書いた「ニュー不況論」が求められているのかもしれない。

グローバリゼーション2.0

ちょうど山形浩生が週刊ビジスタニュースで『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ』(asin:4757141653asin:4757142188)という本を紹介していたが、そういうグローバリゼーションの普遍性を示すと本と比べるとこの本はどうなんだろうね。

ジョエル・スポルスキーらがシスアド向けQ&AサイトServer Faultを立ち上げ ジョエル・スポルスキーらがシスアド向けQ&AサイトServer Faultを立ち上げを含むブックマーク

Joel Spolsky と Jeff Atwood が立ち上げた Stack Overflow については昨年紹介しているが、今度は同じシステムを使ってシステム管理者、ネットワーク管理者向けに Server Fault という Q&A サイトを立ち上げている。

screenshot

Stack Overflow の成功については IDEA*IDEA のエントリに詳しいが、Stack Overflow と食い合わなければこれも成功するんじゃないかな。

ちょうど『More Joel on Software』を読んでるところだけど、ジョエルさんへの愛が再燃しつつある。

More Joel on Software

More Joel on Software

[][] WikiのライセンスをGFDLからCCに変更するなら8月1日までに!  WikiのライセンスをGFDLからCCに変更するなら8月1日までに!を含むブックマーク

Wikipedia のライセンス変更についてはこないだ取り上げたが、GFDL 1.3 の再ライセンス条項には以下の記述がある。

The operator of an MMC Site may republish an MMC contained in the site under CC-BY-SA on the same site at any time before August 1, 2009, provided the MMC is eligible for relicensing.

要は、GFDL から CC BY-SA へのライセンス変更を行なうなら2009年8月1日までにね、ということ。

Wikipedia に倣ってライセンスを GFDL にしたが、できるなら CC BY-SA のほうがいいねぇと考えている Wiki 管理者の方は、自身のコミュニティに早めに再ライセンスについて議題をもちかけたほうがよいかもしれない。

[] コマ撮りアニメーションの傑作『Sorry I'm Late』  コマ撮りアニメーションの傑作『Sorry I'm Late』を含むブックマーク

Boing BoingSorry I'm Late というアニメーションショートフィルムを知る。

screenshot

まぁ、とにかく一度観てちょうだいな。すごいから。

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エンドロールで大枠の仕掛けは分かるが、上の公式サイトに詳細なメーキング映像も公開されているので興味ある人はそちらもどうぞ。

[] レイチェルの結婚  レイチェルの結婚を含むブックマーク

ジョナサン・デミというとオスカーを総なめした『羊たちの沈黙』、そして驚異の『ストップ・メイキング・センス』というワタシも大好きな映画の監督だが、彼の作品を映画館で観るのは今回が初めて。

本作はエンドロールで、ロジャー・コーマンシドニー・ルメットニール・ヤングロバート・アルトマンに感謝が捧げられている(あともう一人名前があったはずだが見逃した。御存知の方教えてください)。

ロジャー・コーマンジョナサン・デミの師匠筋にあたり、『羊たちの沈黙』同様本作にも出演している。シドニー・ルメットの名前は意外だったが、本作の脚本は彼の娘さんが書いてるのね。ジョナサン・デミニール・ヤングのコンサート映画を撮っているし、劇中彼の "Unknown Legend" が意外な形で美しく使われている。そしてロバート・アルトマンの名前が出るのは、本作が彼の『ナッシュビル』や『ウェディング』を意識しているのか。

本作はタイトルの通りレイチェルの結婚式が舞台となるが、主人公はレイチェルではなく、アン・ハサウェイ演じる妹のキムである。ジョナサン・デミはやはり女性ホルモン過多の映画を撮るほうが良いようだ。

本作はキムが姉の結婚式のために「施設」から退院するところからはじまる。迎えにきた父親との車中の会話から徐々に彼女と家族の関係が浮かび上がるのだが、本作の不安定でドキュメンタリータッチのカメラワークは、危ういバランスを保とうとする家族の関係を覗き込むような効果を狙ったものだろう。

上でアルトマンの『ウェディング』を挙げたが、本作のトーンはあれよりシリアスかつフラジャイルで、レイチェルの結婚式の準備と平行として少しずつ明かされるキムの過去があり、また彼女たち家族が結婚式を無事に乗り越えられるかということで最後まで緊張が続く。

レイチェルの結婚相手は黒人で異人種間の結婚なのだが、それ自体が物語にまったく緊張を持ち込まないところが興味深かった。そして結婚式は(上に挙げた "Unknown Legend" を含め)多様な音楽に彩られていて、簡素なオープニングタイトルでロビン・ヒッチコックの名前を見かけたときは何かの間違いだろうと思ったら、本当に彼が出てきて歌いだしたのは驚いた。

ただその音楽劇と家族の物語がうまく相乗効果をあげているかというと正直分からなくて、最後も曖昧な印象があった。

アン・ハサウェイも熱演だったけど、レイチェル、そして何よりお父さん役が個人的には良かった。

hummer_and_anvilhummer_and_anvil 2009/06/01 05:40 ダイハード4.0とサルまん2.0が2007年。
この時点で陳腐化が行き着くところまで言ったと思ったのに……

enolaenola 2009/06/03 19:58 >レイチェルの結婚のエンドロール
あと一人はエリオット・ロバーツだったと思います。ニール・ヤングのマネージャの人ですね。

yomoyomoyomoyomo 2009/06/03 20:13 聞いてみるものだ!
なるほど、ニール・ヤングのマネージャさんですか。それは名前をパッと気付かなかったわけですね。
ご教示いただきありがとうございました。

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