YAMDAS現更新履歴

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2009-08-31

[] YAMDAS更新  YAMDAS更新を含むブックマーク

yomoyomoの読書記録岡嶋裕史『理系思考術』平林純『論理的にプレゼンする技術』を追加。

ところで衆議院選挙だが、こりゃ民主党勝ち過ぎだろ。これには無党派層に属するワタシも不安を覚える。というか、どっちが勝とうが何の高揚もない。

『Programming Clojure』の日本語訳が川合史朗さんの訳で出るそうだ 『Programming Clojure』の日本語訳が川合史朗さんの訳で出るそうだを含むブックマーク

森田尚さんのつぶやきで、Programming Clojure の日本語訳が Shiro さんの手により出ることを知る。

Programming Clojure (Pragmatic Programmers)

Programming Clojure (Pragmatic Programmers)

Clojure というと Java VM 上で動く Lisp 方言といった知識しかないが、今年の6月に原書が出た世界唯一の(多分)この言語の解説書の日本語訳の話が早くも出るとは仕事が速い。

そういえば森田さんには先日の第7回Wikiばなで初めてお目にかかったが、翻訳については色よい話ができず、残念そうにされているのが申し訳なくて、「そういえば翔泳社の○○さんってキチガイですよね」と訳の分からない方向に話を振ってしまった。

Cerevoのデジカメが鮮烈なTechCrunchデビュー Cerevoのデジカメが鮮烈なTechCrunchデビューを含むブックマーク

実は昨年夏、当時ウノウに間借りしていた Cerevo、というか岩佐琢磨さん(id:wa-ren)を訪ねたことがあった。

ワタシは人見知りが激しく、また積極的な性格でないので、自分から会わせてくれとお願いして訪ねた会社は、今のところはてなと Cerevo だけだったりする。

Cerevo CEOの岩佐 琢磨氏率いる小集団がこれまでに成し遂げてきたことは驚嘆に値する。しかし、同社には、特にCerevoCamが市場に出る頃には、厳しい競争が待ち受けている。

東京発:Cerevoから、撮った写真を自動的に複数のソーシャルメディアサイトにアップロードできるデジカメがデビュー | TechCrunch Japan

これに尽きると思う。やり遂げたじゃないですかと声をかけたいが、厳しい競争が始まるのはこれからである。

ワタシもオリンパスのデジカメにそろそろ飽きてきた頃なので、Cerevo のデジカメが本当に年内に2万円前後で出たら買うだろう。

[] ノエル・ギャラガーがオアシスを抜けたからってだから何だっての?  ノエル・ギャラガーがオアシスを抜けたからってだから何だっての?を含むブックマーク

まさに突然の脱退宣言だったわけだが、この兄弟の仲の悪さは昔からのことで、少し前から解散説が英国プレスをにぎわせているという話を聞いても毎度のことじゃないかとたかをくくっていた。

で、この破局を受けて、正直別にどうとも思っていないワタシがいる。オアシスのアルバム全部持ってるのに。

これは以前書いたことがあるが、ワタシはぼんくらリアムが数曲で退場し、残りはノエルが仕方なく歌った2000年の福岡公演の目撃者だったりする。あれはワタシの黒歴史的勲章だが、あのときこの上なく生気の無い "Live Forever" を聴いた時点でオアシスを見限るべきだったのだ(その数年後に再び福岡公演で兄弟喧嘩の末リアムが退場したという話を聞いたときは腹を抱えて笑ってしまった)。

結局この10年、ファーストやセカンドの輝きをノエルに期待し続け、もちろん優れたアルバムはあったけど、結局期待が満たされることはなかった。

現時点での最新作『Dig Out Your Soul』が出たときやたらと激賞する声が多かったので期待してしまったが、あれはワタシには純粋に「ダメなオアシスのアルバム」に聞こえた。

まぁ、ワタシ自身彼らの良い聴き手でなくなったということだろう。オアシスがこの後どうなるかは知らないが、ぼんくらリアムしかいないバンドには興味はない。

オアシス

オアシス

モーニング・グローリー

モーニング・グローリー

[] 腕の無いギタリストの見事な演奏  腕の無いギタリストの見事な演奏を含むブックマーク

まぁ、ワタシがあれこれ書くより動画一本みてもらうのが早い。

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いやはや、これには驚いた。三年以上前にアップロードされた動画なのね。

ネタ元はDigg

[] 「アルバム丸ごと再演」ライブが流行中?  「アルバム丸ごと再演」ライブが流行中?を含むブックマーク

Rolling Stone の記事によると、今回のツアーが最後らしいナイン・インチ・ネイルズが、アルバム『The Downward Spiral』(asin:B000001Y5Z)を通しで再現するライブをやったらしい。

以前過去の名盤を全曲演奏して再現するライブシリーズとして Don't Look Back を紹介させてもらったが、 別の Rolling Stone の記事によると、エアロスミスが『Toys in the Attic』(asin:B0000250PB)や『Rocks』(asin:B0000029AS)、モトリー・クルーが『Dr. Feelgood』(asin:B0024F13NC)といった代表作を再演するライブをやるそうで、一つのトレンドになっているようだ。

そういえばこの夏ツアーをやってるスティーリー・ダンも(解散前の)後期三作品を各晩フィーチャーした構成だし。このツアーはラリー・カールトンが一部スペシャルゲストとして参加しているそうな。

Rolling Stone の記事にも分析があるが、個人的にはこれは「アルバム」という作品単位の揺らぎとそれに対する郷愁(と書くと大げさだが)がバンド、ファン双方にあるからではないかと思っている。

そういえばトム・ヨーク「アルバム制作には殺されかねない」と語っているのもこの時代に「アルバム」という作品単位に向かい合うことについて別の角度から言っているのだと思う。

ニック・ケイヴの新作小説『The Death of Bunny Munro』 ニック・ケイヴの新作小説『The Death of Bunny Munro』を含むブックマーク

ニック・ケイヴの新作小説は The Death of Bunny Munro というタイトルで、確かにカバー絵にたじろぐが、もちろんこの人がうさちゃんの童話を書くわけはない。

ニック・ケイヴは80年代からマルチな活動をしている人だが、ゼロ年代に入って映画『プロポジション 血の誓約』の脚本が高く評価され、昨年は充実した新譜を出し、そして今年は小説と、下降線を辿りがちな年代になって堂々たる活躍ぶりで、本当にこの人には憧れる。

あれ? Amazon にある書影はちょっと違うね。

The Death of Bunny Munro

The Death of Bunny Munro

negi23negi23 2009/08/31 15:45 はじめまして!リンクしていただいたOasisの記事を書いたleekと申します。yomoyomoさんのようなプロの書き手さんの目にとまろうとは思いもよらず、恐縮千万です……。

最初にこの報に触れたときには少なからずショックを受けたクチなのですが、yomoyomoさんのポストを読んで、ほぼ90年代の遺産だけでOasisがここまでやって来られたこと自体ミラクルであり、同時に間違いだったのでは、と思い直しました。これをきっかけにして、そろそろムリヤリ延命させられている90年代勢が一斉に限界を露呈しはじめるんじゃないかという気もします。

何はともあれ、取り上げてくださって本当にありがとうございました!

yomoyomoyomoyomo 2009/08/31 22:24 negi23さん、はじめまして。ワタシは「プロの書き手」ではないっす(笑)
RockMusicFan.netは情報源として重宝させてもらっています。

オアシスのノエル脱退はやはり残念なのですが、正直バンドとしての輝きはとっくに失われており、それに目を瞑ってきたところは否めません。オアシスがストーンズのようにずーっと続くのもそれはそれでアリかなとは思いますが…

2009-08-27

[] 24時間テレビはどうでもいいから手塚治虫の『海底超特急 マリン・エクスプレス』観ようぜ!  24時間テレビはどうでもいいから手塚治虫の『海底超特急 マリン・エクスプレス』観ようぜ!を含むブックマーク

ワタシ自身はおよそ20年この番組をロクにみてないのでどうでもよいのだが、昔の24時間テレビには大きな楽しみがあった。

手塚治虫のアニメである。

はてな読み経由で Wikipedia のページを見たら、ちゃんとアニメに関する記述があった。

特に初めて意識してみた年のやつがとにかく面白くて、手塚治虫 SUGEEEEEE!! と彼の作品に最初の衝撃を受けたものだった。

何しろ大昔の話なのでストーリーは覚えてないのだが、リストを見直して(ちゃんと個別のページができてるのがありがたい)記憶を辿ると……どうやら『海底超特急マリンエクスプレス』らしい。

しかし、1979年というとワタシはまだ幼稚園生であり、もうちょっと後の気もするのでちょっと自信がない。嗚呼、もう一度観たいものだ……とためしに検索をかけたら、なんと今年の6月にパッケージ化されてるじゃないの!!

しかも1000円以下の低価格。速攻で注文を入れた。

正直今ドキドキしている。『海底超特急マリンエクスプレス』は本当にあの衝撃を受けた作品なのか? 今、それを観て SUGEEEEEE!! と楽しめるだろうか?

もうすぐ24時間テレビなんぞ見ず、手塚治虫のアニメと再会する週末がやってくる。

iPhone用初のAugmented Reality(拡張現実)アプリがApp Storeに登場 iPhone用初のAugmented Reality(拡張現実)アプリがApp Storeに登場を含むブックマーク

現在ハイプ曲線急上昇中のAugmented Reality(拡張現実)だが、これまでこの分野のアプリのデモ動画はいろいろみたが、ReadWriteWeb によると App Store で実際に売られる iPhone 用 AR アプリが初めて出たらしい。これまでなかったの?

そのアプリは Metro Paris Subway というもので、さっき試したら日本からでも115円で買える。しかし、アプリの性質上日本にいる人が買っても意味がないアプリみたいなのが残念。

まぁ、動画で雰囲気を掴んでくださいな。

[] やはりハヤカワ新書juiceが興味深い  やはりハヤカワ新書juiceが興味深いを含むブックマーク

ハヤカワ新書juiceについてはジョナサン・ジットレインの『インターネットが死ぬ日』が出たときに取り上げているが、このシリーズから『ウィキペディア・レボリューション』という本が出るのを知る。

あれ? 同じような本が以前出てなかったっけと記憶を辿ったら岩波書店から出た『ウィキペディア革命』だった。

書名的にはほぼ同じだが、著者も訳者も違うから別の本なのだろう。

ハヤカワ新書juiceからは既に『ロングテール(アップデート版)』(asin:4153200042)や『クラウドソーシング』(asin:4153200018)といった Web 2.0 方面の理論的バックボーンとなった本が出ており、かなり分厚い本を新書と言い張るセンスを含め(笑)なかなか興味深い。

[][] WikiPatternの日本語訳  WikiPatternの日本語訳を含むブックマーク

第7回Wikiばなにおける児玉サヌールさんの Lightning Talk での紹介がきっかけとなって Wikipatterns.com の日本語訳が進んでいる。

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これぞ Wiki 的だし、元サイトが CC ライセンスで公開されているのももちろん大きいね。

Wikipatterns

Wikipatterns

[] 過小評価され忘れられたSF映画トップ10  過小評価され忘れられたSF映画トップ10を含むブックマーク

どんな映画がリスト入りしているかと思いきや、トップ3は普通に名作扱いされとるやろ! ……と言いつつ、1位の『ストーカー』をはじめとして確かに観てない映画が多い。

  1. アンドレイ・タルコフスキー『ストーカー』(asin:B00006RTTS
  2. テリー・ギリアム『未来世紀ブラジル』(asin:B0026O1JI0
  3. アンドリュー・ニコル『ガタカ』(asin:B0022F6LN6
  4. ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ『ロスト・チルドレン』(asin:B00008453O
  5. アレックス・プロヤス『ダークシティ』(asin:B00154QSTM
  6. デヴィッド・クローネンバーグ『イグジステンズ』asin:B000PJZYSY
  7. デヴィッド・トゥーヒー『ピッチブラック』(asin:B000PJZYSO
  8. カート・ウィマー『リベリオン』(asin:B0000C4GMN
  9. ウォルフガング・ペーターゼン『第5惑星』(asin:B000E42Q0O
  10. マイケル・ウィンターボトム『CODE46』(asin:B000EQIQDI

『ガタカ』は良い映画だよねー。ラストの検尿の場面でどーっと涙が出たのだが、検尿に涙する映画なんて他にないぜ!(笑) 後から観直したら、この検査官役が『24』のメイソンの人だったりした。

ネタ元は Digg

2009-08-24

万引き犯人画像晒しで思い出した呉智英の「万引きテープと職業の貴賎」 万引き犯人画像晒しで思い出した呉智英の「万引きテープと職業の貴賎」を含むブックマーク

このニュースを見たときに、どこかで似た話を読んだ覚えがあったなぁと記憶を辿ったら、呉智英の「万引きテープと職業の貴賎」だった。

周辺情報を予め書いておくと、この文章は「月刊Be-Common」(日本放送出版教会)に1991-1992年に連載された時評コラム「シニカルな暴論」の一篇であり、『サルの正義』に収録されている。

サルの正義 (双葉文庫)

サルの正義 (双葉文庫)

「万引きテープと職業の貴賎」は、1992年2月に、福島県いわき市の書店主が、横行する万引きに手を焼き、万引き犯人の映った監視カメラのビデオテープを「ザ・万引き」と銘打って販売したニュースに関するものである。

このビデオテープに中学生が5人映っているのを福島地方法務局が問題視し、販売中止を指導した……のだが、その後の雑誌記事によると書店主は今なお自信をもってテープを店頭に並べていたらしい。呉智英は以下のように書く。

 いいねぇ。こういうの、私は好きだ。

 まず第一に、言い分がもっともである。万引き程度だから真剣に謝れば許す。しかし、この中学生たちには悪びれた様子もない。自衛は当然だ、と言うのだ。

 第二に、やり方が面白い。刑法上の容疑者や被告の顔がビデオにして公開したら人権問題になるだろうが、この犯人は実は法律的には犯人ではない。ただの人である。ただの人をビデオに撮って公開しても、それは七五三の風景や休日の歩行者天国を撮影してテレビ放映しているようなものだから、全然人権問題にはならないはずである。現在の人権論議が、犯人だから人権を守れという逆転した論理になっている状況がよく反映されている。もちろん、ただの人にも肖像権はあるから、彼らの側から民事訴訟を起こすことはできる。しかし、そのためには自分が万引き犯人であることを公表しなければならない。この店主、なかなかうまいところを突いたものだ。(引用者注:書籍では強調部分は傍点)

「万引きテープと職業の貴賎」はこの後、この事件が期せずして「職業に貴賎はない」という公理に亀裂を入れかけていることを指摘し、「万引きテープを売っている書店主は、ちょうどこの人権思想の遵法闘争を展開しているのだ」と著者お得意の人権思想批判につながっていく。

呉智英はワタシ自身影響を受けた思想家で、『サルの正義』はその彼の著作でも一番好きなものだが、この「万引きテープと職業の貴賎」の後半部はちょっと強引に思えたし、今回再読してもやはりそうだった。

そのあたりは「シニカルな暴論」ということでよいとして、岡山市北区のコンビニエンスストアの店主も、画像を店内に掲示するだけでなく万引きプロマイド(?)とでもいって売り物にしていたらどうだったろうか。

もっともこの記事を読む限り、万引き中学生の保護者は店主に謝罪する(子供に謝罪させる)どころか画像掲示に抗議したようで人権思想もへったくれもない感じではあるが。

一流プログラマーたちがその匠の技を語る『Coders at Work』 一流プログラマーたちがその匠の技を語る『Coders at Work』を含むブックマーク

O'Reilly Radar で知ったのだが、『実践Common Lisp』(asin:4274067211)の著者である Peter Seibel が15人もの一流プログラマーにインタビューを行なった Coders at Work: Reflections on the Craft of Programming という本が来月出る。

screenshot

インタビューされてる15人もの一流プログラマーだが、ドナルド・クヌースをはじめとして NetscapeMozilla でおなじみ Jamie Zawinski や「プログラミングを独習するには10年かかる」の Peter Norvig や Guy Steele や Brad Fitzpatrick とかすごい名前が並んでいてこれは面白そうだ。邦訳を期待したい。

書名や装丁が『Founders At Work』を模しているが、シリーズ化されるのかな。

Coders at Work: Reflections on the Craft of Programming

Coders at Work: Reflections on the Craft of Programming

[][] カート・スミスが共有の(音楽的)価値を語る  カート・スミスが共有の(音楽的)価値を語るを含むブックマーク

Tears For Fears のカート・スミスが GOOD のインタビューで共有の価値について語っている。

はじめてレコード契約を交わした30年前と現在の違いについて、主にインターネットが可能にしたものについて語っている。フィルタリングやマネタイズという難題を踏まえながらインターネットがもたらした変化に肯定的で、割と標準的な意見と言える。

インタビューイCreative Commons のクリエイティブ・ディレクターの Eric Steuer だが、カート・スミスはソロアルバムをCCライセンスで公開しており、そうした見解なのは当たり前とも言えるが。

アーティストは常に人々と共有することを目的にしてものを作ってきたし、その理念はずっと昔にさかのぼる。もし音楽を書いたら、外に出て街角なりクラブでそれを演奏しただろう。音楽を聴いてほしいし、それを人々と共有したいんだ。つまり、アートを作る一番の理由はそれを人々と共有することだと僕は思うんだ。そもそも僕は自分のためだけに音楽は作らないし、それを他の人たちに聴いてほしいし、分析してほしいし、それにのめりこんでいろいろなテクスチャーや歌詞のいろんな意味に気付いてほしいんだ。

インタビュー音声も公開されてるよ。ネタ元は Boing Boing

Shout: The Very Best of Tears for Fears

Shout: The Very Best of Tears for Fears

[] モンティ・パイソン結成40周年記念コメディ特別講義「空飛ぶBBC帝国」  モンティ・パイソン結成40周年記念コメディ特別講義「空飛ぶBBC帝国」を含むブックマーク

今年がモンティ・パイソン結成40周年なのは以前お伝えしたが、それを記念した楽しそうなイベントが来月開催される。

「空飛ぶBBC帝国」とのことで、パイソンズの仕事を中心に、『リトル・ブリテン』や『マイティ・ブーシュ』といった近年の傑作コメディも紹介されるようだ。

進行役がモンティ・パイソンの著書、訳書で知られる須田康成、ゲストが松尾貴史宮沢章夫とのことで文句なしの方々である。

ご存知の方も多いだろうが、松尾貴史さんのカレー店cafe 般゜若と須田康成さんのお店スローコメディファクトリーは下北沢のお隣同士で、ワタシも少し前に上京した際に足を運んだ。

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般゜若のチキンカレー。

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ワタシが出向いたときは須田さんがいらっしゃらなかったので適当に本読んでました。

本題に話を戻すと、今回の特別講義では『リッピング・ヤーン』も流れるとのことで、ワタシはこれをパイソニアンの友人から一部入手しているが、これも日本で DVD 化されないもんかな。

mohrimohri 2009/08/24 14:40 『Founders At Work』はホントどうしちゃったんでしょうね

yomoyomoyomoyomo 2009/08/24 22:10 ホント「どこ行ってしもうたんや…」と言いたくなりますねぇ

2009-08-20

品格は果てしなく 〜 この一年の「品格本」リストとその決定的タイトル 品格は果てしなく 〜 この一年の「品格本」リストとその決定的タイトルを含むブックマーク

およそ一年前に夏休みの自由研究として「品格本」リストを作ってみたのを思い出し、その後の一年ではどうだろうと調べてみた。

さすがに「品格本」も下火だろうと思っていたがとんでもない。まったく懲りずに「品格本」は量産されていた。この一年で刊行されたのをざっと挙げてみる。

  1. 名古屋の品格 (学研新書)
  2. 弁護士の『品格』 ある「占有屋」の弁護士の場合
  3. 官の品格―公務員へ贈る108のメッセージ
  4. 学生の品格―日本ベンチャー大學開学決定!
  5. 文章の品格
  6. マッド・アマノの「謝罪の品格」 (平凡社新書)
  7. 横綱の品格―常陸山と大相撲の隆盛
  8. 地方の品格―房日新聞「展望台」からのメッセージ
  9. 経営者の品格―今こそ問われるリーダーの人間力! (プレジデント・クラシックス)
  10. 教師の品格
  11. 名将の品格 (生活人新書)
  12. 離婚の品格
  13. 薄毛の品格
  14. 校長の品格
  15. 研究者の品格―科学・工学の倫理
  16. 会社員の品格?絶対にマネしてはいけない125人のバカ (講談社+α文庫)
  17. B型の品格―本音を申せば
  18. 猫の品格 (文春新書)
  19. フェチの品格 (バンブー・コミックス NAMAIKI SELECT)
  20. 遊びの品格
  21. 池田大作の品格〈PART2〉創価テロリズムを許すな
  22. リゾート軽井沢の品格

もうここまでくると何でも品格といった趣きだが、呆れて終わったのでは芸がない。

実はワタシは以前から『社畜の品格』というタイトルで新書を出せばかなり受けると思っているのだが、どうだろうかこの釣りタイトルは。

日本人の自己卑下とその裏返しの尊大さに見事に表現していると思うのだが、さすがにこれで一冊書きたいと思う人はいないか。

[] Wikimania 2009が今月開催される  Wikimania 2009が今月開催されるを含むブックマーク

Creative Commons のブログで知ったが、Wikimedia 財団の国際会議である Wikimania が今月末開催される。

screenshot

今回はアルゼンチンでの開催だが、面白いのは「多言語主義の精神に則り、会議はスペイン語と英語の両言語で行われる」ことをうたっていること。

[] ルービックキューブでアルバムジャケットを再現してみた  ルービックキューブでアルバムジャケットを再現してみたを含むブックマーク

こういうの大好きだなぁ。分かるところまで挙げていくと、再現しているのは上から以下のアルバムね。

The Best Of The Doors

The Best Of The Doors

Bad (Spec)

Bad (Spec)

Boys Dont Cry

Boys Dont Cry

Is This It

Is This It

Country Life-remastered

Country Life-remastered

ネタ元は Boing Boing

[] グッバイ、レーニン!  グッバイ、レーニン!を含むブックマーク

グッバイ、レーニン! [DVD]

グッバイ、レーニン! [DVD]

本国ドイツでは歴代興行記録を更新した映画だそうで、もっとも日本人のワタシの目からみればベルリンの壁崩壊前に危篤状態となり、東西ドイツ統一を知らないまま意識が戻った彼女にショックを与えないように奮闘するという設定にも無理がいくつも目に付いた。主人公の母親がまだ若々しいのもヘンな感じがする。逆に言えばそうしたところも気にならないくらいドイツ人に深く刺さる題材なのだろう(ジークムント・イェーンの使い方とか)。

個人的に好ましく思ったのは本作の抑制の効いた演出で、こういうのはドイツ人の国民性なのだろうか、とおおざっぱなことを考えながら観ていた。『甘い生活』のオマージュはちょっとやりすぎかと思ったが。

上記の通り本作はドイツで大ヒットし、東独ブームの一因になったようだが、『善き人のためのソナタ』が公開されると収まったと聞く。

2009-08-17

[][] 真夏のプリンス廉価版CD祭り  真夏のプリンス廉価版CD祭りを含むブックマーク

こないだの「ワタシが愛する洋楽アルバム100選」から980円以下のものを紹介しまくる企画はてなブックマークニュースで取り上げられるなどかなりなブックマーク数を集めて正直呆れたのだが、これを調べる過程でプリンス殿下のアルバムがこないだ紹介した『Parade』以外にも相当数980円以下なのを知ったので、まとめて紹介しておく。

今では「殿下」と言っても通じないのかもしれないが、80年代の音楽シーンでイノベーションを一手に引き受けた人である。彼の場合、イメージの問題で食わず嫌いの人も多いかと思うので、これを機に聴き始めるのもいかがだろうか。

殿下が現在杖なしでは真っ直ぐ立つことさえできない話も以前紹介したが、そのあたりなんとかならんものかと思う。

PRINCE

PRINCE

セルフタイトルのアルバムの本作(ただしこれは2ndアルバム)から "I Wanna Be Your Lover" というヒット曲が出たし、バラードの佳作 "With You" なども入っている。

今聴くとシンセ主体で全体的におおらかな印象で微笑ましい。彼のアクの強さが苦手な人にお勧めなアルバムかもしれない。

DIRTY MIND

DIRTY MIND

このあたりから歌詞に露骨にセックスを持ち込むようになっている。ピーター・バラカンが最初にこのアルバムの "Head"(フェラチオの意味)を聴いて、歌詞に拒否反応を示してしまったことを『魂(ソウル)のゆくえ』に書いてたっけ。

"Uptown" にはじまり、その "Head" を含むB面が好き。

CONTROVERSY

CONTROVERSY

前作に続いてイメージ戦略をはっきり打ち出すようになったアルバムで、タイトルからしてそのあたりに意識的だったことが分かる。アルバムトータルのまとまりも本作あたりから強くなってきた。

Around the World in a Day

Around the World in a Day

前作『Purple Rain』により世界的スターとなった直後に驚くほどストイックにプロデュースされた本作を出したことで、売り上げの低下と反比例して天才の評価を確かにした。

誰もが持つ心の聖域を歌った "Paisley Park" はワタシが殿下の好きな曲ベスト3に入るし、"Pop Life" も何度聴いてもゾクゾク来る。

LOVESEXY

LOVESEXY

『Black Album』の突然の発売中止でゴタゴタした後に全裸になっちゃったアルバムジャケットを見てちょっと辟易したのを覚えているが、これも名作の一つ。怒りに満ちたファンクアルバム『Black Album』の反動と言える音世界は売り上げをさらに落としてしまったが。

そういえば本作のCDは、全9曲が1曲として設定されていたが(CDという媒体に懐疑的だったらしい)、それは現在のリリースでも同じなんだろうか。

Batman - O.S.T.

Batman - O.S.T.

本当はセールス不振のためリリース間隔をあけるはずが(だってこの人はおよそ10年間毎年アルバムを出してきたのだ!)、制作中の『バットマン』のセットに入った途端盛り上がってしまい出来たアルバムらしい。

本作は久方ぶりの大ヒットとなったが、今冷静に "Batdance" を聴くと何でこれがそんなに売れたのか不思議になるムチャな曲である。

DIAMONDS & PEARLS

DIAMONDS & PEARLS

このアルバムは発表当時の「もう彼はイノベーターではなくなった」という怨嗟のようなレビューをいくつも読んでいたためリアルタイムに聴いてなかった。しかし、本作が90年代では一番売れたアルバムのはず。

Come

Come

ジャケットに Prince 1958 - 1993とまるで墓碑銘のように書かれている。当時所属していたワーナーとの確執や改名騒動などあり、プリンス名義の最後のアルバムになるのではないかと当時言われた。

そんな喧騒をよそに波の音が曲間で使われる落ち着いて聴けるリラックスしたアルバムで、1曲目の "Come" と9曲目の心地よい "Letitgo" が特に好きである。

……とこれで終わればいいのに、何故かその後女性がオーガズムに達するあえぎ声が1曲分入っていて、これがアルバムの印象を悪くしている。天才の考えることは分からんよ。

[] デイヴ・ワイナーがブログ回帰を提唱「毎週金曜日はブログ書こうぜ!」  デイヴ・ワイナーがブログ回帰を提唱「毎週金曜日はブログ書こうぜ!」を含むブックマーク

こないだ WIRED VISION に「敢えてブログは重要だと言いたい」を書いたのだが、偶然にも Dave Winer がブログ回帰について書いている。

Facebook による Friendfeed 買収のニュースが出た後、Friendfeed にかなり入れ込んできた Robert Scoble に Scoble, your blog still loves you とブログに戻ってこいやと声をかけ、続けて Every Friday, rain or shine! で毎週金曜日はブログ書こうぜ! と読者によびかけている。

もっとも #blogpostfriday という Tiwtter ハッシュもあわせて提唱しているのが今風なのだが。

そういえば Robert Scoble については、TechCrunch も昨年末「Robert ScobleのFriendfeed中毒は重症―そろそろリハビリが必要だ」という記事をわざわざ書いていたが、Scobleizer ってそんなに優れたブログかねとも正直思うのだが。

新興技術のハイプ曲線2009年版:クラウドコンピューティングは今が山 新興技術のハイプ曲線2009年版:クラウドコンピューティングは今が山を含むブックマーク

ReadWriteWeb で知った記事だが、このハイプ曲線は面白い。

ガースナーの見立てによると、ハイプの頂点にあるのがクラウドコンピューティングと電子ブックリーダーで、ソーシャルソフトウェアやマイクロブロギングは峠を越して下がり気味。

今ハイプの曲線を急激にのぼっている Augumented Reality(拡張現実)があるのにニヤリとしてしまった。一方現在底にあるのは RFID とのこと。ふーむ。

Lang-8には生き残って欲しい Lang-8には生き残って欲しいを含むブックマーク

はてな読みで知ったのだが、語学学習SNSの Lang-8 がなかなか厳しい状態にあるらしい。

このご時世厳しくないところのほうが少ないのだが、Lang-8 に関して言えば、喜洋洋さんと昨年二度お目にかかる機会があり、そのたびにここでも Lang-8 を紹介しているが、喜さんには好感を持ったし、正直に書くと増資のニュースを聞いたときは、一声かけてくれればのったのにと思ったものである。

いずれにせよ Lang-8 には生き残ってほしい。

2009-08-11

[][] WIRED VISIONブログ第65回公開  WIRED VISIONブログ第65回公開を含むブックマーク

WIRED VISION ブログに「敢えてブログは重要だと言いたい」を公開。通常は毎月第二木曜日に公開だが、今回は夏期休暇のため火曜日に公開となった。

何か野暮ったらしいタイトルだが、飲みに行く用事があるため昨日の午後二時間で原稿を書く必要があり、タイトルをひねる余裕がなかった。

で、実際には飲みの用事は入らなかったのだが、おかげで二時間で原稿をあげられたのでよしとする。ライターの人だとこの程度で二時間? と笑われるかもしれないが、ワタシ的にはこれは劇速の範疇に入るのだ。

今回はこないだもとりあげたスコット・ローゼンバーグの本について触れたが、以前なら訳させろと手を挙げたことだろう。しかし、今は時間的、体力的な理由でそう安請け合いできないのが悲しい。

Say Everything: How Blogging Began, What It's Becoming, and Why It Matters

Say Everything: How Blogging Began, What It's Becoming, and Why It Matters

クラウドは安全ではない?(それとも黒帽が我々を脅してるだけ?) クラウドは安全ではない?(それとも黒帽が我々を脅してるだけ?)を含むブックマーク

ここで挙げられている「クラウドの危険性」は誰でも思いつくものだけど、逆に言えばこの方面の専門家を名乗るなら、これらの疑問にさっと答えられるようにしておかないといけないということなのだろう。

  1. すべての卵が一つのかごに(データの集中)
  2. 他人が作ったサーバ設定を信用できるのか
  3. パスワードの信頼性
  4. クラウド内のデータ暗号化強度

これを受けて、ReadWriteWeb は Financial Times の記事の「クラウドベースの基盤サービスのセキュリティは1999年における Windows のようなもの」という評を引用して、確かにあるべき安全性には達してないが、直に改善するだろうという見通しを述べている。

まだ分かっていない人間の10の機能 まだ分かっていない人間の10の機能を含むブックマーク

こういうのを見ると、実は我々は自分たち人間について何も分かってないんじゃないかと途方に暮れてしまうが。この記事で挙げられている、それがある理由がまだよく分かっていない人間の機能、行為は以下の10個。

  1. 赤面
  2. 笑い
  3. 陰毛
  4. ティーンエージャー
  5. 利他的行為
  6. 芸術
  7. 迷信
  8. キス
  9. 鼻ほじり

何だそりゃと思った方は原文をあたってくだされ。ネタ元は Slashdot

[] 扉をたたく人  扉をたたく人を含むブックマーク

扉をたたく人 [DVD]

扉をたたく人 [DVD]

長年脇役専門だったリチャード・ジェンキンスが主役を務めた作品で地味な映画であることは予想できたが面白そうなので見て正解だった。確かに地味だったし力を入れて誉めるほどではないが、ワタシが好きな地味な映画だった。

リチャード・ジェンキンスというと最近では『バーン・アフター・リーディング』のキャストの中で唯一常識人にして、でもやっぱり最後暴走してしまう小心者を演じていたが、彼の存在が本作にはぴったりで、それも単に静かなだけでなく彼の顔がアップになると何をしでかすか分からん不穏さも感じるんだよね(笑)。

本作に9.11後に移民への締め付けが厳しくなった米国政府への批判があるのは間違いないが、それを声高に言い立てる映画ではなく、映像で端的に見せる演出も言葉を抑えた脚本はよく出来ていると思った。

物言わぬ権力に主人公がなすすべはないのだが、唯一主人公が感情を露にして食ってかかる場面は、以前町山智浩さんがアメリカ映画特電のサム・ライミの『ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル』の回で語っていた話につながるものがあると感じた。

最後空港で主人公に移民青年の母親がかける「ハビティ」という言葉にぐっときた。

2009-08-10

[] 第7回Wikiばなに参加した  第7回Wikiばなに参加したを含むブックマーク

「第七回Wikiばな 〜 Wikiの起源へ〜」に参加してきた。Wikiばな本編に参加するのは、実は第1回以来だったりする。

はっきりいってスケジュール的に参加できるわけがなかったのだが、江渡浩一郎さんの『パターン、Wiki、XP――時を超えた創造の原則』がすごく良い本だったので無理やり行くことにした。その判断は大正解だった。主な感想は参加者による報告リンク集から辿ってもらうとして、いろんな意味で刺激となる面白さに満ちたWikiばなになったと思う。

今回のWikiばなは日本オラクル青山本社の会議室で開催されたが、とてもゴージャスなところで、電源、無線LAN、そして無料の飲み物が完備された素晴らしい環境が揃ったことはとても大きい。

そして言うまでもないが、shino さんをはじめとするスタッフの働きなくして今回の成功はなかった。およそ2年ぶりの開催、ネット中継、過去と比べ物のならない参加者数を鑑みれば苦労はいかほどかと思うが大きな問題なく運営されたと思う。スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

さて、上に書いたようにとても刺激になったし大満足なのだが(建築や都市工学方面についてはもう少し足を突っ込んでみたい)、あえて注意点を挙げるなら、たださんが指摘する「スピリチュアル方向に落ちる危険」のあたり、あと神原啓介さん(id:kambara)らと終了後お話したときに指摘された「若い人が少なかった」という点。

後者については、今回は「Wikiの起源」というテーマもあると思うし、何から何までWikiばなに期待するのも無茶な話だが言われてみるとちょっと唸ってしまった。

こういう集まりは以前からネット上でご活躍を存じ上げていたがはじめて会う方々にご挨拶できるので、ワタシのような田舎に隠棲する人間にはありがたい。今回はsuchiさん、ワタシの真後ろに座っていた(びっくりした!)吉岡弘隆さん(id:hyoshiok)、森田尚さん小山哲志さん(id:koyhoge)など。神原さんもそうだな。それでも挨拶しそびれた方が何人かいて、それくらい今回のWikiばなは豪華だった。

なお、今回はワタシも Lightning Talk に参加した。yomoyomo 名義で公の場で話をするのは、2003年の @random 以来6年半ぶりで、そしてこれが最後になる。

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

[] Creative Commonsに寄付した  Creative Commonsに寄付したを含むブックマーク

ここ数年 Creative Commons に寄付させてもらっているが、CEO の Joi Ito から支援を求めるメールが来たので、今年もそういう季節かと寄付させてもらった。

昨年はどういう選択肢があったか覚えてないが、今年は150ドルのコースを選択した。

寄付関係では秋になったら MIAU に行う予定。

[] オリコン・烏賀陽裁判の和解について  オリコン・烏賀陽裁判の和解についてを含むブックマーク

旧聞に属する話題になるが、オリコンと烏賀陽弘道の間で争われていた裁判が和解という形で終結した。

当方は烏賀陽さんを支援するカンパ活動に寄付しているが、和解内容は妥当なものだと思う。正直ほっとした。

[] ディア・ドクター  ディア・ドクターを含むブックマーク

ディア・ドクター 【限定版】 <初回限定生産> [DVD]

ディア・ドクター 【限定版】 <初回限定生産> [DVD]

西川美和監督の映画は前作『ゆれる』が良かったので本作も映画館で観れてよかった。

最初笑福亭鶴瓶が主役と聞いて大丈夫かと思ったが、ちゃんと西川美和が手綱をとった映画になっている。でも、主人公は鶴瓶以外考えられない。過疎の村において、村民に過剰に頼られ称えられる描写と鶴瓶が眼鏡の奥にみせる不安そうな表情の対比がすごくよかった。

本作をみて西川美和って本当に実力のある映像作家だなと思った。前作以上にサスペンスの緊張感が最後まで途切れないし、あと彼女はセックスとかあんまり興味なさそうで、そうした意味で不安にならずに映画に集中できるのもありがたい。

前作との共通点は、地方に取り残された人間とその日常を支えるものをそれぞれ違った形でうまく描いているところか。

鶴瓶以外の役者では、『おくりびと』に続き余貴美子が存在感がある役で、この人すごい女優さんだよね。

前作の主役香川照之も一箇所あっと驚く場面を演じていて、この人のキモ凄さは異常だと痛感させられた。ただ彼が胃カメラ飲む場面の鶴瓶との絡みの台詞がよく聞き取れなかったのが残念。

八千草薫は、ワタシがその存在を認識したときから「可愛いおばあさん」だったが、本作では純粋に「おばあさん」だった。農作業の手を止めた八千草薫に鶴瓶が白衣を振る最後あたりの場面は少し震えた。

『ゆれる』も本作も登場人物の笑顔で映画が終わる。いずれも単純なハッピーエンドからはほど遠い。でも何か救われるものがあった。

ディア・ドクター×西川美和

ディア・ドクター×西川美和

2009-08-06

[][] 「ワタシが愛する洋楽アルバム100選」から980円以下のものを紹介しまくることにする  「ワタシが愛する洋楽アルバム100選」から980円以下のものを紹介しまくることにするを含むブックマーク

一年以上前に「ワタシが愛する洋楽アルバム100選」なるものを公開した。

今見直すと「なんでこれが入ってあれが入ってないんじゃ!」というアルバムがぽろぽろ浮かんで頭を抱えたくなるが、まぁ、それは公開前から予想できていたことである。

以前からここでは Amazon で980円以内で買えるアルバムを紹介する「Amazon980円劇場」をやっていて(元々は輸入権問題でむかついて始めたものだったっけ)、今年の円高基調により、100選の中で条件に該当するアルバムが結構あるのに気付いたので勢いでざっと紹介しまくることにする。

Kind of Blue

Kind of Blue

まさに定番中の定番だが、これがワタシにとってのジャズの規範になっているように思う。ビル・エヴァンスのピアノが好き。


Highway 61 Revisited (Reis)

Highway 61 Revisited (Reis)

"Like a Rolling Stone" をはじめとしてディランの攻撃的な部分がよく出ていて、一般に最高傑作とされる『Blond On Blond』よりずっと好き。


Music From Big Pink

Music From Big Pink

このアルバムについては紹介済み。ロビー・ロバートソンが完全に主導権を握る前の雑多な感じが良い。


Pearl (Exp)

Pearl (Exp)

ジャニスの遺作にして "Me & Bobby McGee" の全米1位シングルを生んだが、全曲粒揃い(しかも大粒)。特にラストの "Get It While You Can" は「愛は生きているうちに」という邦題に恥じない盛り上がり。


TAPESTRY

TAPESTRY

"Natural Woman" や "You've got a friend(君の友だち)"などカバーバージョンで知る人も多いだろうが、オリジナルも是非聴いてほしい。パーソナルでありながら普遍的な「うた」ばかり。


Blue

Blue

70年代のジョニ・ミッチェルのアルバムはどれも水準が高いが、後のジャズに傾倒した作品より本作のほうが入りやすいと思う。彼女は画家でもあるのでどのアルバムもジャケットのアートワークが良いのだけど、本作は特に美しい。


THERE'S A RIOT GOIN' ON

THERE'S A RIOT GOIN' ON

これも紹介済みだが、やはりこのアルバムは星条旗のジャケットでないと! でも、「最高のファンクアルバム」と聞いて最初このアルバムを聴いたときは、自分の頭の中の「ファンク」との落差にかなり困惑したなぁ(笑)


Who's Next

Who's Next

未完成に終わった『Lifehouse』プロジェクトから生まれた不本意なアルバムのはずなのに最高傑作なのだから、要はこの時期彼らがピークにいたということだろう。シンセサイザーが極めてロック的に大胆に導入されている。キース・ムーンのいかにも彼らしいカオス的ドラムが輝いた最後のアルバムかもしれない。


ON THE CORNER

ON THE CORNER

こちらはジャズというよりクラブサウンドとして愛聴したアルバム。実はマイルスはあんまり吹いてないのに参加メンバーがほぼ全員「オレがマイルス」状態で演奏していて、とにかくリズムが心地良い。アートワークに見られるユーモアも印象的。


Dixie Chicken

Dixie Chicken

聴いていて本当に気持ちの良い音で、特にリズムの独特のニュアンスが素晴らしい。昔あるバーで、そろそろ出ようと言うベンジャミンを制してこのアルバムに聞き惚れていたら、兄と鉢合わせしたという悪夢の思い出がある。


Blow By Blow

Blow By Blow

全編インストに舵を切ったターニングポイントのアルバムだが、後のフュージョン色の濃いものより本作のロックとポップとソウルが微妙なバランスを保つ感じが好き。やはりジョージ・マーティンは偉大だし、"Scatterbrain" を聴けばベック先生の天才が分かる。


Pretender

Pretender

このアルバムも紹介済みでそこに言いたいことは書いたが、ちょうど今が「人生に対する一種の呪詛」であるタイトル曲にぴったりな季節である(ワタシの中で)。


Desire (Reis)

Desire (Reis)

映画化もされたルービン・カーターを歌った "Hurricane" の攻撃性に痺れた。正直ディランのサウンドってワタシにはそんなに合わないのだが、ちょうどローリングサンダーレビューなど意欲的な活動を行なっていた時期のカオスといびつさがよいひっかかりとなっているようだ。


Jaco Pastorius

Jaco Pastorius

アルバム100選を公開したとき、勘違いしてソロ二枚目の『Word of Mouth』を選んでいたのだが、入れたかったのはこっち。20代半ばにして錚々たるメンツを招いてこれほどのアルバムを作るとはやはり彼は天才だったとしかいいようがない。


THE NIGHT FLY

THE NIGHT FLY

元々 Steely Dan が好きなことを差し引いても、自分でも不思議になるくらいこのアルバムが好きである。これより総体的に優れたアルバムはいくらでもある。しかし、全体を通して完全に現実逃避できるアルバムはワタシにとってこの一枚だけである。曲、歌詞、ジャケット……すべてが好き。


Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon

Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon

最高傑作となるとこの次のアルバムだろうが、個人的には一番衝撃を受けた作品。最初聴いたときはA面のメドレーのような展開に「こんなヘンな音楽がポップミュージックとして流通してるなんて!」と感動したものである。


It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back

It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back

フジロックでのパフォーマンスも評判が良いパブリック・エナミーだが、このアルバムが80年代ヒップホップの金字塔なのは間違いなく、昨年 Don't Look Back で再演している。


STONE ROSES

STONE ROSES

今年はリリースされて20周年ということで6枚組だかのとんでもない編集盤もリリースされる。何度も書いているが、端的に言ってこのアルバムは音楽というより魔法である。


Mama Said

Mama Said

このアルバムも紹介済みでなんか悪口ばかり書いているが、この頃はアホみたいに良い曲ばかり書いていたんだなと思う。


Dusk

Dusk

ジョニー・マー参加第一作の前作も良いが、一番好きなのは恐るべき真面目さに貫かれた本作で、そのガチなアルバムの最後の "Lonely Planet" の開放感は格別のものがある。

2009-08-03

[] YAMDAS更新(オレはマフィアが恋しいよ)  YAMDAS更新(オレはマフィアが恋しいよ)を含むブックマーク

Technical Knockoutオレはマフィアが恋しいよを追加。Derek Sivers の文章の日本語訳です。

またしても Derek Sivers の文章の日本語訳だが、原文はちょっとした分量にも関わらず読者の琴線に触れたようで、本文執筆時点で377個ものコメントを集めているので訳してみた。

ちょうど彼のブログがクリエイティブ・コモンズの表示ライセンスを明示するようになり、翻訳に連絡が必要なくなったのもありがたいことである。

[] RFIDは空港でゆっくりと普及中?  RFIDは空港でゆっくりと普及中?を含むブックマーク

空港で荷物を預けて目的地の空港で受け取るというのは、日本ではごくごく当たり前の感覚だが、アメリカとかだとその当たり前すらおぼつかないというのは言われる話で、映画『ミート・ザ・ペアレンツ』(asin:B001RN8W7W)でもそれがネタになっていたし、紛失までいかなくても航空会社の荷物の扱いがひどいというのは、空港でギター壊されたことを歌ったビデオが YouTube で大当たりなんて話を読んでも想像できることだ。

ReadWriteWeb の記事は RFID タグをつけて荷物の trackability を確保する話で、RFID を利用している航空会社は11%とのことでまだまだ普及は道半ばであるが、こうでもしないと荷物紛失は防げないということか。

よくわかるRFID―電子タグのすべて

よくわかるRFID―電子タグのすべて

[] カンヌで話題になった制作費7000円のゾンビ映画続報  カンヌで話題になった制作費7000円のゾンビ映画続報を含むブックマーク

カンヌ国際映画祭で制作費7000円のゾンビ映画が話題になった話を以前紹介したが、その監督のインタビューが CNN にあるのを Digg で知った。

まずは本国イギリスで公開されるようだが、まだ国際配給は決まってないとのこと。ゾンビの視点から描いたゾンビ映画なんて面白そうだから誰か日本に買い付けてくれないものか。

YouTube に公式アカウントもできているので(案の定 Twitter アカウントもあった)、そこから予告編を紹介しておく。

D

監督は既に次回作に着手しており、第二次世界大戦時代を舞台にしたホラーらしい。さすがに今度は制作費7000円とはいかないようで資金調達中とのこと。

[] 『アビイ・ロード』にインスパイアされたアルバムジャケットが40枚以上……  『アビイ・ロード』にインスパイアされたアルバムジャケットが40枚以上……を含むブックマーク

以前アビーロードで思わず「アビーロードごっこ」をしてしまう観光客を捕えた映像を紹介したことがあるが、ビートルズのラストアルバム『アビイ・ロード』のジャケットはいろんなバンドのジャケットに影響を与えている。

上記記事はそんなジャケットをずらっと並べたもので、その数は40を越える……ポール・マッカートニーによるセルフパロディーとレッチリの靴下チンポは知っていたが、こんなにあったとはねー。

ネタ元は Digg

ABBEY ROAD

ABBEY ROAD

Paul Is Live

Paul Is Live

Abbey Road Ep

Abbey Road Ep

[][] The Clash, London Calling  The Clash, London Callingを含むブックマーク

ここでも何度も紹介しているカバー曲専門ポッドキャスト Coverville でときどきやるロックの名盤をまるごとカバー曲で再現する企画をクラッシュの『London Calling』でやっていて(たださすがにこのアルバムの場合全曲は無理だったようだ)、調べてみたらこのロック史に残る名盤が800円台で売っていた。というわけで急遽Amazon980円劇場のはじまり。

London Calling

London Calling

本作がいかに素晴らしいかとかいまさらワタシが語るまでもないが、レゲエ、スカ、ブルース、ソウル、ロカビリーなど様々な音楽を見事に血肉化したパンクロックである。

最初聴いたときは正直暑苦しいなぁと思ったものだが(クラッシュ全般に対して)、やはりこれが彼らのアルバムで一番好きである。

今年は本作が発表されて30年になり、ジョー・ストラマーが死んで7年になるんだなぁ……

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